ドラゴンクエスト〜2人と勇者達の冒険〜   作:スズ.H

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スズです!かなり遅めの更新ですいません!



第一章 4 アームライオンとの戦闘

南の洞窟の奥でアームライオンと戦うユウ達、戦い始めてから数十分がたった。アームライオンから致命的なダメージは受けてはないが洞窟内で散々歩き回ったので体力が限界を迎えてくる

 

 

ユウ「こいつ…ハァハァ、全然倒れる気しないぞ…」

 

数十分の間でアリーナの攻撃を三回、ユウのメラミ一回とやり攻撃を何回か受けているが余裕そうな顔でそこにたっている

 

アームライオン「グルルル」

 

アームライオンは力を溜めた

 

アームライオンが力をためているのを察しそれに対応して盾をユウはかかげた。

 

アームライオン「グルァ!」

 

ユウ「っ!?」

 

盾を構えたユウだったが、アームライオンの一撃には耐えられず洞窟の壁に叩きつけられる。それを見たアリーナはユウの方に駆け出す。それを見たアームライオンはどこからか薬草を取り出すそれを食す

 

アリーナ「薬草を食べてるの…?」

 

ユウ「恐らくな…このままじゃジリ貧だな…ホイミ」

 

自分にホイミをかける。現状はかなりきつい、ユウの魔力はあとメラミ4回分、ホイミで言えば10回。残りの魔力でユウは勝負をしかける。

 

ユウ「アリーナ、あいつの注意を引いてくれ、できるだけ長く隙ができた時ありったけの魔法でトドメを刺す」

 

アリーナ「任せて!」

 

そうアリーナは言うとアームライオンの方へ走りだす。ユウはアームライオンには見えない位置で両手を広げる、例えるならテニスボールくらいの火の玉を出現させそれに魔力を注ぎ込む一方アリーナはアームライオンの攻撃を紙一重で避けながら隙あらば攻撃を叩き込んでいる。かなりの攻撃をアリーナから受けていた。ユウはこの魔法が決まれば勝ちだと確信する。

 

アリーナ「しつこいわね!ウィングブロウ!!」

 

アリーナがアームライオンに一撃を与えそこから風が巻き起こりアームライオンにさらなる攻撃を加える。その攻撃にアームライオンは少しよろける。

 

 

 

ユウ「隙ができた!メラミ!」

 

両手を頭上で手を合わせアームライオンにとばす。すると両手から出していたメラミが合わさり膨大な魔力による火の玉が形成された、ユウはメラミと言ったが威力的はメラゾーマ級であった。

アリーナに夢中だったアームライオンはユウの行動に対して回避できず、火の玉が直撃し叫び後を上げる

 

アームライオン「グラァァァァァァ!!!」

 

その声を最後に洞窟内は静かになった…

アームライオンを倒した!!

安心したのか二人ともその場に座り込む

 

ユウ「あ〜疲れたぁ!もう魔力ないや…」

 

アリーナ「私も限界…あ、腕輪とんないと…」

 

疲れたといってその場に寝転んぶユウ、一度座ったアリーナは立ち上がり四つの柱の中央にある宝箱を開ける。そこには黄金色の腕輪が置いてあった。それをもってユウのところに戻り見せる

 

アリーナ「これかしら?」

 

金色に輝いていてドクロのマークが入っていて、どこか不気味な感じがする

 

ユウ「さあ?俺が知るわけないだろ」

 

アリーナ「それもそうね、はい、ユウが持って」

 

そう言いながらユウに腕輪を差し出す。

 

ユウ「はぁ?なんで俺がお前が渡すんだからお前が持ってろよ」

 

アリーナ「だってなんか不気味だし、それに私魔法耐性ないからもし呪い的な魔法が何かきっかけで発動したら私速攻でかかっちゃうわよ」

 

ユウ「そのいいかただと俺は別にかかってもいいとも聞こえないか?」

 

アリーナ「そんなこと思ってません!はい!」

 

突きつけられたその腕輪をユウは渋々受け取る。その時不思議な現象が起きる

 

 

ーーなぜ我を求める?人間。そしてなぜこの世界に元々存在してはならない貴様がここにいる?天使が何したかわからないがそうそうにこの世界から立ち去れ!ーー

 

ユウ「っ!?」

 

その言葉を聞いて思わず腕輪をユウは落としてしまう、金属音があたりに鳴り響いた。なんだこの腕輪?喋ったのかそしてなぜ俺がこの世界の人間じゃないと識別できた?

