Tail of Twin   作:グラコ口

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とりあえずギャグと戦闘がやりたいのでサクサクいきます。


第1話:俺、ツインテールになった。

 

 

 

 

―――――もし、君が巨乳好きだと仮定しよう。

 

 

 いや、別に貧乳好きでも何でもいいんだが。

 とりあえず君はそれが心底好きで好きでたまらなくて、けどそれを語り合える相手がいなくて鬱憤が溜まっていたとする。

 

 

 

 で。もし、巨乳が好きだぁぁぁぁッ! 巨乳部部長に、俺はなる! と教室で叫んだヤツがいたらそいつに即座に声を掛けられるだろうか。

 

 

 ……なに、できる? よし、逝ってこい。

 

 

 

 

 

 

 記念すべき高校入学式の日の放課後。

 

 俺、神宮寺(しんぐうじ) 葵(あおい)は、ぼんやりと青空を見上げながら帰路についていた。……のだが、初日からあまりに濃い高校生活にやや上の空になっていた。

 

 

 

「―――――…凄まじいツインテールだった」

 

 

 

 

 巨乳好きが巨乳を思わず目で追ってしまうように、ツインテールが好きならツインテールに視線が吸い込まれるのは道理。そして目に焼き付けたツインテールの輝きと躍動を記憶に焼き付けようと上の空になるのもまた道理。

 

 

 色々な事情の下で入学することになった、エスカレーター制のある陽月学園。

 

 その入学式の後には部活動主導によるオリエンテーションがあり、そこで行われた多種多様なパフォーマンスは、俺の想像する理想のツインテールが持つだろうそれと同じ情熱を感じ取ることができた。

 

 ……わかりにくい?

 

 じゃあ簡単に言うと、部活動紹介に熱い想いと愛情を感じたのだ。

 なんとなく惰性でやっているのではない、自分の部活動への誇りと自信。それを感じてほしいと思う紹介者たちの熱意。

 

 素晴らしいオリエンテーションだった。間違いない。この高校は部活動に力を入れていると聞いていたのだが、それは間違いでなかったと確信した。

 

 

 

 

 ……で。なにかおかしいと気づいてほしい。

 それがどうして先ほどの、「すさまじいツインテールだった……」に繋がるのか。という。

 

 

 

 

 神堂慧理那。

 その1人の少女の登壇が、全てを変えた。

 

 背格好は小学生ほどで、なんだかんだ「子どもっぽい」と言われるツインテールにとって王道であろうその身長から繰り出される高貴さを感じさせるような黄金のツインテール。そしてそこまでの王道に沿った流れを呑み込むのは、ふわりとカールしたそのツインテールの先端。

 

 

 

『あなたたちには無限の可能性があります。わたくしが、そして陽月学園高等部が、その輝く未来を開花させるための道標となることを、約束しますわ』

 

 

 

 現実で似合う者などほとんどいないだろうお嬢様言葉を使いこなし、凛と立つその姿。それとツインテール。本人と髪型が完全にマッチしたふんわりツインテール系生徒会長。ツインテールだけではなく、さりとてツインテールが損なわれない。会長とツインテールが手と手を取り合って輝きを増し、高め合う。そんな光景が目に浮かぶ。

 

 弁に熱が入ったことで舞うツインテールはその雰囲気と相まって可憐に踊る姫君の如く。その眩い輝きに目を奪われたのは、きっと俺だけではないに違いない――――…。

 

 

 

 とは、言い切れないのが世知辛い世の中なのだが。それとツインテール。

 

 

 他にも柔らかな野いちごを彷彿とさせるストロベリーツインな先輩や、ショートツインな人、そしてクラスにも素晴らしいツインテールが………まぁ、あの人はいいか。

 

 

 

「――――ツインテ充爆発しろ」

 

 

 

 クラスに、えー……なんか凄いツインテールの人がいたのだが、その人のツインテールからは愛を感じた。――――ツインテールへの、それとその向こうにいる誰かへの。

 

 最もベーシックながら、底知れぬ深みを感じさせるツインテールは芸術品の如く。

 

 いやまぁ、そのツインテールにしている本人がとある男子生徒に夢中だったから俺はそのツインテールにはそこまで見惚れなかったけど。誰かのためのツインテールを盗み見るなど邪道……あくまで、俺の個人的な拘りだが。

 

 

 

 そしてそのツインテ……もとい視線の先には、いきなり“ツインテール部”と部活動希望届けに書き、更にはそれに名前を記入しないことでその先生が読み上げるよう誘導した――――…かもしれない男、観束総二。

 

 

『これは、俺のツインテールだ!』

 

 

 と主張するかのようなその挑戦的にも程があるその行為。

 ぶっちゃけ俺は嫌いじゃない。……絶対に自分じゃあやらないが。

 

