宇宙戦艦ヤマト外伝 宇宙戦闘空母シナノ   作:榎月

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図書館にはどんな本でも置いてある。
国会図書館ならばなおのこと。
専門書から先週のジャンプまで取り揃える充実ぶりはもはや天国。
あとは、マイクロフィルムリーダーが新しくなればなぁ……。


第三話 (画像あり)

2207年 1月30日 10時16分 アジア洲日本国愛知県名古屋市港区 名古屋軍港内南部重工第1建造ドック

 

 

「掛まくも畏き、經津主神武御雷神鳥之石楠船神天目一箇神等を招請奉り坐せ奉りて、畏み畏みも白さく……」

 

 

目の高さに紙を持った神職の声がドック内に響く。

只今、改装工事起工式に伴う工事安全祈願祭の真っ最中である。

 

 

「我が軍の集団は陸にも海にも宇宙にも有るが中に、殊に天つ海を四方八方に囲める我が星は、天つ軍人の強からでは仇等を射向け難く、又堅く雄々しき鋼鉄の軍艦又諸々の軍器の無くては適うまじ……」

 

 

一同、揃って腰を折り祝詞を聞く。

ちらりと上目で様子をうかがうと、前の列にはずらりと並ぶ作業服姿の南部重工の職員・工員達。

対して、研究所の職員はたった3人。

残り117人は、絶賛二日酔い中である。

 

 

「如斯乍ら公の政府の趣旨の命に依りて造れる、天駆ける軍艦の大船を組み立つる梁柱は堅磐に常磐に堅く強く違う事なく、張れる船板は日は日の尽き夜は夜もすがら、善く鍛え練りし真金の板の広く厚く破れ壊るる事なく……」

 

 

惨劇の始まりは、一昨日の深夜にまで遡る。

翌朝の閉店までに酔い潰れたのが約8割。残りも、わざわざ早朝に営業している、深夜に働く人のための居酒屋へと押しかけて飲み続けた。

―――その結果がこれである。最後まで生き残った12人のうち、行動可能にまで回復したのはたった2人だけだった。

ちなみに、生き残ったのは恭介と遊佐。局長は事務処理の為に、朝イチで研究所に帰っていたらしい。

局長は酒には弱いけど抜けるのも早いから、こうして参列できているのだろう。

 

 

「仇等の撃ち出す弾丸の当たるとも梓弓張る矢を放つ事の如く跳ね返らしめ給い、撃ち出す大砲小砲種々の武器は鳴神の光り轟きて、五月蠅なす仇船を打ち破り沈めて吾が星の威光を弥輝かしに輝かしめ給いて……」

 

 

とはいえ、二日酔いが抜けきった訳ではない。というより、今も頭の中では銅鑼がグワングワン鳴り響いている。

そして、いつまでもこうやって頭下げてると、段々胃の中の物が上がってきてヤバいことになる。

 

 

「外つ星の国の軍艦も得適い難き大御艦を造らしめ給えと、今日の生く日の足る日に、事を預かり司る南部重工を始めて事に従う諸々参集いて、御祭り仕え奉らんとして捧げ奉る幣帛を平らけく安らけく聞こし食せと、畏み畏みも白す~~~ぅ」

 

 

ようやく長々しい祝詞が終わる。背筋を伸ばすと、上がりかけたモノが食道を下りて、胃が刺激される。

冷や汗が二人の頬を伝い、我慢を通り越して無表情になる。

もはや進むも地獄退くも地獄、時が止まったように微動だにせずにいることで、かろうじて持ちこたえているのだ。

 

柏手の音がドック内を反響する。

再拝して神職は元の場所へ。

今度は一番下手に並んでいる神職が、木の枝らしきものを取りに下がる。気を紛らわすために式次第を見ると、「玉串奉奠」と書いてあるが、ふだん建艦式や竣工式に参加しない恭介には読み方が分からない。

ずらりと並んだ五人の神職が一斉に動き出し、一番偉いと思われる神職の後ろに並んだ。

二礼、二拍手、一礼。

五人が一糸乱れず行うのを見ると、なんとなく有難味を感じてしまうから不思議だ。

 

式次第だと、この後は参列者玉串、撤饌、祭主一拝、昇神、退下と書いてある。

ここまで既に15分、予定だとあと5分もすれば式は終わる。式が終わり次第、化粧室にダイレクトランディングだ。

シミュレーションは既に完了、この場のさりげない離脱の仕方から胃を刺激せずにトイレまで最短時間で辿り着く走法、個室に入ってから扉を閉めつつ便器の蓋を開ける一連の動作まで、全て想定済みだ。

