ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

舞翼です!!

まず最初に、これってソードアート・オンライン?だよね。いや、ソードアートしてないし、今回の話では、SAOの主要キャラ出ませんし。てか、恋愛小説になってるような……。ま、まさかね。←いやいや、作者気づくの遅くない?(by第二の舞翼)

すまんな。第二の舞翼よ(-_-;)
でも、ソードアート・オンラインですよ!(グッと拳を握る)
とまあ、一人二役は置いといて。

書きあげましたよ。
今回は、紗季ちゃんのターンですね。
それでは、後日談第35弾いってみよー(^o^)/
本編をどうぞ。




第134話≪初めての女子会≫

二〇四七年。 八月。

 

私、桐ケ谷紗季は、白いワンピースに淡い水色のパンプス、白いショルダーバックというコーディネートで、二人の親友と公園ベンチで待ち合わせをしていまーす。

今日は三人で集まって女子会を開催するのですよ。

 

「紗季。 お待たせー」

 

パタパタと走りながら、愛華ちゃんが到着したようです。

愛華ちゃんは、ノースリーブニットに白いボトム、腰にチェクシャツを巻き、私と同じく白いショルダーを肩にかけていました。

ザ・夏、という服装。 さてさて、葵ちゃんのコーディネートも気になるなー。

 

「紗季。 何ニヤニヤしてるの?」

 

おっと、顔に出てたようですね。

変に思われてないよね?……うん、大丈夫なはず。 根拠はないけど。

その時、葵ちゃんも待ち合わせ場所に到着した。

葵ちゃんのコーディネートは、黒色のリブキャミソールロングワンピースに、肩には茶色のショルダーバック。 もちろん、首にはイルカのネックレスを下げ、左手人差し指にはペアリングを嵌めてますよ。

ふ、二人とも可愛すぎ。……うぅ~。 悲しくなってきた。

 

「紗季。 あんたは、特別な男子以外は、すぐに落とせるわよ」

 

「紗季ちゃんは、学年一可愛いって言われてるんだよ」

 

「そ、そうかな」

 

愛華ちゃんと葵ちゃんは、うんうんと頷きました。

学年一とは知らなかった。 えへへ、ちょっと照れるね。

 

「んじゃ、みんな揃った所で、女子会といきますか」

 

「東京ディズニーランドだよね。 わたし、今日がとっても楽しみだったんだ」

 

「わたしもだよ。 初めてだよね。 三人で女子会」

 

愛華ちゃん、葵ちゃん、私の順で言います。

その時、愛華ちゃんが、首を傾げて葵ちゃんに言いました。

 

「葵。 和真君は?」

 

「和真君なら、和人さんのお手伝いだよ。 何でも、和人さんの背中を支えてあげたいらしいよ」

 

「カズ兄がそんなこと……。 わたしには、そんなこと一言も言わなかったのに」

 

もう、カズ兄は水臭いなー。

私にも教えてくれてもいいのに。 私は、頬を膨らませた。

葵ちゃんが苦笑しながら、

 

「きっと和真君は、紗季ちゃんに言うのが恥ずかしかったんだよ」

 

「そうなのかな~?」

 

おそらく、男の子にしか解らない事柄かもしれない。

カズ兄に、根掘り葉掘り聞くのは無粋ってことだね。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

「「OK」」

 

私たちは横一列になり、公園から出て、東京駅へ歩み始めた。

その間も、女の子トークで盛り上がったよ。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

東京駅に到着し、京成線ホームへ向かい、Suikaをタッチし改札を潜り、エスカレーターを下り一番線で電車を待ちました。

電車が到着し、私たちは電車に乗り込み、目的の駅である舞浜駅をまで電車に揺られます。

舞浜駅に到着した電車から下り、階段を上がってから、南口の改札にSuikaをタッチさせ駅を出ます。さてさて、もう少しでディズニーランドですよ。

数分歩くと、遠目から東京ディズニーランドの入口が見えてきました。

入口に入り、受付で子供料金の入場を払いゲートを潜ると、目の前に聳え立つお城、周りは綺麗な花の花壇に囲まれた、ネズミの国が広がっていました。

 

「わあ、やっぱり人気だね。 ディズニーランド」

 

葵ちゃんが、周りを見渡しながら言います。

葵ちゃんの言う通り、休日のディズニーランドは人がいっぱい。

 

「わ、わたし、スプラッシュ・マウンテンに乗りたい」

 

私は内心で、ギク!としました。

高いのは苦手じゃないんだけど、急降下するものは……ちょっと。って感じなんですよ。

ビクついてる私を見て、愛華ちゃんがニヤリと笑みを浮かべる。 うぅ~、嫌な予感が……。

 

「紗季ちゃん。 怖いのかな」

 

「そ、そんなことないもん!」

 

