FAIRYTAIL 神の力を造る魔法〜ゴッドメイク〜   作:スズ.H

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タグ通りなので文章力に期待はしないでください…
これからも頑張っていきます


三話 アナザーワールド、エドラスへ

妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルド内〜

 

ルーシィ「777年7月7日?」

 

ざわざわざわざわとギルドはいつもより活気付いていた。ユースとギルダーツが帰ってきてしばらくお祭り騒ぎである。そんな中ウェンディとルーシィは椅子に座り滅竜魔法について話している。

 

ウェンディ「ナツさんやユースさん、私に滅竜魔法を教えたドラゴン達は同じ日にいなくなってるんですよ」

 

ルーシィ「んー、そういえば前にナツがガジルの竜も同じ日に姿を消したって言ってたかも」

 

シャルル「どういうことなの??」

 

難しい顔しながら話をしてる二人が気になってユースが会話に加わる

 

ユース「なんの話だ?」

 

疲れてはいたがギルダーツの家から家に帰らずギルドに来たユースはルーシィたちがドラゴンという単語が聞こえたので会話に入る

 

ウェンディ「ドラゴンが消えた日がみんな同じという話をしてたんです」

 

ユース「777年の7月だよな?俺はドラゴンが消える何年か前にドラゴンと別れたから実感がわかないんだよな。まあブリザードには会いたいけどな」

 

ブリザードに魔法教えてもらいそれからフィオーレでも最強の妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入ったのだ。

 

ルーシィ「んー」

 

ルーシィがよこでうなっている

 

ルーシィ「はっ!?」

 

なにか思いついたのか、ルーシィは多分真面目な部類だとユースは思ってはいたのだが

 

ルーシィ「遠足だったのかしら?」

 

そんなこともなく、変なことを言い出した。

 

ウェンディ「ルーシィさんもたまにへんなこと言いますよね……」

 

ユース「まったくだ」

 

ウェンディに同意し少し呆れ気味にユースは言う。向こうではハッピーが魚をリボンで結んでいた

 

ハッピー「火竜イグニール、天竜グランディーネ、鉄竜メタリカーナ、氷竜ブリザード…みんなどこにいるのかな」

 

ナツ「zzz……」

 

その近くでナツが……立ったまま寝ている。立ったまま寝ているナツにどうなってんだ?とユースは思った。器用なのか違うのか分からない。ハッピーは魚にリボンを結び終わる

 

ハッピー「シャルルー!」

 

ハッピーがシャルルの方へ走りその声に反応してシャルルがハッピーに振り向く

 

ハッピー「これ、オイラがとった魚なんだ!シャルルにあげようと思って!」

 

シャルル「いらないわよ」

 

と冷たく断った……感じがユースにはした。

 

シャルル「私、魚嫌いなの」

 

ハッピー「そっか……じゃあ何が好き?オイラ、今度ー」

 

シャルル「うるさい!!」

 

そういいながらギルドを出て行った。妙に冷たいとユースは思った、同じ猫として仲良くなれると思ってたユースは不思議に思った。

 

ルーシィ「なんか、シャルルってハッピーに対して妙に冷たくない?」

 

ウェンディ「どうしたんだろ……私、追いかけてきます」

 

ウェンディがシャルルを追いかけに行く。ハッピーも同じように追いかけて行った。ユースはカウンターに座る。

 

ユース「さて、俺はゆっくりしてるかな、当分は」

 

そういいながらくつろぐユース

 

ルーシィ「なんか面白い事起きないかなぁー」

 

ユース「その言葉いやな予感しかしないんだが」

 

ルーシィ「そう?」

 

嫌な予感はしたが、気のせいだなと思い食べ物をミラに頼み食事をした

 

 

 

 

 

〜外〜

 

シャルルは一人歩いていた。

なにが幸せよ……なにも……知らないくせに。と考えながら歩いていた

 

ハッピー「シャルル〜!」

 

シャルル「何よ。つきまとわないでって言ったでしょ」

 

ハッピーがしゅんとした。

 

ハッピー「オイラ……なにか悪いことしたかなぁ」

 

シャルル「……そういうのじゃないの」

 

ハッピーを見てシャルルがため息をして話す

 

シャルル「あなたに……」

 

ハッピー「?」

 

ハッピーは首をかしげる。

 

シャルル「あなたにナツは守れない」

 