 とにもかくにも、それだけの価値はある素晴らしいツインテールだった。

 ラブコメだろうと、それでツインテールが幸せならば文句は言うまい。芸術品は眺めるだけでも十分な価値がある。

 

 

 

 まぁ、そんなわけで濃ゆい人が大勢いて非常に疲れた。

 生徒会長があれだけのツインテールだから、やはりこの学園には濃い面子が揃っているのかもしれない。

 

 

 そんなことを考えながら自宅間近の道を歩いていると、視界の端にとんでもないものが映った。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――太陽を浴びて銀色に輝く、二房の髪。

 

 

 二房の髪をやや後頭部寄りに結ぶことで一味違う雰囲気を演出しながらも、癖のない髪そのものは王道を往く……いや、王道そのものであるかのように腰まで届いて宙を舞う。しかし先端に近づくにつれて空のような蒼色を帯びるその色彩は幻想的。

 

 幻想的な色が調和を殺すのではない、色を調和させて飛躍したその髪はまさに蒼銀の翼(ツインテール)。

 

 

 

 その幻想的なツインテールはちょうどバス停に着ていたバスの中へと消えていき―――――。

 

 

 

 

 

 ………俺は、いつの間にかバスに乗っていた。駆け込みで。

 そして、バス発進。当然のようにすぐ近くまで来ていた家からは勢い良く遠ざかる。

 

 

 いや、待て。違うんだ。

 蒼と銀のグラデーションな髪なんて珍しいだろ? そしてそれがツインテールになっていればつい追いかけてしまうはずだ。決して普段からこんなストーカーじみたことをしているわけじゃない。

 

 

 ツインテール好きを表に出していたら、社会の中で生きていけない。

 

 それくらいは理解してるし、だからツインテールを愛するのはそこに素晴らしいツインテールがある時だけだと決めている。高い山があるから登る、それと同じなのだ。

 

 

 そんな誰かに謝らないといけなくなりそうな言い訳を頭の中で思い描きながら、バスの中をツインテールを探しながら歩き―――――。

 

 

 

 

 

「……来るのですね、アルティメギル…。まだ、準備は整っていないのに」

 

 

 見つけたのは蒼銀の髪を持つ少女。 

 生徒会長より更に一回り小柄な気がするその女の子は、先端がチカチカと赤く光るボールペンのようなものを翡翠色の瞳で無表情ながら険しそうに見つめ。

 

 なにやら「転送装置の不具合なんて」やら「属性力の反応が不安定すぎる」などと思わず優しくそっと目を背けてしまうようなセリフをそこそこ混んでいるバスの中でもそこそこ聞き取れてしまう声量で呟いていた。……のだが、正直俺はそれどころじゃあなかった。

 

 

 

(―――――ツインテールじゃ、ない……だとぉぉぉぉぉッ!?)

 

 

 

 先ほどツインテールだと思った蒼銀の髪は特に結ばれておらず、腰までのストレートロング。どこにも翼……もといツインテールはなく、バスの隅々まで探したのだが蒼銀なんていう珍しすぎる髪色をしているのはその少女のみ。

 

 

 

(ま、さか……幻覚…? あまりにツインテールが似合いそうだから、幻覚を見たのか…?)

 

 

 

 なるほど確かに、その少女がツインテールにした姿を想像すればかつて俺が見た中でも最も理想に近いツインテールがそこにある。……が、所詮それは妄想の産物。

 実際にツインテールがそこになければ砂漠の蜃気楼と大差なく、男がツインテールになれないのと同じように、そこにツインテールは存在しない。

 

 なぜなら、俺の妄想のツインテールは俺の押し付けた理想のツインテールに過ぎないからだ。その女の子が創るツインテールが俺の妄想と一致するなんていう奇跡などありはしないだろう。

 

 

 そこに求められるのは顔でも体型でも髪でも髪型でもない。

 その子の求める理想(ツインテール)であり、そこに込められた想い(ツインテール)なのだ。

 

 

 

 とかなんとか考えながら悲しみを逸そうとしたその瞬間。少女の持つボールペンみたいなものが赤と青の交互に点滅し始め、凄まじい勢いで少女が振り返った。

 

 

 

「―――――属性力の、反応…っ!? どこです…っ!?」

 

 

 

 ぞ、ぞくせいりょく…?