少し裏返った声でいいます。

はい、これが私の限界でした……。

 

「じゃあ、レッツゴー!」

 

「おー!」

 

「お、おー!」

 

おわかりの通り、一番最後が私ですね。

さて、桐ケ谷紗季。 踏ん張り所だよ。 いやいや、何にだよ。

……やばいです。 一人で乗り突っ込みとか。 とほほって感じですね♪

ともあれ、目的地まで歩き列に並びました。 待ち時間は、約10分らしいです。

この10分は、私が覚悟を決める時間です。

さあ、私たちの順番が回ってきました。 丸太ボートに乗り、安全バーを下ろします。 これで落ちる心配はありませんね☆

丸太ボートが『南部の唄』の世界を巡り、そして遂にその時が来ます。

 

「「「きゃああああぁぁぁ!!」」」

 

突然丸太ボートが、滝壺に45度のダイビング。

バシャンと水飛沫が巻き起こり、ボートが停止します。

 

「い、いきなりはダメだよ~」

 

「それが、このアトラクションの醍醐味じゃん。 ふ、ふ、ふ。 葵、ビックサンダー・マウンテンにも乗る?」

 

「うんうん、楽しそうだね」

 

愛華ちゃんと葵ちゃんが、冗談交じりでそう言います。

いや、ちょっと休憩させて……。 紗季の体力が持たないよ。

ボートから下り、アトラクション施設から出ると、ベンチに座り一休憩。 横になり、葵ちゃんに膝枕をしてもらってる状態です。 うぅ~、我ながら情けない……。 ちなみに、愛華ちゃんは、飲み物を買いに外していますよー。

 

「どう? 少しは楽になったかな?」

 

「う、うん。 もう大丈夫だよ」

 

私は上体を上げました。

私が復活してすぐに、愛華ちゃんが戻って来た。

首には、ポップコーンが入った、ネズミケースのかけ紐下げられ、使い捨て紙お盆には三つの350mlカップ、ネズミの国の定番のお菓子チェロスが乗せてある。 それにしても、買い込んで来たねー。

 

「お、紗季。 もう大丈夫なの?」

 

「う、うん。 心配かけちゃったね」

 

「いいのいいの。 最後にビックサンダー・マウンテンにも乗るから」

 

私は顔を強張らせた。

 

「え、ホントに? 冗談じゃなかったの?」

 

「本当だよ~。 だよね、葵?」

 

葵ちゃんも、ニッコリ笑い首肯しました。

今に限っては、二人とも、あ、悪魔です……。

 

「……うん、頑張る」

 

「うんうん、介抱してあげるから、葵が」

 

「わ、わたし?」

 

葵ちゃんが声を上げる。

 

「う、うん。構わないけど」

 

このようにして、ビックサンダー・マウンテン後の介抱が葵ちゃんに決定した。

私と葵ちゃんは、愛華ちゃんから飲み物とチェロス、ポップコーンを受け取った。

ポップコーンは後で食べる為、かけ紐を首にかけ、飲み物を飲んでから立ち上がり、歩きながらチェロスを口に運ぶ。

 

「ディズニーランドの定番は、やっぱりチェロスだね」

 

「ディズニーランドに来たら、絶対に食べなくちゃいけないものだね」

 

「もう、紗季ちゃん。 それ、何か使命感ぽいよ」

 

葵ちゃんに突っ込まれ、私は、えへへと笑った。

次に向かったのは、ホーンテッド・マンション。 これには、葵ちゃんが顔を強張らせていた。

今日初めて知ったんだけど、葵ちゃんはお化けがダメみたいなんですよ。

列に並んですぐに、アトラクションに入る事が出来ました。 まずは通路を通り、エレベータに乗って移動するんですが、その途中で肖像化が動いたり、突然ピアノが鳴ったりしたんです。 そんな中で葵ちゃんは、私の右腕に抱きついていました。

怖がる葵ちゃんは、小動物みたいで可愛いです。 てか、愛華ちゃんに苦手な物はあるのだろうか? ここまでのアトラクションは平気みたいだし。

ともあれ、係員さんの先頭の元、ボックス席に乗り込みました。 どうやら、ここからが本番らしいです。

幽霊のお墓を見ながら、席がゆっくり動き始めました。

一番凄かったのが、鏡に私たちの顔と幽霊が映るんですけど、その時の葵ちゃんは、目をぎゅっと瞑り、私に抱きついた事です。

アトラクションが終わり、葵ちゃんがふらふらと立ち上がりました。

 

「こ、怖かったよ」

 

「私は平気だったよ」

 

軽やかに立ち上がった愛華ちゃんは、まだまだ怖くても行けるね。と言う感じで笑った。 まあ、シーの方のアトラクション。 タワー・オブ・テラーは危なかったかもしれないけど。

