舞翼です!!
まず最初に、これってソードアート・オンライン?だよね。いや、ソードアートしてないし、今回の話では、SAOの主要キャラ出ませんし。てか、恋愛小説になってるような……。ま、まさかね。←いやいや、作者気づくの遅くない?(by第二の舞翼)
すまんな。第二の舞翼よ(-_-;)
でも、ソードアート・オンラインですよ!(グッと拳を握る)
とまあ、一人二役は置いといて。
書きあげましたよ。
今回は、紗季ちゃんのターンですね。
それでは、後日談第35弾いってみよー(^o^)/
本編をどうぞ。
二〇四七年。 八月。
私、桐ケ谷紗季は、白いワンピースに淡い水色のパンプス、白いショルダーバックというコーディネートで、二人の親友と公園ベンチで待ち合わせをしていまーす。
今日は三人で集まって女子会を開催するのですよ。
「紗季。 お待たせー」
パタパタと走りながら、愛華ちゃんが到着したようです。
愛華ちゃんは、ノースリーブニットに白いボトム、腰にチェクシャツを巻き、私と同じく白いショルダーを肩にかけていました。
ザ・夏、という服装。 さてさて、葵ちゃんのコーディネートも気になるなー。
「紗季。 何ニヤニヤしてるの?」
おっと、顔に出てたようですね。
変に思われてないよね?……うん、大丈夫なはず。 根拠はないけど。
その時、葵ちゃんも待ち合わせ場所に到着した。
葵ちゃんのコーディネートは、黒色のリブキャミソールロングワンピースに、肩には茶色のショルダーバック。 もちろん、首にはイルカのネックレスを下げ、左手人差し指にはペアリングを嵌めてますよ。
ふ、二人とも可愛すぎ。……うぅ~。 悲しくなってきた。
「紗季。 あんたは、特別な男子以外は、すぐに落とせるわよ」
「紗季ちゃんは、学年一可愛いって言われてるんだよ」
「そ、そうかな」
愛華ちゃんと葵ちゃんは、うんうんと頷きました。
学年一とは知らなかった。 えへへ、ちょっと照れるね。
「んじゃ、みんな揃った所で、女子会といきますか」
「東京ディズニーランドだよね。 わたし、今日がとっても楽しみだったんだ」
「わたしもだよ。 初めてだよね。 三人で女子会」
愛華ちゃん、葵ちゃん、私の順で言います。
その時、愛華ちゃんが、首を傾げて葵ちゃんに言いました。
「葵。 和真君は?」
「和真君なら、和人さんのお手伝いだよ。 何でも、和人さんの背中を支えてあげたいらしいよ」
「カズ兄がそんなこと……。 わたしには、そんなこと一言も言わなかったのに」
もう、カズ兄は水臭いなー。
私にも教えてくれてもいいのに。 私は、頬を膨らませた。
葵ちゃんが苦笑しながら、
「きっと和真君は、紗季ちゃんに言うのが恥ずかしかったんだよ」
「そうなのかな~?」
おそらく、男の子にしか解らない事柄かもしれない。
カズ兄に、根掘り葉掘り聞くのは無粋ってことだね。
「それじゃあ、行こうか」
「「OK」」
私たちは横一列になり、公園から出て、東京駅へ歩み始めた。
その間も、女の子トークで盛り上がったよ。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
東京駅に到着し、京成線ホームへ向かい、Suikaをタッチし改札を潜り、エスカレーターを下り一番線で電車を待ちました。
電車が到着し、私たちは電車に乗り込み、目的の駅である舞浜駅をまで電車に揺られます。
舞浜駅に到着した電車から下り、階段を上がってから、南口の改札にSuikaをタッチさせ駅を出ます。さてさて、もう少しでディズニーランドですよ。
数分歩くと、遠目から東京ディズニーランドの入口が見えてきました。
入口に入り、受付で子供料金の入場を払いゲートを潜ると、目の前に聳え立つお城、周りは綺麗な花の花壇に囲まれた、ネズミの国が広がっていました。
「わあ、やっぱり人気だね。 ディズニーランド」
葵ちゃんが、周りを見渡しながら言います。
葵ちゃんの言う通り、休日のディズニーランドは人がいっぱい。
「わ、わたし、スプラッシュ・マウンテンに乗りたい」
私は内心で、ギク!としました。
高いのは苦手じゃないんだけど、急降下するものは……ちょっと。って感じなんですよ。
ビクついてる私を見て、愛華ちゃんがニヤリと笑みを浮かべる。 うぅ~、嫌な予感が……。
「紗季ちゃん。 怖いのかな」
「そ、そんなことないもん!」
少し裏返った声でいいます。
はい、これが私の限界でした……。
「じゃあ、レッツゴー!」
「おー!」
「お、おー!」
おわかりの通り、一番最後が私ですね。
さて、桐ケ谷紗季。 踏ん張り所だよ。 いやいや、何にだよ。
……やばいです。 一人で乗り突っ込みとか。 とほほって感じですね♪
ともあれ、目的地まで歩き列に並びました。 待ち時間は、約10分らしいです。
この10分は、私が覚悟を決める時間です。
