ToLoVEる×仮面ライダーウィザード   作:べリアル閣下

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第三話です。
そして、みなさんあけましておめでとうございます。


ララの気持ち

土曜日

 リト「そんじゃあファントムを捜しに出かけて来る。」

コヨミ「行ってらっしゃい!」リトはこの日、ファントムを捜すため、朝食を食べた後、歯を磨き、マシンウィンガーに乗り、ヘルメットをかぶり、エンジンを作動させてファントムを捜しに出かけた。

 ララ「行っちゃた・・・・・・」

コヨミ「ララさん・・・・・・」

ララ「どうしたの?」

コヨミ「そんなにリトの事が気になるの?」

ララ「だって・・・・・・好きしかないから!!」

 

 どこかのビルの屋上

 男「そんで・・・・・・・・ゲートはどこだ?コーヴァス!」コーヴァスと呼ばれた女は何とファントムに変身した。

女「見つけたわよ・・・・・・・リヴァイアサン。」そう言うと、男のリヴァイアサンと呼ばれた男が姿を変え、ファントムに変身した。

 リヴァイアサン「そうか・・・・・・誰が向かっているんだ?」

コ―ヴァス「もうマリオネットが向かったわ。」

リヴァイアサン「あいつか・・・・・・・・楽しい事が起きればな・・・・・」

 

 ララ「リトはホントこう言う時になるとすぐに張り切っちゃうからな~・・・・・私もリトに負けないようファントムを捜そう!」そう言ってララは外出し、リトよりも早くファントムを見つけようとした。すると、そこに、ファントムが現れた。

 マリオネット「み~つけた!」

ララ「ファントム!?」ララは逃げ出そうとしたが、尻もちをついた。

マリオネット「さて・・・・・・・・心の支えは・・・・・・・頭についてるそれかな?」

ララ「頭?ぺケの事?」

マリオネット「それを渡してもらおうか!!!」その時、バイクに乗ったリトがウィザーソードガンの銃で攻撃し、ファントムを怯ませた。

 

 リト「ララ!お前なにしているんだよ!?」

ララ「リト!?あいつぺケを壊そうとしている!」

マリオネット「指輪の魔法使い!?」

リト「ララの心の支えはぺケか・・・・・・・離れていろ!」リトは右手をベルトにかざした。「ドライバーオン プリーズ」そして、ウィザードライバーを腰に装着し、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、左手に指輪をはめた。

 リト「変身!」「フレイム プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!」そして、リトはウィザードフレイムスタイルに変身し、一回転した。

リト「さぁ・・・・ショータイムだ。」

 

 マリオネット「グール!」マリオネットは小さい塊を投げてグールを呼びだした。グールは槍で攻撃した。しかし、ウィザードは軽快に避けて、グール達を倒した。

マリオネット「もっと頑張れ!」マリオネットはさらに、グールを召喚した。

 リト「いっぺんに倒すか。」そう言うとウィザードは左手の指輪を変え、金具を下げた。そして、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、左手をかざした。「ハリケーン プリーズ フーフーフーフーフー!」そして、ウィザードはフレイムスタイルからハリケーンスタイルに変身し、宙を舞い、ウィザーソードガンを銃に変え、弾を乱射し、グール達を倒した後、マリオネットに近づき、ウィザーソードガンを剣に変えて、逆手で持ち、振り回した。

マリオネット「ここは退却するか!」そう言うと、マリオネットは腕から細い糸を飛ばし、逃げ出した。

 

 リト「逃げられたか・・・・・・」ウィザードは変身を解除し、リトの姿に戻った。

リト「ララ!どうして外に出たんだ!お前はゲートなんだから!!」

ララ「だって・・・・・私だってリトの代わりにファントムを見つけて倒そうと思ったけど・・・・・・」

リト「ファントムを倒すのは俺の仕事だ。お前は無理するな。」

 ララ「リトのバカ!!」そう言うとララはリトの頬に強烈なビンタをした。リトは困惑しながら頬を抑えた。

リト「ララ・・・・・・・なんで?」

ララ「リトばっかり傷つくなんて絶対嫌だよ!!」

リト「けど俺はみんなの希望になるために魔法使いになったんだ。それぐらいは・・・・・」

ララ「少しは私の気持ちも考えて!!」そう言うとララは家と逆方向に向かった。

 

 リト「ララ!!」

ララ「気安く呼ばないで!!もう私は・・・・・・・リトの事嫌いになった!!もうやだ!!」ララは怒りながらどこかに行った。

 リト「ララ・・・・・・・心配だな・・・・・・ちょっと様子を見てくれ。」そう言うとリトは右手の指輪を変え、ベルトにかざした。「ユニコーン プリーズ」すると、プラモデルみたいなパーツが現れ、自分で組み立てられ、リトは指輪をはめた。すると、ガルーダとは違う使い魔、ユニコーンが現れた。

リト「ララを見張ってくれ。」そう言うとユニコーンはうなずき、ララが行った方向に向かった。

リト「ララの気持ち・・・・・・・か・・・・・・・・」

 

 ララ「リトのバカ・・・・・・・何で自分ばっかり傷付けるんだろう・・・・・・」公園で一休みしていると、そこに一人の牧師が来た。

牧師「迷える子羊よ・・・・・・・どうしましたか?」

ララ「どなたですか?」

牧師「私はここ周辺で牧師をやっている神田と申します・・・・・・悩みがある時はいつでも相談してください・・・・・・・」

ララ「そうですか・・・・・・・また明日でいいですか?」

神田「もちろん!私の教会は24時間いつでもやっていますから・・・・・・・」

 