 何が何やら分からなかったものの、まるで親の仇でも探すかのような、血眼という言葉がしっくりきそうな少女の様子に俺は思わずツインテールをこっそり盗み見るために鍛え上げた熟練の動きで素早く視線を逸し。

 

 少女はまた赤だけに点滅するようになったボールペンを恨めしげなような、悲しそうなような瞳で見つめて呟いた。

 

 

 

「………やっぱり、故障…? 隠れたツインテール属性持ちを探すのは無理、です?」

 

 

 少女はそれから「でもふつうに一番強い人にはアルティメギルが…」などとなかなか意味深というか謎が深まるばかりなセリフを呟いた。

 

 

(いる、いるよ隠れツインテール属性! 鏡見てくれ、鏡!)

 

 

 やっぱりこの子ならどんなツインテールでも似合うのではないか……というか、この子なら素晴らしいツインテールを創れるのではないか、そんな感じがして。

 それと同時にボールペンがまた赤と青に光りだし。少女がまた素早く振り返り、俺は視線を逸らした。

 

 

「ぅ~…?」

(………あれ、変態発見器かなんかなのか?)

 

 

 もしそんなものがあるとすれば、素晴らしい性能だと褒め称えざるをえない。

 いや、残念だが今の自分が傍から見れば完全な変態だという自覚くらいはあるのだ。やめる気は全くない…というかやめられる気がしないが。まるで喫煙者と煙草だ。

 

 

 

「(じぃ~……)」

 

 

 というかなんかこっちを凝視してきてるんですが。

 いや、違うんです、おまわりさん。俺は幼女じゃなくてツインテールを……。

 

 

「じぃ~~~~…」

「うわぁっ!?」

 

 

 心の中でおまわりさんに土下座しながらツインテールを指さしていると、いつの間にか俺の目の前(ただし身長は足りてないが)に少女が背伸びしながら立っていて。ぼそっ、と呟いた。

 

 

「……ツインテール、好き…です?」

「……………」

 

 

 

 ………幻聴かな? かなりドキッとした(図星的な意味でだ)けど。

 

 とりあえず見知らぬ少女にいきなり言われるセリフじゃなさそうなので人違いだろう、と結論づけてそっと視線を逸し。少女は「むぅ」と不満げに呟いてから俺の視線の先に移動しつつ言った。

 

 

「……すみません、道が分からないのですが近くの駅はどこですか?」

「え?」

 

 

 流石に少女が道が分からないと訪ねてきて無視するのは鬼畜の所業だろう。

 とりあえず現在位置を確認しようとバスの中の表示を見ると、次の停留所は『マクシーム宙果(そらはて)前』となっており、いつの間にかかなり遠くまで来てしまっていた――――と、それはともかく。

 

 

「えーと、次のバス停で降りたら最寄りの駅は―――…」

「……やっぱり、認識撹乱が効いていないのですね」

 

 

「へ?」

 

 

 認識、撹乱?

 もしかして、何やら返事をしてはいけない設定だったのだろうか。

 などと冷や汗を掻きながら少女から視線を逸らすと、少女はやはりその先に先回りしつつ言った。

 

 

「……ツインテールに必要なものは?」

「愛と理想」

 

 

「………」

「…………」

 

 

 

 って、なにを即答してるんだ俺はぁぁぁぁぁっ!? 黒歴史にまた新たな1ページが!

 

 もしかすると今日はツインテールの誘惑を受けすぎたせいで精神が昂っていたのかもしれない。あまりの失態に頭の中が真っ白になっていると、気が付けば俺は少女に腕を引っ張られる形でバスを降り、そのまま『マクシーム宇果』のバス停付近の駐車場に停車していた車と車の間の陰に引きずり込まれていた。

 

 

「……時間がないので端的に説明します。この世界の全てのツインテールのためにこれを付けて下さい」

 

「はい?」

 

 

 そう言って手渡されたのは、なにやらツインテールを彷彿とさせる意匠の彫り込まれた白い石のついた銀のリング。

 

 あ、ひょっとしてそういう設定……なのか?

 

 

「え、えーと。これをつければいいのか?」

「………(こくこく)」

 

 

 ……なんだかわからないが、とりあえずこの少女をツインテールの幻覚でストーキングしてしまったのは事実。なら子どもの遊びに付き合うくらいは仕方ないか……と思いつつ指輪を促されるままに右手の人差し指に嵌め。

 

 

「そして、念じて下さい。『変身する』、と。声に出すといいかもです」

「へ、へんしん?」

 

 

「………もっと強く、です」

「へ、変身」

 

 

「………(ムスッ)」

 

 

 え、ええぃっ、こうなりゃ自棄だ!