ハッピー「え?」

 

突然言われたことにハッピーは少し驚く

 

シャルル「私はウェンディを守る」

 

そう……私は

 

シャルル「私は何があっても絶対にウェンディを守る」

 

シャルルは歩き出した。

 

ハッピー「オ、オイラだってナツをまもれるよ!ナツはオイラを仲間って言ってくれるんだ!」

 

負けじとハッピーが反論するが……振り返られずに話す

 

シャルル「守れないわ。自分が()()か知らない猫には」

 

そうきっぱり言って去って行った

 

ハッピー「自分が何者か……どういう意味だろ……」

 

ハッピーはその意味がわからなかった。その意味を知る時はくるのだろうか?そう思っていたら向こうから顔が傷だらけのガジルがやってきた。

 

ハッピー「あれ?その傷どうしたの?」

 

ガジル「うっせぇ!」

 

傷のことを言われたガジルはハッピーに対して一言行った後さっさと行ってしまった。どうしたんだろあの傷……と思う。ふと上を見ると雲が辺り一面にあった

 

ハッピー「雨降りそうだなぁ……」

 

そう呟きながらギルドに帰って行った。

 

 

 

数時間後雨が降ってくる

ザーザーザーザー

 

シャルルは激しい雨の中歩いていた

 

「シャルル!」

 

突然聞こえた声にシャルルは振り向く

 

シャルル「ウェンディ、あんた傘もささずに……風引くわよ」

 

バシャバシャと音を立てながらシャルルに近づくウェンディは傘も刺さず探していてびしょ濡れである、それについてウェンディを心配する。

 

ウェンディ「シャルルもでしょ!シャルル私たちギルドに入ったばっかなんだからもっとみんなと仲良く……」

 

シャルル「必要ないわ」

 

そう言葉を遮った

 

シャルル「アンタがいれば私はいいの」

 

ウェンディ「もぉっ!またそーゆーことばっかり……あれあの人」

 

向こうから黒い服に杖を何本か持っている男性が現れた

 

シャルル「誰?」

 

その男性はミストガンと呼ばれる妖精の尻尾(フェアリーテイル)のS級魔導士

 

ミストガン「ウェンディ」

 

ウェンディ「え……その声は」

 

シャルル「!!!」

 

この声を最近聞いたことある二人は衝撃を受ける。ウェンディにいたっては()()()にも聞いたことがある忘れもしない声

 

ミストガン「まさか、君がこのギルドに来るとは……」

 

そういいながらかぶってるものをぬぐ、そしてあらわになった顔は……青髪の綺麗な顔立ちで顔についてるマークもありジェラールだった。

 

ウェンディ「嘘……ジェラール!」

 

シャルル「やっぱり……でもあんた確か捕まって……」

 

六魔の件でジェラールは連邦反逆罪で捕まったが目の前にいるのは正真正銘ジェラールに見えた

 

ミストガン「それは私とは別の人物だ」

 

ミストガンは違うと否定した。

 

ウェンディ「そんな!」

 

シャルル「どう見たってアンタジェラールじゃない!!」

 

驚くのも無理はなくどこからどうみてもジェラールそっくりである。

 

ミストガン「私は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のミストガン、7年前は()()()()の事はよく知らず君にはジェラールと名乗ってしまった」

 

 

ウェンディ「え?」

 

シャルル「この世界!?」

 

シャルルはこの世界という単語に反応した。その声は雨音に遮られる。隣ではウェンディは涙を流していた。

 

ウェンディ「ま……まさか」

 

ジェラールはこくんとうなづいた。会いたかった人が目の前に現れて泣けないわけもなかった。七年ぶりの再開

 

ウェンディ「ずっと……ずっと会いたかったんだよ……」

 

ミストガン「会いにいけなくてすまなかった……」

 

と一礼する。

 

ウェンディ「ひっ、ひっぐ」

 

ウェンディは声に出して涙を流し、喜ぶが……

 

ミストガン「だが……今は再会を喜ぶ時間がない」

 

深刻な顔で空を見てそう言った。

 

ウェンディ「え?」

 

ミストガン「今……すぐ、この街を離れるんだ」

 

ウェンディ「ジェ、ジェラール!」

 

地面にジェラールが倒れてしまう、見た感じ相当体力を消耗している

 

