ソードアート・オンライン―黒の剣士ともう一人の少年―   作:出席する白ウサギ

23 / 23
なんでこうなった……
自分でも書き終わって思ってます。
深夜テンションで書くと180°ぐらい思ってるのと違うのができてしまいます……
でも、深夜テンションの方が文は書けるんだよな、クオリティは置いといて……
あ……お気に入り数とか減っていきそう……(それだけ今回の話が酷いと思われ)
書ききってしまったから一応投稿はしちゃいましたけど


狂気の執行人

いつまでたっても何も反応がない……、だから気を抜いた隙を突かれてしまった。

それは一瞬だった。

クラインが違うところを見た瞬間にナイフが飛んできたのだ。

 

「リーダー!」

「全員、戦闘態勢。ムーはリーダーの護衛」

 

投げナイフによって被弾してしまったリーダーの代わりに僕が指揮を執る。

 

「あれぇ?意外と統率とれてるじゃん、頭潰せば楽勝じゃないんだっけ?」

「…………厄介」

 

目の前の木々の間からハイディングを解除して二人のプレイヤーが現れる。

プレイヤーカーソルは二人ともオレンジ。

二人とも片手直剣を装備して、よく喋る方はチェイン装備のフードを被り、無口な方はレザーのフードを纏っている。

 

「ッシ!!」

 

僕の間合いに入った瞬間に斬りかかるが抑えられる。

 

「…………そっちは任せる」

「へいへい、仰せのままにーってなぁ!」

 

もう一人のプレイヤーは僕を無視してサザナミさん達を狙う。

 

「……余所見」

「ぐっ……」

 

つばぜり合いで押し負けてしまうが攻撃はどうにかいなして回避する。

 

「何者だ、答えろ!」

「…………死者に答える義理はない」

 

どんな攻撃をやろうとも必ず弾き返されしまう。

二連激、四連激……と、ペースを変えた攻撃でも見切られてしまう。

 

「……なかなかやる、でも……これで終わり」

 

次の瞬間、相手の剣が鈍く輝いた。

その光景を僕は何処かで見たことがある。

 

「……ッ!?それは…………」

「…………?知っていたとしても対処法はない」

 

剣と剣が打ち合い僕は吹き飛ぶ。

だから確信した。

これは僕と同じスキルだと。

 

「覇道横外……なんで……」

「……スキル名まで知っていたか」

 

謎の使えないスキル覇道横外を相手は使えている。

そのため、今の僕では太刀打ち出来ない。

 

「そのスキル……どうやって!」

「…………語ることはない」

 

何度やっても最初のつばぜり合い以降全て斬り返されている。

 

「ッチ、リーダー達が危ないってのに」

「……人の心配を出来る立場か?」

 

次の攻撃を見切ってかわす。

だがかわしきれずに頬に剣先がかする。

 

「…………いい加減に殺られればいいものを……」

「そう簡単に死ねるかよ」

 

かわしつづけるのもジリ貧だ。

次はこちらから仕掛ける。

大振りな水平斬りを繰り出す。

 

「……ヤケになったか?」

 

もちろん攻撃は受け止められてしまう。

だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣を持ってない左手が相手の腹に吸い込まれる。

 

「グハッ!き、さま……なにを……!?」

「体術だ、覚えとけ」

 

ソードスキルが使えない僕にも使えるスキル。

それがパッシブスキルとアクティブスキル、非戦闘スキルそしてエクストラスキルだった。

鼠のアルゴからエクストラスキル《体術》の情報を買って習得していたのだ。

体術は素手での攻撃が可能になり、ソードスキルの後に起こる硬直も打ち消すことが可能になるスキルだが、習得は大変だった。

岩を素手で砕けと言われたときは無理だと思って諦めかけたもんだ……

 

「はあああ!!」

 

隙を作り、そこに追い討ちをかける。

我流の型もへったくれもない連撃を決める。

四連激目辺りでつばぜり合いになり、打ち負けてしまったが初めてダメージらしいダメージを与えることができた。

 

「……体術、なるほど……体術か……」

 

ニヤリ、と笑みが見えた気がした。

相手はフードを深くかぶっているせいで顔が見えないのに。

 

「体術の習得法を聞き出さないとなぁ!!」

 

性格が変わったかのように獰猛なオーラを纏い攻めの攻撃を仕掛けてきた。

一撃一撃、全てが重く打ち合えば負けてしまう。

 

「オラオラはやく教えろよ、なあァ!!」

「ぐぅ……お前に……教える……つもりはない!」

 

一瞬の隙を狙い反撃をする。

攻撃が荒くなっていた分、狙いやすかった。

 

「教えてくんねぇならはよ死ねよ、俺の快楽の為に死んじゃえよ、お前ェ!!」

「快楽って……ふざけんな!」

「キヒ、死ねぇぇぇぇ!!!!」

 

人の話も聞かない最低なやつだと思ったところで状況は変わることはなかった。

 

「俺はなァ……人を殺しくてたまんねぇんだよ、人を殺した時のゾクゾクとする感覚が好きでなァ!この世界だと人を殺しても俺のせいじゃない、茅場のせいだ!最高じゃないか!初めて人を殺った時はたまらなかったぜ?初めて快楽を感じたんだ!はやく!はやく!殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺しタイ殺しタイ殺しタイコロシタイコロシタイコロシタイ殺したいころしたいころしたいころしたい殺しタイコロシタイ殺したい殺したい殺したい殺したいコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイ殺しタイ殺しタイ殺しタイコロシタイ殺したいころしたいころしたいころしたいころしたい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺しタイ殺しタイ殺しタイコロシタイコロシタイコロシタイ殺したいころしたいころしたいころしたい殺しタイコロシタイ殺したい殺したい殺したい殺したいコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイコロシタイ殺しタイ殺しタイ殺しタイコロシタイ殺したいころしたい」

