地球連邦 日本
『シナノ』乗組員
篠田恭介
本作主人公。2184年5月29日、旧東京都東十条生まれ。10歳の時に遊星爆弾が東京付近に落着した際に家族と死に別れ、一年間の療養後に簗瀬家に引き取られる。2199年の中学校卒業と共に宇宙戦士訓練学校に入学、技術科の道に進む。2201年に34期生として卒業し(徳川太助と同期)、国立宇宙科学研究所造船課に配属される。2206年より「ビッグY計画」に参加し、宇宙空母の建造を着想する。翌年の『シナノ』の完成と共に技術班として『シナノ』乗り組みを命じられる。
引き取られた簗瀬家の一人娘、あかねに密かに恋心を抱くも、本人の勘違いやらあかねの言動やら兄妹としての倫理意識から叶わぬ想いと半ば諦めている。あかねの好意には気付いているものの、「兄妹としての好意に違いない」と勝手に思い込んで振られたと勘違いして凹むことしばし。決してテンプレ主人公のような朴念仁ではないはずだが、あかねに関しては自身の思い込みが先行してサインを見逃すことが多い。簗瀬家のことはもう一つの家族と思って大事におもっているが、何故か一定の距離を置きたがる。普段はあまり酒を飲まないが、いざ飲むとなるとザル。
簗瀬あかね
本作ヒロイン。2185年9月7日、旧東京都白山生まれ。9歳の時に遊星爆弾落着に遭う。この時に父を亡くすが、かわりに恭介と出会う。本来は体があまり丈夫でなく性格も大人しかったが、高校入学の頃を境に体質も性格も頭の中も変化。才色兼備な健康美人に育つ。連邦大学に進学後はコスモクリーナーの研究に身を投じている。
簗瀬家に引き取られた一歳上の男の子に恋心を抱くも、兄妹同様に過ごしているうちに脈無しと悟る。それでも恭介が宇宙戦士訓練学校に入学して離れ離れになってしまうと、諦めきれない自分に気付く。2207年1月に告白(?)されたことを切っ掛けに彼我の関係の改善を決意するも、照れと恥ずかしさとプライドが邪魔してなかなか行動に移れない恋愛初心者である。
サンディ・アレクシア
さんかく座銀河イーズァー太陽系アレックス王国第三子にして第一王女。6歳(地球では20歳相当) ガトランティス帝国侵攻に際して、イスカンダルへ救援を要請するべく大使として戦艦『スターシャ』に乗艦する。その正体は、イスカンダル王族の遠い末裔。現在は簗瀬家の庇護下にあり、「簗瀬そら」という日本人として『シナノ』に乗艦する。地球での立場は「地球連邦大学特別招聘講師兼生命工学研究所バイト見習い候補生兼宇宙技術研究所造船課技師見習い」。典型的なワガママお姫様としての側面と悪戯好きな天の邪鬼としての側面を併せ持つ。工学博士でもあり、造船学に明るい。
ブーケ・アレクシア
サンディの侍従猫。人語を話し年齢は61歳と、地球人から見れば十分な化け猫。星に居た頃は王女の次の待遇だったらしく、年齢も相まって上から目線な口のきき方をすることしばし。弱点はサンディのおてんば所業。
南部康雄
原作キャラ。ヤマト沈没後は予備役に退いて南部重工名古屋工廠造兵部庶務課に勤めていたが、『ビッグY計画』始動とともに名古屋軍港第一建造ドック現場副監督に就任。完成に伴い予備役より復帰、『シナノ』初代戦闘班班長に就任。ちなみに彼は古代のような無双キャラではないのでコスモゼロに乗ったりすることは(おそらく)ない。
芹沢秀一
『シナノ』艤装委員長にして初代艦長。山南艦長の後輩で、ディンギル帝国戦では、土星宙域で水雷戦隊の指揮を執っていた。白髪交じりの髪をオールバックに固め、色の薄いサングラス(メーカーはRay-〇an)をかけている。揉み上げから顎まで不精髭を生やし、体格は50代とは思えないほどに筋肉質を維持している、まさにセーラーマン。
