神次元インデックス   作:魔界魔MK2

4 / 13
魔界魔「プロローグ終わります。」

上条「今回は少し長いかな・・・・?」

魔界魔「それではGO!!」


3本目:プロローグエンド

あの後、結局何の進展も無いまま数時間が過ぎた。

 

ネプテューヌとプルルートのせいで話し合っても脱線するし、ノワールは警戒心剥きだしだから無闇に話せない

 

いい加減、進めないと永遠にプロローグから抜けられない。

もうプロローグで3話目行ってんだぞ

 

こうして何もできずに時が進んでいく中、突然、扉が開かれる。

 

 

入ってきたのは、黄色い髪をしたまるで妖精の様な羽を生やした女の子

・・・いや、マジで妖精の様な女の子だった、見た目も身長も

だけどその姿にはかなり見覚えがあった。

 

「だだいま、帰りました~」

 

「・・・・・・イストワール?」

 

俺は思わず口から言葉を漏らす。

・・・入ってきたのはイストワール(小さいけど)そのものだった。

 

「お帰り~、イストワール、随分襲い買い物だったねぇ~」

 

「まったくですよ。体が小さいといい事ありませんね」

 

するとネプテューヌが突然、会話に入ってきた。

 

「わあ~、いーすんが小さい!!」

 

「えっ、えーと・・・・・・どちら様ですか?」

 

イストワール?は突然会話に入ってきたネプテューヌに驚いている。

 

「ねえねえ、ねぷちゃん~、いーすんってなにぃ~?」

 

「いーすんっていうのはイストワールの事だよ!!」

 

「そうなんだぁ~じゃあ私もいーすんって呼ぶぅ~」

 

おい、イストワール?は無視なのか?

 

「あの・・・・・・どこかで会いましたか?」

 

イストワール?が突然電波的な事を言ってくる。

イストワール?はそんなキャラじゃないだろ。

 

とりあえずここからは俺が会話に出る。

ネプテューヌに任せると余計話しがこじれそうになりそうだしな

 

「えーと、とりあえず・・・私はイストワールです。何故小さいのかは何も言わないでください」

 

イストワール。

こんな名前の同名人物がそうそういるわけない、やっぱり俺たちの世界と何か関係があるのか・・・?

 

「俺は、上条当麻。で、そこのはネプテューヌ」

 

「ネプテューヌ・・・・・・なんかなつかしい感じですけど・・・・よく分かりませんね」

 

・・・なつかしい?何でだ?イストワールは別固体同士繋がっているのか?

 

俺はそう思い、一つ口を開く。

 

「えっと・・・・・・イストワール、少し話しがあるんだけど・・・」

 

俺は話を始めた。信じてもらえるかは分からないけど

もしイストワールが別固体同士で繋がっているなら

俺達の世界のイストワールに何とかして通信手段を取れるかもしれない、と思いつつ

 

 

 

 

 

 

数時間後・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「と、いう訳だ」

 

 

4文字で軽く流したが、イストワールに説明していたらいつの間にか、夕方になっていた。

太陽はもう半分ほど沈み、空は朱に染まっている。

 

ノワールは用事が出来たといい、そのまま途中でどっかいってしまった。

 

ネプテューヌとプルルートは二人で騒いでいる。

 

「・・・そうですか、もしそれが本当なら、その世界にいるイストワールにコンタクトがとれるかもしれません」

 

「本当か!!」

 

「はい、それにそうでなければネプテューヌさんとこのなつかしい感じのあれが納得いきません!!」

 

あれって何だよ、一番気になるな、そこ

・・・でも、コンタクトがとれるなら俺達は無事に元の世界に戻れるかもしれない

 

イストワールにはいつもお世話になってるし、本当に感謝感激だ

 

「ただし、コンタクト取るのにも時間はかかります。えーと・・・・・・5時間程かかりますが・・・」

 

「ああ、分かった。ありがとな」

 

