恋姫†無双~DQNッ☆キチ○イだらけの三国志演義~   作:gtu

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この小説のまーくんは江戸を経験してるためマイルドです




閑話 鮭様奮闘記

 

 

やぁ、初めまして!私の名は最上義光だよ!「よしみつ」でも「よしてる」でもなくこれで「よしあき」って読むんだ!よろしくね!

 

ところで今何しているのかというと南蛮人みたいな綺麗な金髪の女の子の兵に連行されているんだ!

何でそんな事になったかって?

 

それはね、私の隣にいる頭のおかしい眼帯糞野郎のせいだよ!ほんと疫病神だね!

 

まったく、何でこんなのが甥っ子なのかね?不思議でならないよ!絶対に輝宗の方の血を色濃く継いだんだね!やっぱり伊達ってのはろくなのがいないね!

 

私の妹の義の子なんだけど義はとっても美人でそれでいて、可愛さもあり、容姿端麗、佳人薄命って言葉は義が具現化しているんだ!それでいて義はその美しさにおごらず、誰にでも優しく、いつもこの眼帯糞野郎のことや私のことを気にかけてくれたんだ!本当に日本一いや世界一の美女だよ!

 

…だから、義を伊達に売った父上は無理矢理隠居させたんだけど…まぁ、しょうがないね!

 

あっと、話がそれたね!ごめんね!とりあえず義は絶世の美女ってことと信じられないだろうけど、この糞野郎の母親ってことは覚えてね!

 

それでなぜ金髪の子に連れていかれているかって言うとね…この眼帯糞野郎…政宗がこの金髪の子を怒らせたんだ!

 

何が、「ガキ、頭に変なのがついてるぞ」だよ!良くある子どものずれたおめかしだよ!察してやれよ!

 

そう小声で言うとその女の子も更に怒りだすし、きっと政宗の態度が駄目だったんだな…まったく、政宗は女心と言うやつがわかってないんだよ!

 

あっと、なんか城壁が見えてきたよ!とりあえず、この金髪の子に話を聞いてもらおう!

 

 

 

 

 

 

 

うーん何て言ったらいいだろう?

謁見の間みたいなところに連れていかれたんだけどさ…

とりあえずここは日の本じゃないみたいだ!''ごかん''って国らしい!政宗がそういってた!

 

政宗が驚いた顔してたけど知ってる国なのかな?唐入りのときにでも寄ったのかな?となると、朝鮮の近くの国なのかな?

 

そんで金髪の子が''そうもうとく''ちゃんって言うんだって!変わった名前だね!

 

その名前を聞いたとき、政宗が更に驚いて「はぁ?頭の中までおかしいのか?」とか言ったんだ!

 

女の子になんて口聞いているんだろうね!さすがの私もそれには怒ったんだ!

 

すると政宗は信じられない物を見る目で私を見て「伯父上…まじか…?」とか聞いてきたんだ!なんの事だ?って聞いたらため息をついて「もういい…」だってさ!相変わらず失礼な奴だよ!

 

そして、後から来た綺麗なお姉さん2人は''かこんげんじょう''さんと''かこんみょうさい''さんだって!姉妹らしい!げんじょうさんの方は、さっきも見かけたね!

外国は、変な名前の人が多いんだね!文化の違いって奴だね!ちなみに、政宗はまた、驚いていた…本当に落ち着きがないね!きっと父親に似たんだね!

 

私みたいな明鏡止水の心を持たなきゃ大名なんてやってられないのにね!これだから伊達って奴は┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

ところで、さっきから華琳とか春蘭とかいってたけどそれはなんなの?って聞いたら、いきなりげんじょうさんが剣を振ってきたから、それを愛用の指揮棒でとっさに防いでだんだ!危ないな!まったくもう!手が痺れちゃったよ

そしたら''もうとく''ちゃんがげんじょうさんを止めてくれたよ!

 

そして、真名について教えてくれたよ!何でも真名って言う大切な名前で勝手によんだら殺されても文句は言えないらしい(´・ω・`)

それを聞いてすぐに謝ったよ!