頭の中で、波動エネルギーがシリンダー内に充填される音が鳴る。

恭介はちらりと、隣の遊佐を見る。目は虚ろで眉は八の字、頬が心なしか膨らんでいるのは気のせいだろうか。

こいつは、時間と遊佐との競争になりそうだ。

 

酒井忠雄地球連邦軍司令長官、南部重工社長南部康憲に続いて飯沼局長が木の枝を持って正面に進む。事前に指示された通り、局長に合わせて二拝、二拍手、一拝。

腰を折るたびに腹が圧迫されて上がってきたものを無理やり飲み込む。

ターゲットスコープを目の前に幻視した。

 

段々と、目の前がぼやけてくる。体が無意識に視界をシャットダウンして、吐き気を抑えるのに集中し始めたようだ。

かすれた視界でなんとなく人が動いているは分かるが、もう、なんかどうでもいいや。

そんなとき、ようやく待ちに待った言葉が聞こえてきた。

 

 

「只今滞りなく、航空母艦『信濃』改装工事安全祈願祭を御奉仕申しあげました。真におめでとうございます」

 

 

視界を一気に回復。根性で吐き気を抑えて、いつでも行動に移れるように心持ち右足を下げる。

施工主の南部社長が解散を宣言した時が、スタートだ。

 

と、そのときだ。

3人の巫女さんがスルスルと現れて、机と人数分の盃、そしてやたら柄の長い薬缶を持ってきた。

恭介と遊佐の顔が、これ以上なく引きつる。

二人は、いろんな意味でもう限界であった。

 

 

「それでは、これより直会として御神酒を召し上がっていただきます。施主であられます南部社長から順に、盃をお取り下さい……」

 

 

まさかの展開に目の前が真っ暗になる。

そのとき、会ったことも無い古代進戦闘班長の声が聞こえてきた。

 

 

((対ショック、対閃光防御!))

 

 

ああ、そういえば波動砲の発射カウントダウンは10秒前からだったなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――その後。研究所内において、しばらくの間篠田と遊佐は「拡散波動砲」と呼ばれたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

2207年 2月10日 21時44分 アジア洲日本国愛知県名古屋市某アパート2階1号室 篠田恭介宅

 

 

 

「んで? 結局のところ、ゼミの授業の一環で、建造現場に連れて行ってほしいってことなんだな?」

「う、あ。あ、あの…………。えっと、その……うん」

「所長に上申しておくよ。まぁ、うちとしても世界に『シナノ』をアピールしておきたいところだから、多分OKが出ると思う」

「うん…………。ありがと」

 

 

問いかけても、さっきからしどろもどろな言葉にならない言葉ばかり。

約一ヶ月ぶりにかかってきたあかねからの電話は、そんな噛み合わない会話が延々と続いていた。

 

 

「そ、それでね、恭介。あ、あ……あの時のことなんだけど、さ」

「あの時?」

 

 

スタンドに立てた携帯の画面に映るあかねは、心なしかいつもより顔が赤いような気がする。肩で息しているように見えるし、視線を合わせてこない。しかも何やら興奮しているようだ。

ん―――、と、恭介は視線を上に移して考えてみる。

 

 

「前に電話した時、さ。あんた、色々言ったじゃない。あれ、どういう意味なのかな……って、思ったり……?」

 

 

言われて、恭介はようやく思い当たった。

前回話したときは電話口で散々喧嘩して、そのさなかに『シナノ』の件を思いついたまま、恭介から一方的に電話を切ってしまった。

かなりひどい事を言った自覚はあるが、ひと月たった今も怒っているのだろう。

頭に血が上り過ぎて上手く言葉が出てこないってことは、よくあることだ。

あの時に謝って許してもらったはずだが、もう一回ちゃんと謝った方がいいだろうか。

 

 

「あかね、こないだは悪い事をした」

「――――――ひぇ?」

 

 

上ずった声で、あかねが返事をする。ようやく目があった……と思ったら、また視線を逸らされた。

 

 

「いや、その場の勢いでとんでもない事を言っちまった。反省している。だから、(暴言を)撤回させてくれないか?」

「え?て、撤回って?ええ!? (告白を)撤回しちゃうの?」

「ああ、本当に申し訳ない事をした。俺達兄妹みたいなもんだからな、兄妹でやっぱああいう事(暴言)を言っちゃいけないよ」

「あ、きょ、きょきょ、きょきょきょう……!?」

「魚(ギョ)?」

「恭介の、恭介のぉぉぉぉ………………」

 

 

謝っているのに、何故かあかねの顔に紅みが増していく。いつのまにか、井桁模様があかねのこめかみに浮き上がっていた。

あかねの怒りはここまで根深いものだったのかと、焦った恭介は早々と切り札を出すことにした。

 

 