するとイストワールは独り言の様にブツブツ呟き始め、動かなくなった。

きっとコンタクトを取る準備だろう、邪魔しない方がいい

 

「ネプテューヌ」

 

「うん?」

 

ネプテューヌを呼ぶとプルルートもこっちに視線を向ける。

 

「イストワールが俺達の世界のイストワールにコンタクトを取ってくれている。もしかしたら帰れるかもしれない」

 

「えっ、本当!!」

 

ネプテューヌが喜ぶと、プルルートは残念そうに声を漏らす

 

「ええ~ねぷちゃん、帰っちゃうの~」

 

・・・・・・帰れるかもしれないで、帰るとは決まったわけじゃないけどな

 

「大丈夫だよ、ぷるるん、まだ帰れるって決まった訳じゃないし・・・」

 

「私、もっとねぷちゃんと遊んでたいよぉ~」

 

「それじゃあ・・・今のうちに遊んでおこう!!」

 

「・・・どこでだよ?」

 

「外」

 

もう夕方だ、太陽がもう沈んでんだろ。

夜に何をする気だ。

 

と、呆れる俺だったけど、ここで疑問が一つ。

 

「ノワールって、そういえば用事があるって言っていたけどどこにいったんだ?」

 

俺の疑問に答えるのはプルルート

 

「えーとぉ・・・多分~、あそこだと思う~」

 

「あそこ?」

 

あそこって言われても分からない、この世界の事すら全然分かんないのに

 

「で、ノワールはそこに何しに行ったの?」

 

「えーと・・・・・・女神メモリーを探しに行ったのだと思う~」

 

「女神メモリー?」

 

名前からして、女神に関係する道具なのか?

 

「女神になるのに必要なアイテムだよぉ~・・・使えば何かこう・・・変な感じになってなれるんだよぉ~」

 

「ということは・・・・・・プルルートはそれを使って女神に?」

 

「うん、そうだよぉ~」

 

・・・女神って生まれつきなるもんじゃないのか?・・・これに関してはネプテューヌに聞いた方が良さそうだな。

 

「ネプテューヌ、女神って生まれてなるもんじゃないのか?」

 

するとネプテューヌには珍しい考え事の表情をして

 

「そうだよ、少なくとも私達の世界ではそうだよ、けれど・・・・・・当麻自身が女神は後からなるなんて事はないって否定するのはおかしくない?」

 

「・・・っ」

 

そうだった、俺も「後から女神になった人間」だ、それを否定してはいけない。

 

「ねぇ~ノワールちゃんの事、探しに行かない~?」

 

プルルートの突然の提案にさっきの考えを心の奥にしまい、提案に乗る。

 

「そうだな。時間帯も暗いし探しに行くか」

 

 

こうして俺達はちょっとした準備をして外に出る。

 

 

 

 

 

<ZECA一号遺跡>

 

 

今日はおかしな出来事が起きすぎた。

 

突然、空から降ってくる男女、そしてその男女が私の上に落下。

 

そしてその男女はあろうことが女神などと言い、場を混乱してくる。

 

男の方はまだ普通そうだけど、女の子の方は疲れそうなタイプ。

 

女の子の方は女神できるという嘘をついていたが男の方はできた。

 

だとしたら女の子の方もできるんじゃないか、と私は考えながらここで女神メモリー探しをしていた。

 

「全然見つからないわね」

 

一体どれくらい探しただろうか、女神メモリーなんて物は全然出てこない。

 

誰かに取られている訳でも無いだろうし・・・そもそもあれを欲しがる人は相当いない筈

 

私はその相当じゃない小数派にいるんだけど。

 

 

そんな事を考えていると、何か物音がした。する物音は二つ、一つは後ろからもう一つはこの奥から

 

ノワールは警戒すると、突然こんな声が聞こえた。

 

そしてその声が聞こえたと同時に背中が急に重くなる。

 

