FAIRYTAIL 神の力を造る魔法〜ゴッドメイク〜   作:スズ.H

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題名は後半をさしてあります。
タグをちゃんとご覧になってからみてください。
それでは


五話 エルザの声で

仲間を取り戻すためにエドラスへやってきたナツ達。そこで見たものは、辺り一面木々が生い茂っているそんな場所にあった妖精の尻尾(フェアリーテイル)、その中では本来出会うはずのない者たちが交わる。

 

ナツ「どーしちまったんだよ!みんな」

 

みんなが自分の知っているみんなと違うナツは騒ぐ

 

ハッピー「あわわ」

 

ウェンディ「ルーシィさんが怖い……」

 

ハッピーもウェンディもわけがわからず困惑する

エドラスのフェアリーテイルはざわざわしはじめエドルーシィがナツを見つめ、声をかける

 

エドルーシィ「ナツ?」

 

ナツに近づき顔を確かめる。ナツはチョット焦った感じになる。離れようするナツにルーシィは

 

エド・ルーシィ「よく見たらナツじゃねーか!お前!」

 

ナツ「ぐもっ」

 

と言いながらルーシィが力一杯抱きしめる。ナツが情けない声を出すのと同時にバキィ!という不穏な音もきこえた。

 

エドラス・マックス「ナツだって?」

 

エドラス・マカオ「そこのお嬢ちゃんとネコは誰です?」

 

マカオはウェンディとシャルル、ハッピーを指差す。これまたこちらの世界とは違ってかなりの真面目さんである。ルーシィは悲しそうに話し始める。

 

エド・ルーシィ「今まで……どこ行ってたんだよ、心配かけやがって」

 

ナツ「ルーシィ……」

 

ナツも自分ではないとは分かっているものの少し申し訳なく感じた。

そんなしんみりした空気でルーシィがいきなり、ナツの首を足で巻き

 

エド・ルーシィ「処刑だ!」

 

と言った。ルーシィがナツの頭をぐりぐりする。こちらの世界のルーシィではありえないことである

 

ナツ「んぎゃー!」

 

声をあげて叫ぶ、拷問技の一つグリグリクラッシュらしい

ナツは本気でいたそうにしている。

 

ウェンディ「ナ、ナツさーん!」

 

ウェンディが心配する中そんな様子を見てみんなが

 

エド・カナ「あまり、いじめては可哀想ですよ」

 

カナはおしとやかに振る舞い。その後ろで

 

エドラス・エルフマン「グスン」

 

エドラス・ジェット&ドロイ「「いつまで泣いてんだ!てめーは!」」

 

エルフマンに怒り、その横で

 

エドラス・グレイ「とにかく無事でよかった、ねっ!ジュビアちゃん」

 

グレイは安心し急に後ろを振り向きジュビアに同意を求める、そんなグレイにジュビアは

 

エドラス・ジュビア「うるさい」

 

と一蹴される。なんだかんだでフェアリーテイルだとは感じたがそんなみんなを見てハッピーは

 

ハッピー「これ……全部エドラスの影響なの?何から何まで逆になってるよ」

 

というハッピー。不安で一杯になってきてさっきみたいに腹がなるかも知れないと思った。すると奥から、銀髪の女の人がくる

 

「ルーシィ!またナツをいじめて、ダメじゃない!」

 

といい、ルーシィに注意をする。ジェットとドロイの方に向き

 

「ジェットもドロイも、エルフ兄ちゃんをいじめないの」

 

と二人にも注意する。ルーシィはへいへいといいナツを解放するがナツとハッピーが銀髪の子を見つめ、驚いていた

 

ハッピー「嘘……」

 

ナツ「リサーナ……」

 

そう言った。別世界つまり、ナツたちが住んでいたアースランドで亡くなったリサーナが目の前にいる。ナツは涙を出しながら大声と共にリサーナの方へハッピーといく。

 

ハッピー・ナツ「「リサーナーーー!!!」」

 

二人一斉に飛びかかる。

 

リサーナ「ひっ」

 

リサーナが距離を取り

 

エド・ル「こォ〜ラァ!」

 

ナツたちは、ルーシィに蹴られる。ルーシィがナツの胸ぐらに掴み睨みながら言う。

 

エド・ルーシィ「お前いつからそんな獣みたいになったんだ?あ?」

 

ナツはリサーナがいることに涙を流す。泣きながら話す

 

ナツ「だって……リサーナが……生きて……そこに……」

 

するとそんなナツをグレイが椅子に座らせ

 

エド・グレイ「いいから、座れよ久々に語り合おうぜ。ともだちだろ」

 