「だ、だからさ、ひどい事言ったお詫びに、お前が名古屋に来たら好きなもん買ってやるよ! 一日付き合うからさ!」

 

 

《女性が怒っていたらプレゼントに限る》

以前一緒にメシ食ったときに米倉さんが自慢げにそう言っていたのを思い出して、提案してみたのだ。なんだかんだと言いながらも、先輩のアドバイスを鵜呑みにして実行してしまう恭介であった。

 

 

「ヴァk…………あれ? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ひどいこと? ん? んん?? ん――――――――――――――――――――――――――――ん???」

 

 

まさに怒髪天を抜かんとしていたあかねの顔が、風船が萎んでいくが如くに落ち着いていく。かわいらく顎に人差し指を当てて首をかしげて……そこまで見て、恭介は顔が赤くなる自分を自覚した。

 

 

「…………恭介。アンタ今、何の話してるの?」

「いやだから、こないだお前にあれこれひどい事言っちまったから、そのお詫びに名古屋に来たら何でも買ってやるって話なんだが」

「あ―――――――――――――――――――――――――――――――。なんだ、その話かぁ……………………」

 

 

はぁぁぁぁぁ、と画面から隠れるほどに盛大なため息をつく義妹。

あかねが何を思っているのか恭介は知る由もないが、好感度が急降下した気配だけは感じていた。

 

 

「あたし、何でこんなのを…………でもまぁ、そんなことはとっくに分かってた事だし…………」

 

 

しばらくして画面に復帰したものの、今度は何やらそっぽを向いてブツブツ言いだす。

どうにも、あかねの反応が理解できない。

 

 

「あかね? 俺の話を聞いてるか?俺、何か気に障る事言っちゃったか?」

「…………なーんかもう、どうでも良くなってきたわ」

 

 

今度は半眼で、興味なさそうな視線を向けてくる。

今日のあかねは百面相だが、能面のような無表情をしたこの表情はひどい。

なんだか、百年の恋も一瞬で醒めてしまいかねない。

 

 

「とにかく、見学の話は上に通しておいてね。それじゃ」

 

 

プツッ。ツーツーツーツーツー。

 

 

「……切れた」

 

 

通話が切れて真っ黒になった画面を、渋い顔で見つめる。

何故だろう、よく分からないけどとってもまずい事態になっている気がする。

あそこまで文字に表現しづらい顔をするあかねは、義兄の恭介も今まで見たことない。

 

 

「そういえば、怒られなくなったら人としてオシマイって話を聞いたことがあるような……何かまずいことしたか、俺?」

 

 

明日にでも米倉さんに相談するかと心に決めた恭介は、あかねがああなった理由をまったく理解できていなかった。

 

 

 

 

 

 

2207年 3月28日 8時55分 アジア洲日本国 国立宇宙技術研究所内・事務室

 

 

「思ったとおり、航空戦艦が出てきたな」

 

 

そう言って、久々にやってきた真田さんが新聞を渡してくる。アメリカの全国紙だ。

 

 

「航空戦艦? 宇宙空母でなくてですか?」

 

 

そういいながら俺は新聞を広げる。一面は、ネヴァダ州で昨晩起きた反政府デモの記事だ。

―――元々州単位での独立意識が強いアメリカは、ガミラス戦役後の復興において国策とは別に州ごとに独自の復興政策を行ってきた。

しかし、政策が図にあたって―――大都市だけでも―――かつての反映を取り戻した州もあれば、国から下りた莫大な支援金を使い果たしても一向に荒廃地から抜け出せない州もあった。結果、州同士で貧富の差が生じて国民の不平不満が溜まっていたのだが、ついに爆発したようだ。

正直、ここまで国内が荒れているのにヨコハマ条約の隙間を縫ってまで新造艦を造ろうとする米国政府には恐れ入る。 

米国政府としては最初から地球上の資源による経済復興など大して当てにしていないようで、国営事業として行っている太陽系外開拓事業の収益で復興資金を捻出し続けるつもりらしい。

と、そんな事はさておき。

 

 

「ああ、航空戦艦だ。もちろん、科学局には宇宙空母と申告されているがな。新聞の17ページを見てみろ」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

新聞の真ん中あたりを開くと、建造中と思われる軍艦の写真と『アイオワ級宇宙空母』と銘打たれた『シナノ』によく似た宇宙戦艦の図面があった。知らず、顔が強張る。

 

 

「真田さん、これはどういうことですか?」

「どういうことも何も、アメリカが建造中の宇宙空母だよ。いや、正確に言うと『改装工事中』だな。こいつは『シナノ』と同様、昔の水上戦艦を改造して航空戦艦になる船だ」

「前に俺が言っただろう。『サルベージして空母に仕立て上げる国がきっと出てくる』って。どうやらアメリカは、アイオワ級戦艦を隠し持っていたようだな。しかも呆れることに4隻全部いっぺんに改装する気だ、恐れ入るね」

