舞翼です!!
投稿が遅れて申し訳ないm(__)m
ここの所忙しくて……。
今回は、ALO内部ですね。
日常が多かったからね。
今回は、ご都合主義満載かも……。
てか、戦闘描写難すぎだよ(>_<)
今回の話は、あれから二カ月やね。
では、後日談第十弾いってみよー(^O^)/
誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。
二〇二九年。九月。
俺と木綿季はリビング中央に設けられている、テーブルの椅子に座り話をしていた。
「さて、今日はALO統一デュエルトーナメントだな」
「そうだね。 確か、15時に世界樹の根に集合だっけ?」
「だな。 今の時間が14時だから、そろそろ行くか」
俺と木綿季は立ち上がり、寝室へ足を向けた。
枕の横にはアミュスフィアが二つ置かれている。
俺たちはベットに横になった後、枕の上に後頭部を乗せてから、アミュスフィアを頭に装着し、妖精の世界へダイブする魔法の言葉を発する。
「「リンク・スタート」」
♦♦♦♦♦♦♦♦
俺たちは、セーブポイントである第二十二層《森の家》ログハウスへログインした。
ログハウス中央に設けられているソファーには、愛娘のユイが座っていた。
ユイは俺たちを見ると笑みを浮かべて立ち上がり、俺の胸の中へ飛び込んで来たので、しっかりと受け止める。
「パパ、ママ。 おかえりです!」
「ユイちゃんただいま~」
「おう、ただいま」
そう言ってから、俺とユウキはユイの頭を優しく撫でた。
ユイは眼を細め、気持ちよさそうにしていた。
「じゃあ、集合場所へ行くか」
「うん、行こうか」
「はいです!」
俺とユウキは手を止めてから、ユイと共に庭まで移動し、翅を大きく震わせ上昇を開始する。
ユイも小妖精の姿になり、俺の頭上へ乗る。
それを確認してから、飛翔を開始した。
♦♦♦♦♦♦♦♦
アルヴヘイムの象徴である世界樹。
世界樹の根へ降り立ち、正面見据えた所に、巨大な闘技場が出現していた。
そして今日、その闘技場では――《ALO統一デュエルトーナメント》が開催される。
「よし。 集合時間ピッタリだな。 あれ、クラインたちの姿が見当たらんぞ」
「本当だ。 どうしたんだろうね?」
「どうしたんでしょうか?」
と、俺たち家族は疑問を口にした。
その疑問に答えてくれたのは、青と黒の長い髪を揺らしながらこちらに歩いて来た、
「キリト君、ユウキちゃん、ユイちゃん、こんにちは。 えっとね、クラインさんたちは大会が待ちきれなくて、先に行っちゃったよ」
「それと、席を確保しとくそうですよ」
俺は頷いた。
「なるほどな」
「ボクたちも行こうか?」
「はいです!」
ユイは、俺の頭上で翅を羽ばたかせてから空中をぱたぱたと移動し、くるんと一回転したかと思うと、本来の姿に戻って着地した。
それを確認した後、左側からアスナ、ラン、ユウキ、ユイ、俺の順になり歩き出した。
もちろん、ユイは俺とユウキと手を繋いでいる。
♦♦♦♦♦♦♦♦
「おーい、こっちこっちー!!」
闘技場の最前列に座っていたリズが、俺たちに気付き手を振っていた。
俺が手を振りかえしてから階段を下り、確保して貰った席へ座る。
後ろに付いてきた四人も俺に倣う。
眼前には、広大なフィールドが広がっていた。
「で、もう始まったのか?」
俺の問いに答えたのは、後ろに座るクラインだ。
「今からだぜェ、キリの字よ」
このALO統一デュエルトナーメントは、東と西ブロックに別れていて、そのブロック優勝者が戦い、ALO最強プレイヤーを決めるようになっている。
正面に設置されている巨大スクリーンに眼をやると、東と西ブロックのトーナメント表が映し出された。
