12/20 指摘された部分をできるだけ直しました
ミスなどあればご指摘くださいませ
「これで最後か」
「そうだよ」「…うん」
彼らの周りには沢山の人が倒れ伏していた
「おい、さっさと出しな」
一人の男を持ち上げ銃を突きつける
「……殺せ」
銃を突きつけられているのに怯みも見せない
「…チッ、いくぞ」
「あれ?いいの?」「…探せば出てくるかもしれないよ」
男を投げ捨て出口へ向かう、三人の武偵
「多分、あの男はどれだけ揺すっても吐かないだろうな。
そんな奴にかまってる暇は無いし、一通りのブツは押さえたから警察に引き渡して終わりだ。ついでに、そこらへんの武器だけ回収して帰るぞ」
「あいあいさー」「…ん」
「貴様ら、何者だ…」
投げ捨てられた男が憎たらしそうに呟く、それを聞いた武偵は
「あ?俺らは【姿無き武偵】だ、お前らいくぞ」
呼ばれた少女はその男に付いていく
「は~い、武器も回収終えたよ」「…施設も大半活動停止させた」
「良くやった、これで任務完了だな」
~東京武偵高校、教務科にて~
「「「ただいま戻りました」」」
「おお、やっと帰ってきたか」
出迎えてくれたのは蘭豹だ、相変わらず酒臭い…
「ああ、もう二度と長期任務なんて行かねぇからな」
「お兄ちゃん、敬語敬語」「…あんちゃん、もう仕事終わったから戻して良いよ」
「ああ、すまない……、これでいいですか?」
少し目を瞑り、神経を和らげる
「ほんとお前、仕事と学校で顔が違うな」
蘭豹は不思議そうに何度も見直す
「あはは…よくいわれます…」
もう苦笑しかでない。これも自分の体質のせいだから
「まぁええ、これお前らのクラスと部屋や」
渡されたのは一つの封筒だ
二年生になって(特例で)寮の移動が起きたのだが任務にいっていたためまったく知らないのだ
「見せて!お兄ちゃん!」「…私も気になる」
よほど気になっているのか、奪う勢いで寄ってくる妹たち
「落ち着け、お前ら…えっと………は?」
まずは目を疑った、書かれていることがおかしい
「なになにどうしたの?」「…あんちゃん早く」
「蘭豹先生…本気ですか?これ」
なにかのミスだと信じて伺えば
「しゃーないやろ、女子寮の部屋が足んなかったし空きが会ったのがお前の部屋だけやねん」
「でもこれ…同居人が居るんですよ?」
「それも大丈夫や、話は通してある」
「さいですか…」
これは完全に詰んだようだ…願わくば問題が起きないように…
「「早く見して!」
その後、妹達から歓喜の声があがったが彼の耳には届かなかった
二年A組
花厳 輝
花厳 鈴
花厳 蘭
遠山 金次
以上四名を同室とする
~男子寮自室にて~
「ということになったよキンジ」
教務科で説明されたことを一通り話すと…
「なったよじゃねえ!お前が唯一の頼み綱だったのに…それに蘭豹からは何も聞いてないぞ俺…」
叫んだかと思えば項垂れるキンジ
感情の起伏が激しいやつだね、そこが面白いんだけど
「まぁまぁ、キンくん元気出して」「…キーくんどんまい」
「落ち込んでるのはお前らのせいだよ…」
「「??」」
「なんでもねぇよ……」
一応、キンジが女嫌いなのは知っていたがここまでとは思わかなった
でも俺の妹たちはあまり問題が無いみたいだし大丈夫かな?
「輝じゃあ、部屋はどうするんだ?」
「四部屋あるから俺たちと妹たちで別けない?」
「あたしお兄ちゃんと一緒がいい!」「…私も」
予想通りの回答であった、だからこそキンジに視線を送る
「………キンジ」
「断る」
「対応が早いよ!?」
完全に心を読まれた!?
「お前が言おうとしたことくらい分かるからな」
「じゃあ!」
「断る!絶対に嫌だ!俺のことも考えろ!」
「けち!」
「けちのどこが悪い!」
「うわ!開き直った!」
ギャー!ギャー!
「お兄ちゃん楽しそうだね」「…うん」
こうして花厳 輝、鈴、蘭の武偵二年としての暮らしが始まった
そして彼らは色金に関わっていくことになるのだろう…
頑張りました!
キャラ紹介は次回にやります