「ひゃっほう、ノワール発見~♪」

 

背中に抱きついてきたのはあの女の子、という事はプルルートと男の方も一緒な筈

 

「お、重いから早く降りなさい!!」

 

そう言って私は乱暴に女の子を落とす。

落とされた女の子は尻から落下する。

 

「痛っ!!ノワール何するの!!」

 

「突然、人の背中に突然抱きついてくるあなたが悪いのよ、びっくりしたじゃない!!」

 

「えー、スキンシップだよスキンシップ」

 

そんなやり取りをしていると、突然一つの人影が姿を現した。

 

紫が一番似合いそうなどと言われそうな魔女みたいな帽子を被ったオバサン?みたいな人、とにかくそんな人が突然、姿を現した。

 

「・・・・・・誰?」

 

ネプテューヌが言う、するとその人は突然高笑いを上げ、ノワールとネプテューヌを見据える。

 

「・・・な、何こいつ・・・」

 

ノワールは警戒していた、突然高笑いを上げる人間に警戒するのもおかしくないのだが

 

「ふん、小娘二人こんなところに何の用だ」

 

「それはこっちの台詞だよ!!私達に何か用?」

 

ネプテューヌも警戒を強くする。

 

「ふん、貴様があいつが言っていた・・・・・・たしかに」

 

オバサン?は一息置いて言った。

 

「見れば見るほどムカつく人間だ、叩き潰したくなってくる」

 

「え、何で何で、私達面識無いし関係無いよね?どうしてそんな理不尽に・・・」

 

「ふん、それは死んでから考えろ」

 

オバサン?は鋭利な鎌を構えノワールとネプテューヌに向ける。

それを見てネプテューヌとノワールは武器を構える。

 

「あんた・・・・・・何者?」

 

「我は、七賢人、マジュコンヌ、ここには女神メモリーを回収しに来たのだ、ネズミと一緒にな」

 

「し・・・七賢人、あなたが・・・」

 

ノワールが驚愕した顔で言う。

 

そうゆう事、どうりで女神メモリーが一つも無い筈だ、こいつらに全部持っていかれたから

 

ネプテューヌは七賢人って何、的な顔をしている。

 

「女神メモリーは・・・どこにあるの?」

 

「女神メモリーはネズミに預けている、今頃入り口付近にでもいるんじゃないのか?」

 

ノワールは肩を落としそうになった。

せっかく見つけた女神メモリーが、持って行かれる。

女神になるチャンスを逃してしまった、もしかしたらこんなチャンスは二度と来ないかもしれない。

 

「まあ、そんな事はどうでもいいだろ、どうせ貴様らはここで死ぬんだから、残念だったな、女神メモリーを見ることも叶わなくて」

 

 

マジュコンヌは鎌を振り下ろす。鋭利な鎌がノワールを狙う。

 

その時―――――

 

 

 

カキィン!!!

金属音がぶつかりあう、鋭利な鎌の一撃はノワールを貫く事はできなかった。

 

「私の友達に手を出すなんて・・・勝手な事してくれるじゃない」

 

 

現れたのは、濃い紫のロングの髪にすべてを畏怖させる様な瞳、女王様みたいな風貌をした女性。

 

「え、誰?」

 

ネプテューヌは困惑していた。しかしこれが誰なのかはノワールの発言ですぐ分かった。

 

「プ、プ、プ、プルルート!!どうして変身してるの!?」

 

「え、これぷるるん!?」

 

 

現れたのはプルルート、しかしあの天然であのメルヘンみたいなやわらかい感じはどこへやら

 

 

「いけない子ねぇ・・・私の大切な友達を傷つけるなんてぇ・・・覚悟はいい?」

 

プルルートはバチバチと電撃が散らす剣を片手に持ち、マジュコンヌに向ける。

 

「き、貴様・・・何者だ?」

 