グレイの口からナツに向けて友達だろと言う。ナツは泣きながら

 

ナツ「服脱げよ。グレイ……」

 

と話した。いつも薄着のグレイではないから変な感じがしたようだ。ハッピーは床に寝そべっていて

 

ハッピー「な、なんで、リサーナがいるんだ……?」

 

と疑問に思う。よこでウェンディが

 

ウェンディ「ミラさんの妹の……確かなくなったはずだよね」

 

シャルル「みんなが()になっているわけじゃないってことね」

 

ハッピー「!?」

 

シャルルの言葉にハッピーは驚く

 

シャルル「みなさい」

 

シャルルが指差す方を見ると、ミラがいた。()()()()()()()()()ミラが。

 

エド・ミラ「ナツ〜おかえりなさ〜い」

 

とナツにそう言った。それをみてナツとハッピーは

 

ナツ「いつものミラだ」

 

ハッピー「ある意味つまらないね」

 

ナツとハッピーはいつも通りすぎてがっかりする。次にシャルルが指差すのはウェンディ

 

エド・マックス「あの子、少しお前に似てね?()()()()()

 

エドラス・ウェンディ「そう?」

 

マックスがエドウェンディにそう言った。そのエドウェンディとウェンディとの違いは

 

ウェンディ「私ーーーー!?」

 

ウェンディはエドウェンディをみて叫ぶ。その違いは子供ぽい容姿じゃなくて大人っぽいウェンディである

 

ウェンディ「え?え?」

 

ウェンディはギルドがいつもと違うと感じで、焦る中でシャルルが説明する。

 

シャルル「逆じゃなくて違うのよ。この人たち私たちの探しているみんなじゃないわ、別人!エドラスに最初からいる人たちよ」

 

それを聞きナツたちは驚く、シャルルはまだ続ける

 

シャルル「あり得ない話じゃないわ、パラレルワールドようなものなのよ、エドラスには独自の文化や歴史があり妖精の尻尾(フェアリーテイル)が存在する可能性だって……」

 

それを聞き、さらにウェンディとハッピー、ナツが、また驚く

 

ウェンディ「そんな……!」

 

ハッピー「ここはエドラスに元々あったフェアリーテイル!?」

 

ナツ「じゃあ、オレたちの知ってるみんなはどこにいんだよ!?」

 

自分たちが探していたフェアリーテイルじゃないとわかった、みんなはさらに焦り始める。突然エドルーシィがナツの腕を掴み

 

エド・ルーシィ「ごちゃごちゃなにいってんだぁ?」

 

と言った。ナツは引き剥がそうとした。シャルルはハッピーの手を掴み走りだす。

 

ハッピー「わっ!」

 

シャルル「知らないわよ!それをこれから見つけるんでしょ!これ以上ここにいるのも面倒ね、行くわよ」

 

先ほどのナツの質問に答えとは言えない答えで返す。

 

ウェンディ「シャルル!どこへ!?」

 

走り出すシャルルに問いかける。その質問にシャルルは答える

 

シャルル「王都よ!吸収されたギルドの手がかりは王都にあるハズ!」

 

するとそとから、走ってきた人が叫んだ。

 

「妖精狩りだぁぁぁぁぁぁーっ!」

 

その一言だけでにギルド内が騒ぎ出す、みんな焦り始める。

 

エド・ルーシィ「そこのネコ!どこへ行く気だ外はまずい!」

 

シャルルとハッピーに指差す。

 

ハッピー・シャルル「「え?」」

 

それが自分に向けられたことを知り疑問に浮かぶ。

 

「うわぁぁぁーっ!」

 

「もうこの場所がばれたのか」

 

「王国の奴らまた俺たちを追って……」

 

ギルドのみんなは絶望に染まった顔で焦る。

 

ハッピー「王国……」

 

ふと聞こえた言葉にハッピーはつぶやいた。

 

シャルル「私たちをアースランドに送り込んだ奴らよ」

 

とハッピーに告げた。ハッピーはエドラスのルーシィたちを見渡しながら言った。

 

ハッピー「オイラたち妖精の尻尾(フェアリーテイル)の敵なの?」

 

ハッピーは涙目になる。その答えを聞く前にルーシィが叫び始めた。

 

エド・ルーシィ「転送魔法陣はまだなのレビィ!」

 

なにか機械をいじっているレヴィがこたえる

 

エド・レビィ「今やってるわよ!クソルーシィ!」

 

どうやらこの世界では二人は中が悪いらしい

すると大気がゴゴゴと震え、それとともにそとからなにかがやってくる

 

ナツ「な、なんだあれは……」

 

フェアリーテイルに謎の生き物が近づく

 