 

 

真田さんに続いて、今度は飯沼局長が話に加わってきた。

 

 

「4隻同時とは……国内がこんなに荒れてるのによくこんな事に金使えますね」

 

 

そう言って、俺は新聞の一面を真田さんの前に掲げた。

 

 

「ああ、これか。ネヴァダは特に復興が進んでいないから、起きるのは時間の問題だったともいえるんじゃないか?主産業の鉱物資源も遊星爆弾で吹き飛んでしまったし、国民にはラスベガスでギャンブルをする余裕も無い。国民の不満が溜まるのも致し方ないな」

「大国には大国のプライドと見栄ってものがあるんだよ、篠田。特にアメリカやイギリスみてぇにかつて世界の頂点に立ったことがある国はな。知ってるか? 日本だって昔、借金だらけなのに外国に金をばら撒いてた時期があるんだぜ?」

「いや、確かにそれは宇宙戦士訓練学校で習いましたが……。この『アイオワ級宇宙空母』って、元はやっぱりアレですか?」

 

 

脳裏に思い浮かぶのは、座学の科目にあった歴史の教科書の1ページ。周囲を兵隊が取り囲む中、恰幅の良い紳士が軍艦の甲板上で書類にサインをしている写真だ。

 

 

「お前の推測で間違いないぞ。こいつは、かつての世界大戦で活躍した『アイオワ級高速戦艦』だ。他の3艦も『ニュージャージー』『ミズーリ』『ウィスコンシン』と申告されているから間違いない」

「やっぱり……。連中も物持ち長いですね。建造年月250年超でしたっけ?」

 

 

アイオワ級戦艦は、第二次世界大戦においてアメリカが建造した最後にして最強の水上戦艦だ。基準排水量45000トン、全長270メートル幅33メートル。16インチ砲を三連装3基、連装両用砲10基を搭載し、戦艦部隊の主力としても空母機動部隊の直衛艦としても活躍される事を期待された。戦後は幾度の改装を経てミサイル搭載型戦艦として復活し、米国海軍の象徴として半世紀近く君臨した。

俺の知ってる限りでは、200年ほど前に4艦とも記念艦として係留され、そのままガミラス戦役を迎えていたはずだ。

 

 

「そうだ。俺も最近知ったんだがな、アメリカ政府は独自にアイオワ級の4隻を移民船として地下都市で改修工事されていたらしいんだ。ヤマトがコスモクリーナーDを持って帰ってきたから工事は中断していたらしいんだが、それを今回復活させたというわけだ」

「しかし、新造の方がいろんな制限が無くて良いでしょうに、なんでわざわざオンボロ船を改装したんですかね。しかも……やけに『シナノ』にそっくりだ」

 

 

記事に小さく載った完成予想図をまじまじと観察する。

アリゾナ級のデザインを踏襲して前部に衝撃砲三連装3基、左右に副砲が一基ずつ。その後ろには原型の印象を強く残した、煙突型ミサイル発射機と一体化した戦闘艦橋。第二煙突基部周辺は近代化改修したときと同じように対艦ミサイル、対空ミサイル、対空パルスレーザーが集中的に配置されている。『シナノ』よりもパルスレーザーが少ない代わりに、対空ミサイルの同時発射弾数は圧倒的に勝っているようだ。

後部艦橋の眼前には上下二面の飛行甲板。宇宙空母を踏襲して上側の甲板が発艦用、下側が着艦用のようだ。

ただし以前のそれと違うのは、エレベーターが艦尾に設置されていてV字にカタパルトが設えられている点だ。おそらくは、艦左右を通って前方に射出する形なのだろう。

下部には艦橋は無く、巨大な強制冷却用インテークと増槽タンク。

細部こそアメリカの国柄が現れてはいるが、『シナノ』と似たコンセプトで造られた艦であろうことが容易に推測できる。

 

 

「何故、『シナノ』とここまで酷似しているのかは、残念ながら俺にも分からない。ただ、『シナノ』と似ているのもわざわざアイオワ級を使ったのも何か大きな理由があるのだろう。」

「案外、ヤマトにあやかったんだけなんじゃねぇのか?」

「そんな安直な……。しかし、日米で250年前の戦艦を航空戦艦として復活させるとは……なんだか因縁めいたものを感じますね」

「なにせ、『シナノ』にとっては前世からの因縁だからな。本当に何かあるかもしれんぞ」

 

 

局長が冗談交じりに言ったその言葉が、妙に俺の脳裏にこびりついた。




真面目なのかギャグなのか、自分でも分からないお話。

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