「……気持ち悪い」

「こうなったのは茅場のせい!お前が死ぬのも茅場のせい!俺が死ぬのも茅場のせい!茅場を!はやく殺してやりたい!お前たちはメインディッシュの前に来る前菜だ!」

 

まるで倒れたドミノのように、一度崩壊したら止まることはなかった。

 

「でも、それを有言実行できそうな力があるってのは……最悪だな……」

 

手も足も出ずに、耐えるしかない。

だが、相手から感じる狂気に手が震え始める。

 

「なんで、なんでこうなるんだよ……」

「キヒ、キヒヒ」

 

相手の声を聞くだけで、恐怖に支配され、何が何なのかだんだんと分からなくなってきて……

 

「オラァ!!アリス!今行く!」

 

突如声をかけられて我に返る。

 

「俺ら風林火山の邪魔をするんじゃねえぇ!!!!」

 

ソードスキル特有の甲高い音が聞こえ赤い閃光と共にチェイン装備のフードを被っていたやつが吹き飛ばされてくる。

 

「アァン?てめぇ……足止めもできないのかよ」

「ガハッ…………だって、あいつら思ってたより強かったから……」

「だっても糞もねぇんだよ!!たくっ……これじゃPoHの兄貴にいい話は持ち込めねぇ……」

 

 

 

 

「アリス!無事か!」

 

慌てて来てくれたのか少し声が上擦っている。

 

「り、リーダー……」

「アリス、お前は下がってろ、ここからは俺がやる」

「でも、相手は!」

「リーダー命令だ、下がれ……その成りじゃ足手まといなんだよ」

「ッ!!」

 

その時、初めてこの世界で見つけた居場所を無くした気がした……。

 

「なんで……いつも、大事な時に……」

 

また、失敗してしまった。

居場所を作ることを……

 

「すうー、はー…………引くぞ」

「あ、あい……」

 

二人組のオレンジプレイヤーは分が悪くなったからか引いた。

でも、あの二人組の残した傷跡はとても大きなものだ。

 

「はぁ、引いてくれたか…………おい、アリス、しっかりしろ!」

「うあ……あ……」

「アリス!……くそっ、どうしちまったんだよ。あれやってみるか」

 

次の瞬間、大きな音が響いた。

 

「おーい、アリス、聞こえるか?」

「え?」

 

気がついたら目の前にクラインの顔があった。

 

「これ何本に見えるか?」

 

目の前に指をピースの形にして振る。

 

「……二本」

「うし、大丈夫そうだな」

「えっと、一体何が……」

「アリスはな、催眠術にかかってたんだよ……予想だったけど……」

「催眠術?いつ?ていうか、なんで催眠術わかったの?」

「……あー、感って言ったりしたら怒るか?ま、今は混乱してるだろうし、一旦街に戻るぞ」

 

言われるがままに僕たちは街に引き返した。

 

 

 

 

「前にな、催眠術にハマって少し調べたんだよ。

そしたら声だけで相手の心理を操るやつが世界にはいるって知ってさ、今回のやつの言動とアリスの状態からそうじゃないかって思ったんだ」

「……はい?」

 

クラインが催眠術にハマっていたなんて初耳だし、そんなことをできる人がいることも初耳だった。

 

「これは詳しく調べないとわからなかったことだけどな」

「なあなあ、リーダーって意外とオカルトチックな事、前から好きだよな?少し前とか妖怪とかハマってなかったか?キャラじゃないよな」

「カサギ、そっとしておこうか、触れてはいけない」

「聞こえてるわ!アホ!」

 

ギャーギャーと、賑やかになる。

 

「今回のことはもうアルゴに話して広めてある。

お前は一時あのオレンジプレイヤーのことを考えるな」

「う、うん」

「あ、リーダー!リーダー!質問!リーダーはいつの間に刀なんて装備してたんすか?かっこよかったっすけど、不思議だったっす」

「それ、僕も思いました。

僕との戦いの時は刀使ってなかったのに……ま、かっこよかったけど」

「お前らを助けようとしたらいつか使えるだろうとストックしてた刀が装備できたんだよ、ったく……」

 

少し照れくさいクラインを見てみんな笑ってしまう。

だが、アリスはその中にまじることは出来なかったて




大事なことなので二回言います
なんでこうなった!

はい、これを書いた時刻は3:30(深夜)です。
本当に深夜テンションなんです(震え声

さて今回は初PK登場ということになってます。
なんか聞いたことのあるPK集団なのかなー?
出てきたやつらはオリジナルキャラですけど、有名なあいつらと同じギルドです。
因みに片方は多重人格……
そして、出てきた名前のあいつ繋がりで何処ぞの神の子よろしく似たような能力を出しました。
本当はこんなことにするつもりはなかったのですが、神の子よろしく書いてたら何がなんだが私でも分からなくなってチンプンカンプン
(神の子よろしく能力は感情増幅……の予定、これから先登場した時に強力になってるかもしれないので現状はこういうことができる、ということで)
はぁ、もう迷走回な気がしてきた……
でも、こういう話がないとアリスの強くなるための経験値にならないしな……と……

そして地味にクライン刀スキル開放
仲間のピンチに強くなるのはキリトでもなくオリ主のアリスでもない……
選ばれたのはクラインでした(^p^)

今回はすんごい駄文だと思われますが、ここまで読んでくれた方本当にありがとうございました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。