やっと学校シーンが書かれます。
リト「さて・・・・・・・着いたか。」リトは彩南高校の校門の前に立って見つめた。
リト「久々の学校だー!!」リトは叫び、両腕を挙げた。そして、笑顔で校門をくぐった。リトは玄関に入り、下駄箱から上履きを取り出し、靴を履き変えた。そして、校舎に入り、教室に向かった。
リト「この教室に入るの・・・・・・久しぶりだな。」リトはそう思い、教室の扉の持ち手を掴み、開けた。
リト「おはよう。」すると、周りにいた生徒達が一斉にリトを見つめた。
男子「お前・・・・・・・結城か!?」
リト「そうだが・・・・・・」
男子「みんな!結城が帰って来たぞ!!」「マジか!?」「ホント!?」教室にいた生徒みんなはリトに近寄り、騒ぎ始めた。
リト「みんな!落ちつけ!!席に座れないんだけど!?」リトはすぐに脱出し、自分の席に座った。
リト「疲れた・・・・・・・・・」すると、教室に一人の女子生徒が入って来た。
古手川「結城君!?」
リト「よぉ古手川。」彼女の名前は古手川唯。この学校の風紀委員長。
古手川「ちょっと言いたい事があるんだけど・・・・・・」
リト「なに?」
古手川「なによその指輪!!校則違反!!」古手川はとにかく校則にうるさい。いわばスポーツの審判並みにルールに厳しい。
リト「いや・・・・・・・この指輪!ちょー・・・・・・・・・大切な物!!」
古手川「だったら外しなさい!!」
リト「指輪の魔法使いにそんなこと言うなよ。」小声でその事をつぶやいた。
春奈「おはよう結城君!」
ララ「おはよう!」
古手川「おはよう・・・・・・・二人とも?その指輪・・・・・・」
ララ「ダメだった?」
古手川「ダメよ!外しなさい!!」
春奈「結城君・・・・・・この指輪外したらファントムって蘇るの?」
リト「大丈夫だと思う・・・・・・・もう二人のファントムは倒されているから。」
春奈「分かった!ララさん外そう。」
ララ「はーい。」
骨川「みなしゃん・・・・・・今日編入生がきましゅ。」このよぼよぼのじいさん骨川先生。マジであの世に行くんじゃね?的な体つきだ。
骨川「どうぞ。」そして、扉が開き、そこに現れたのは・・・・・・」
リト「ウソー!!??」それは、制服姿のコヨミだった。
骨川「自己紹介をおねがいしましゅ。」
コヨミ「今日からこのクラスに入るコヨミです。よろしくお願いします。」
骨川「コヨミさん?名字は?」
コヨミ「名字?えーと・・・・・・」そう言うとコヨミはリトを見つめた。
リト「俺?」
コヨミ「結城!結城コヨミです!!」
骨川「みなさん結城さんと仲良くやってくださいね。」
リト「コヨミ!お前!なんで俺の学校に来るんだよ!?」
コヨミ「しょうがないじゃない!リトはこの時間帯は学校だし、それに・・・・・」
リト「それに?」
コヨミ「私に魔力を分けられないじゃない!!」
リト「でもお前は狙われているじゃないか!?迂闊に外に出るなよ!!」
コヨミ「リト・・・・・」
リト「多分魔力を分けれる時間帯は・・・・・・・・昼休みと放課後辺り・・・・・その時間帯で魔力を分けよう。」
コヨミ「分かった。」
リト「後、指輪は外しておけ。」
コヨミ「なんで?」
リト「校則でな・・・・・・」
コヨミ「分かった。学校にいる時は外しておくよ。」そう言うとコヨミは右手の指輪を外した。
リト(とりあえずファントムが出なければいいんだ・・・・・・・そうすれば授業に集中できるし、プラスコヨミも安全に学べる。)リトはそう考えながら黒板を見詰めた。しかし、「化け物ー!!!」廊下から化け物と言う言葉が聞こえた。
コヨミ「リト!ファントム!」コヨミがリトのつぶやいた。
リト「分かった!」リトは席を立ちあがり、教室から出ようとした。
先生「結城!どうした?」
リト「ちょっと・・・・・・おなかが痛いので保健室に・・・・・・」そう言っておなかを抱え込み、訴えた。
先生「分かった。とりあえず次の授業まで休んでおけ。」
リト「ありがとうございます。」そう言ってリトは教室から抜け出し、すぐに保健室に向かった。
保健室
リト「失礼します!」
御門「どうしたの?結城君?」彼女の名は御門。彩南高校の保険の先生。
リト「ちょっとおなかが痛いのでベットで休ませていただけないでしょうか?」
御門「そう?だったらいいわ。」
リト「ありがとうございます。でも・・・・・その前に・・・・・・・」リトはポケットから指輪を取り出し、右手の指輪を変え、ベルトにかざした。「コピー プリーズ」すると、同じ姿のリトが現れた。
御門「あれ?どうなっているの?」
リト「御門先生。この事は内緒にしてください。」
御門「分かった。見なかった事にするわ。」
リト「あざす!頼むぞ!」
リト(コピー)「オッケー!」そう言うとリト(コピー)はベットに潜りこみ、すぐに寝た。そして、本物のリトはすぐにファントムのところに向かった。
御門「ホント・・・・・・不思議。」
ファントム「フシュー・・・・」ファントムは手に持ってる火打ち石を鳴らしながら前に進んだ。
ファントム「お前がゲートか?」
女子「ヒ!?」その時、ウィザードがウィザーソードガンで攻撃しながら登場した。
ファントム「指輪の魔法使い!!」
リト「何で学校にもファントムが出て来るんだよ・・・・・・けど、ショータイムだ。」ウィザードはウィザーソードガンを振り回し、ファントムに攻撃した。しかし、ファントムはすぐに火打ち石を叩いた。
ファントム「これでも喰らえ!!」すると、ウィザードの足元が爆発した。