ミストガン「私の任務は失敗した……大きくなりすぎたアニマはもはや私一人では止められない、間も無くマグノリアは消滅する」

 

任務やらアニマやらわからない単語でウェンディは混乱する

 

ウェンディ「ど、どういうこと?全然意味わかんない……」

 

ミストガン「終わるんだ。消滅は確定してる。せめて……ウェンディだけでも」

 

ウェンディ「妖精の尻尾(フェアリーテイル)は!ギルドのみんなはどうなるの!」

 

雨音にも勝るくらい大きな声で叫んだ。

 

ミストガン「全員……死ぬということだ」

 

それを聞いた途端ウェンディは走り出した

 

シャルル「ウェンディ!どこへ……」

 

ウェンディ「みんなに知らせるの!」

 

ミストガン「行ってはいけない!せめてウェンディだけでも……」

 

ミストガンは必死に止める

 

ウェンディ「……私だけなんてありえない、私はもう妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員なんだから」

 

そう言い切り再び走り出した。

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルド内〜

 

 

ルーシィ「雨やまないなぁ」

 

カナ「ね」

 

場面は変わり妖精の尻尾(フェアリーテイル)ではそんな話をしていた。

 

ジュビア「ジュビアのせいじゃないと思う」

 

グレイ「誰もそんなこと言ってねーよ」

 

外を見ながらそう言う

 

ユース「そういえば……」

 

最近入ったジュビアにはまだ挨拶してないことにユースは気づいた。

 

ユース「ジュビア」

 

そう思いジュビアに声をかける。ジュビアが振り向く

 

ジュビア「?」

 

ユース「挨拶がまだだったろ?ユース・クラインだ、よろしく」

 

ジュビア「私はジュビア……よろしくユースさん」

 

ジュビアはまさか、グレイ様を狙って……と思った。

ユースの方はなぜかユースとグレイを交互にみながらなにか考え込んでいるジュビアを見てもしやと思い思ったことを言った。

 

ユース「言っとくが、グレイに好意はもってないから安心しろ、俺は()だ!」

 

と言うと。ジュビアが安心した顔をした予想通りだった

恋愛関連でグレイを好きになるわけはない……女顔とは言われるが男だぞ、俺。……まあ俺の魔法は()になれないことはないが。そんなことはもちろん言わず心の中にしまっておいた。

 

ナツ「くかぁー」

 

ナツが椅子に座って寝ている。さっきは立っていたが今は椅子に座っている。器用な寝方だなと思う

 

エルフマン「いつまで寝てんだ」

 

ユース「かなり寝てるよな」

 

雨が降る前から寝てるので結構時間が経ってるとユースは思う

 

グレイ「顔にラクガキしよーぜ!」

 

そういいながらマジックペンを取り出す

 

ユース「ほどほどにな、喧嘩になりかねんからな」

 

ナツとグレイが喧嘩すると止めるのがめんどくさい。エルザがいれば一発で終わるが。向こうのテーブルではカナがタルをとりだす

 

カナ「雨の日は彼氏とデートにかぎるね」

 

ユース「年中デートしてるだろうが」

 

カナ「毎日じゃないわよぉー」

 

とはいうが飲まない日なんてないんじゃないかってくらい飲んでいる、自分としては飲めない口なのでどうしてそんなに飲めるか不思議である

 

ユース「はいはい……」

 

カナの答えに呆れ気味にいった。それを見ていたミラがカナに向けて

 

ミラ「カナ、お客さんに出す彼氏は残しておいてね」

 

カナ「あれ?こんな日にでかけるのか?」

 

ミラ「うん、ちょっと教会まで」

 

こんな悪い天気なのに行くのかとユースは思った。それ程重要なことなのだろうか。そしてナツがさっき言われたとおりグレイに落書きされていた

 

エルフマン「ナツが起きたらどうなるんだ」

 

ルーシィ「あばれるわよ」

 

ルーシィも余計なことをいう

 

エルフマン「漢だな!」

 

というわけの分からないことをいいだすやつもいる

 

ユース「まったくもってちげぇよ!?」

 

どう考えたらその考えになるんだよ。昔はもっと真面目だったと思うんだが…ミラといい、エルフマンといい、変わりすぎじゃないか?…わからなくもないが。そう考えていると黒い服をきて傘を持ったミラがエルフマンに声をかける。

 

ミラ「エルフマン行くわよ〜」

 