北野哲
原作キャラ。イスカンダル遠征後は第十四号パトロール艇の艇長を勤めていたが、暗黒星団帝国奇襲の際に古野間の誘いで空間騎兵隊の一員として抵抗活動を行う。戦後も空間騎兵隊に所属し、月面基地で訓練に勤しんでいた。『シナノ』ではその経歴からの船外活動の際の現場指揮を執ることもある。
藤本明徳
原作キャラ。2199年の初出撃以来ずっとヤマトのクル―だった。ヤマト自沈後は駆逐艦『たえかぜ』の技師長をしていた。『シナノ』では真田役を担おうと頑張っているが、特にチート頭脳はない。
坂巻浪夫
原作キャラ。普段の性格は軽いが戦士としてのプライドは高く、戦闘になると厳しい態度で部下に指示を出す。『シナノ』第一艦橋では良かれ悪しかれ一番騒がしいキャラ。
来栖美奈
『シナノ』レーダー手。17歳。レーダー手伝統の腰まで伸びる金髪を、ツーサイドアップに結っている。加藤四郎に憧れを抱いていて、裏で流出している写真集を艦に持ち込むほど。
葦津綾音
『シナノ』通信班長。黒髪を襟足のあたりでボブカットに切り揃えた、本来なら和装が似合うだろう美人。プロポーションに関しては、和装が似合うあたりで察してほしい。オジサマスキーでブーケも守備範囲内という猛者。来栖、館花と同期。
館花薫
航海班副長。髪型はサイドポニー。同年代の女子に比べて身長が若干低い事をコンプレックスにしている。北野がいない間は操艦を任されることもあるが、初めての配属先で重大な仕事を任されることにプレッシャーを感じている。来栖、葦津と同期。
島津忠昭
30代ながら新鋭戦艦の波動エンジンを任される、前途有望な機関長。時代遅れのティアドロップ型の眼鏡をかけている。
古川康介
『シナノ』戦闘班員。宇宙戦士訓練学校を卒業していきなり第三艦橋勤務になった、ついてない青年。小太りながら軍人としての能力は高く、臨検隊や増設パルスレーザーの臨時砲手といった船外活動隊に選抜されている。武谷にキュンときてしまった被害者の一人。
大桶圭太郎
技術班で恭介の部下にあたる新米宇宙戦士。調子いいことを言って、長いものに巻かれるところがある。そのくせ笑いについては全くの無知で、ジョークにマジレスするボケ殺し。
冨士野シズカ
原作没キャラ。ヤマトⅢで工作班として真田の部下になるはずだったが、女性が悉くケンタウロス座で下艦してしまったため、原作アニメでは出番が無くなっていた。「冨士野シズカ」としての没設定は、容姿端麗、趣味は高尚、仕事もできて熱心。これ以上の女性はいないと自他ともに認める存在で自分が一番と思い、注目されないと不満を感じる女性であった。真田に憧れているが、真田自身は山上トモ子(没設定では「トモノ」)に対して優しかったとの没設定であった。(by Wikipedia)
本作では第一艦橋に詰めていることが多い藤本に替わって技術班の実質的なトップとして君臨する。キャライメージは2199の新見薫。
武谷光輝
オリキャラ。国立宇宙技術研究所砲熕課副課長。『シナノ』では主砲・パルスレーザーの整備・修理を担当している。額の生え際でゆるやかに七・三に分けられた長い前髪、肩まで届きそうな後ろ髪。女のような曲線めいた身のこなし、敬語というわけではないが誰にでも丁寧な口調と、女性と間違われやすい特徴を持っている。その実、心の奥底には熱い魂を宿しているが、付き合いが長い者でないとそれに気付きにくい。
成田健次郎
オリキャラ。同上水雷課副課長。『シナノ』では魚雷・ミサイルおよび発射管の管理を担当。
後藤慎吾
同上電気課副課長。
徳田崇彦
