神次元インデックス   作:魔界魔MK2

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魔界魔「すごい、間があきました」

魔界魔「ゲームに夢中になっていて…」


6本目:巨大機械兵コピリーエース、工場にて散る

 

前回、死亡フラグを建てまくった。哀れなる巨大ロボ…コピリーエースと戦闘になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   *

 

 

 

 

 

 

 

「オラオラオラ!!壊れてしまえ!!」

 

コピリーは巨大な腕で暴れまくっていた。

 

標的は女神と言うより、無差別な破壊行動。

 

哀れ、ノワールの工場は、無残にも内部が壊されていく。

 

……後で後始末するの、私なんだけど…

 

やばい、このままだと私に全部厄介ごとが飛んでくる。それだけはなんとかしなくては

 

「ちょっと!!私の工場で暴れないでよ!!」

 

ブラックハートが白のツインテールを揺らしながら、声を荒げる。

 

「ふはは、壊れるものは価値がないもの!!なら壊れればいい!!」

 

「すごく最低な価値観ね」

 

パープルハートが呆れ顔で言ってきた。

 

…まったく同意だわ。

 

けれどこのまま工場が壊されたら、私達もただではすまないので(色んな意味で)いい加減に止めようと動いた。

 

私は、剣を振り上げ、そのまま巨大な機械の腕の接続部を狙い………

 

「はあっ!!」

 

振り下ろす。手ごたえはあった。けれど巨大な機械の腕は切断されていなかった。

 

(……硬い)

 

イマジンハートは、一旦離れる。

 

「なんだ、今の一撃は全然痛くも痒くもないわ!!」

 

機械に痛覚なんてあるの?

 

そう思ったけど、口には出さない。

 

「全く、脳筋の癖に体は無駄に硬いんだから!!」

 

ブラックハートが苛立ちながら吐き捨てる。

 

気持ちは分かるけど、どうせその怒りはすべて理不尽に後で私に来る。

 

「けれど、どうするの?あんな無駄に硬い胴体じゃ切断できないわよ」

 

するとアイリスハートが

 

「一撃で倒そうなんて思わない方がいいんじゃないかしらぁ、…徹底的にいたぶっていけば脆くなっていくと思うしぃ」

 

他の女神すべてが顔を見合わせる。

 

たしかにそうだ。

 

一撃で倒せない相手には積み重ねていくしかない。

 

塵も積もれば山となる。相手は機械、ダメージを与え続けていれば機械の胴体は損傷していく

 

意見は決まった。

 

「それでいきましょう。……体はでかいから当てるのには苦労しないでしょうし」

 

たしかに

 

あれじゃ、ただの的だ。

 

「決まりねぇ、こうゆうのは私の得意分野なのぉ」

 

色んな意味でね。

 

4女神がそれぞれ暴れ回っているコピリーに向きなおす

 

コピリーは破壊に夢中でこっちに気が向いていない。

 

背中も見せている。あれじゃ当ててくださいって言ってるようなものだし

 

恐らく自身のボディの耐久性に絶対の自信があるのだろう。

 

「作戦開始!!とりあえず、ガンガンいこうぜ!!で」

 

私の号令で全員が突っ込んで行く。

 

みんなが攻撃を連続で加えていく。

 

けれどコピリーは意にも返さない。

 

今から、その自信を完膚無きまでに叩き壊してあげる。

 

その時どんな反応するのかちょっと興味もあるし

 

「…………」

 

意識を集中させる。

 

最大までに余計な感情を排除、こうゆう相手にしか使えない技

 

刀身にエネルギーを最大まで集中させる。

 

剣を振り上げる。

 

目標は目先の巨大ロボ

 

切断、最悪でも胴体へのダメージ

 

息をすうっと吐く

 

そして放つ!!

 

「悠久なる破壊一閃!!」

 

直後

 

巨大な縦型の衝撃波がレーザーの様に放たれる。

 

コピリーの背中にレーザーは直撃

 

爆音と衝撃、爆発が折り重なり鳴り響く

 

「ぐおおおおおおおおおおおおっっ!!」

 

コピリーが始めて悲鳴を上げる。

 

どうやらダメージはあったみたいだ。

 

悲鳴を聞いて、すごい清清しい気持ちになった。

 

息をすうっと吐き出すとパープルハートが…

 

「中二臭い名前ね」

 

「最近、フェ〇トにはまってるのよ」

 

あれ、すごくおもしろかった。

 

私にはとても相性が良かったゲームソフトらしい

 

なんて離しているうちに爆風が晴れると、コピリーがこっちに向き直り声を上げる。

 

「貴様!!私の体によくも傷を、絶対に許さん!!」

 

「あ、そう、それと一つ教えてあげるけど……」

 

コピリーが後ろを向く。

 

そこにいたのは白ツインテールの女性

 

剣を振り上げ

 

背中にぽっかり空いた穴を狙い

 

剣を振り下げた。

 

ガシャアアアアアアッッ!!!

 

「あんぎゃああああああああああっっ!!」

 

……恐らくブラックハートは背中に空いた穴から中心の核部分を集中的に攻撃しているのだろう

 

何の為かって?それは壊すためでしょうが

 

「ぎゃあああああああああああっっ!!!」

 

無残な叫び声が響く中

 

ガシャアアアアアアアアッッ!!

 

今度はコピリーエースが完膚泣きまでに壊されてしまった。

 

「……言うの、遅かったみたいね」

 

「そうね、けれどまあ、自行自得よ」

 

パープルハートが言う

 

まあ、死亡フラグを踏んでしまったし、これにかんしてはもう、しょうがない、としか言いようがないから

 

とりあえず、どんまい、コピリーエース

 

 

 

 

七賢人、コピリーエース撃破。

 

 




魔界魔「死亡フラグ、それは…世界が決めた絶対の法則である。逃れたものは生存フラグと呼ばれる新たな(ry」

上条「長くなるんで、省略するぞ」

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