エルフマン「おう!」

 

元気良く返事をしエルフマンはミラと行ってしまった。そういえばエルフマンも黒い服を着ている。先ほど気になったので聞いてみる。

 

ユース「こんな日に教会になんのようなんだ?」

 

ルーシィ「私も気になる」

 

レヴィ「あっ、そっか」

 

何かを思い出したように手をぽんとレヴィがやる

 

カナ「もうすぐ、リサーナの命日だったね」

 

その答えはカナの口から出てきた。ユースはあぁと納得した。

 

ルーシィ「リサーナ?」

 

ルーシィが首を傾げる

 

ユース「ミラとエルフマンの妹だよ、 俺はクエスト行ってたからなんで亡くなったかは知らないんだが」

 

まさか俺がいない間に亡くなるとは……性格の変わり様からそうとうショックだったことが分かる。その時にそばにいれないなんて……と思い複雑な顔にユースはなったがすぐにいつも通りに戻す

 

レヴィ「仕事中にね、事故にあって……」

 

ユース「そうだったか……あとで俺も祈ってくるか」

 

ミラに詳しく聞くこともできないので少しもやもやするが仕方ない

 

カナ「そういえばルーシィ、リサーナにちょっと似てるわね、ナツとなかいいとことか」

 

言われて観ればそう感じる

 

ユース「確かにな」

 

ルーシィ「ふーんナツが昔女の子とね〜」

 

そういいながらルーシィはナツをみつめた。

 

ナツ「ぐがぁー、ごがぁー」

 

とうの本人はまだ寝ていた。

 

 

場所は変わりギルドのカウンター

 

グレイ「お前さ、ベタベタしすぎなんだよ」

 

ジュビア「ガーン」

 

そうききショックを受けるジュビア

 

グレイ「もっと上手に食えねぇのか」

 

ジュビア「は、始めて食べるものだから……」

 

カウンターでふたりは食べ物を食べていた

 

アルザック・ビスカ「イチャイチャしやがって」

 

そんなグレイとジュビアをみて二人はそう言った。

 

グレイ「カラメードフランクはこう食うんだ、こう!でけェ口を開けてだな!」

 

大きな口を開けてグレイはかぶりつく

 

ジュビア「こうれふか?」

 

グレイと同じようにはぐとフランクにかぶりつく

 

グレイ「もともと上品に食うものじゃねぇんだ。」

 

ジュビア「でも服は脱がない方がいいと思う」

 

いつの間にか服を脱いだグレイを見て顔を赤らめていた。

 

ビスカ「どうやったらあんな積極的に……」

 

アルザック「僕もいつかビスカと……」

 

二人は目があった。すぐに目を離し話す話題を作る

 

ビスカ「あ、雨やまないわね」

 

アルザック「そ、そうだね」

 

そこで話が終わりギクシャクする。そこにエルザがやってきた

 

エルザ「お前たちは相変わらず仲がいいな」

 

ビスカ「エルザさん」

 

エルザ「今を大切にするんだぞ。後悔しないためにな」

 

 

 

見た感じ二人ともドキドキしている。

マカロフがエルザとユースを呼ぶ

 

マカロフ「お、ユース、エルザ、ちょいちょい」

 

マスターが手招きしてるので、言ってみる

 

エルザ「はいマスター」

 

ユース「なんですか?」

 

マカロフ「100年クエストの件なんじゃがな……」

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

ウェンディ「はっはっはっはっ、きゃっ、ううぅ」

 

こけてしまった、急がないとみんなが……あれ雲が……雲の様子がおかしい

 

ミストガン「アニマが……」

 

上空の雲をみながらそうつぶやく。

 

ウェンディ「みんなー大変なの外が……」

 

ウェンディの声が届く前にゴオオオという音とともにギルドが……街が……消えた

 

ウェンディ「ギルドが……消えた、街も全部……そ……そんな一体何が起きたの!?誰かいないの!」

 

あれなんで、私だけここにいるの?なんで……私だけ……

そう思っていると地面から音がしナツがでてきた。

 

ナツ「な、なんだぁ!?」

 

ウェンディ「ナツさん!」

 

ナツ「ウェンディ?あれ?ここどこだ?」

 

私以外にも残ってた……よかった。

ウェンディは少しホッとした

 

ウェンディ「何も覚えてないんですか?」

 

ナツ「寝てたからな」

 

