ボク、ツインテールにされました。   作:大木桜

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第一話:僕と脳内兄と腕輪の妖精

 事の始まりはエイプリルフールの母さんのいつもの発作だった。

 

 

「世界を渡る力よ!私の中にめぐる運命の血よ!異世界の異物をここに!!」

 

 僕の母さんである十文字百合華がリビングで右手を体の前に突き出し左手でその腕を掴み力を込めていた。

 まるでそこに何かがあるかのように。

 たまにあることで、今日は異世界のマジックアイテムを手に入れて何かしたいんだろう。

 そんな母さんを見ながら僕、十文字千歳と父さんの十文字千早は朝ごはんの配膳を済ませる。

 

「百合華さん、ごはんですよー?」

「ちょっと待って!今日はなんか違うのよ!行けるイケるわ!このままッ!!ロック!!ひぃらぁけぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 ピシッと空間から音がしたのは僕の聞き間違いであって欲しかったし、母さんがなにか掴んでいたのは目の錯覚だと思っていたんだ。

 

「開け!異世界!廻れ運命!一念岩をもとおぉぉぉす!!」

 

 ガシャァンと何かが砕けた音がして、極彩色の閃光が部屋を満たす。腕を目の前にかざしその光を遮ろうとするが、極彩色が僕の目を焼いた。

 数秒だったか数分だったか、ようやく光が収まったと思って恐る恐る目を開いてみれば、そこは何も変わらないいつものリビング。

 ただそこに一つの鈍い色を放つ腕輪と小さな羽の生えた小人が浮かんでいなければ。

 

「イィヤッタァアアア!!クヒッ、アハッ、アハハハハッ!!ついに成功したわ!!アーッハッハッハッハッハ!!!」

 

 狂喜、今の母さんはそう評すしかないほどに狂ったように笑い声を上げていた。マッドサイエンティストが実験に成功したかのような笑い声を上げ続ける母さん。

 母さんの奇行と奇声が多いからと、防音設備に力を入れていたこの家が役に立った瞬間である。

 そして近くで狂った人間を見ると案外冷静になるもので。

 とりあえず、さっきの閃光でびっくりしてそこら辺に頭をぶつけて気絶したであろう父さんをソファに寝かせる。

 狂ったように笑う母さんを見て怯える妖精(仮)

 うんうんこわいよね、でも噛み付いたりはしないので大丈夫ですよー。たぶん。

 エイプリルフールということで母さんか父さんがなにか仕込んだのかと思ったけれども、もし仕込んでいたらなら半狂乱で母は笑わないし、父も驚いて頭をぶつけないであろう。

 それにこのサイズの立体投射装置もしくは電子精霊?みたいなもののような超科学をドッキリに使うほど日本人も未来に生きてはいないと思う。

 

 とにかく安心させようと思い、近くに行ってしゃがみ込む。さて、とりあえず言葉は通じるかな?

 

「えーっと、キミは誰で、どこから来たの?」

 

 近くで見るとますます妖精っぽい、銀の髪に透き通った白い肌、サファイアのような色の瞳に小柄な体躯。これで背中に薄緑の薄いトンボのような羽が生えていなければ小人だと僕は思っただろう。

 

【あっ、はい。私はリフエットで、どこからきたかというと地球なんですけど……説明の前にとりあえずこの腕輪を付けてくれませんか!?私の命にかかわるので!】

 

 うまく現状把握が良くできていないようだったが、転がっている腕輪を指差すリフエットさん。母さんはまだ笑っている。

 んーと、地球からきた、ということはどこかの国が秘密裏に作った転送装置に母さんが干渉した?

 または平行世界に存在する地球がゲートを使ってこっちに来ようとした?もしくは……いや、やめよう。

 こういうのを突き詰めて考えるのは良くない。主に僕の精神衛生的に。

 

「えぇっと、これ?付けても大丈夫?僕が死んだり呪われたり外れなかったりしないよね?」

 

 転がっている腕輪を手に取り、調べながら話しかける。あ、半分に割れた。

 その鈍色の腕輪は不思議な力を持っているように感じられた。まるで何かの思いが詰まったもののように。

 

【大丈夫だと思います。私の異世界同位体である貴方ならその腕輪を付けたことで不利益を被ることはありません。あったら私ができるかぎりなんでもしますよ!】

「そう……言葉の意味はよくわからないけど、とにかく僕に不都合があったら君が責任とってくれるってことでいいんだよね?」

【はい!ではずずいとどうぞ!】

 

 

 

 

 ……後から考えれば、この時の僕は冷静なようで混乱していたんだ。

 謎の技術で空間に映しだされている妖精に、謎の腕輪、普通ならばそんな怪しい腕輪をつけようとは思わないだろう。

 でもこの時の僕はその言葉のままに腕輪を付けてしまったんだ……

 

