ToLoVEる×仮面ライダーウィザード   作:べリアル閣下

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第六話です。
この間友人からダークネスを借りて読んでます。


守るべきもの

 彩南高校教室不信爆発が無事終わり、リト達は不信になり、確かめた。

 リト「奴の言ってた事は本当みたいだな。」

春奈「どう言う事?」

リト「これを見てくれ。」リトが出したのは、小さい箱の様な物だった。

ララ「それは?」

リト「ちょっと・・・・・・・調べてみるか。」リトは小さい箱みたいな物を調べてみた。すると、たくさんの導線が何色にもあった。

 リト「こいつは爆弾だ。ファントムが作った物だ。」

ララ「爆弾!?」

リト「しかも・・・・・・・うまい具合に何か仕掛けがあるな。」それは、小さい粒があった。

コヨミ「ファントム!?」

ララ「この小さいかけらが?」

リト「奴の言うとおり・・・・・・あいつが火打ち石を叩いた時、爆発するんだ。そのトリックがこれか。」

コヨミ「リト!ファントムはどこかにいるから油断しないで!!」

リト「分かった。」

 

 ファイヤー「まずは王手をかける・・・・・・・・」

コーヴァス「どう?そろそろ絶望させる事ができるかしら?」

ファイヤー「できるさ・・・・・・なぜなら・・・・・・俺の遠隔操作火打ち石はかなりの実績を持っているからな。」そう言うとファイヤーは姿を人間に戻り、消防隊員の姿に戻った。

ファイヤー「これからあいつは家族を失うんだ!」

 リヴァイアサン「一つ気になる事がある。ファイヤー・・・・・・」

ファイヤー「なんだ?」

リヴァイアサン「俺の妹を巻き込んでないだろうな?」

ファイヤー「大丈夫です。規模は小さめにしたから。」

リヴァイアサン「そうか・・・・・・・だったらいい。」

ファイヤー「御意。」

 コーヴァス「どうしたいきなり。」

リヴァイアサン「何でもねえ。」

リヴァイアサン(結城・・・・・・・すまねえ・・・・・・唯の事・・・・・・頼む。)

 

 リト「これがさっきの爆発の原因だ。」

咲「これが!?」

リト「奴は遠距離から火打ち石を叩き、遠隔操作で爆発させる。つまり、次に爆発させる場所が君にとって大切なところだと思う。」

コヨミ「教えて!あなたにとって希望は!」

 咲「私の希望は・・・・・・・家族。」

リト「家族。」

咲「私のとって家族は私の希望。」

コヨミ「家族・・・・・・・」

ララ「コヨミちゃん?」

コヨミ「なんでもない!大丈夫。」

 

 咲「私のお父さんとお母さんは・・・・・・・いつも働いていて、それにいつも笑顔だったから・・・・・・・私、いつもマネしてたな~・・・・・・」

リト「そうか・・・・・・」

輪島「家族か・・・・・・」扉の向こうで輪島が覗いていた。

輪島「私もリト達と出会って家族になった感じだったな。」

 リト「おっちゃんはなにしているんだ?」

輪島「あれ?聞こえてた?」

リト「ばればれ。」

輪島「あやまぁ・・・・・・」

 

 翌日

 リト「今日は学校休みだ。」

輪島「なんで?」

リト「不信な爆発のせいで今日は臨時休業。」

コヨミ「でも、これでゲートを守る事ができるよ。」

ララ「それにしても・・・・・・昨日のニュースが出ているよ。」テレビ画面に映っていたのは、彩南高校の教室だった。

 キャスター「昨日あった彩南高校教室の爆破事件。警察が調べたところ、謎の小さい箱が現場にあったのが発見されました。」

リト「昨日のニュースか。」

ナナ「すっごい響いたからさ~避難したよ。」

モモ「けが人は出なかったらしいし。」

美柑「そんなニュースがあったんだ。行ってきまーす。」

輪島「行ってらっしゃい。

 