ウェンディ「ここ……ギルドですよ」

 

なにを言ってるんだ?みたいな目でこちらを見てくる

 

ナツ「は?」

 

ウェンディ「突然、空に穴があいて、ギルドも街もみんな吸い込まれちゃったです」

 

ナツ「?」

 

ナツは首を傾げる

 

ウェンディ「本当です!!!残ったのは私たちだけみたいなんですよ!!」

 

ナツ「ウェンディ……どっかに頭ぶつけた?、えらいこっちゃー」

 

ナツはウェンディの頭を撫でながら言う。

 

ウェンディ「ちがーう!はっ!もしかして滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だけが残された!?」

 

そうおもった瞬間

 

シャルル「そうよ」

 

その声が聞こえた方を向くとシャルルが向こうから翼をパタパタさせ近づいてきた。

 

ウェンディ「シャルル!よかった!無事だったんだね!」

 

シャルル「まあね、よかったわあなたたちだけでも無事で」

 

ナツ「そりゃ、聞き捨てならねぇな。他のみんなはどうでも……って本当にきえちまったのか!?」

 

ナツは信じていなかったらしく、驚いた。

 

シャルル「消えたわ、正確に言えばアニマに吸い込まれ消滅した」

 

ウェンディ「アニマ……」

 

ナツ「あにま?」

 

ナツはわけがわからなく首を傾げた。

 

シャルル「さっきの空の穴よ、あれは向こう側の世界『エドラス』への門」

 

ナツ「お前さっきからなにいってんだよ!みんなはどこだよ!?」

 

シャルルに問いかけるナツを抑えながら、ウェンディが話す

 

ウェンディ「ナツさん!落ち着いて!ねぇ、シャルル何か知ってるの?そういえば何でシャルルは無事だったの?」

 

その質問に答える前に向こうから

 

ハッピー「ナツ〜!」

 

翼をパタパタさせた、ハッピーがやってくる。

 

ナツ「ハッピー!」

 

シャルル「私はね、向こう側の世界エドラスから来たのそこのオス猫もね」

 

帰ってきた答えは、信じられないことだった。

 

ハッピー「え!?」

 

ウェンディ「ど、どういう事……?」

 

シャルル「この街が消えたのは私とオス猫のせいってことよ、こことは別の世界エドラス、そこでは魔法が失われようとしてる」

 

ウェンディ「魔法が失われる?」

 

魔法が失われるということにウェンディはイマイチわからなかった。ここでは体の中に魔力があり魔法がある。

 

シャルル「こっちの世界と違って魔力は有限、使い続ければいずれ世界からなくなるのよ。」

 

シャルルは説明をする

 

シャルル「その枯渇してきた魔力を救うためにエドラスの王は別世界……つまりはこの世界から魔力を吸収する魔法を開発した、超亜空間魔法アニマ、さっきの空にあいた穴よ」

 

上を指差しながらアニマについて言う。

 

シャルル「6年前に始まったその計画はこの世界のいたるところにアニマを展開したけど思うような成果はあげられなかった。何者かが閉じて回ってたの、だけど今回のアニマは巨大すぎた、誰にも防ぐすべがなくギルドは吸収された。」

 

シャルルは長々と説明した。シャルルの考えではミストガンが閉じるための役をになっていたと思う。

 

ナツ「なんで妖精の尻尾(フェアリーテイル)を吸収したんだよ」

 

シャルル「……言ったでしょ?エドラスの魔力とするためよ」

 

しばらく考えたウェンディは理由に気づく

 

ウェンディ「まさか妖精の尻尾(フェアリーテイル)には強大な魔導士がたくさんいる!だから狙われたの!」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)はイシュガル大陸の中でもかなりの強大ギルド 妖精女王(ティターニア)のエルザや聖十大魔導マスターマカロフ、ギルダーツ、もちろんユースもであり強力な魔導士はたくさんいた。

 

シャルル「そうよ」

 

ハッピー「そ、それがオイラとシャルルのせいなの」

 

ハッピーは震えながら問いかけた。

 

シャルル「間接的にはね、わたしたちはエドラスの王国からある別の使命を与えられてこの世界に送り込まれたのよ」

 

ウェンディ「そんなはずない!アンタ卵から生まれたのよ!この世界で!」

 

ナツ「ハッピーもだ!俺が見つけたんだ!」

 