さあ、私たちの順番が回ってきました。 丸太ボートに乗り、安全バーを下ろします。 これで落ちる心配はありませんね☆
丸太ボートが『南部の唄』の世界を巡り、そして遂にその時が来ます。
「「「きゃああああぁぁぁ!!」」」
突然丸太ボートが、滝壺に45度のダイビング。
バシャンと水飛沫が巻き起こり、ボートが停止します。
「い、いきなりはダメだよ~」
「それが、このアトラクションの醍醐味じゃん。 ふ、ふ、ふ。 葵、ビックサンダー・マウンテンにも乗る?」
「うんうん、楽しそうだね」
愛華ちゃんと葵ちゃんが、冗談交じりでそう言います。
いや、ちょっと休憩させて……。 紗季の体力が持たないよ。
ボートから下り、アトラクション施設から出ると、ベンチに座り一休憩。 横になり、葵ちゃんに膝枕をしてもらってる状態です。 うぅ~、我ながら情けない……。 ちなみに、愛華ちゃんは、飲み物を買いに外していますよー。
「どう? 少しは楽になったかな?」
「う、うん。 もう大丈夫だよ」
私は上体を上げました。
私が復活してすぐに、愛華ちゃんが戻って来た。
首には、ポップコーンが入った、ネズミケースのかけ紐下げられ、使い捨て紙お盆には三つの350mlカップ、ネズミの国の定番のお菓子チェロスが乗せてある。 それにしても、買い込んで来たねー。
「お、紗季。 もう大丈夫なの?」
「う、うん。 心配かけちゃったね」
「いいのいいの。 最後にビックサンダー・マウンテンにも乗るから」
私は顔を強張らせた。
「え、ホントに? 冗談じゃなかったの?」
「本当だよ~。 だよね、葵?」
葵ちゃんも、ニッコリ笑い首肯しました。
今に限っては、二人とも、あ、悪魔です……。
「……うん、頑張る」
「うんうん、介抱してあげるから、葵が」
「わ、わたし?」
葵ちゃんが声を上げる。
「う、うん。構わないけど」
このようにして、ビックサンダー・マウンテン後の介抱が葵ちゃんに決定した。
私と葵ちゃんは、愛華ちゃんから飲み物とチェロス、ポップコーンを受け取った。
ポップコーンは後で食べる為、かけ紐を首にかけ、飲み物を飲んでから立ち上がり、歩きながらチェロスを口に運ぶ。
「ディズニーランドの定番は、やっぱりチェロスだね」
「ディズニーランドに来たら、絶対に食べなくちゃいけないものだね」
「もう、紗季ちゃん。 それ、何か使命感ぽいよ」
葵ちゃんに突っ込まれ、私は、えへへと笑った。
次に向かったのは、ホーンテッド・マンション。 これには、葵ちゃんが顔を強張らせていた。
今日初めて知ったんだけど、葵ちゃんはお化けがダメみたいなんですよ。
列に並んですぐに、アトラクションに入る事が出来ました。 まずは通路を通り、エレベータに乗って移動するんですが、その途中で肖像化が動いたり、突然ピアノが鳴ったりしたんです。 そんな中で葵ちゃんは、私の右腕に抱きついていました。
怖がる葵ちゃんは、小動物みたいで可愛いです。 てか、愛華ちゃんに苦手な物はあるのだろうか? ここまでのアトラクションは平気みたいだし。
ともあれ、係員さんの先頭の元、ボックス席に乗り込みました。 どうやら、ここからが本番らしいです。
幽霊のお墓を見ながら、席がゆっくり動き始めました。
一番凄かったのが、鏡に私たちの顔と幽霊が映るんですけど、その時の葵ちゃんは、目をぎゅっと瞑り、私に抱きついた事です。
アトラクションが終わり、葵ちゃんがふらふらと立ち上がりました。
「こ、怖かったよ」
「私は平気だったよ」
軽やかに立ち上がった愛華ちゃんは、まだまだ怖くても行けるね。と言う感じで笑った。 まあ、シーの方のアトラクション。 タワー・オブ・テラーは危なかったかもしれないけど。
アトラクションを出た私たちは、イッツ・スモール・ワールドのアトラクションに乗ることになった。
すぐに入る事が出来、ボートに乗りメロディーにのせた世界の旅は、ほのぼのしていて休憩にはもってこいでした。
それから、ディズニーランドでお馴染のカリブの海賊。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界の冒険。 まあ、これも急降下があったけど、スプラッシュ程ではなかったので問題はなかったです! 夕方6時になったのでディナーを摂り、夜8時から開催されるエレクトリカル・パレード。
「紗季。 ここが良いよ」
「紗季ちゃん。 こっちこっち」
「りょうかい」
パレードと言えば場所取りですよ。
その為に早めに夜食を済ませんだけど。 楽しみだな~、エレクトリカル・パレード。
時間になり、お馴染の音楽と共にパレードが始まった。
光と音楽に包まれてディズニーのスターたちが輝く、夢いっぱいのエレクトリカル・パレードが、ディズニーパークの夜を彩る。
ふと思ったんだけど、この電気代って何処からきてるんだろ? 結構な額になるはず……。
私は頭を振った。 いやいや、何考えてんのさ。 今は楽しまないと!