 リト「とにかく今日はゲートを守るのが優先だ。俺は咲さんのところへ行ってくる。」

コヨミ「行ってらっしゃい。」リトはヘルメットをかぶり、マシンウィンガーに乗ってゲートの咲のところに向かった。その時、「ピンポーン」リトがいなくなった時、誰かがインターホンを押した。

 輪島「はーい。」輪島が出るが、誰もいなかった。しかし、そこに何かが入っている箱があった。

輪島「これは・・・・・・」開けると、そこに赤く輝く宝石が入っていた。

輪島「魔法石?」

 

 リト「とりあえず・・・・・・・今日は咲さんの様子を見に行くか。」リトはマシンウィンガーを走らせながら考えていた。その時、「ドゴーン」またあの爆発が起きた。

リト「またかよ!?」リトは煙が上がっている方角を見た。

リト「あそこか!」リトはすぐに方向を変え、すぐに現場に向かった。

 リト「奴か!遂に動きだしたな!!」

古手川「結城君?」

リト「古手川!今はちょっと話せないな!!!」

古手川「ちょっと待って!!?」

 

 ファイヤー「ひゃーひゃひゃ!!来たぞー!!」

咲「そんな・・・・・・」

ファイヤー「これから絶望するんだ!!」

咲「そんなの嫌だよ!」その時、リトが燃え盛る咲の家に着いた。

 リト「ちょっといいですか!」

消防隊員「何だ君は!?」

リト「知り合いが大変なんです!すぐに行かせてください!」

消防隊員「君は離れてください!!」

リト「くそー・・・・・・こうなったら!!」リトは右手の指輪を変え、ベルトにかざした。「ミニマム プリーズ」リトは小さくなり、燃え盛る家に入った。

リト「あっち!?」

 

 ファイヤー「さぁ絶望しろ!!絶望してファントムを生み出せ!!」

咲「いやーーーーー!!!!」その時、数発の銃弾がファイヤーに当たった。

ファイヤー「誰だ!!??」

リト「俺だ!!」

咲「結城君!!」

リト「俺が守ってやる。」

リト「俺が最後の希望だ。」そう言うと、リトは右手をウィザードライバーにかざした。「ドライバーオン プリーズ」そして、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、青い方の指輪を左手に着けた。

リト「変身!」「ウォーター プリーズ スイースイースイスイスイ!」ウィザードはウォータースタイルに変身し、周りの炎をかき消した。

 リト「さぁ・・・・・ショータイムだ。」

 

 ファイヤー「この野郎!!」ファイヤーは手から炎の剣を取り出し、振り回した。ウィザードはウィザーソードガンを構え、攻撃を防いだ。そして、二人は飛び、いつの間にか河川敷に着いた。

 リト「お前!何故そんなに爆発させるんだ!?」

ファイヤー「決まっている!楽しいからだ!!!」

リト「楽しいだと!?」

ファイヤー「爆弾作りは最高だよ!!俺は消防隊員だけど、ほとんど自分が爆破させ、それを消す消防隊員がサイコーのスパイスなんだよ!!!!」

リト「お前・・・・・・・・・・・ホントクズ野郎だな!!!!」

ファイヤー「あ?」

リト「おりゃあ!!!」ウィザードが切り返し、そのまま連続で切り、ファントムに休ませる暇を与えなかった。

 

 ファイヤー「チクショー・・・・・・・・グール!」ファイヤーは小さい塊を投げると、そこからグールを召喚し、グール達は、槍でウィザードを攻撃したが、ウィザードは軽快に避けて、槍を使い、軸回転しながら蹴りを入れ、その後、槍を奪い、突き刺し、さらに、殴りかかった。