「えっと、俺は東ブロックだな」
「ボクは西ブロックだね」
「私も西ブロックだね」
「私は東ブロックですね」
「私も西ブロックです」
「オレ様は、東ブロックだ」
俺に続いて、ユウキ、アスナ、ラン、リーファ、クラインだ。
リズとシリカとシノンは参加しないらしい。 何でと聞くと、リズは、『あんたら化け物には勝てないわ』。 シリカは、『私は戦うより、観戦がいいです』。 シノンは、『あんたたちに勝てる見込みはないから観戦するわ』、だそうだ。
「さて、俺たちは移動するか。 ユイは、良い子で待っているんだぞ」
「はいです!」
俺たちは立ち上がり、それぞれの控え室へ向かった。
それから、ブロック事に試合が始まった。
試合形式はこのようになっている。
試合の制限時間が十分で、勝敗はHP全損か相手のリザイン、タイムアップになると双プレイヤーの最終HPが多い方が勝者になる。
ブロックの優勝者同士の試合になると、無制限時間へ変更ということだ。
四人は、一、二、三回戦と勝ち進み、決勝まで駒を進めた。
因みに、ランはクラインを、ユウキはユージーン将軍を、アスナはリーファを、俺はシンを撃破した。
♦♦♦♦♦♦♦♦
東ブロックの決勝戦のカードは、《黒の剣士キリト》vs《剣舞姫のラン》だ。
俺が控え室を出ると同時刻に、ランも控室から出てきて中央まで移動を開始し、俺とランは闘技場中央で歩を止めた。
「キリトさんと戦うのは、初めてですね」
「ああ、そうだな。 良い試合をしよう」
俺は背に装備している鞘から漆黒の片手剣を抜剣し、ランも腰に装備した鞘から純白の片手剣を抜剣する。
ランは左手でウインドウを呼び出すと、視界にシステムメッセージを表示させデュエル申請を行うと、俺の視界にシステムメッセージが出現した。
【Ranから 1vs1 デュエルを申し込まれました。 受諾しますか?】
発光する文字の下に、Yes/Noのボタンといくつかのオプションが表示され、《完全決着モード》に選択してからOKボタンにタッチする。
それから、俺とランは武器を構えた。――俺とランの間に緊張が走る。
カウントがゼロになり、【DUEL!!】の文字が飛散したと同時に俺は地を蹴り、垂直に剣を振り下ろす。が、ランも剣を垂直に振り下ろし、二つの剣が交差し、高い金属音を響かせ火花を散らした。
今の一撃で
鍔競り合いをし、火花を散らしながら、俺はランに話し掛けた。
「あの攻撃に反応出来るとは予想外だったよ。 一撃で決めようと思ったんだけどな」
「ふふ、私はユウキの姉なんですよ。 簡単には負けませんよ」
二人は剣を弾いてから、一定の距離を取った。
ランは凛とした声で詠唱し、空中に氷の矢を形成させる。
手を振り下ろすと、氷の矢は俺に向かって飛来してくる。
俺は片手剣ソードスキル《デッドリー・シンズ》計七連撃を繰り出し、
砕けた氷が空中を舞い、次第に消滅していく。
「やっぱり魔法は効きませんか」
「いや、大きい魔法なら効果があると思うぞ。 アブソリュート・ゼロとか」
アブソリュート・ゼロは、全体効果を持つ氷属性の最上位魔法だ。
だが、
「あれは、詠唱時間が長いですから、詠唱中にやられちゃいますよ」
「まぁ確かに。 てか、翅は使わないのか?」
「ええ、空中戦より地上戦の方好きですから」
「俺も地上戦の方が良いしな。 じゃあ、翅なしで戦うか」
「良いですよ」
そう言ってから、俺とランはロケットブースターのように同時に飛び出す。
二人は交差し、場所を入れ替わるように着地した。
HPを確認してみると、二人のHPは二割程度減少していた。
身体を見てみると、胸の辺りが赤いエフェクト散らしていた。