という疑問を浮かべその腕輪を凝視する。

 

アリーナ「どうしたの?腕輪落として、壊れたらどうするのよ」

 

アリーナの言動からあの声を聞いたのは俺だけ、それがさらにユウを混乱させた。なぜアリーナには聞こえない

そんな疑問も持ったがレンと合流しないことには意味がないそう思いその疑問を頭の隅に置いておき、腕輪を拾う

 

ユウ「わ、悪い。さあ帰ろう。俺に捕まって、リレミト唱えるから」

 

そうユウは言う、腕輪を拾う時また声がするのではないかと思ったがそんなことはなかった。気のせいだったのか?そう思ったが深く考えなかった。アリーナが袖をつかんだのを確認し呪文をとなえる

 

ユウ「リレミト」

 

アリーナ「………ねぇまだ?」

 

ユウ「……すまん、魔力切れだ」

 

アリーナ「はぁ!?」

 

すっかり忘れていた。さっきのメラミで全魔力を使ったのを、たおしたあとでも俺らを苦しめやがってと八つ当たりな感じでアームライオンをにらんだ。するとそこには液体が入っている容器が落ちていた。

 

ユウ「これは……」

 

ユウは魔法の聖水を見つけた

ユウはそれを見て飲み干した。自分の魔力が回復したことに気づきもう一回アリーナに掴むようにいい呪文を唱える

その際に冗談を言ってみる

 

ユウ「手握ってもいいんだぞ?アリーナ」

 

アリーナ「殴るわよ?」

 

ユウ「冗談だよ…半分ほど…」

 

アリーナ「え?なんか言った?」

 

ユウの言葉は後半なに言ってるかアリーナには聞こえなかった。ユウも実はなんでああ、言ったかはわからなかった。

 

ユウ「い、いやなんでもない。行くよ、リレミト」

 

呪文を唱え二人は洞窟からいなくなった。すると宝箱の周りの柱から女性がでてきた。その姿は黒い《翼》を持っていた。その女性はアームライオンを睨み付けその場から消えた。

 

 

南の洞窟 入り口

 

ユウ「ついた」

 

アリーナ「ここからはどうするの?歩くの?」

 

ユウ「いやキメラの翼があるからね、また捕まって飛ぶよ」

 

アリーナは言われた通りにユウを掴みそれを確認したユウは上空に翼を投げ叫び

 

ユウ「フレノールヘ!」

 

そう叫ぶと体が浮かびフレノール方面に飛んで行った。この時すでに夜であった

 

 

 

フレノール

 

ユウ「ついたよ、さあアリーナ早く行け俺は先に宿とっとく」

 

ユウはそういいながら腕輪をアリーナに投げつけた。それを受け取ったアリーナはかなりの速さで宿裏に走って行った。

 

ユウ「あの洞窟のアームライオン…5では対して強くなかったはず…4だと強いのか?俺たちが弱いだけか?」

 

ふと思った疑問を口に出しながらユウは宿へ向かった。

 

この一件は町民には知られずに事が終わった。宿の店主が口外しなかったため対して騒ぎにならなかった。町の人にはすでに旅だったということにしたらしい、メイと呼ばれた一行は興味本位で姫と名乗ったらしいまさかこうなるとは思ったなかったのでもう二度と名乗らないという、お礼に《盗賊のカギ》というたいていの鍵がかかったものを開けることができるものをもらった。

 

ユウ「さて、次はどこに向かおうかな」

 

アリーナ「あっちの砂漠でバザーやってるんだって、そこに行きましょ」

 

ユウ「バザーか…よし行こうか」

 

 

 

南の洞窟までの森

 

行き先が決まったユウたちは砂漠を乗り越えるための準備をし南の洞窟付近まで歩いてきた

 

ユウ「そろそろ休むか」

 

アリーナ「そうね、私はなんか食べ物探してくる」

 

そういい暗闇の中に消えて行った。

 