シャルル「妖精狩り……!?何なの!?」

 

ウェンディ「王国が妖精の尻尾(フェアリーテイル)を狙っている!?何の為に!」

 

するとエドラスのウェンディが答えた

 

エド・ウェンディ「そんなの決まっているじゃない」

 

ウェンディがエドラスの自分が答えてきたのに驚きながら聞く

 

エド・ウェンディ「王の命令ですべての魔導士ギルドが廃止された、残ってるのは世界でただ一つここだけだから」

 

外では、謎の生き物が妖精の尻尾(フェアリーテイル)に突っ込む

 

そして、エドラスのウェンディの答えにウェンディが驚く

 

ウェンディ「え?」

 

その説明でウェンディはだいたい予想できた。たった一つのギルドで許されない存在、それはつまり

 

エド・ウ「知らないでついてきたの?つまり私たちは『闇ギルド』なのよ」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)が闇ギルドそのことに衝撃を受けた。向こうで準備ができた!とレビィが叫ぶ

 

レビィ「よし!転送魔法陣展開、転送開始!」

 

謎の生き物に攻撃されるすんぜん、ギルドが消える。すると外にいた一人の人間が

 

「転送……!?」

 

鎧のガシャガシャの音と共に向こうから2人の男がやってくる

 

「んー本当逃げ足の早い妖精だねぇ」

 

「いたのか、シュガーボーイ」

 

でかい生き物に乗っている人が、鎧をつけた男にシュガーボーイと呼ぶ

 

シュガーボーイ「んー、惜しかったねフェアリーハンター」

 

「ああ、確かにな」

 

もう一人の男が答えた

 

シュガー「けど奴らも転送できる回数は残り少ない狩れる日は時間の問題っしょ?」

 

シュガーボーイは話をつづける。

 

シュガー「それより、例の巨大アニマ作戦成功したらしいよ、んで、魔戦部隊長は全員王都に戻れってさ」

 

この男。シュガーボーイは第四魔戦部隊長。そして、その話に女は

 

「アースランドを滅ぼしたのか!?」

 

と問い返した。その質問にシュガーボーイは

 

シュガー「正確には吸収した……うちの王はやることでかいねぇ」

 

「吸収されたアースランドの魔導士はどうなった」

 

シュガー「王都さ」

 

王国の近くにでかいラクリマがたっている。そう説明した。

 

シュガー「巨大な魔水晶になっているよ」

 

「素晴らしい……それならエドラスの魔力はしばらく安泰だろうな」

 

「そのラクリマをみてみたいよ」

 

シュガー「んーー」

 

と三人は話していた。

 

場所は変わり砂漠地域の場所から。一本の木がはえ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)になっていく

 

レビィ「野郎ども!引越し完了だ!」

 

ナツたちは床に倒れていた。

 

ナツ「引越し?」

 

ハッピー「ギルドごと移動したのか……」

 

ウェンディ「すごい……」

 

ギルドごと移動したことに驚いている三人、ギルドはざわざわしている

 

「みんな無事か?」

 

「おう!」

 

エド・エルフ「リサーナ!」

 

リサーナ「大丈夫よ、エルフ兄ちゃん!」

 

みんなの仲間の安否を気にする。ルーシィとレビィは喧嘩をしている。

 

エド・ルーシィ「てめー何モタモタしてるんだよ!危なかっただろう!」

 

エド・レビィ「うっさい!たまには自分でやってみろ!」

 

とギャーギャー騒いでいる。普段仲のいい2人を知ってるので違和感満載である。ナツはさっきの奴らについて疑問に思った。

 

ナツ「なんだったんだ、さっきの奴は……」

 

ナツにミラはいう

 

エド・ミラ「どうしちゃったの?ナツ……久しぶりで忘れちゃった?、あれは王都魔戦部隊隊長、外には三人いたわね、一人は知らないけど、特別魔戦部隊隊長、ユース・シャイニー、そして第二魔戦部隊隊長、エルザ・ナイトウォーカー、又の名を妖精狩りのエルザ」

 

ナツ「エルザと……ユースが……敵!?」

 

その言葉にナツは衝撃を受けた。

 

 

 

 

時は遡りとある場所でユースは目が覚めた。

 

 

ユース「ここは……」

 

あたりには島がういてたりで、アースランドとは違うことを理解した、近くに大きな都市がある。

 

ユース「エドラスとやらについたようだ、本当ならばナツたちと合流したいけど……とりあえずあそこで、情報収集かな」

 

王都に入ると、遊園地にいるんじゃないかってくらい、魔法が駆使されており魔力がなくなりつつあるという都市には見えなかった。

 