ファイヤー「ウソだろ!?」

 リト「おい!!」ウィザードは殺気を出しながらファイヤーに話しかけた。

ファイヤー「ヒィ!!???」

リト「なにが楽しいだ?」

ファイヤー「何の事だよ!?」

リト「お前・・・・・・・爆弾作りが楽しいだ?」

ファイヤー「俺はそんなの事を言ったかな?」ファイヤーはしどろもどろになりつつ、喋った。

 

 リト「なにが最高のスパイスだ?お前は単純に人を殺しかけているんだぞ?そして、幸せを奪おうとしている・・・・・・つまりテメーは、俺が説教しなきゃダメだな。」

ファイヤー「申し訳ございません!!!!!許してくださいーい!!!!!!」

リト「ハァー・・・・・・・・」

 ファイヤー「隙あり!!!」ファイヤーが火打ち石を叩こうとした時、ウィザードはすぐに右手の指輪を変え、その後ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「バインド プリーズ」すると、ファイヤーの周りに魔法陣が現れ、縛り付けた。

ファイヤー「ヒエー!!!!????」

リト「やっぱりそうゆう事をするんだな。」

ファイヤー「許してくださーい!!!」ファイヤーは必死に命乞いをした。

 

 リト「ダメだな。お前はもう完全に悪い事をした。お前はこれから地獄の底で閻魔様に裁かれろ。」ウィザードは右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「チョイネ!キックストライク!サイコー!」そして、右足に水の力を溜め、側転をし、飛び上がり、蹴りを放った。

 リト「ハァーーーーーーーー!!!!」そして、蹴りが当たり、ファイヤーは思いっきり吹っ飛ばされた。

ファイヤー「ギャアーーーーーーーーーーーー!!!!!」とてつもない断末魔が河川敷に響き、さらに、とてつもない爆音が響き、ウィザードはため息を吐いた。

リト「フィー」

 

 その後、咲の両親は病院に運ばれ、咲はそれを見守った。

 咲「お父さん・・・・・・お母さん・・・・・・・」

リト「心配するな。君の両親は必ず君の元へ帰ってくるからな。」

咲「そうね・・・・・・・ありがとう!」

リト「あぁ・・・・・・・」そして、リトはマシンウィンガーに乗り、結城家に向かった。

リト「終わった・・・・・・帰って寝るか。」その時、古手川と偶然出会った。

 古手川「結城君。」

リト「どうした?」

古手川「ちょっと聞きたい事があるんだけど。」

リト「言ってみろ。」

 

 古手川「お兄ちゃん・・・・・・・・どうなっているの?私にとって大切な人は」

リト「古手川・・・・・・・・」リトは思い出した。あの日食の日を。

~回想~

 リト「どこだよここ・・・・・・・」

遊「結城じゃねーか!!」

リト「遊さん。」

遊「何か奇遇だな。」

リト「そうですね。」

遊「それより・・・・・・・どこだ?」

リト「こっちが聞きたい方ですが、とにかく、ここから抜け出そう。」

遊「結城!」

リト「はい?」

 遊「もし唯に何かあった時は・・・・・・お前に任せる。」

リト「遊さん・・・・・」

遊「お互い頑張ろうぜ!」

リト「はい!」

 

 リト「今はまだどこかにいるけど、きっと帰って来るよ。」

古手川「そう・・・・・・・ありがとう。」

リト「どうもいたしまして。せっかくだから乗れよ。家まで送ってやる。」

古手川「いいの?」

リト「あぁ・・・・乗れ。」

古手川「ありがとう。」

 リヴァイアサン「結城・・・・・・・・」それを見つめるリヴァイアサンが心配していた。

 




はい!これで六話終わりました!
作者が思う事は、ダークネスになった時、矢吹さんはすごい事になっていましたね。
次回予告!

次回!仮面ライダーウィザード!

メア「結城せんぱーい!!!」

リト「何だこいつ!?」

コーヴァス「指輪の魔法使い・・・・・あなたを倒す!」

ヤミ「あれは一体!?」

次回「漆黒の暗殺者」

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