アトラクションを出た私たちは、イッツ・スモール・ワールドのアトラクションに乗ることになった。

すぐに入る事が出来、ボートに乗りメロディーにのせた世界の旅は、ほのぼのしていて休憩にはもってこいでした。

それから、ディズニーランドでお馴染のカリブの海賊。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界の冒険。 まあ、これも急降下があったけど、スプラッシュ程ではなかったので問題はなかったです! 夕方6時になったのでディナーを摂り、夜8時から開催されるエレクトリカル・パレード。

 

「紗季。 ここが良いよ」

 

「紗季ちゃん。 こっちこっち」

 

「りょうかい」

 

パレードと言えば場所取りですよ。

その為に早めに夜食を済ませんだけど。 楽しみだな~、エレクトリカル・パレード。

時間になり、お馴染の音楽と共にパレードが始まった。

光と音楽に包まれてディズニーのスターたちが輝く、夢いっぱいのエレクトリカル・パレードが、ディズニーパークの夜を彩る。

ふと思ったんだけど、この電気代って何処からきてるんだろ? 結構な額になるはず……。

私は頭を振った。 いやいや、何考えてんのさ。 今は楽しまないと!

 

「わあ、綺麗だね」

 

「これぞ。 ディズニーって感じ」

 

「それに、愛華ちゃんと紗季ちゃんと一緒に来たからかな、楽しさが倍だよ」

 

私も二人と居ると、どんな所でも楽しい。 それが、夢の国となれば尚更だね。

 

「うりうり、良いこと言ってくれるじゃないか、葵。 お姉さん感激だぞ」

 

愛華ちゃんが、葵ちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でた。

 

「も、もう。 私の方が年上だよ」

 

葵ちゃん。 突っ込む所そこなんだ。

まあ、この中での最年少は私なんだけど。

エレクトリカル・パレードが終了し、最後はお馴染のお土産選び!

広場まで歩き、ずらりと並ぶお土産店の一つのドアを潜ります。 お店の中には、様々なお土産が並んでいました。

ぬいぐるみや文房具、アクセサリーの類、お菓子など。

 

「じゃあ、各自解散して、時間になったらここに集合ってどう?」

 

「「賛成ー」」

 

私と葵ちゃんは、愛華ちゃんの案に頷く。

さて、お土産選び開始です。

私が最初に目をつけたのは、くまのプーさんの絵本クッキー。

 

「パパとママ、カズ兄が喜びそうだね。 よし、購入決定!」

 

次に目を映ったのは、ミッキーとミニーのお揃いマグカップ。

これは、パパとママにぴったり。 籠に入れ、最後にカズ兄のお土産です。

私は首を傾げた。 カズ兄には、紗季のお土産は必要なのかな? 葵ちゃんのお土産があるし。 でもでも、せっかくだから。

カズ兄には、ディズニーキャラクターの文具を選んだ。

こうしてお土産選びが終了しました。 あ、私自身のお土産は、ネズミさんのマグカップだよ。

レジで会計をし、商品が入った袋を持ち、集合場所へ急いだ。

集合場所には、既に愛華ちゃんと葵ちゃんの姿があった。

 

「お待たせー」

 

「じゃあ、行こうか」

 

「りょうかい」

 

私、愛華ちゃん、葵ちゃんの順で言います。

お土産屋を出てから、ゲートを潜り、ディズニーランドを後にしました。

外に出た所で、私たちはベンチに腰を下ろしました。

 

「そういえば、愛華ちゃんと葵ちゃんは、何を買ったの?」

 

「わたしは、家族にお菓子のお土産と、わたし自身が使うマグカップかな」

 

そう愛華ちゃんが言い、

 

「わたしも家族にお土産と、お揃いのキーホルダーかな」

 

と、葵ちゃん。

 

「わたしも家族にお土産と、カズ兄に文具、わたし自身はマグカップかな」

 

今日は本当に楽しかった。

また、このメンバーで来たいと思った。 今度は、ディズニーシーに行きたいかも。

 

「帰ろっか」

 

私の号令で、愛華ちゃんと葵ちゃんが立ち上がる。

 

「また来ようね」

 

「今度は、シーかな」

 

どうやら、葵ちゃんと愛華ちゃんも、私と同じことを思ってくれたらしい。

何か、嬉しいな。

私たちは、舞浜駅に向かい歩き出した。

こうして、私たち三人の初めての女子会。 思い出に残る女子会が幕を閉じた――。




はい、ネズミの国の話でしたね。
女の子視点で書くのは、やっぱ難しいですね(汗)口調とか大丈夫かな?心配ですな。
てか、オリキャラしか出てないという。いや、この章に入ってから殆どですな。ええ、キリ×ユウのネタがですね(震え声)
てか、SAO編超えそうやね(二度目)

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!

追記。
描写にはありませんが、ビックサンダー・マウンテンにも乗りましたよー。

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