''もうとく''ちゃんはすぐに許してくれて、納得していなかった''げんじょう''さんも説得してくれたよ!やっぱりいい子だね!政宗にも見習ってほしいよ!……そういえば駒も''もうとく''ちゃんくらいの年だったな………

 

 

 

 

 

 

………話がそれたね!そんで''もうとく''ちゃんがここで客将をしないかって誘ってくれたんだ!

とりあえず、行く当てもないしお世話になる事にしたんだ!政宗は何かほざいてたけどそんなのは知らん!

後、もうとくちゃんの真名も教えてもらったよ!華琳ちゃんだってさ!可愛らしいね!

''もうとく''ちゃん改め華琳ちゃんの期待に応えられるように頑張って働くぞ(`・ω・´)キリッ

 

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

…義光と政宗を捕らえたのは偶然だった

太平妖術の書を探し終えて県令をしている頓丘に帰還する途中に30代くらいの5尺はある図体のでかい男と10代後半くらいの右目が眼帯の小柄な少年が言い争いながら歩いているのが見えたから賊を殺した犯人を見てないか話をきいたのよ

 

それが義光と政宗だった

 

しかし、声をかけていきなり政宗にガキ呼ばわりさせるとは思わなかったわ…しかも私の髪を変なのって言った…しかし、この程度では、私もそこまで怒りはしなかったわ…義光が小声で子どものずれたおめかしと言ったのが聞こえるまでわね……

私は即座に2人を捕らえて頓丘に帰還したわ

 

もちろん2人を殺す気なんてさらさらなかったわ…私が誰なのかを教えて、慌てるところをからかってやろうというちょっとした遊び心よ

 

 

 

陳留に着いてから2人を謁見の間につれていき、春蘭と秋蘭を下げてから私は2人に向き合った

そしたら、政宗がここはどこなのか聞いてきた…とりあえず頓丘だと答えたわ…政宗は後漢のか?と聞いてきたから肯定すると驚いた顔をしていたわ…異国からでも来たのかしら?

そして、私が誰なのかを明かしたわ…だけど義光は、名乗ったあとに「よろしくね!''もうとく''ちゃん!」とか言ってたし、政宗にいたっては「頭がおかしいのか」とかいってきた…

 

政宗の罵倒に関しては義光が叱っていたから、まぁ良いことにするわ

 

その後、詳しく話を聞いてみると、どうやら本当に異国から来た奴らで伯父と甥の関係というのが解ってきた

 

異国がどんなところなのか色々な話が聞けそうだと思った私は春蘭と秋蘭を呼んでその国の話を聞こうとした

 

しかし、義光が私と春蘭の真名を呼んでしまった…私はとっさに'絶'を持ち、義光を切ろうとしたけど、国が違うのだから真名の文化も無いかもしれない事に気がつき'絶'を振るうのをやめたわ…しかし、私が止める前に春蘭は切りかかってしまっていた

 

しまった…と思ったけど、義光は春蘭の一撃を…私の軍最強の猛将の一撃を片手で防いだ!

 

これには、政宗と義光以外全員が驚いたわ!…そして、もう一度切りかかろうとする春蘭を止めて、真名と言う文化を教えてあげた…すると、すぐに私と春蘭に謝罪した…

 

どうやら礼儀の知らない野蛮人ではないようね…春蘭は、納得してないようだったから私が強く言うと渋々引き下がってくれたわ…

 

しかし、春蘭の一撃を軽く止めるような人材を野放しにしておくほど私は無能ではないわ!

 

政宗の方も話をする限り知の方はなかなか有りそうだし、2人に客将になってみないか提案してみた…

 

義光は、二つ返事で了承してくれたけど政宗は、金のことや待遇についてを詳しく聞いてきたそれに答えると政宗も悩みながらも了承してくれた

 

そして、2人に私の真名を授けたわ…理由は政宗はともかく、義光の方は、信用出来る人物だと感じたからかしら?

そういえば、私が春蘭を止めたとき、悲しそうな顔をしていたわ…なんだったのかしら…?

 

まぁ役に立ちそうな2人を手に入れられたし、あの死体の犯人は手に入らなかったけど一応満足ね…もしかしたら、2人が犯人かもしれないけど…

 

 

 

 

 

 

 


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