 リト「ただいま~」

コヨミ「おかえりリト!お客様がいるよ。」

リト「誰だ?」

 春奈「結城君!」

リト「西蓮寺?どうしたんだ?」

春奈「昨日の事で・・・・・・お礼がしたいんだけど・・・・・・・」

リト「お礼か・・・・・・・大丈夫!俺は西蓮寺の希望になれたんだ。」

春奈「そうね・・・・・・・・ありがとう!」

 輪島「リト!あの娘に指輪を・・・・・」

リト「おっちゃん!指輪は他の人にあげちゃダメでしょ!!」

コヨミ「そうよ!!」

輪島「そうなの?」

春奈「大丈夫です!指輪が私もう・・・・・・・ありますから。」そう言うとエンゲージの指輪を見た。

 

 リト「希望か・・・・・・・・」

コヨミ「リト!ララさんが!?」リトは水晶を見ると、そこに映っていたのはララがグールに襲われている様子だった。

リト「出かけて来る!!」リトはすぐに出て、現場に向かった。

 春奈「結城君・・・・・・大変だね。」

コヨミ「大丈夫!リトは強いから!」

輪島「あ!リトに新作の指輪・・・・・・・渡すの忘れた。」

 

 ララ「さっきの・・・・・・・」

ぺケ「ララ様!どうします!?」

ララ「やっぱり・・・・・・・・戦うしか・・・・・・」その時、グール達が怯んだ。グール達が振り返るとそこにウィザードがいた。

 リト「またかよ・・・・・・・これ以上魔力を使いたくないんだよ。」

ララ「リト!?なんで来たの!?」

リト「ユニコーンがさっき見張っていたんだよ。」そう言うとユニコーンはウィザードに近づき、手の上に乗った。そして、ウィザードはユニコーンの指輪を外し、元の姿に戻った。

ララ「なんで自分から傷つくの!?」

リト「みんなの希望を守るためなら・・・・・・・傷つくのも当たり前だ!!」そう言うとリトはウィザーソードガンを剣に変え、グール達を攻撃した。

 

 ララ「リト・・・・・・・」その時、ララの背後からグールが飛びつき、襲いかかろうとした。

リト「ララ!!」ウィザードは振り返り、ララのところまで走り、ララをかばい、ダメージを喰らった。

 リト「いっつ!?」

ララ「リト!?」

リト「大丈夫だ・・・・・・・ウダラァ!!」ウィザードは素早く振り返り、グールを切りつけた。

リト「いつつつ・・・・・・」

ぺケ「リト様!?大丈夫ですか!?」

 リト「大丈夫だ・・・・・・・・それより・・・・・・無事でよかったぜ。」ウィザードは左手の指輪を変え、振り返り、ウィザードライバーを左に回転した。そして、左手をかざした。「ランド プリーズ ドドド!ドドド!」そして、ウィザードはフレイムスタイルからランドスタイルに変身した。

 

 リト「これ以上・・・・・・近づかせる訳にはいかねーんだよ!!!」ウィザードはウィザーソードガンを構え、攻撃態勢に入った。そして、手の形をしたオブジェを開き、左手をかざした。「ランドシューテイングストライク! ドドド!ドドド!」そして、トリガーを引き、無数の岩の弾がグール達を倒した。

 ララ「リト・・・・・・・」その時、マリオネットが急接近してきた。

マリオネット「隙あり!!」

リト「ララ!!」ウィザードは右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、かざした。「ディフェンド プリーズ」そして、ララの目の前に巨大な岩の壁を出し、マリオネットの攻撃を防いだ。

マリオネット「覚えていろ!!」マリオネットはまた逃げた。

 

 リト「ララ・・・・・・・大丈夫か・・・・・・?」

ララ「リトのバカ!なんでまた!?」

リト「だから言ったろ?俺はみんなの希望になるって・・・・・・」

ララ「リト・・・・・・・・そう・・・・・・」

リト「気にするな・・・・・俺はお前を守れたんだから。」そう言ってリトはララを連れて帰ろうとした。

 ララ「やだ。」

リト「ララ・・・・・どうして!?」

ララ「もう私は・・・・・・リトの事・・・・・嫌いになっちゃった。」

リト「どうして?」

ララ「リトは私の気持ちを無視した・・・・・・・・もう私の事ほっといて・・・・」

リト「そんなこと言うなよ!」

ララ「私ともう喋らないで。」そう言ってララはリトとの距離を遠ざけた。

 

 リト「ララ!」しかし、ララは先に行ってしまった。

リト「くそ!?俺は迷惑をかけているだけなのか?」リトは近くにあった電柱に右手の拳で殴った。すると、リトの手から血が流れた。

 リト「とにかく・・・・・・・何とかララを説得するしかないのか・・・・・」リトはマシンウィンガーに乗り、この場を離れた。

 

 リヴァイアサン「マリオネット・・・・・・またやられたのか?」

マリオネット「申し訳ございません・・・・・・・・ですが、ゲートを絶望させる事が出来ますよ。」

リヴァイアサン「あ?どう言う事だ?」

コーヴァス「教えなさい。」

マリオネット「ゲートが自ら心の支えを破壊させるのです。私のこの術で。」

 

 




第三話終わりました。
みなさん。忘れましたが、この作品に対する質問はいつでもしてください。
次回予告!

次回! 仮面ライダーウィザード!

リト「俺は悪い事したのかな・・・・・・」

ララ「もうリトとは喋らない。」

コヨミ「いい加減リトの気持ちも考えて!」

輪島「希望の光をお前が灯せばいい。」

次回「二人の気持ち」


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