同上造機課副課長。篠田とは麻雀仲間でもある。童貞の恋愛小説かぶれを二階堂と米倉にいじられる毎日だが、内心それを楽しんでいる。酔うと敬語になる癖アリ。さりげなくそらとあかねをちゃん付けで呼んで恭介に睨まれることしばしば。
遊佐丈士
同上航海課副課長。顔や身体つきは痩せ細っているが、篠田ほどではないが相当なうわばみである。武谷の天然衆道製造機っぷりに危機感を抱いている。
小川忠義
同上異次元課副課長。義兄義妹のシチュエーションに思うところあり。
坂井建一
シナノ食堂のチーフコック。みためはまんま某フレンチの鉄人。名前はフレンチと中華の人より。元ネタの人と違って、彼の周囲だけ時間の進みが遅いようなのんびりした喋り方をするが、その実は無自覚ドS。他人の心内を見抜く事に長けていて、出会って数日のうちに恭介とあかねの気持ちを看破した。
本間仁一
宇宙船の船医から宇宙戦艦の艦内医を経て、『シナノ』艦内医になる。長年勤務する内にいつのまにか医療スタッフを結成してしまい、転属の際にはスタッフごと他艦に移る。異星人を治療するのは今回が初めて。佐渡酒造とは気の置けない友人である。名前は某有名医療マンガ2作の主人公の名前より。
西達史
萩原洋
菅原孝雄
本間率いる医療スタッフ。長年本間の助手を務めており、あらゆる箇所の手術も行えるゼネラリスト。
柏木卓馬
本間仁一の医療スタッフの一人。スタッフの中で一番年下なので、面倒事を押し付けられる事多し。負傷したあかね、そらの担当として病院船『たちばな』に移った。
籠手田亮志
『シナノ』航空隊β大隊第三中隊隊長。ヤマトの英雄譚に憧れてパイロットになるが、なかなか実戦に恵まれないでいるバトルジャンキー。口下手で、感情を表には出さないタイプ。台詞の頭に三点リーダが入るのが特徴。
白根大輔
β大隊第三中隊2番機。パイロットとしての腕は籠手田より優れているが、命令を破ることに極度なストレスを感じるタイプゆえ、自分の信念のためなら独断行動を辞さない籠手田に秘かに憧れている。キャライメージはACEC○MBAT5のケイ・ナ○セ。性別逆だけど。
渡邊拓海
β大隊第三中隊3番機。通称タク。隊のムードメーカーで、軍人としてはノリが軽い。戦闘中もジョークを考えている事が災いして後方不注意になること多し。キャライメージは同じくエスコン5よりアルヴィン・H・ダ○ェンポート大尉。
安場利穂
β大隊第三中隊4番機。子犬系女子で、真面目に任務をこなす優等生。籠手田の事を慕っているが、本人以外にはバレバレ。
中島護道
α大隊隊長兼第一中隊隊長。『シナノ』航空隊を総指揮する。
神田秋平
β大隊隊長兼第一中隊隊長。
柴原和人
γ大隊隊長兼第一中隊隊長。三座型雷撃機を指揮する。
ビッグY計画 推進者
真田志郎
原作キャラ。2207年時点では地球防衛軍科学局局長に復帰。科学者としての眼と戦士としての経験と局長の立場を使って、「ビッグY計画」を陰で支えている。
籐堂平九郎
原作キャラ。前地球防衛軍司令長官。「ビッグY計画」首謀者のひとり。引退後は横浜市郊外に念願の一軒家を建てていた。今の立場はオブザーバーでしかないが、そこそこの影響力はまだ持っている。ヤマト沈没後の地球を憂い、宇宙戦艦の質的向上を画策する。
飯沼幸次
国立宇宙技術研究所所長。「ビッグY計画」を藤堂や真田に持ちかけた人物である。
2153年3月、旧福島県会津若松市生まれ。防衛大学校卒業と共に防衛省技術研究本部に就職、建艦技師としての道を歩む。巡洋艦の技術班員を経て研究所の副所長に就任。2198年に所長に昇進すると同時に、移民船として改装中のヤマトの再設計を指揮する。
