文章力は相変わらずですが楽しんで見て行ってください!
原作と違ってブライ、クリフトの登場は少し先になります
それと今回戦闘シーンはありません
あばれこまいぬとカメレオンマンを無事に倒したユウ
そこに以前であった青い帽子をかぶったアリーナが現れる
ユウ「えっと確かアリーナだっけ?」
ユウは記憶をたどり名前を思い出し、自信なさげにそう答えた
アリーナ「そうそう!…あなた強いのね?この魔物あなたが倒したんでしょ?」
魔物を指差しながらどこか興奮した感じでユウに話しかけてくる。その姿はユウたちがいた時代の数少ない俺の友達である子を思い出していたがそれを振り払いアリーナに答えを返す
ユウ「そうだよ、アリーナは何しにここへ?」
アリーナ「え?城からでて…あ、いや、ちょっと旅をしようかなってね、思ってね、あははは」
最初に聞こえた城という言葉に疑問を感じたが気にしないことにした。実際旅に行くというのも疑問を持っている、今から旅をしようとしているのに食料や水を持たずに出るだろうか?と思ったので軽くあしらいレンを再び探しに行くためスライムを頭に乗せたまま立ち上がり先ほど倒した魔物に近づく
ユウ「へ〜、まぁがんばって」
アリーナ「え?あ、うん」
簡単に返してきたので少し驚く、そんなアリーナをよそにユウはカメレオンマンが持っていた杖を取り出しあばれこまいぬからもいろいろいじってるが特に使えるものもなかったらしく立ち上がる
ユウはなにか使えるものがないか探していたがカメレオンマンの杖といのちのきのみという種が手に入った
ユウ「これは天罰の杖か?…あいつが唱えたのメラミだったような…」
カメレオンマンと戦った時に繰り出した呪文はメラミだけである長い間戦ったわけじゃないがこの杖は意味ないのではと思った。その行動に疑問を感じたアリーナが話しかけてきた
アリーナ「何やってるの?」
ユウ「なんか使える道具ないかなぁってね、まあわけわからんない種と天罰の杖しかないけどね」
アリーナ「そっか…ねぇ、私も一緒にその人探しってのについてっていい?」
ユウ「はっ?」
アリーナ自身なぜこんなことを言ったのかわからなかったでもアリーナのなかでユウについて行けば何か変わるのではないかと思い言った。それに対してユウは理解するまでに少し時間がかかりしばらくして正常な思考に戻し考えた。もともと自分は無理やりだったもののこの世界を救う勇者に手助けするために来たのだ。IVをやったことのないユウにとって重要人物がわからない、もしかしたらここで声をかけられたことは運命ではと思った。
ユウ「……わかった。これからよろしく、アリーナ」
アリーナ「!!よろしくね!」
結果的にこのユウの選択は間違ってはいなかった。この人物こそ勇者を支えた七人のうちの一人サントハイム王女アリーナである、このことをユウが知るのはしばらく後になる
そのあとテンペの村には戻らず、先を進む。アリーナによるとこの先にフレノールと言う街がありそれを目指す。やがて夜になり旅が始めての二人にとって始めての野宿となる。アリーナは森の中に食べ物をユウは火を起こすための焚き木になる木を探すことにした
ユウ「これくらいあればいいかな」
10本の枯れ木が3束をユウは集めてきた、これまた始めて火を起こす、ユウの時代で昔火を起こすためにはひたすらこするというものだった。
ユウ「…………」
なかなかつかない火にイライラしているとアリーナが果物を手から溢れそうなくらい持ってきた
アリーナ「とってきたよー!…なにやってるの?」
ユウ「なにって…火を起こしてるに決まってるじゃないか」
アリーナからみたら木の板に木の棒を摩擦でつけようとする行動は変に見えた。アリーナたちは魔法か火の加護を受けた魔石なので火を起こす。ゆえにアリーナからみたら変に見えた。