 

 

 

 手に持っている腕輪は鈍い輝きを放ち続けている。

 とりあえずブレスレットの要領でいいのかなと思いながら腕輪をつけようとする。

 うまく腕にハマるように片方を合わせると、「カシャン」と思いの外軽い音で腕輪が僕の腕に収まった。

 

 

 瞬間

 

 

 腕輪から白と黒の光が溢れ出す。白はつけた腕に絡みつき、黒は逆の腕に絡みつく。

 

【「はぁあああああああ!?」】

 

 僕の驚きの声とリフエットさんの驚きの声が重なって聞こえる。

 いやいやいや!リフエットさん!?なんでそんな驚いてるんですか!これ予定外なんですか!?

 なんでそんな目を見開いて両手を口に当ててるんですか?ちょっとこれどう言うことよ!?

 僕の叫び声で狂喜乱舞していた母さんが正気に戻る。

 

「ハッ!気がついたらちーちゃんが腕輪をはめて光を放っているわ!えーとハンディカム良し!対閃光防御用サングラス良し!変身してもいいわよちーちゃん!」

 

 母さん!?ちょっと状況に慣れ過ぎじゃないですかね!?ああもうどうしたらいいんだこれぇぇぇ!

 特に感触はないけど這いまわる白と黒の光は視覚的にかなり気持ち悪い!

 腕から体に移り足先、そして胸から上へとその光景を見た僕は思わず叫んでしまっていた。

 

「誰か何とかしてぇぇぇーーー!!!!」

 

 という自分の叫び声を最後に僕の意識はぷつりと切れた。

 

 

 ◆

 

 

 人の夢というものは自分の仕入れた情報を整理するために見るという説がある。

 俺はそれはある意味でそれを正しいと思っている。必要な情報、必要でない情報、それらをより分けねば人はパンクしてしまう。

 自分の理解を超えた事態が起きた時に人の意識が遠のくのは、脳がそれ以上の情報を入れるのを遮るためだろう。

 

 つまり今気絶してこっちにきた千歳の頭の容量を超える情報量だったということだ。あのテイルブレス(・・・・・・)から流れ出た光の奔流は。

 さて、そろそろ起こすか。

 俺は寝ている千歳の横に行き、しゃがみ込み耳元でささやく。

 

『おい千歳。起きろ、起きないとお前の体で中二病ごっこするぞ?』

「うわぁぁぁああ!やめてよ兄さん!また母さんがしばらく僕に過剰にかまって父さんが温かい目で僕のこと見るんだから!」

 

 悪夢を見たかのように跳ね起きる千歳。うむ、目覚めはバッチリだな。

 

『おう、分かってる分かってる。もうやらないって約束したしな。』

「はぁああああ、良かった……」

 

 うむ、落ち込んでもイケメンというか可愛いな千歳は。北欧クォーターだからか紫銀色の髪をしていて、曾祖父の遺言のせいで肩まで伸ばしそれをポニーテールにしている。瞳は翡翠色、それでいて童顔。

 その見た目から小学生ぐらいの頃さらわれそうになったことがあったために、総二たちと一緒に武術を習うことになったというのは笑い話になりつつある。

 とりあえず千歳はあぐらをかいて座り、今起こったことを自分なりに整理しているようだ。

 

 

 さて千歳が落ち着くまで、話をしよう。あれは今から841万いや、14万時間前だったか。まぁいい、君たちにとってはこれからの話だ。

 という前振りでわかると思うが俺は転生者である。創作物で最近?よくある神様転生した者だ。

 俺はとある奇病で死んだわけだが、その時出会った神が言うには「もうちょっと生きないと元の輪廻転生の輪に入れられない」ということでこの世界に生まれるはずだったんだ。

 しかしなんの因果か、はたまた神のイタズラか、生まれたのは双子の弟の千歳だけだった。

 神様がくれた能力は、生まれる前に千歳と体がひとつになったため、幾らかの知識と共に千歳に流れたっぽいがそれはそれでいいと思っている。精神面でもずいぶん影響したようだ。

 そもそも俺は別に転生してハーレムだの無双だのをしたかったわけではなく、主人公の友人ポジで面白おかしく世界を眺められればよかったんだ。

 くれるならそういう感じの能力をくれとふわっとした感じで神に祈った結果こうなった。

 もらった恩恵で千歳が面白おかしく過ごしているならいい。能力を得たことで直ちに命の危険はないと神は言っていたしな。

 

 正直この世界における俺はイレギュラーだし、人生のロスタイムとしてくれた人生なんだ、誰かが変わって楽しく生きるというならそれでも構わんと思う。

 千歳が願ったり、気絶した時にこの真っ白な世界で話もできるわけだしな。子供んころはよく来て色々なことを教えてやったんだが、最近は来なかったからちょっと嬉しいかな?