口は悪いがさっぱりした性格で、部下の面倒見がいい。食事や宴会が大好きだが、本人は酒に酔いやすく醒めやすい。この人が似非名古屋弁を使うときは厄介事になる事が多く、研究所の面々はビクビクしている。
宗形茂
国立宇宙技術研究所基本計画班のメンバー。仕事柄、3DCGの作成技術に優れている。親戚はPS2版ゲームに空間騎兵隊隊員として登場する宗像。
馬場勝
同右メンバー。宗形と同じく3DCGの作成技術に優れている。篠田、徳田とは麻雀仲間。
水野宗一郎
同右メンバー。設計データの管理も担当。
鈴木憲人
同右メンバー。役所、南部重工以外の関連企業・団体との折衝を担当。
渡辺理樹
同右メンバー。建造に関する関係役所への書類申請を一任される。
三浦一平
同右メンバー。旧帝国海軍に憧れを抱いている。自宅はオンボロ(風)アパートの二階。
奥田宏
同右メンバー。研究所内でのスケジュールの管理も受け持っている。
岡山頼人
同上砲熕課課長。
米倉彰久
同上水雷課課長。女性観にやや難あり。口癖は「ケツにアスロックぶっ放すぞ」。
高橋弘紀
同上電気課課長。
久保正仁
同上航海課課長。自分の仕事に自信がないのか、いつも意見が言えないでいる。
二階堂泰人
同上異次元課課長。中世紀のサブカルチャーにやたら詳しい。脳内での妄想が口から洩れることもしばしば。外見はどうみてもおもちゃの「起き上がり小法師」なのだが、本人曰く「世をしのぶ仮の姿」らしい。
木村貴彦
同上造船課課長。恭介の直属の上司にあたる。
その他
酒井忠雄
現地球防衛軍司令長官。
水野進太郎
日本国防衛省事務次官。典型的な駄目役人で、保身と他者を蹴落とすことに専心している。
南部康憲
南部重工社長にして南部康雄の父親。
簗瀬由紀子
地球連邦生命工学研究所の研究員で、簗瀬あかねの母。穏和な性格と母親然とした容姿で、人に安心感を与える。一方で、怒ったときは一言も発さず、笑顔のままオーラだけで相手を恐怖させる。あかねと恭介の恋路を応援しているような節も見られるが、詳細は不明。
武内理沙子
地球連邦生命工学研究所の研究員。由紀子の部下に当たる。細い赤ブチ眼鏡にオールバックにまとめた髪を無造作にまとめてポニーテールにしている。普段の人当たりはいいものの典型的な理系研究者らしく、ときには冷徹で辛辣な言葉を並べることも。
アメリカ
『ニュージャージー』乗組員
エドワード・デイヴィス・ムーア
『ニュージャージー』艦長。目覚めのブラックコーヒーをこよなく愛する、壮年のアメリカ軍人。芹沢ほどではないにせよ宇宙戦士としての経歴は長いが、少々直情的な部分がある。米国の復権を願い、『ニュージャージー』のアイデア元になった『シナノ』をライバル視している。特殊部隊SEALSの統括も行う。
アンソニー・マーチン
『ニュージャージー』戦闘班長。新卒クル―が多い『ニュージャージー』において数少ない歴戦の勇士。
カレン・ホワイト
『ニュージャージー』通信班長。24歳。ゆるいウェーブのかかった金髪がチャームポイント。
シャロン・バーラット
『ニュージャージー』航海班長。
クレア・G・ローレイター
『ニュージャージー』レーダー班長。
スティーブン・ジンデル
『ニュージャージー』航海班副長。
ドミトリー・ニコラエヴィチ・デシャトニコフ
『モスクワ』艦長。
マイケル・ヒュータ
SEALSセイバー隊隊長、セイバー1。白が混じったフルフェイス髭が特徴の40代。キャライメージはAct of Valorのアレン。
スティーブ・ダグラス
セイバー隊副隊長、セイバー2。背が高くて浅黒い、30代の黒人兵士。マイケルとともにガトランティス文字を解する数少ない米国人。