 

シャルル「そうね、先に言っとくけど私はエドラスには私も行ったことないわウェンディの言う通りこの世界で生まれこの世界で育ったでも私たちにはエドラスの知識や自分の使命を刷り込まれてる」

 

自分の出生はこの世界、自分に記憶が刷り込まれたという説明をしつつもイライラしているように感じた。

 

シャルル「生まれた時から知ってるはずなのよ!なのに!あんたはなんでなにもしらないの!?」

 

後半の声は怒鳴る感じで言い、ハッピーをシャルルが指さす。

 

ハッピー「オイラ……」

 

ハッピーは顔がしたにうつむく、はぁといいながらシャルルが続ける。

 

シャルル「とにかくそういう事、私たちがエドラスのものである以上今回の件は私たちのせい」

 

ウェンディ「さっき、別の使命って言わなかった?」

 

その言葉をききビクッとするが震えながらシャルルは答える。

 

シャルル「それは言えない……」

 

震えるシャルルにハッピーはさらに問いかける

 

ハッピー「教えてシャルル、オイラ自分が何者か知りたいんだ」

 

シャルル「言えないって言ってんでしょ!自分で思い出しなさいよ!」

 

シャルルはハッピーに対して怒る。さきほど追いかけた時に言われたことに関係あるのだろうとハッピーは思った。するとナツがパンッ!と手をたたき

 

ナツ「ふぅ、んじゃ、話もまとまった事だしいっちょいくか!エドラスってトコ!」

 

と強引に話をまとめてエドラスに行くことを提案する

 

シャルル「まとまってないわよ!てかアンタまったく理解してないでしょ!」

 

ハッピー「ナツ、オイラ……不安でお腹空いてきた」

 

ぎゅるるるると腹がなる

 

ナツ「そりゃ、元気の証だろ、エドラスにみんながいるんだろ?だったら助けに行かなきゃな」

 

にひひとナツは笑う

 

ウェンディ「どうなの?シャルル」

 

シャルル「おそらく、いるとは思う、だけど助けられるはわからない、そもそも私たちがエドラスから帰って来られるかどうかさえ……」

 

ナツ「まあ仲間がいねぇんじゃこっちの世界には見れんないけどな、あっイグニールのこと以外はな」

 

ウェンディ「私も 」

 

と二人は言い切った。この世界よりも仲間を二人は選んだ。

 

ハッピー「みんなを助けられるんだよね?オイラたち」

 

シャルル「私だってまがりなりにも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員なわけだし母国の責任でこうなったやましさもあるわけだしつれてってあげないこともないけど……」

 

シャルルはなにか考え込み、条件をだす

 

シャルル「ただ、あちらでは変装すること、そして、私とオス猫があなたたちを裏切るようなことが、あったらためらわず()()()()()

 

その一言にナツとウェンディは驚く。

 

ハッピー「オイラ、そんなことしないよ?ぐぎゅるるる」

 

二度目のハッピーの腹がなる

 

シャルル「いい?てか腹うるさい!」

 

とハッピーに怒りながらシャルルはウェンディを掴み上に飛ぶ

 

シャルル「行くわよ!オス猫もナツをつかんで!」

 

ウェンディ「とんでいくの!?」

 

シャルル「私たちの(エーラ)は……エドラスに帰るための翼なのよ!」

 

ナツ「行こうぜ!ハッピー!お前の故郷だ!」

 

ナツは笑いながらいう。

それを見たハッピーはシャルルにならいナツをつかむ

 

シャルル「オス猫!魔力を解放しなさい!」

 

ハッピー「あいさぁー!」

 

そういいながらトップスピードの速さを出す

 

シャルル「アニマの残痕からエドラスに入れるわ!私たちの(エーラ)で突き抜けるの!」

 

雲の中心に穴見たいのが開いていた

 

シャルル「今よ!」

 

雲に突っ込んだナツたちがみた光景は…

 

辺り一面に島が浮かんでいた、鳥も飛んでいて一見、自分たちの世界と変わらないように感じた。

 

シャルル「ここがエドラス……」

 

ハッピー「オイラたちのルーツ……」

 

ここでなにが待っているのか

みんなそう思った。

 

 

三話 アナザーワールドエドラスへ 『完』

 

 




修正版3話です。多分あまり変わってる気しませんが読んでいただけたら幸いです。

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