ユース「魔力がなくなりつつある聞いたが……というのに、この都市をみるとそうは見えないが……」

 

そういい放った。独り言が多いなと思いつつユースは情報収集する

わかったことは三つ。一つはここが、王がいる王都ということ、二つはエクシードと呼ばれる神に近い存在がいるということ、三つめは人間に魔力はなく、魔水晶…つまり、ラクリマを物につけたものを魔法と呼ぶ。情報を整理してると向こうの広場でなにやら叫んでいる。

 

「陛下、バンザーイ!」

 

陛下ということはまさか、王がここにいるのか!?と思ったユースはその広場に駆けつける。

 

エドラス王「我が神聖なる国エドラスはアニマにより10年分の魔力を生み出した、共に歌い、ともに笑い…この喜びを分かち合おう」

 

やっていたのは王による演説。この演説により、民は騒ぐ

 

「エードラス。エードラス」

 

「陛下、バンザーイ」

 

王は言葉をさらに続ける。

 

エドラス王「エドラスの民にはこの魔力を共有する権利があり!また……エドラスの民のみがつづく神聖なる民族!

我が国からは誰も魔力を奪えない!そして我はさらにさらなる魔力を手に入れると約束しよう!」

 

すると王は杖を水晶にたたきつけ、言い放つ。そのとき水晶の欠片がしたに落ちた。

 

エドラス王「これしきの魔力がゴミに思えるほどのなぁ!」

 

さらに民は騒ぐ。エドラスの民にとってはこれの中身が人だとは知らない。民は悪くないのかもしれない、それでもユースはこの場にいる者に怒りを感じる。

 

ユース「ふざけるなよ……くそが!」

 

小さくボソリとつぶやいたその言葉に反応したものがいた。

 

「なら……暴れるか?ユース」

 

振り返るとそこには同じ滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)で同じギルドのガジルがいた。

 

ユース「ガジル!?」

 

ガジル「あのラクリマは滅竜魔法でくだくと魔力分の人間がでてくる、俺はあれを砕くから周りは任せる。人が少なくなったら頃合いだ。ギヒッ」

 

とラクリマについてと作戦の説明し出した。まだ話したことはなかったがガジルがいるなら心づよい、人が少なくなったらしかけよう。

王が広場からいなくなると民もいなくなり残ったのは二人と兵士、ユースは叫ぶ。

 

ユース「氷竜の乱氷柱(ミダレツララ)!」

 

一本一本が鋭い氷柱があいてにおそいかかる

 

「ぐわぁ」

 

「なんだ、なんだ」

 

「あれは、ユース様?」

 

突然の攻撃に兵士が混乱している。途中ユース様?という言葉が気になったが、考えるのは後だ。

 

ユース「ガジル!」

 

ユースがガジルの方を向き呼ぶと同時に破壊に向かう

 

ガジル「鉄竜棍!」

 

手を鉄の棍に変形させた魔法がラクリマを破壊した。そこからでてきたのはーーーー

 

 

 

 

 

王都内部

 

バイロ「ぐしゅぐしゅ……」

 

奇妙な声が鳴り響く。声の主は、王国軍幕僚長バイロ

 

バイロ「やはり言い伝え通り、地上、アースランドの魔道士は皆体内に魔力を持っている事がわかりました」

 

シュガーボーイ「んーまるで、エクシードの様だな」

 

そう答えたのは王国軍第四魔戦部隊隊長シュガーボーイ

自分のヒゲをいじりながらそう答える。

 

バイロ「しかしその魔力はエクシードの比にはなりません」

 

ファウスト「ふむぅ」

 

これに答えたのはエドラスの王ファウスト、さきほど広場で演説をした男である。

 

ヒューズ「ではあのルーシィという女の子も体内に魔力を持っているの?」

 

そう質問したのは王国軍第三魔戦部隊隊長ヒューズ青髪で見た目はチャラチャラな男である。

 

バイロ「でしゅな。しかし、魔力を人体から抽出するのはむりでしゅ」

 

パンサーリリー「ではふたりの滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)はどうする」

 

この猫?は王国軍第一魔戦部隊隊長パンサーリリー猫とは言えない大きさである。

 

バイロ「あれは人であり、人ではありません、実験が成功すれば、半永久的に魔力が手に入るでしょう」

 

ぐしゅぐしゅと笑いながらそう答えた。

 

ファウスト「いいぞ、バイロ、すぐに始めろ、しかし万が一に供えアースランドの魔水晶の魔力抽出もしておけ早々にな」

 

バイロ「はっ!」

 

