Fate/Archer Must Die   作:グングニルの精

7 / 9
前のサブタイに上が付いてるから今回は中か下かと思った?

前の話は途中で終わってたから続いてるとおもった?

甘ぇよ。

・・・が、その甘さ。嫌いじゃないわ!


今回はきょぬーサイドのお話を書いていきます。

思いつきで。





 第六話 GOD EATER SEITEKINAIMIDE

 

 

――日付:―――ターン目(継承―――日目)/曜日:光の月/時刻:PM7:00/

 

 

――ロキ・ムスペルヘイムが支配するウトガルド帝国。その中心部に存在する、玉座の間。

 

――そこには、現魔王ロキと、力を失った女神、オーディンがいた。

 

 

・・・ん、はぁ・・・どうやら戻ってきたようじゃの・・・。

 

 

――オーディンは唐突に溜め息を吐く。それを見たロキは

 

 

「どうした、オーディン。いきなり溜め息なんてついて。今更この扱いが嫌にでもなったか?毎日悦んでいるくせに、物足りないのか。」

 

 

――当然、なぜ溜め息を吐いたのかを聞く。

 

 

「い、いやそうではない!違うんじゃ!違うからそう変な視線を向けるでない!」

 

 

「なんだ、違うのか?まあいい、それで、なぜ溜め息を付いていたんだ?」

 

 

――その理由をオーディンが話すが――

 

 

「いや、のう・・・妾の予備が動き出したようでの。あやつはどうするつもりなのか、気になっていたんじゃ。」

 

 

「・・・お前の予備だと?なんだそれは、聞いた覚えが無いぞ?」

 

 

・・・あ。

 

 

――それは、ロキに言っていなかったこと。元々反逆のためなので、当然ではあるのだが・・・

 

――現状に満足しているオーディンはその気は無く、話していないことを忘れ、口を滑らせた。

 

 

「そ、それはそうじゃ!失敗したと思ってわざわざ耳に入れるべきではないと思っていたのじゃから!むしろ、今更になって動くとは思わなかったのじゃ!妾は悪くない、悪いのは忘れたころに動き始めたあやつじゃ!」

 

 

――苦しい言い訳をしても、元々知略でオーディンを追い詰めたロキには通用せず――

 

 

「ほう、忘れていた、と。」

 

 

――それどころか、言い訳からも攻め口を見つけ、さらに追い詰められる。

 

 

「ち、違うんじゃ!今のは言葉のあやというかなんといか・・・」

 

 

な、なんとか切り抜けねば・・・躾と称してとんでもないことをされかねん!おのれ、あの絶壁娘め・・・おぼえておれ・・・!

 

 

――自分のために、なんとしてでも納得してもらおうと、さらに言い訳を続けるが――

 

 

「いや、言い訳は聞かん。それよりも、予備のお前というのは、いったい何のことだ?それを詳しく聞かせてもらおうじゃないか。」

 

 

――もはや聞く必要なし、と言い訳をすべて切り捨て、本題に入らせるロキ。

 

 

あ・・・終わった。これもう駄目じゃな・・・諦めるべきじゃ、これは。

 

 

――諦め、仕方なく説明を始めるオーディン。

 

 

「予備の妾はその名のとおり、妾が真の姿に戻るまでの予備として用意した妾と同一の神力をもった器じゃ。スルトのやつとの決戦までの妾の記憶と経験もコピーしてあるのじゃが、魂までは込めていない故、動くことはないはずじゃった。」

 

 

「それがなぜか動き出した、と。」

 

 

「そういうことじゃ。あやつがヴァルハラ宮殿の奥にある宝玉に触れたときに妾と繋がったのでな、丁度さっきまであやつと話していたのじゃ。それで動いているとわかったのじゃ。」

 

 

「ふむ・・・それも欲しいな・・・そいつは今ヴァルハラ宮殿に居るんだな?」

 

 

――説明を終えたオーディン。それを聞いたロキは予備のオーディンを欲しがった。

 

――オーディンは、躾を軽くしようとしたのか、いとも簡単に予備のオーディンを売った。

 

 

悪く思え、妾よ。おぬしには犠牲になってもらうぞよ・・・

 

 

「うむ。少なくとも今はまだ宮殿に居るはずじゃ。あぁ、それとじゃが。神装の複製も宮殿内に複数置いてある故、今頃集めておる筈じゃ。」

 

 

「なるほどな・・・すぐにでも軍を編成して捕縛しに向かうか。伝令!」

 

 

――ロキは伝令を呼ぶ。あまりの行動の早さに、オーディンは呆けている。

 

 

「はい、ここに。何用でしょうか、魔王様。」

 

 

「女神との戦闘経験のあるものの予定を空けさせておけ。そうだな、一週間後の朝に全員を集める。」

 

 

「は・・・しかし、重要な案件を持つものもいますが、いかがなさいますか?」

 

 

「代用できるならば代用させ、できないのならまぁいい、そいつは除外しておけ。以上だ、行け。」

 

 

「御衣に。」

 

 

――オーディンが正気に戻ったときにはロキは伝令に要件を伝え、すぐに戻らせた後だった。

 

 

む、むう・・・これは予想以上にあやつ苦労することになるぞよ・・・まあ、いい。妾には関係の無いことじゃな。それよりも・・・じゃ。

 

 

「おや、編成には口出ししないのかえ?随分と興味を持っていたようじゃが・・・若殿らしくもない。」

 

 

――オーディンはそう聞き、少しでも己に降りかかる不幸を先延ばしにしようとする。

 

 

「あぁ、やることがあったのでな。」

 

 

「なんじゃ?最近は落ち着いてきたのじゃろう。そのように優先することなどあるまい?」

 

 

――それに対するロキの回答は、オーディンにとって絶望的なものだった。

 

 

「お前が報告を怠っていたのでな、躾をしなければなるまい。それに、聞きたいことも増えたしな。予備の器についてを詳しく聞くのは当然だが、宝玉のことと神装の複製のことも、な。」

 

 

「・・・あ。」

 

 

「安心しろ。溜め息を吐く暇もなくなる。さて、久しぶりに調教部屋に行くとしようか?なに、一晩で済むさ。」

 

 

・・・あ、哀れな妾よ・・・せいぜい頑張って逃げ回るがよいわ!あ、やめろ!そこに触れるでないわ!ちょ、そこは・・・

 

 

――その晩、オーディンの姿を見たものは居ない。

 

 

 






かーちゃんもとーちゃんもおっぱいおでんも強くてこまる・・・

とりあえず思いつきで書いていったらとりあえずの完成に時間がかかる。

いやあ、なんど心が砕けて再生成したことか・・・

耐久度は1/1で残機は無限、唯一つの小説を突き進み無敗・・・

とまあ、気分はプリニーなので投げると死にます。

まあ作戦はとくぎつかうなでのんびりいこう!




▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。