ーー選べ、お前は魔の王になるか?人の希望になるか?どちらにする。これでお前の運命が変わる。ユウ。さあ選べどちらを選べばお前の望む世界になるーー
ーー俺は…ーー
ユウ「ん……」
ユウは目覚めた。部屋の一室でユウは眠っていた。
ユウ「さっきのは…球と話してたのか?」
不思議な夢を見たユウは考えていたがやがて考えるのをやめ起き上がった。そばにはアリーナがいた。ユウは頭を撫でた。なぜだかなでたくなったのだ。するとアリーナが目を覚ました。
アリーナ「ん…ユウ…?…起きたのね!心配したわよ」
ユウ「何日くらい寝てた?」
しばらく考え、少し不安気味に答えた。
アリーナ「2日くらい?それよりあなた何でさえずりの塔にいたのよ」
ユウ「さえずり?俺は砂漠の前でさそりアーマーに殺されかけたんだが?」
ユウとアリーナの会話が噛み合わなくて頭にはてなマークを浮かべた。すると扉が開いてクリフトとブライが入ってきた
クリフト「目が覚めましたか!」
ユウ「えっとあなたは?あとそこの爺さん」
クリフト「失礼しました。僕はクリフトって言います、僧侶です。」
ユウに向かってお辞儀をする。クリフトの隣にいたブライもそれにならい礼をし自己紹介する。
ブライ「ワシはブライ、姫様のお目付役じゃ。」
ユウ「俺の名はユウ、旅人だよ。ところで姫様って誰のこと?」
うすうす気づいてるがとりあえず聞いて見た。
アリーナ「わたしよ」
ユウが答えたアリーナの方を見てため息をして深呼吸して
ユウ「嘘でしょ!!」
アリーナ「本当よ!」
と、嘘だ!本当よ!と言い争ってるのを見て二人は
クリフト「仲良いですねぇ」
ブライ「仲良いのか?あれ?」
しばらく見ていると扉があきメイドが入ってきて
メイド「目覚めましたかユウ様。姫様方を王がお呼びです。」
アリーナ「ありがと。行きましょう」
ユウは心の中で王に会えるワクワクと何かぶれいなこといわないようにしようと言う気持ちでいっぱいになった。
メイドの後をついて行き四人は玉座の間へと歩いて行った。
玉座の間
メイド「では失礼します」
案内してくれたメイド自分の仕事をしに戻った。目の前の王は優しそうな顔をしてはいるが、王と呼ばれるだけの威圧感をユウは感じた。
サントハイム王「さて、アリーナよ。今回の件はありがとう、本当に助かった。ブライもクリフトもよくやってくれた」
アリーナ「お父様のためだもの、これぐらいへっちゃらよ」
と自信にたっぷりに言う。クリフトとブライはありがたきお言葉ありがとうございます。と言った。王はさらに言葉を続けた。
サントハイム王「そこでだ、ワシも認めることにした。アリーナよ いろんな場所を見てくるといい、そして無事に帰ってきてくれ」
アリーナ「ほんとに!いいの!お父様!」
その言葉にアリーナは喜び、王は頷いた。アリーナが嬉しそうでよかったと思う反面、無断で旅をしていたのかという突っ込みを抑えた。それにこの場に俺は必要ないんじゃ?と思った矢先にユウの名前が呼ばれた。
サントハイム王「そして、ユウよ」
ユウ「は、はい」
突然、声をかけられ返事がどもってしまう。
サントハイム「どうかこれからも我が娘と旅をして欲しい、一緒にいろんなものを見て欲しいのだ。娘を頼みたい、いいだろうか?」
この頼みは王としてではなくアリーナの父親としての頼み、もちろんユウは元気良く答えた
ユウ「任せてください!」
その日、ユウは再びアリーナたちと旅に出ることになる。その先には一体何が待っているのだろう。クリフト、ブライを仲間にしユウの冒険が再び始まる…
フレノール南の森
玉座の間を後にした一行はユウが置いてきたスライムを引き取りにきた。そこから旅の扉と呼ばれる施設へ向かっている。そしてその途中の林のなかで一行は眠る準備に入りアリーナとユウ以外は寝てしまう。
ユウ「…アリーナさえずりの塔で助けてくれてありがとう、正直死んだかとおもった。」
アリーナ「ほんとよ!しんぱいかけさせないでよ!それにしても誰があなたを治療したのかしら?近くにいたのはエルフの姉妹だけだし、その子達かな」
ユウ「ん〜なんでもいいさ、明日に備えて寝とけ。おやすみ」
アリーナ「おやすみ」
アリーナが寝たのを確認しハァとため息をつき、まだまだ弱いなとつぶやいた。
翌日
マンドレイク「キシャァァア」
ユウ「っ…メラ!」
早朝に出発しだいぶ歩いたところでマンドレイクにそうぐうする。マンドレイクの攻撃にダメージをくらうユウだがすかさずメラをはなつ、怪我をクリフトがホイミで治す
ユウ「助かった、サンキュー」
クリフト「礼は後です!今は目の前の敵に!」
ユウはああと返事をし駆け出し、目にも留まらぬ速さでつく。
ユウ「疾風づき!」
マンドレイクは速さについてけずよけれぬままそのひと突きをくらい倒れた。
マンドレイクを倒した!
ユウ「ふう、そっちはどうだ、アリーナ」
アリーナ「もう、終わってるわよ」
二匹現れたマンドレイクに一匹に二人という形式でたたかっていた。二人の時と違って戦い方の幅が広がったのだ。
アリーナ「それより、見えてきたわ。旅の扉よ」
四人が見つめるそれは青い水みたいなものが渦巻く場所。一向は歩き出した。
旅の扉
アリーナ「よし、ここに入ったらエンドールに行けるのよね」
ユウ「エンドール?何それ?ポケモン?」
それはネンドールか、と自分に突っ込むユウは一人虚しくなった。
ブライ「ポケモンというのは存じ上げませんが、エンドールとはこの先の大陸を統治している王国じゃ」
アリーナ「確か、今大会やってるのよね!これはでなくちゃね!さあ、急ごう!」
と走りだし渦巻きにアリーナは飛び込んだ。ブライとクリフトも「ひ、姫様!」といいながら後を追いかけていった。ユウはその光景を見て笑みを浮かべた。
ユウ「はは…おてんば娘ね…」
ユウもあとを追いかけるために渦巻きに飛び込んだ
飛び込んだユウは頭がぐわんぐわんしたような感じで吐き気を催し、あと少しでやばい!というタイミングでその感じはなくなった。目の前には広大な高原、近くに見える立派な城、そしてユウの仲間たち。
アリーナ「遅かったわね!さあ早く行きましょう!」
ブライ「クリフト…しっかりしなさい」
クリフトン「うぅ、気持ち悪い」
ユウは現代はなかなかできない旅というのも悪くないなと思い、クリフトに肩を貸しながらエンドールへ向かった。この時、すでにサントハイムに魔の手が伸びていた…
ここまで読んでいただきありがとうございます!原作をいれてのオリジナルのストーリーなのですごく考えるのが難しいです。文章力も上がってなくてすいません。ではまた