「私、私はねぇ~ねぷちゃん達の友達よぉ~そうよね、ねぷちゃん?」

 

 

「そ、そ、そうだね・・・うん」

 

ノワールとネプテューヌはすっかり怯えていた。プルルートから当てられる何かがとても怖い。

 

マジュコンヌも驚きを隠せない様だが、すぐに余裕を取り戻しこちらを見据える。

 

「ふん、女神一人が来たところで何も変わらない、三人でも結果は同じだ」

 

 

「三人じゃねえぞ」

 

すると今度は片手にボロボロのネズミと袋を携えた上条当麻がやってきた。

 

「当麻君、遅かったじゃない、何してたのぉ~?」

 

「・・・・・・ちょっとな」

 

当麻は若干怯えている様に見えた、あの当麻でも女神化したプルルートは怖いらしい

当麻はネズミをぶん投げて、持っていた袋からひし形の形をした綺麗な結晶を二つ取り出す。

 

「当麻、それは・・・?」

 

すると、当麻は取り出した結晶をノワールとネプテューヌに一つずつ渡す

 

「女神メモリー」

 

当麻は短く、そう言った。

 

「あのネズミが言っていたんだから間違いないないだろ」

 

当麻はぶん投げたネズミを指差して言った。

 

「これが・・・あれば・・・・・・」

 

ノワールは受け取った女神メモリーを見ていった。

 

「私も・・・・・・」

 

ノワールは女神メモリーを使い女神になろうとする。だが・・・

 

「いいのか?」

 

マジュコンヌが聞く。

 

「女神メモリーは使えば、たしかに女神になれる。だが・・・・・・それは選ばれた物だけだ、選ばれなかった物は醜いモンスターになる」

 

ノワールは止まる。

 

忘れていた、もし自分が選ばれなかったら・・・モンスターになる。

それは嫌だ、けれど女神にはなりたい。

 

「小娘、お前に覚悟があるのか?」

 

「・・・・・・私は・・・」

 

どうすればいいのか分からない、そう考える中、ネプテューヌは・・・

 

「私は、使うよ」

 

「・・・・・・何?」

 

マジュコンヌは驚愕する。怖くないのか、モンスターになるのが

 

「私はモンスターになるなんてあり得ないからね、問題ないよ!!」

 

「ば、馬鹿じゃないの!!どうしてそんなことが・・・・・・」

 

「だって、私は女神だからね、失敗するなんてありえないんだよ!!」

 

するとネプテューヌは女神メモリーを躊躇無く使おうとする。

 

それを見てノワールは・・・

 

「私だって・・・・・・」

 

「やってやるわよ!!」

 

するとノワールとネプテューヌは光に包まれる。

 

光が晴れる。現れたのは二人の女性。

三つ編みの濃い紫の女性、そして白いツインテールの女性

 

「な、何だと・・・・・・」

 

マジュコンヌは驚愕している。

確率が圧倒的に低い女神化、それを二人共成功させた。

奇跡としか言いようがなかった。

 

 

「・・・・・・久しぶりね、この姿で出てくるのは」

 

パープルハートは、相変わらずの口調でそう言った。

 

「で・・・・・・できた、そ、そうよね・・・私にできない筈が無いわよね!!」

 

ブラックハートは、白いツインテールを揺らしテンションを上げて言った。

 

 

「ありえん、何故だ・・・・・・」

 

マジュコンヌは一歩下がる、さすがにこれではこちらが不利と悟ったのかもしれない

 

「さて・・・・・・4対1だと、そっちが不利だよな」

 

当麻は言う。ここで退いてくれれば当麻としても助かる所だが・・・・・・

 

 

「ふ、ふん・・・・・・女神になりかけの相手に・・・遅れを取る我ではない、全員叩き潰す」

 

・・・そう、うまくはいかないか。

当麻は溜め息をつき自身も変身し戦闘態勢に入る。

 

「な、貴様も・・・・・・」

 