 まぁ、ちょっとはっちゃけた事もあったが。概ね仲良く、一つの体に2つの魂といった感じの兄弟ができていると思う。

 

 端的に言えば俺は「千歳の夢に出てくるお助けキャラのようなもの」だと思っている。

 

『で、ちょっと眺めてみたが随分面白いことになってるみたいだな?』

 

 千歳に見た景色を俺は自由に見ることが出来る。故に検証とかすることも可能だが、まぁ今回はその必要もなさそうだな。

 

「どうしよう兄さん……」

『まぁ、あのリフエットって子から悪意も感じないし、腕輪も悪いもんじゃなさそうだ。異世界から妖精が家に来たぐらいの認識でいいんじゃね?』

 

 多分、というか確実にトゥアールとはまた別の並行世界の地球から来た戦士だろう。すげーな並行世界。なんでもありか。

 

「でも!もしもそれが演技で、僕らを使って地球侵略とか過去を改編するとか、そういう世界の命運に関わる事態になったらどうしよう!?」

『まぁ落ち着け、不安なのはわかるが起こったことはどうしようもない、ちゃんと話を聞いてその上でお前が判断しろ。兄ちゃんはそれを否定しない。』

「うん……ありがとう兄さん。ちょっと落ち着いた。」

 

 自分で考え自分で判断することは大事だ。でもその考え方、お母さんに似てるぞ千歳……その発想がすぐに出てくるって中二病じゃないって言っても信じてもらえないと思うぞ?

 

『ま、兄だからな!兄は後に生まれたものを守る義務があるからな。体も心も俺は身体は守れないが心だけは守りたいと思っている。困ったらまたいつでも来い、俺が貸せるのは知恵だけだが話を聞くだけでも人はずいぶん楽になる。あまり一人で抱え込むなよ?』

 

 そう言うと、吹っ切れたのか来た時よりも顔色がよくなった千歳が立ち上がる。ちょっとさみしそうな顔をしながら。

 まぁ、最近は話もしていなかったからな。別に千歳が来なくとも千歳の生活の様子を眺められるから構わんのだ。それを言ったことはないが。

 

「うん……じゃあまた来るよ兄さん。ありがとう。」

 

 

 そう言って微笑む千歳はどっかのゲームのイベントスチルみたいに絵になっていた。もしくはラノベの口絵。

 さて、これからもますます面白くなりそうだが、同時に千歳は大変そうだ。

 

 ちなみに俺は特に原作のことを千歳に言ったりはしていない。脳内空間だがどちらも思考は読めないようだし知らないだろう。

 何故言っていないかといえば、総二の側に俺と千歳という存在が居るだけで原作と同じように進行するとは思っていなかったからだ。

 知っている情報を元に考えると、どこかで情報が違っていた場合に混乱するからな。下手すると総二のフラグをどっかで千歳が回収することになるんだろうな……

 そういう意味であいつはこれから大変だろう、がんばれ千歳。色んな意味で。

 俺はそれをお前の中でニヤニヤしながら見ててやるからな!!

 

 さて、ポニーテールを愛でる日課に戻らねば。1にポニテ、2にポニテ、3,4もポニテで、5にポニテ。ポニテさえあれば俺は一日を潰せる人間だ。今まで見たポニーテールの映像は脳内でいくらでも再生できる。そして千歳のポニーテールもかなり板についてきていい感じだ!素晴らしいなぁ!!

 うむ、やはり小さい頃から魂に呼びかけ続け洗脳したかいがあったな!クックック…!フハハハハハ…!ハァーッハッハッハッハ!!!

 

 

 

 ◆

 

 

 

 目が覚める。そして身体を起こす。時計を見ればお昼で、ずいぶんと気絶していたようだ。

 寝かされていたソファに腰掛ける体勢になって体を預ける。

 

「あら、起きたのちーちゃん。今リフエットちゃんから話を聞いていたのよ?侵略者に負けて命からがら逃げ延びてきたみたいね。嘘じゃない、私が保証するわ。」

 

 そんな母さんの言葉でどっと疲れが来た。うちの母さんは人の嘘を見抜くのがうまい、人間嘘発見器と呼ばれ、たまに警察が取り調べに付き合ってくれと言いに来るぐらいだ。

 つまり侵略者の可能性はないということ。僕が悩んでいたことって一体……

 

【すみません、千歳さん。私にも予想外のことが起きてしまいました。】

 

 そう言ってテーブルの上にいたリフエットさんが頭を下げる。

 おおよそマグカップと同じぐらいのリフエットさんに頭を下げられると、疑っていた自分が恥ずかしくなる。

 そして母さんはリフエットさんに向き直り、話を続ける。

 