アリーナ「ユウは魔法は使えないの?」
ユウ「魔法?使えるぞ?」
アリーナが訪ねてきたことにさらっと答えた。
アリーナ「ならメラで木もやしなよ」
ユウ「……」ピタッ
ユウから見たら魔法などおとぎ話の話でありそのおとぎ話の中に入ったことを忘れていた。それを言われたユウは何事もなかったようにさっさと木をまとめて詠唱する。
ユウ「メラ」
メラにより木は燃え寒かった夜は少し暖かくなった。その暖かさに目を覚ましたのかバックに入っていたスライムが出てくる
スライム「ピキ〜?」
ユウ「おっ、おはよう」
アリーナ「懐かれてるわね、さあ、食べましょう」
アリーナが持ってきた果物を二人と一匹が食べて始めての野宿にいろいろ疲れたが明日に向けて早めに寝た、聖水をばらまき二人の冒険一日目は終了である。
翌朝
アリーナ「ん…」
ユウ「起きたか?」
スライム「ピ」
目が覚ましたアリーナは目をこすり支度をする。ユウは支度は終わっておりスライムをなでていた。フレノールまでは少し歩けば着く距離であった
フレノールの町
中心に大きな宿があり真ん中に噴水そこそこ豊かな街である。広場には人が多く祭り騒ぎである
アリーナ「なんか騒がしいわね」
ユウ「祭りでもあるんじゃないか?まあそれはおいといて宿に行こう」
その提案にアリーナは頷き、宿にいく。その途中で話が聞こえてくる。この街に姫がきているらしい。それを聞いてアリーナの顔が少し不満気に見えた。聞いてもしょうがないのでみなかったことにした
フレノール宿
この町で一番大きいだけあってかなりの設備に見える
宿主「いらっしゃい」
ユウ「2部屋頼めるか?」
宿主「すみません、今は一部屋ツーベットの部屋しか空いてなくて」
ずいぶん都合がよく感じる。アリーナの方へ向くと大きく頷いたので一部屋でかまわないと受け取り、手続きをする
ユウ「それでお願いします。」
宿主「二人で8ゴールドだ」
ユウ「んっ」
ユウがアリーナに手を差し出す。金を渡せということである
アリーナ「私お金持ってきてないわよ」
ユウ「はぁ!?あんたどうやって旅する気だったんだ!」
アリーナ「そりゃ魔物倒して金稼いで」
その返しにユウは言葉を失い、反論する気にもなれなかった。はぁとため息をしユウは金を宿主にわたす
宿主「毎度、二階の一番左だよ、姫が来てるからね粗相がないようにしてね」
どうやら姫は二階にいるようだ。やはりアリーナの顔が不満気になるがすぐに戻りさっさと二階にいく。
二階に登った二人が見たのは一番奥の部屋の前で赤いドレスをきた女の人が男性にひっぱられるところだった
「あぁ?誰かきたぞ!早く行くぞ!」
「ちょっとやめて!」
その人物は強引に外に連れ出そうとする。
ユウ「お前なにしてる!メ…」
助けようとして魔法を放とうとするがアリーナが止める
ユウ「なにして…」
アリーナ「ここで魔法なんか使ったら私たちもどうなるかわからないわよ!」
ここでもし魔法を使えば木造であるこの宿は燃えもしかしたら姫に魔法が当たるかもしれない。目の前のできことにユウは冷静になれなかった。
姫の護衛らしき人が廊下の奥に倒れている。ユウたちは宿の裏に繋がってる扉から出た姫をさらった人物を追いかける
ユウ「まて!」
「おっとこれ以上くるなよ」
そういいながら姫の喉にナイフを突き立てる
姫「ひっ」
ユウ「くそ……」
「返して欲しかったら黄金の腕輪を明日の夜にもってこい!そこの女一人でな!わかったか!」
そういいながら逃げて行った。ユウとアリーナはただただそれをみることしかできなかった………
完
ここまでみていただきありがとうございます!
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