書き方下手かもしれませんが、ぜひ読んで下さい!!
#1 準備
今、ネガ・ネビュラスのメンバーは会議をしていた。ネガ・ネビュラスの本拠地は、杉並区にあるマンション(ハルユキの自宅)にあり、そこで会議が行われてる。
リビングには、食事すませてちょうど今から会議が行われるところだ。
「銀翼の鴉」こと有田春雪の正面から、ネガ・ネビュラスのレギオンマスターであり
「いつもすまないな、チユリ君。お母さんにお礼を言っておいてくれ」
「いえいえ、うちのママは大喜びです」
チユリママのお手製料理を食べ終えて、皆でワイワイ話してる所で黒雪姫が咳払いをした。
「さて、今回のミッションは『クロム・ディザスター・モドキ殲滅』だ」
それを言った瞬間、全員の緊張感が一気に高まった。なんせ、数日前にハルユキに寄生していた
「モドキっと言いますと、つまりコピーですか?」
タクムは、眼鏡の中央を指で上げながら黒雪姫に質問した。
「ん~・・・詳しくは分からないが、四代目クロム・ディザスターに似たのがおると聞いておるのだが・・・」
「あの、少しよろしいでしょうか?」
手を挙げたのは、フーコだった。全員の視線がフーコに集中した。
「私の友人から聞いたお話しですが、それほど強くないと聞いています」
「それなら大丈夫ですね。僕、あんなのと二度と戦いたくありません」
「確かにそうだな。彼奴の強さはとんでもないからな」
ハルユキと黒雪姫は安心していたフーコの表情はまだ厳しかった。
「ただ、そのクロム・ディザスター・モドキが大量にいるというのも聞いています」
「姉さん、大量ってどのくらいなの?」
チユリが、今まで見たクロム・ディザスターは、ハルユキの六代目だけ。だからその前は知らないから想像出来なかった。
「レギオンが、ほぼ完全に埋まるぐらいの数と・・・」
「何だと!?」
「そんな・・・」
全員が驚愕した。
「マスター、そんな事って有り得るんですか?」
「あったとしても、かなり激しい領土戦ぐらいだ」
【UI>しかし、妙ですね。タイミングが良すぎなのです】
サクラ色の文字が表示され、その向こうで謡は首を傾げていた。それに、賛成するかの様にチユリも頷いていた。
「ういちゃんの言う通りだね。いくらなんでもタイミングが良すぎるよね?ISSキットが広まったり、ウルフラム・サーベラスが現れたり・・・」
「それに、今回の件もね」
しばらく、誰も喋らなかった。そこで、静かに喋り出したのは黒雪姫だった。
「しかし、それほどの数がいると厄介だな。ただでさえ強いと言うのに大量にいると体力がもたない気がするな」
再び、皆黙り込んでしまった。
ハルユキが何か言いたそうだが、口をモゴモゴしてるのに気付いた黒雪姫は優しく、笑顔で問い掛けた。
「何か言いたいそうだな、ハルユキ君。言いたい事があるならちゃんと言いたまえ」
「あの・・・話したり、考えるくらいなら無制限中立フィールドに行ったほうが早いんじゃないのですか?こんな事してる間に、他のバーストリンカーはクロム・ディザスター・モドキに狩られてるんですよ?だから、その・・・」
上手く説明が出来ず、再びモゴモゴモードに入ってしまった。
すると、黒雪姫はクスっと笑った。
「それもそうだな。ハルユキ君の言う通りだ」
「考えるよりも行動が先だね」
「さすが、ハル。たまにはいい事言うじゃない」
【UI>私、有田さんのそういう所がいいです】
「あれ?もしかしてういちゃん、ハルの事好き?」
【UI>ち・・・違いますよ!!】
「あら?私は、鴉さんの事好きですよ?」
「な・・・フーコ、貴様!!」
「ダメですか?私もう鴉さんとファースト・・・」
「師匠、そこから先言わないで下さい!!」
「ハル、何をしたの?」
「ハルユキ君、何をしたんだい?」
黒雪姫とチユリの声が重なり、同時に極冷気クロユキスマイルと超火力チユリビームを受けた。
「ちゃ・・・ちゃうんです・・・」
もう、どうする事も出来ないハルユキであった。
「さて、冗談はそれぐらいにしておいて・・・」
黒雪姫は、咳払いをして改めて、今回のミッションの説明をした。
「では、ただいまより、今回のミッション『クロム・ディザスター・モドキ殲滅』の説明をする。と言っても簡単な事だ。ただ単に、全滅させればいいだけだ」
「そんな単純にすればいいのですか?」
「うむ、それほど強くないとフーコも言っているし、大丈夫だろう」
「でも・・・」
「ハル、心配しすぎだよ。きっと大丈夫さ」
「タク・・・」
「まぁ、単純にと言っても、バラバラで戦う訳にはいかない。固まって戦うのだ」
ハルユキには、理解出来なかった。
「何で固まって戦うのですか?相手が弱いなら、そのまま突っ込んで戦えばいいのじゃ・・・」
「その理由は、ハカセのタクム君が説明してくれるさ」
ハカセキャラ定着に戸惑いながらも、眼鏡の中央を上げて説明した。
「ハル、もし君がダメージを受けて、ピンチな場合どうする?」
「えっと・・・取りあえず、逃げ回るしか・・・」
「君は、チーちゃんの存在をすっかり忘れてるね」
「あ・・・」
またしても、超火力チユリビームを浴びるハルユキであった。
「ごめんなさい・・・」
タクムは、肩をすくめながら説明を再開した。
「まぁいいけど、チーちゃんの『シトロン・コール・モードⅠ』で回復しながら戦うだよ。ですよね?マスター」
「うむ、お見事だ。回復したい時は、チユリ君の所に行けばいいのだ」
「しかしマスター、もし、動けない場合はどうすればいいのですか?」
「とにかく、声を張り上げるしかないさ」
すると、チユリが手を挙げて、質問した。
「黒雪姫先輩、ちょっと質問ですけど、もし、他のバーストリンカーが邪魔してきたらどうすればいいですか?」
答えたのは、黒雪姫ではなく、謡が答えた。
【UI>その心配はいらないのです。例え、襲撃されても、クロム・ディザスター・モドキに倒されると思います】
「なるほど・・・」
「もし、襲撃してきたら、私が鴉さんのマンションに吊るしてあげますけどね♡」
笑顔で話すフーコにより、タクムとハルユキは身震いした。
「では、そろそろ準備しよう」
ケーブルを有田家のホーム・サーバーに接続し、それぞれのニューロリンカーにも接続した。
「カウント20で始める」
謡は話す事が出来なく、コマンド発声に少々時間がかかるから、いつもより多めのカウントで始めた。
「18、17、16・・・」
緊張の空気が漂った。
そして・・・
「5、4、3、2、1・・・」
同時に叫んだ。
「「「「「「アンリミテッド・バースト!!!!!!」」」」」」
次回、ミッション開始します。