 

 

 

「――――変身ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし うまくきまらなかった。

 

 まぁ、当然だが。しーん、という虚しい効果音が駐車場に響いているような気すらする。

 しかし少女は、まるで先ほどのツインテールがツインテールじゃなかったと知ってしまった時の俺と同じような悲愴な顔になっていて。

 

 

 

「………………あ、れ?」

「え、えーと。こんな感じでいいか?」

 

 

「……お、おかしいのですっ! こ、こんなはずじゃ…っ」

 

 

 

 何がおかしいんだ。と問いかけたいところだったのだが、その瞬間。

 

 耳をつんざくような轟音が響き、それに続くように駐車場に停めてある車が次々と、弾け飛ぶように大空へと舞い上がった。

 

 

「なっ!?」

「……っ、間に合わなかった…っ!?」

 

 

 何がどうなってるんだ、と問いかける暇もなく少女は音が聞こえた方向に向けて走りだし。咄嗟に後を追う。

 

 

「お、おいっ、危ないんじゃないのかっ!」

「……百も承知、ですっ!」

 

 

 

 

 

 そして、そのまま二人で駐車場を駆け抜け。その“現場”にたどり着いてしまった俺は思わず間抜けな声を上げていた。

 

 

「は、はぁぁぁぁああっ!?」

 

 

 そこにいたのは、角の生えた爬虫類みたいな頭部と鎧のような身体を持った怪人。そして特撮ヒーロものにいそうな雑魚戦闘員らしきヤツら。

 

 

 

 ……いや、特撮の撮影なんだろ? そうだと言ってよバーニィ。

 

 しかしその二メートルを超すだろう巨躯は、造り物からは感じられないだろう凄まじいまでの存在感が漲り。造り物ではないと言外に主張するかのように、歩く度にアスファルトにヒビを入れていく。

 

 

 そう。それは、たしかにそこにいた。

 

 

 明確な脅威として。

 そして、銅鑼を打ち鳴らすような声で、その怪物は高らかに宣言した。

 

 

 

 

「フハハハハァァァッッ! この世界の生きとし生ける全てのツインテールを、我らの手に収めるのだ―――――ッ!!」

 

 

 

 

 

「……なに、あれ?」

 

 

 ……なんか違う意味で脅威かもしれない。

 何者、というか何モノなんだ。ナマモノなのかどうかすら怪しいのだが、変態というのは間違いなさそうという謎な存在。

 

 特に非日常なんてものに縁がなかった身としては、思わず真顔になって思考停止してしまうほどのインパクトがあった。

 

 とりあえず怪人からほどほどの距離にある車の陰に隠れた少女の隣に滑りこみつつ問いかけると、少女は苦々しい顔になりながら言った。

 

 

 

「……異世界からの侵略者。エレメリアン、です。彼らは“属性力”を奪う特殊な侵略者で――――彼らに属性力を奪われると、ああなります」

 

 

 なるほど、確かに特殊だ。

 などと暢気に考える俺は、少女が指さした先にあったものを。“それ”を見てしまった。

 

 

 

 

 いつの間にか駐車場の真ん中に浮かぶ金属質な輪っか。そして、その前に集められたツインテールの少女たち。彼女たちは、その輪のシャボンのような膜を通させられ―――――その髪に輝いていたツインテールが解け、消えた。

 

 

 

 

「――――な…っ!?」

 

 

 

 

 ツインテールが、消えた。

 そこに込められていただろう理想と、想いと共に。

 

 不思議と、「もう一度結び直せば」という考えは浮かんではこなかった。

 

 夜空に輝く星の一つが、消えてしまったかのような―――――。例えようもない喪失感だけが胸の中に残り、ただただ呆然と、ツインテールが消えていくのを眺める。

 

 

 

 そしてまた、遠目に見ても素晴らしいツインテールの少女がなんと、何を思ったのか自分から怪人の前に飛び出していく。

 

 

 

 

 そのとき俺が考えていたのはどんなことだったのだろう。怒りか、悲しみか。はたまた別の感情か。しかし事情が分からずとも、これ以上目の前で消えようとしているツインテールがあるのに黙って見ているようでは、二度とツインテールに顔向けできない――――そんな煮えたぎるような想いが、胸の奥底から沸き上がってきていた。

 

 

 その想いに突き動かされ、何も考えず飛び出そうとした俺に、少女が叫ぶ声が聞こえた。

 

 

 

 

「――――この、反応は…っ!? いける、いけます! 変身してッ!」

 

 

「う、おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

 

 

 

 

 強く、強くなりたい。喧嘩の心得なんて全くない俺だけれど。

 今だけは力がほしいと願う。これ以上ツインテールが消えるのなんて見たくない。

 

 その想いに応えるかのように、指輪を嵌めた右手から眩い光が迸り。瞬間的にその光が自分に纏われるのを感じながら、弾丸のような勢いで飛び出す。視界に煌めく赤いツインテールに向けて、そしてそれを奪おうとする怪人に向けて。

 

 

 

 

 風に切り裂いて羽撃く二房の“髪(ツインテール)”と共に。

 

 

 

 

 

 

 


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