ローランド・クリーケスコット
セイバー3。バイザーを実弾で貫かれて即死。
バーナビー・セヴァリー
SEALSバックラー隊隊長。かつてのSEALs時代の伝統を遵守することにこだわるタイプ。慎重で物事を見定めてからじゃないと動かない性格が、部下には臆病と見られている。
ゲイリー・S・ハートフィールド
バックラー隊副長。見つかりそうになったら殺せばいいと思うタイプで、SEALsの伝統と隠密行動を好む隊長に対する軽蔑を隠さない。
ドイツ
ロルフ・ファーベル
『ティルピッツ』艦長。
カイ・クラルヴァイン
『ペーター・シュトラッサー』艦長。ドイツ軍人に典型的な角刈り頭に口元まで深く刻まれた皺が特徴的。30代前半と若いが、敢闘精神が評価されて新型艦を任される。
フロレンウィア・ヘルフェリヒ
『ペーター・シュトラッサー』副長。亜麻色の髪をシニヨンに纏め、赤い縁で天地が浅い細い眼鏡をかけている。艦が沈む様を見て恍惚な表情を浮かべる、籠手田とは違うタイプのバトルジャンキー。艦長より10歳も年下ながらも重度の艦長スキー。
地球連邦行政府、連邦議会
ヴィルフリート・オストヴァルト
原作キャラ。ガトランティス戦役以来、地球連邦大統領を勤め続けている。かつての苦い経験から、宇宙の異変に対しては慎重かつ敏感になっている。
ミッシェル・A・オラール
地球連邦外務大臣。40代と閣僚内で最年少ながら、太陽系外の星間国家との外交交渉を担当する優秀な人材。とはいえ星間国家としてはひよっこな地球連邦にお友達は少なく、もっぱらガルマン・ガミラスとの関係構築に腐心している。(想定CV:石田彰)
デイビット・L・キング
福利厚生大臣。
ローハン・ヴィファール
国防大臣。酒井忠雄長官の上司に当たる。
エリク・アブラハーメク
農商務大臣。アフリカ方面で深刻化しつつある食糧問題に取り組む一方、戦乱期に蓄えた財禿頭に肥えた身体を持つ。
ナムグン・ジョンフン
内務大臣。閣僚の中で最年長ゆえ閣議を取り纏める事が多く、閣僚同士の諍いを諌める立場にいる。
コンスタンス・カルヴァート
財務大臣。
エドワード・マグルーダー
ヨーロッパ洲代表兼英国首相。
ブライアン・スタッフォード
北アメリカ洲代表兼米国大統領。
ワン・ドゥーファイ
アジア洲代表兼中国主席。
地球連邦 その他
フランク・マックブライト
地球連邦大学教授。コスモクリーナーDの量産化に成功した。改良型であるコスモクリーナーEの試験の為に、大学院生を連れて『シナノ』の試験航海に同行する。地球に帰還後は簗瀬あかねに自身の研究成果を授けて送りだす。
アナトリー・ゲンナジエヴィチ・ジャシチェフスキー
第三辺境調査船団司令兼『エリス』艦長。痩せた頬に荒れた肌の、壮年のロシア人軍人。小さな目はその人当たりの良さ外形とは裏腹に常に何かを観察しているように見える、宇宙戦士というよりは情報将校にいそうな面構えをしている。
ガトランティス帝国
ラルバン星防衛艦隊
ガーリバーグ(リォーダー)
旧テレザート宙域守備隊司令兼ラルバン星防衛艦隊司令。地球換算で20代後半。ズォーダーの家系に共通する白髪を角刈りにしている。ラルバン星に司令部を置き、彗星都市侵攻の足掛かりとしてテレザート恒星系に駐屯していた。現在はたびたび来寇する暗黒星団帝国軍を追い払いつつ兵を温存し、支配領域の富国強兵に努める。(ちなみにザバイバル将軍率いるテレザート星守備隊とは命令系統が異なる)ズォーダー大帝の12番目の実子で、母がルミラウラがズォーダーに手籠にされた際に妊娠した子。他の兄弟姉妹と仲が悪く、義兄アリョーダーが統治するアンドロメダ銀河からの補給もままならない状態である。