リト「ウオォ!?」ウィザードは避けた。ウィザーソードガンを構えなおしたが、すでにファントムはいなかった。
リト「学校にいる時くらいはファントム出るなよ。」ウィザードは渋々変身を解除し、リトの姿に戻った。
リト「大丈夫ですか?」
女子「大丈夫です。」その時、「キーンコーンカーンコーン」学校にチャイムが鳴り響いた。
リト「ヤバ!?俺はそろそろ教室に戻らないと!?」リトは急いで教室に向かった。その光景をリヴァイアサンとコーヴァスが見ていた。
リヴァイアサン「あんやろー・・・・・・・・失敗してるんじゃねーか。」
コーヴァス「ファイヤーの事?」
リヴァイアサン「あいつ失敗したからな・・・・・・ゲートを絶望にさせるの。」
コーヴァス「でも・・・・・・あいつはそんな事では計画は終わらない。」
リヴァイアサン「しつこいからな~」
昼休み 屋上
リト「コヨミ!魔力を今分けるからな。」
コヨミ「分かった。」コヨミは、右手をリトのベルトにかざした。「プリーズ プリーズ」すると、コヨミの体が光りだした。そして、コヨミはリトのベルトから手を離した。
ララ「リト。なにしてたの?」
リト「コヨミに魔力を分けている。」
春奈「コヨミさんが?」
リト「ちょっとな。コヨミ、どうだ?」
コヨミ「大丈夫よ。ありがとう。」
リト「そのぐらいは当然だよ。」
女子「あの~」
リト「君はさっきファントムに狙われた・・・・・・・」
女子「咲です。美川咲。」
リト「咲さんね・・・・・・・どうした?」
咲「さっきは助けてくれてありがとうございます。」
リト「大丈夫だったか?よかった。」
ファイヤー「見つけたぞ!!」
コヨミ「ファントム!」
リト「またかよ・・・・・・いい加減魔力が尽きそうなんだよ。」そう言いながらリトはベルトに右手をかざした。「ドライバーオン プリーズ」そして、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、左手にフレイムスタイルの指輪をはめた。
リト「変身!」「フレイム プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!」そして、ウィザードに変身し、蹴りをぶちかました。
リト「さぁ・・・・ショータイムだ。」
ララ「今のうちに!!」
咲「分かりました!」
リト「オリャァ!」
ファイヤー「ク!?」ウィザードはパンチをしながら進み、その後、軽快に蹴りを入れた。もちろん、屋上には数人の生徒が巻き込まれていた。
リト「なんとか他の生徒に危害を防がなくちゃ!!」リトは左手の指輪を変え、ウィザードライバーを左に回転し、左手をかざした。「ウォーター! プリーズ スイースイースイスイスイ!」そして、ウィザードはウォータースタイルに変身し、右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「バインド プリーズ」すると、ファイヤーの周りに水の鎖が現れ、縛り付けた。
リト「あんたの目的は一体何だ?」
ファイヤー「教える筋合いはないな。」
リト「そうか・・・・・・・だったら冷やしてやるよ!!」ウィザードは、ウィザーソードガンのオブジェを開き、左手をかざした。「ウォータースラッシュストライク! スイスイスイ!スイスイスイ!」そして、衝撃波を放った。しかし、ファイヤーの体に触れた瞬間、蒸発した。
リト「なに!?」
ファイヤー「残念だったな!!俺の体温は約300度まで上がる!」
リト「それで水を蒸発させたのか・・・・・・・」
ファイヤー「そうだ・・・・・・・後、この火打ち石で・・・・・・・」ファイヤーは火打ち石を叩くと、ウィザードの足元が爆発した。
ファイヤー「この火打ち石は、どんな場所でも俺がいれば爆発する設計になっている。」
リト「つまり・・・・・・遠隔操作が可能な訳か。」
ファイヤー「正解!これより、美川咲を絶望させまーす。」
リト「なんだと!?」
ファイヤー「ボム!」ファイヤーは火打ち石を叩いた。すると、「ドゴーーーーン!!!」学校の中で何かが響いた。
リト「てめー!なにをした!!」
ファイヤー「だから言ったろ?絶望させるって。」
リト「なに企んでいるか知らないが、今倒してやる!!」そう言って右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「チョイネ!キックストライク!サイコー!」ウィザードは側転しながら進み、蹴りを当てようとした。しかし、ファイヤーは火柱を出して、姿を消した。ウィザードの蹴りは、屋上の床にひびが入った。
リト「まずいな・・・・・・・」ウィザードは変身を解除し、リトの姿に戻り、すぐに屋上を出た。
リト「咲さん!」
ララ「リト!大変!!」リトはその光景を見た。すると、教室は燃え盛る炎に占領され、避難ができなくなっている生徒達が多数いた。
リト「とにかく俺は救助する!」リトは右手の指輪を変え、ベルトにかざした。「ビック プリーズ」そして、魔法陣から巨大な手を出し、リトは数人の生徒を救出した。
リト「まさか・・・・・・奴が言ってた事って!?」
少し遅くなったな・・・・・・
そして、ウィザードの全スタイルが登場させたよ。この小説で。
次回予告!
次回!仮面ライダーウィザード!
ファイヤー「これからあいつは家族を失うんだ!」
咲「そんなの嫌だよ!!」
リト「俺が守ってやる。」
リト「俺が最後の希望だ。」
次回「守るべきもの」