「わあ、綺麗だね」
「これぞ。 ディズニーって感じ」
「それに、愛華ちゃんと紗季ちゃんと一緒に来たからかな、楽しさが倍だよ」
私も二人と居ると、どんな所でも楽しい。 それが、夢の国となれば尚更だね。
「うりうり、良いこと言ってくれるじゃないか、葵。 お姉さん感激だぞ」
愛華ちゃんが、葵ちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でた。
「も、もう。 私の方が年上だよ」
葵ちゃん。 突っ込む所そこなんだ。
まあ、この中での最年少は私なんだけど。
エレクトリカル・パレードが終了し、最後はお馴染のお土産選び!
広場まで歩き、ずらりと並ぶお土産店の一つのドアを潜ります。 お店の中には、様々なお土産が並んでいました。
ぬいぐるみや文房具、アクセサリーの類、お菓子など。
「じゃあ、各自解散して、時間になったらここに集合ってどう?」
「「賛成ー」」
私と葵ちゃんは、愛華ちゃんの案に頷く。
さて、お土産選び開始です。
私が最初に目をつけたのは、くまのプーさんの絵本クッキー。
「パパとママ、カズ兄が喜びそうだね。 よし、購入決定!」
次に目を映ったのは、ミッキーとミニーのお揃いマグカップ。
これは、パパとママにぴったり。 籠に入れ、最後にカズ兄のお土産です。
私は首を傾げた。 カズ兄には、紗季のお土産は必要なのかな? 葵ちゃんのお土産があるし。 でもでも、せっかくだから。
カズ兄には、ディズニーキャラクターの文具を選んだ。
こうしてお土産選びが終了しました。 あ、私自身のお土産は、ネズミさんのマグカップだよ。
レジで会計をし、商品が入った袋を持ち、集合場所へ急いだ。
集合場所には、既に愛華ちゃんと葵ちゃんの姿があった。
「お待たせー」
「じゃあ、行こうか」
「りょうかい」
私、愛華ちゃん、葵ちゃんの順で言います。
お土産屋を出てから、ゲートを潜り、ディズニーランドを後にしました。
外に出た所で、私たちはベンチに腰を下ろしました。
「そういえば、愛華ちゃんと葵ちゃんは、何を買ったの?」
「わたしは、家族にお菓子のお土産と、わたし自身が使うマグカップかな」
そう愛華ちゃんが言い、
「わたしも家族にお土産と、お揃いのキーホルダーかな」
と、葵ちゃん。
「わたしも家族にお土産と、カズ兄に文具、わたし自身はマグカップかな」
今日は本当に楽しかった。
また、このメンバーで来たいと思った。 今度は、ディズニーシーに行きたいかも。
「帰ろっか」
私の号令で、愛華ちゃんと葵ちゃんが立ち上がる。
「また来ようね」
「今度は、シーかな」
どうやら、葵ちゃんと愛華ちゃんも、私と同じことを思ってくれたらしい。
何か、嬉しいな。
私たちは、舞浜駅に向かい歩き出した。
こうして、私たち三人の初めての女子会。 思い出に残る女子会が幕を閉じた――。
はい、ネズミの国の話でしたね。
女の子視点で書くのは、やっぱ難しいですね(汗)口調とか大丈夫かな?心配ですな。
てか、オリキャラしか出てないという。いや、この章に入ってから殆どですな。ええ、キリ×ユウのネタがですね(震え声)
てか、SAO編超えそうやね(二度目)
ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
追記。
描写にはありませんが、ビックサンダー・マウンテンにも乗りましたよー。