「まあね」

 

女神四人対相手一人、これはフルボッコかな。

 

「さぁて、ねぷちゃん達に手を出そうとした罪、どうやって償ってもらいましょうかぁ?」

 

アイリスハートは剣を構える。何故か興奮気味に見えるけど、気のせいよね、うん。

 

 

 

「死ね!!」

 

マジュコンヌは鎌を振り下ろす、狙ってきたのはネプテューヌ。

ネプテューヌは剣で鎌を受け止める。

 

「どうして私に恨みみたいな物を持っているかは知らないけど、悪く思わないで」

 

ネプテューヌはそのままマジュコンヌの脇腹に脚を叩き込む。

 

「くっ・・・」

 

マジュコンヌはそのまま態勢を崩し、腹を押さえ、隙ができる。

 

イマジンハートはパープルハートの前に出る。

 

右拳に力を溜める。そしてそのまま―――

 

 

(踏み込むッ!!)

 

 

ドスッ!!!という右拳がマジュコンヌの脇腹に叩き込まれる。

 

重い追撃にマジュコンヌは血を漏らす。

 

(クソッ・・・ここは一体下がって・・・・・・)

 

しかし、女神達はもう次の手を打っていた。

 

後ろに下がろうとするマジュコンヌを読みブラックハートが後ろに回りこんだ。

 

「レイシーズダンス!!」

 

バンッバキッズバッ!!!

 

打撃と剣技の踊撃を叩き込まれる。

マジュコンヌは吹き飛ばされる、そして吹き飛ばされる方向に立っていたのはアイリスハート。

 

「くっ・・・・・・」

 

マジュコンヌは魔弾を放つ。

放たれた魔弾はアイリスハートに真っ直ぐ向かって行く。

 

しかし魔弾はアイリスハートにダメージを与えるに至らず剣で魔力が霧散する。

 

「あなたにはとっておきのお仕置きが必要みたいねぇ!!」

 

アイリスハートの剣がバチバチと唸る。

そして刀身から電撃が生まれる。生まれた電撃は、そのまま剣と共にマジュコンヌに叩き込まれる。

 

 

「あばばばばばららららららららッッッ!!!!!」

 

膨大な電気はマジュコンヌの体を襲う。

そして数秒後、パチパチと電撃の余韻を残したまま、巨大な電撃の放出は終わる。

 

「そう、これで少しは懲りたかしらぁ?まだ欲しいなら、たくさんあるわよぉ」

 

アイリスハートは興奮に身を震わせて笑顔を浮かべる。

 

正直、怖い。

 

「く・・・・・・そっ・・・・・・」

 

するとマジュコンヌは何とか立ち上がり、逃げ出した。

 

「待ちなさい!!」

 

私は追い掛けようとした。

 

するとパープルハートから肩を掴まれる。

 

「追わなくていいわ、深追いはやめたほうがよさそうだし」

 

パープルハートが言うと、私も息を整えて、うん、と静かに一言軽く返した。

 

 

私達はそのままプルルートの部屋に戻る事にした、時刻は真っ暗、もう夜中だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

<プルルートの部屋>

 

 

 

俺達は部屋に戻ってきた。

 

戻ってくるとイストワールに凄い怒られた。

 

眠くて疲れているのに説教をくらった後、イストワールの成果を聞く。

 

「成功です。向こうのイストワールとコンタクトを取る事ができましたよ」

 

するとイストワールの目から光が放たれ、その光から顔を覗かせたのはイストワールだった。でかいほうの

 

「そこにいるのは、当麻さんとネプテューヌさんですか?」

 

「うん、そうだよ!!」

 

ネプテューヌは相変わらずの声の高さで返事をする。

 

疲れてないのかな、と思ったがネプテューヌも相当眠いはずだ。

 

「嘘、本当だったんだ・・・・・・」

 

ノワールはこれを見て驚いた。ここまで見たらさすがに信用せざるをえないだろうしな

 

「二人共、災難でしたね、それで・・・どうやって世界に戻る事なんですけど・・・」

 

元の世界に戻る方法、イストワール(大)は知っているのか?