ソー
旧テレザート宙域守備隊副司令。ラルバン星防衛艦隊の参謀を務める事もある。虚弱体質で常に顔色の悪い
アンベルク
旧テレザート宙域守備隊参謀長。ラルバン星防衛艦隊の参謀を務める事もある。先天性の病気ゆえのサングラスと無精髭が、見る者に軍人よりもハンターかターミ○ーターの印象を与える。
アルマリ
ラルバン防衛艦隊所属潜宙艦『プラウム』艦長。キャライメージは『うたわ○るもの』のベナウィ。男としては女性的な名前と甘いマスク、軍人としては確かな戦力眼は戦場における勇猛さで国民の高い人気を誇る英雄。無表情で厳しい教官としての一面も。
ガーデル
潜宙艦『プラウム』副長。ガラガラの声で好戦的、気性が荒いがアルマリには頭が上がらない。おつむはそんなによくない故に、アルマリのお小言や突発的に始まる講義が苦手。キャライメージは『うたわれ○もの』のクロウ。
新生アレックス星攻略部隊
ダーダー
さんかく座銀河方面軍司令にしてズォーダーの11番目の実子。唯我独尊にして冷酷な性格。父親譲りの好色で人間としては最低だが、軍人としては非常に優秀。キャライメージはベルセ○クのグリ○ィスと銀河英雄○説のラインハ○トのニコイチ。第19艦隊と司令直衛艦隊でさんかく座銀河のアレックス本星に総攻撃を仕掛けていたが、アレックス星のワープに巻き込まれて天の川銀河辺縁にワープアウトする。ラルバン星に寄港後第19・1遊動機動艦隊を吸収・再編成し、新生アレックス星攻略部隊として再攻略に向かう。
オリザー
さんかく座銀河方面軍第19・1遊動機動艦隊司令官。戦艦『スターシャ』追撃任務の後は新生アレックス星攻略部隊の特別参謀に任じられる。
容姿はゲーニッツと似ているが、ゲーニッツが口髭なのに対してオリザーは顎髭である。
異星人を見下すところは典型的なガトランティス帝国軍人だが、部下に対する思いは他と一線を画している。敵を見下しつつも、少数の敵に対しても侮らずに全力で立ち向かうところは軍人然としている。
グレイガ
オリザーの副官。ひどく痩せ細っている。
ウィルヤーグ
第19艦隊司令。アレックス星攻略部隊再編後は決戦部隊司令に任命される。
ミラガン
遊撃支援部隊司令。ガトランティス帝国が過去に侵略した星の先住民族の子孫とガトランティス人の混血。水色の肌と青紫の髪の女ながら、実力の身で直衛艦隊の参謀にまで上り詰めた。
ダルゴロイ
空母機動部隊司令。ガトランティス人にしては珍しい金髪で、ミラガンと親しい。
カーニー
偵察部隊司令。常に指揮棒を携帯している。実は軍人としても指揮官としても地位に見合った実力はなく、無意識に参謀長におんぶにだっこ。しかも本人がそれを意識していない。ダーダーの機嫌を取ることに命をかけており、映像記録に残る戦いに関しては見栄えの良さも重視する徹底ぶり。
ドットブルト
カーニーの参謀長にして腰巾着……と見せかけて、実はカーニーを煽てて操っている張本人。さすがに最近は辟易としつつある。
ツグモ
上陸部隊司令。
暗黒星団帝国(ウラリア帝国)
マース
旧テレザート星宙域遠征軍司令。地球侵略失敗後、新鮮な肉体を求めてラルバン星のガトランティス人を狙って定期的に侵攻してきては、ガーリバーグに返り討ちにされる。度重なる敗北で兵力が枯渇しつつあり、古い兵器を他の方面軍から調達して帳尻を合わせている。
アルフォン少尉
原作キャラ。重核子爆弾攻略作戦でパルチザンに胸と頭を撃たれた際、瀕死の所を救われた。現在は生身である頭部のみの状態でシリンダーの中に幽閉状態にある。
思ったより多い……しかも大抵のキャラがその場かぎりという使い捨てっぷり。