ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

15 / 144
どもっ!!

舞翼です。

今回はユウキちゃんメインで書けたかと。

ユウキちゃんまじ天使!!

あと『タイトル』変更しました。

ソードアート・オンライン 『黒の剣士と絶剣』
         ↓
ソードアート・オンライン 『黒の剣士と絶剣と閃光』


あと、ぐだぐだになっていないか不安です。駄文になったかも(汗)

それでは、どうぞ。


第15話≪料理スキル≫

第55層「グランザム」主街区

 

此処グランザムは別名≪鉄の都≫とも呼ばれている場所だ。

街は無数の鋼鉄の尖塔で形作られ、その職人も多い。

緑が少なく、寒々しい雰囲気がある。

此処の層は自然の類が全くない。

殆どの街などが、黒光りする鋼鉄で作られている。

まさに≪鉄の都≫だ。 此処には、アイングラッド最大で最強のギルド。

血盟騎士団(Knights of blood略称はKoB)の本部がある場所だ。

此処の本部前で待ち合わせをしている“少女達”が居た。

 

 

Side ユウキ

 

「今日はアスナに頼みたいことあるんだ。 聞いてくれるかな?」

 

「どうしたの。 ユウキちゃん? 私と待ち合わせをしてまで、頼みたいお願いって?」

 

「アスナは料理スキル取っているんだよね?」

 

「うん。 私の趣味が料理だからね。それがどうしたの?」

 

攻略組が料理スキル取っていることは珍しい事らしい。 ボクも取っているけど。

 

「実は、キリトにボクの料理を食べて欲しくて。 でもボク料理したこと無いし、いつも料理しても失敗してばかりだったから。 料理が出来る、アスナに協力して貰いたくて…それに現実の調味料の味も再現しようと研究しているんでしょ? ボクにも教えて!!」

 

なんか知らないけど、ボクが料理したらいつも失敗しちゃうんだよね。

なんでだろうか?

料理スキルをコンプリートするのと、調味料再現まで覚えられれば、キリトにアタック出来るチャンスが増えるからね。 このスキルはどうしても覚えたいんだ。

これには、アスナの協力が必要不可欠になるんだ。 お願い協力して!!

 

「うん。 いいけど……。 いきなりどうしたの?」

 

やった!!

 

「前に、余りの物になっちゃうからって言って、ボク達に差し入れくれたよね。 その時に差し入れしてくれた。 料理をキリトが凄い笑顔で食べていたの見ちゃったから。 ボクも美味しい物を食べさせてあげたくて、そr「まって」」

 

「そういう話はここじゃまずいから場所移動しよっか?」

 

「わかった」

 

 

第61層 セルムブルグ 主街区

 

此処は、城を構えた城塞都市。白亜の花崗岩で造れた高級そうな家々が立ち並ぶ場所だ。

此処に“少女達”は訪れていた。

 

「私の家に行こうか?」

 

「大丈夫だよ、アスナ。 ギルドのお仕事残っているんでしょう? ありがとね。 ボクの為に時間を空けてくれて」

 

「他でもないユウキちゃんの頼みだからね! 私は全然大丈夫だよ。 で、どうしたの?」

 

「えっと……。 キリトの為に、美味しい料理を作りたいって話なんだけど」

 

やっぱり自分が秘密にしている事は話づらいね。 ここは、お腹を括らないと。

 

「さっき言っていた事? キリト君が私の料理を美味しそうに食べていたって?」

 

「うん。 ボクも美味しい料理、キリトに食べて欲しくて」

 

最近料理の事になると目を輝かせているからね。

ここに付け込まないと。

 

「料理を教えて欲しいと?」

 

「……ダメかな?」

 

「いいよ。 じゃあ、攻略の合間に時間を見つけて、料理スキルを上げようか? あと現実の調味料の再現も一緒にやる? その前に、ユウキちゃん。料理スキル取ってる?」

 

「うん。 料理スキル取ってるよ。 でも、いつも失敗しちゃうんだ。 だからアスナに協力してもらおうと」

 

「たぶん、高いランクの食材を料理していたから失敗したんじゃないかな? まずは低いランクから作ってスキルを上げていこうか。 キリト君はこんなに可愛い子に思われていいなー」

 

なるほどねー。 いつもAランク食材を料理していたからか。 失敗するわけだ。

ボク、料理スキルまだ低いのにね。

ボクのおっちょこちょい。

んっ? アスナ今、なんていったの? もしかしてばれてたの?