 

「すみません、今のところ元の世界に戻る方法が分かりません。すみませんがわかるまでそっちで暮らしてもらえませんか?」

 

イストワール(大)が言うと、プルルートが嬉しそうに声を上げた。

 

「ねぷちゃん、まだここにいてくれるの!?」

 

「うん、いつ帰れるか分からないけど、これからもよろしくねぷるるん!」

 

ネプテューヌとプルルートは手を繋いで嬉しそうにはしゃいでいる。

とりあえずネプテューヌは宿泊場所決まったみたいだけど俺はどうするか・・・・・・女の子の部屋に止まる訳にもいかないし

 

「当麻君はどうするのぉ~?」

 

「・・・・・・どうしようかな」

 

プルルートが聞いてくる。

お金も無いし、適当に野宿しようと、考えた。

 

「俺は野宿するよ、さすがに迷惑をそこまでかける訳にもいかないし」

 

すると、ここで以外な事に・・・・・・

 

「えーと・・・・・・当麻君、だっけ・・・」

 

ノワールが聞いてくる。唐突に

 

「呼び捨てでいいよ、それで?」

 

「それじゃあ当麻、あなた私の補佐官をする気は無い?」

 

「補佐?・・・・・・あ」

 

そういう事か、ノワールが言っていたけど女神になった人は国を作る。

つまりノワールは俺に国作りの手伝いをしろとでも言うのか。

 

「うーん、補佐官か、どうしようかな・・・・・・」

 

ノワールの補佐か、寝床を用意してくれるなら別にいいかもしれないな

 

「ノワールも俺でいいのか?」

 

「ええ、どうせネプテューヌは国を興す気はないんでしょ、だったらプラネテューヌの国の女神は二人になる訳でしょ」

 

「まあ・・・そうなるな」

 

「当麻は、仕事できるの?」

 

「ああ」

 

元の世界でもノワールの仕事の手伝いを毎日の様にしていたからな、大体な事は・・・・・・

 

「なら問題無いわね、これでプラネテューヌとラステイション、一つの国に二人ずつ女神がいる訳でしょ」

 

「・・・・・・俺は別にいいけど、それよりもまず俺の寝床の話をしていいか?」

 

「私の家でよければ泊まってもいいわよ、鍵付の押入れでね」

 

・・・・・・男だから襲うかもしれない、とか思われてんだな。

 

「冗談よ、あなたはなんかこう・・・・・かなり健全そうだし」

 

「・・・とにかく泊めてくれるならいいよ、ありがとな」

 

「その代わり国を作ったら、きちんと私の補佐頼むわよ」

 

 

 

 

そんな会話があって、もう午前3時、俺達は風呂に入りぐっすりと眠らせてもらった。

 

 

 

 

 

そしてあれからノワールはラステイションという国を興し

女神ブラックハートとして国家元首に君臨した。

俺もノワールの補佐官になる。補佐官と言っても同じ女神なので立場をノワールの方が表向きは上でも実質は同じ。

 

そして七賢人を不穏な動きを見せるようになる。

 

プラネテューヌは相変わらず女神二人がだらだらしていて特に変わった事が無い。

 

だけどルウィー(実は一番最初に生まれた国家で、俺は教えてもらって気付いた)も七賢人と同じく不穏な動きが多くなった。

 

一説では七賢人と繋がっているのではないかとも言われた。

 

 

そしてそんなこんながあり、3年の月日が流れた・・・・・・・・・

 

 

 

次の物語は3年後のほとんど変わらない今が動き出す事になる。

 

 




魔界魔「やっぱ急ぎ足すぎたか・・・・・・?」

上条「プロローグが終わり新章突入です。次は三国時代だな」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。