パンサーリリー以外が席を立つ、リリーは王に最近の軍事兵備のことについて質問をした。そしたら王が睨んできて、リリーは深追いするのをやめその場を立ち去った。

 

 

監獄内

 

 

 

ルーシィは捕まっており、手に謎の手錠をつけられていたその中考え事をしていた。実は王都へ侵入しようとしたナツ達は先回りされ捕まった。がシャルル、ハッピーは逆に歓迎されていた。

 

ルーシィ「ハッピーとシャルルはエクシードといわれる種族だったんだ、エクシードこの世界において神のような存在、そこの女王シャゴットは神、神の言葉は絶対で人間わ管理するのが仕事、そのくちが死を宣告すれば、そのにんげんはしななければならない……」

 

とつぶやいた。呟くのをやめたルーシィは牢屋のなかをごろんところがり

 

ルーシィ「バカバカしい!どんだけ理不尽な掟よ!」

 

と怒り声をあげていた。するとカギを開ける音がした

 

エド・ユース「よく調べてるな、この世界のこと」

 

そこにいたのは、ユースとエルザだった。

 

ルーシィ「エルザ!ユース!みんな無事なの!ねぇ!」

 

このエルザとユースは自分たちの世界の人とはわかっていながらもいつも通りに接する

 

エド・エルザ「ああ、全員無事だ」

 

ルーシィは安心した顔になる。

 

エド・ユース「……よくそんな顔できるな、今からなにされるか分かってるのか?自分の立場を」

 

ルーシィ「ああ……うんそうだね、つい知ってる顔だから気が緩んじゃって」

 

エド・エルザ「アースランドの私か」

 

はぁ、といいながらこの会話をユースはだまってきく

 

ルーシィ「あなたたち、私たちの世界じゃフェアリーテイルの一員なのよ」

 

ルーシィは自分の世界のエルザやユースの話をする。

 

エド・エルザ「何!?」

 

エルザは驚く、ルーシィは微笑みながら続ける。

 

ルーシィ「強くてかっこ良くて……きゃっ」

 

言葉を遮るようにユースがルーシィの手を上に引っ張る。

 

エド・ユース「そこまでだ、お前は神の命令により死が決定してる、エルザ」

 

掴んだルーシィをエルザが武器を使い手についてる手錠に引っかかるようにいれ、窓からルーシィを吊るす。

 

ルーシィ「エルザもユースも無抵抗な人にこんなことはしない!」

 

ユースは目をつむり黙っている。

 

エド・エルザ「おめでたいやつだな、私が一体何人フェアリーテイルの魔導士を殺したか知ってるか」

 

黙っていたユースがはぁといいながら口を開く、さっきからため息しかしていない、命令とは言え人を殺すというのをユースは例外を除き見たくもないし自分がやりたいとも思わない。とユースは思っている。ここで笑っているエルザは理解はできない

 

エド・ユース「早く始末しろ。情を移されたくない」

 

エド・エルザ「お前は移されやすいからな、だから人を殺すのに抵抗を感じるんだ。殺してしまえば……終わりだ」

 

ルーシィは涙を流し二人を睨みながら言った。

 

ルーシィ「エルザの声で……顔で……そんなこというな」

 

エルザはルーシィを窓から落とした。その言葉は虚しく響きわたっていた。

 

エド・エルザ「じゃあな……ルーシィ」

 

ルーシィは落ちていく……わたしここで死ぬのかな……そう思った瞬間

 

「ルーシィ!」

 

向こうから声が聞こえる。その正体は青い猫と白い猫だった

 

ルーシィ「ハッピー!シャルル!」

 

ハッピーはつかもうとしたが勢いがありすぎて壁にぶつかりシャルルがルーシィをつかむ。

 

エ・ユース「エクシード、あなたたちの命令で抹殺するんですよ!一体なにを?」

 

ハッピー達にとって敬語で話す二人にはエクシードに対する恐怖を感じた気がする。それは逆らったら殺されると思ってるのだろうか?

 

シャルル「命令撤回よ」

 

シャルルはエルザに命令を撤回するようにいう。

 

エ・エルザ「し、しかしいくらエクシードの勅命でも女王様の命令を覆す権限はないはずでは?」

 

 

ハッピー「う……」

 

図星をつかれたハッピーが顔が引きつる。

 

エ・エルザ「その女をこちらにお渡しください」

 

と手を差し出した。だがシャルルは驚くことを言った。その行動は横の二人にも衝撃を与えることになる

 

シャルル「私を誰とこころえる!?クイーンシャゴットの娘、エクスタリア王女シャルルであるぞ」

 

 

その場にいたものすべての人が驚いた。

 

 

 

 

 

五話 エルザの声で 『完』

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。


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