ここは、隠しても仕方がないかな……。 正直になろう。

 

「実はボク、キリトの事……好きなんだ。……アスナは、どう思っているの?」

 

「うーん。 親友の友達かな」

 

そうなんだ。 アスナはセーフだよ。 キリトは落とした事に自覚ないからね。

もうこれってガールズトークだよね。

ガールズトークって、盛り上がるって聞いたこと有るけど。ここまで盛り上がるとは。

まだまだボクの知らないことは多いな~。

ここは無難な返事を返しておこう。

 

「そうなんだ」

 

「じゃあ、攻略の休みが取れたら連絡するね。 ユウキちゃんも、料理スキル上げとくんだよ。 いい?」

 

「分かった。 今日はありがとうね。 血明騎士団の副団長さま」

 

「もうっ。 じゃあ、またね。 ユウキちゃん」

 

「うん。 またね」

 

こうしてボク達のガールズトークは終了した。

アスナは転移門を潜り、第55層に戻った。

 

ここまでアスナと仲良くなった経緯は、第1層の時から連絡を取り続けていたから。

アスナから、血明騎士団の副団長になったときの連絡には驚いたな。

アスナは、人をまとめるのがすごい上手いしね。

副団長になったのも納得だね。

ボス攻略会議もスムーズに進んでいたしね。

第56層、ボス攻略では少し揉めたけど。

それは、血明騎士団の案を採用するか。

ボク達、ソロプレイヤーの案を取るかで。

ボクと《デュエル》までしたからね。

ボクが勝ちを拾ったけど。

それでボク達、ソロプレイヤーの意見が通ったんだよね。

それからなんだよな。ボクが《絶剣》って呼ばれだしたの《絶剣》って男性プレイヤーに付ける二つ名だよね。

“空前絶後の剣”で《絶剣》らしいけど。

ボクは、この二つ名好きじゃないし。

アスナは剣の速さから《閃光》だしね。

キリトは《黒の剣士》だっけ。

確かに黒いしね。 キリトって。

ボクも早く、第50層に帰らないと。

 

Side out

 

 

第50層「アルゲード」転移門の前

 

「お帰りユウキ。 捜してたんだぞ?」

 

「どうしたの?」

 

「一緒に攻略に行かないかって?」

 

驚いた。 キリトからこんな言葉をかけられるなんて。

そうだ! 料理を食べてもらう約束を取り付けよう。

いまがそのチャンスだよ。

 

「うん。 いくいく。 そうだ、今度ボクの料理を食べてくれないかな?」

 

「それは、味見役になれってことかな?」

 

「うん。 そんなところかな」

 

「おう。 了解した。 期待してるぜ」

 

「楽しみにしててね!!」

 

よしっ。 約束を取り付けられた。

勇気を出してよかった~。

やっぱりキリト。 『料理』ってワードに弱いね。

あっ。 そういえばキリトに“姉ちゃん”のこと紹介したっけ?

 

「どうしたユウキ。 そんなに考えこんで?」

 

「よくボクが考えこんでいるって分かったね」

 

「お前とは長い付き合いだからな。 これ位のことは、すぐわかるさ」

 

「そっか」

 

ボク、照れちゃうな。 こんなこと言われたら。

 

「本当にどうしたんだ?」

 

「えーとね。 キリトにボクの“姉ちゃん”のことは紹介したっけ?」

 

「…………今、なんて言った」

 

「ボクの“姉ちゃん”のことは紹介したかって」

 

あれ、ボク言ってなかったっけ?

 

「お前の“姉”がここ(SAO)にログインしているのか?」

 

「うん、してるけど。 キリトもボス攻略会議で会ってる人だよ」

 

「そんな話、お前から聞いたことないぞ……?」

 

 

Side キリト

 

マジか。 お前に“姉”が居たのかよ。 聞いてないぞ。

じゃあ、時々姿をくらましているときは、“姉”に会いに行ってたのか!?

 

Side out

 

 

「じゃあ、今度“姉ちゃん”に会わせるね。美少女だから期待してね」

 

「……おう。 分かった……」

 

「迷宮区に行こうか?」

 

「……分かった」

 

 

Side キリト

 

マジかー。 ここで考えても仕方がないか。

コミュ障が出なければいいけど。

そのときは、そのときだな。

 

Side out

 

このような会話をしたあと、俺達は最前線の迷宮区に向かったのだった。

 




こんな感じですー。

“姉ちゃん”を上手く出せるかな?

姉ちゃんを出したくて設定にぶちこみました。

すいません。

まぁー、今後も頑張ります!!

ご意見、ご感想、よろしくお願いします!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。