ユウ「さてと…俺も木々を…」

 

無事に戻ってきたアリーナが持ってきた果物を食べフレノールで買った干し肉と水を飲みその日は終わる。

翌朝、支度をし砂漠の方へ歩いていく

 

 

砂漠

 

ユウ「あっつー…夏あっつー…ここ…夏…」

 

アリーナ「なにわけの分からんこと言ってんのよ、あまりの暑さに頭イッたの?ほらもうついたわよ」

 

アリーナが指を差す方を見るとバザーがある。砂漠に入ってから魔物にも運良く会わなかったのでスムーズに進んできたがあまりの暑さにユウは思考回路がいかれた。それはさておきバザーについた二人はとりあえず見て回る

 

アリーナ「いろんなものがおいてあるわね〜」

 

ユウ「そうだね…んっ?」

 

見て回るうちにユウの目に入ったのは鉄のやりよりは強いであろうなんか輝いている槍を見つけた。

 

ユウ「おばさん、このやりなに?」

 

武器屋「ん?これかい、これは神の祝福を受けたやりとか何とか…詳しいことはわからないね。名前はホーリーランスだよ」

 

ふむ、なんとも僧侶とか聖職者が使いそうな槍とユウは思った。特に品定めもせず、その槍を買った。

 

ユウ「なかなかいいな、この槍」

 

アリーナ「そんな槍より次はあっちの…」

 

?「姫様!」

 

突然アリーナの声を遮るように姫様と呼ぶ声にアリーナはピクッと動き、顔を引きつらせ声が聞こえた方向を向く、その方向には神官っぽい若者と白髪のジジ…じいさんがいた

 

ユウ「姫様?」

 

なんのことか分からないユウは姫様とつぶやきながら首を傾げる。対して神官と爺さんかなり慌てていた様子でこちらに走ってくる

 

アリーナ「はぁ〜ここまでおいかけてきたのね」

 

?「そんなこと言ってる場合じゃありません!サントハイム王の声がでなくなってしまったのです!早く城にお戻りください!」

 

アリーナ「父様が!…早く行きましょ!ブライ!ルーラお願い!ユウ!悪いけど少し待ってて!」

 

ユウ「えっ?ちょっ!」

 

ユウが問いかける前に飛んで行った。白髪のじいさんはブライというなまえみたいだ、何が起こったのか混乱していたユウはため息をつき宿の方へ槍を振り回しながら向かった

 

ユウ「もうわけわからん、帰ってきたら問い詰めてやる」

 

そう呟いた

 

 

 

 

現代・天使会

 

椅子に座る青い髪の翼がない天使と光の玉が話していた。

 

ミカエル「以上紅 優希の行動です。」

 

ガブリエル「うん、ありがとう。十六夜レンの方は?」

 

ミカエル「十六夜レンは無事に勇者となるミルの元で暮らしています。彼は“ゲーム”としてあの世界を体験していますので特に問題はないと思います」

 

ガブリエル「そうか、お疲れ。責務に戻っていいよ」

 

ミカエル「はい、それでは失礼します。」

 

光の玉がスゥと消えその間にはガブリエル一人となった

 

ガブリエル「…でもまさか、聖の魔力を持つものがあの二人だけか…他の国はみんな事故でなくなってる。そしてあの二人は…」

 

手元の紙を見ながらいう。

 

ガブリエル「なんか気になるな…それにしても天空伝説…ロトの伝説、そして天使伝説…彼らは一体どの一族の末裔なのかな…まぁ天使伝説はありえないけどね」

 

ガブリエルはそう一人呟き紙を引き出しにしまい、この間の奥の部屋に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで見ていただきありがとうございます。ようやくブライの登場ですがクリフトの名前は出せませんでした。特に理由はないです
アームライオン戦のメラミに関してはメドローアみたいなものです。今回は同じ属性の魔法なので簡単に制御できるということです。威力はメラゾーマですが、ユウの経験や今の魔力体質ではメラゾーマは打てないので、メラミを合わせて威力をでかくしたということです。普通ならメラゾーマの魔法を扱えませんが元々がメラミなので操れたというわけです
ではまた、間違いの指摘やここはこうした方がいいというコメント待ってます

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