「ちーちゃん日も分かるように今までの話を簡単にまとめるとね。アルティメギルっていう集団のエレメリアンって怪物が属性力(エレメーラ)っていう心の力を奪って回ってるらしいのね?で、それと戦うのがツインテールの戦士ってことだったわよね?」

【えぇ、誰しもが持つ属性の力それがエレメーラ、その中で最も強いのがツインテール属性です。私達の世界ではその戦士が負けそうになったために、対になるポニーテール属性をコアに同じ装備を作ったんです。】

「なるほど、対の属性力のあるポニーテールならツインテールほどではないけどかなりの力があり、ともに戦う仲間ができてツインテールの戦士も心強いわね。」

 

 ポンポンと訳の分からない単語が飛び出すけど何となく分かる。

 つまり悪の怪人が地球に地球人の知らないエネルギーを求めてやってくるということだろう。で、それと戦う力が最も強いのがツインテールを愛する人、と。

 それにしても母さんの理解力が高いなぁ。

 

【そうです、でも二人がかりでも勝てないエレメリアンに負け、先輩は属性力を奪われ、命からがら逃げ延びた私だけが先輩のテイルブレスとともにこの世界に……決死の世界移動だったために私はテイルブレスに取り付く妖精みたいな事になってしまいました。】

「大変だったのね。つまりちーちゃんの装備してるのはその先輩の使っていたギアってこと?形変わって2つに増えちゃったけど。」

「はぁ!?」

 

 今までちょっと話しについていけないから軽く聞き流していたけど、僕に関することなら話は別だ。腕を確認してみれば左に白、右に黒の腕輪が存在している。

 と言うかリフエットさん、話の流れから察するにブレスがないから変身できないってことですよね!?それってまずくない!?

 

【私の持っていたテイルブレスも無くなっている事から、片方は私のだと思うんですけど……】

 

 そう言って寂しそうにつけていたであろう手首ををさする。一緒に戦ってきた相棒だもんな。

 今まで当たり前にあったあるべき所にあるものがないのは寂しいんだろう。

 

「ふむ、つまり世界を渡った時に混ざり合って一つになってしまったテイルギアが、元の持ち主の並行存在であるちーちゃんが手にしたことで、変質しながら分離してそのふたつのブレスになったってことかしら。」

【かも知れません、ただひとつ言えることは、今は千歳さんの持っているテイルギアしか戦力がなく、千歳さんが起動できないとアルティメギルが攻めてきた時に後手に回り、属性力が一方的に奪われてしまうかもしれないということです。】

 

 妖精サイズになっているリフエットさんはこのサイズのテイルブレスは装備できないのは当然だ。そもそも言っていたとおりテイルブレスの妖精のようなものになっているということは変身して戦うことも出来ない。

 それにしてもほんとに母さん理解力とか考察凄いな!いや、中二病患者ってこういう事態を常に想定しているからむしろ驚くことでもないのか?

 とはいえ、二個もいらないんだけど。だからといって母さんにこれ預けるのもどうかと思う、はっちゃけて何するかわからないし。

 

「や、私は運命の戦士の母ポジションでいいから。それはちーちゃんが持ってなさい?息子の安全が第一だもの。」

 

 そう言って笑顔を僕に向ける母さん。てっきり片方でいいから頂戴とか言うと思ってたよ。ごめんね母さん。あと心を読まないでください。

 それにこれ継ぎ目がなくて外せないみたいだし。

 

【では、先送りにしても仕方ないですし。千歳さん、テイルブレスを使って変身してもらえますか?】

「僕ツインテールにそんなにこだわりないんだけど……ポニーテールなら、できるかな?」

 

 常日頃からポニーテールにしていた僕にツインテール属性は宿らないだろう。でも対になるポニーテールならと考える。

 

【多分出来ると思います、貴方は平行世界の私です。それに貴方の持つポニーテール力は私よりも強く感じられるんです。だから絶対大丈夫です。】

「大丈夫、出来るわよ。信じて行えば不可能はないわ。私がさっき異世界のゲートを開いたようにちーちゃんも変身できるわ!」

 

 ……それと一緒にはされたくないけど、でもうん。信ずるものは救われるって言葉もあるし。信じてみよう!

 

【変身コマンドはその人の心に浮かびます、ブレスに意識を集中すれば浮かんできます。さあ千歳さん!】

 

 ソファから立ち上がり、目を閉じ、自然と左腕を前に斜めに構え左の腕輪に意識を集中する。

 言葉が心に浮かぶ、この言葉か!

 

「転、身ッ!!」

 

 気合を入れて言葉を紡ぐと、僕は白い光に包まれた。


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