ランも同様だった。
これは、二人が交差した瞬間に振るった剣の掠り傷だ。
その後も縦横無尽に高速で動き回り、互いにHPを削りながら剣を打ち合う。
高い金属音が響き渡り、会場を震わせる。
これにより、観客の歓声もこれまで以上に増していった。
互いの剣が激しくぶつかり合い、再び鍔競り合いとなる。
「ランさん、強すぎるよ。 流石ユウキの姉だな」
「ふふ、それはキリトさんも同じでしょ」
剣を弾いてから突進し、上段の片手剣突進技、《ソニックリープ》を放つ。
同じくランも《ソニックリープ》を放ち、寸分の狂いもなく相殺させた。
だが、俺は
「(――今だ!!)」
俺は一瞬の隙を狙い、片手剣OSS《メテオ・レイン》計十一連撃へ繋げた。
剣が純白の燐光を纏い、縦横無尽に剣が振るわれる。
ランも、無理やりソードスキルを放ち迎撃に移った。
片手剣OSS《夢幻闘舞》計五連撃を放ち、《メテオ・レイン》の五連撃を防いでから、片手剣OSS《桜華狂桜》計六連撃を放った。
俺は眼を見開いた。
「(――
ランは十連撃まで防いでいたが、最後の一撃は俺の頬を掠め、虚空へ放たれた。
俺の最後の一撃がランの左肩へ直撃し、ランは地面にぺたりと座り込んだ。
視界には、デュエルの終了を告げるメッセージが表示された。 タイムアップって奴だ。
俺のHPはイエローゾーンで止まっており、ランのHPはレッドゾーンで止まっていた。
次いで、視界上へ勝者を告げるウインドウが表示された。 【Winner kirito】と。
俺はランの左手を軽く握り、引き上げた。
「お疲れ」
「ええ、お疲れさまです。 負けちゃいました」
ランは舌をぺろっと出した。
それからランは腰を下ろし、地面から片手剣を拾い上げてから腰を上げ、左右に数回振ってから腰に装備している鞘に納めた。
俺も剣を左右に振ってから、背に装備して鞘に納めた。
次いで、凄い歓声が沸き上がった。
「さて、皆の所へ戻るか」
「ええ、そうですね」
俺とランは、それぞれの控え室へ戻ってから、皆が居る場所へ戻った。
♦♦♦♦♦♦♦♦
「戻りました」
「戻ったぞ」
ユイが、俺とランを見て、
「おかえりです、パパ、ねぇねぇ」
「おう、ただいま。 ユイ」
「ユイちゃん、ただいま」
そう言ってから、俺とランは最前列の指定席へと座った。
すると、俺の隣に座るリズが話し掛けてきた。
「さっきの試合を見たけどさ、あんたら化け物よね。 私、半分くらいしか見えてなかったわよ」
俺はリズの方向を向いた。
「化け物とは失敬な。 ランもそう思うよな」
「まぁそうなんですけど、否定できない自分も居るんですよね……」
俺の後ろに座っていたクラインが口を開いた。
「オレも攻略組だったが、あそこまでは速く動けねェぞ」
「ていうか。 アスナとユウキも、キリトたちと同じレベルなんでしょ。 あんたらの反応速度どうなっているのよ」
クラインとリズの問いに四人は、「さぁ」と、声を揃えて言った。
リーファとシノンとシリカは、苦笑いだ。
「次は、アスナとユウキの試合ね。 どうなるか楽しみだわ」
「親友同士の戦い。 確かに楽しみね」
「アスナさんとユウキさんの戦いですか……。 どうなるんでしょうか」
「私、早く見たいです」
「ママ、アスナさん。 頑張ってください!」
シノンに続いて、リズ、シリカ、リーファ、ユイだ。
それを聞いてから、アスナとユウキは席から立ち上がった。
「じゃあ、ボクたちは控室へ行ってくるね。――ユイちゃん、行ってくるね」
「みんな、またあとで」
といい、ユウキとアスナは西ブロックの控室へ向かった。
ALO統一デュエルトーナメント西ブロック決勝のカードは、《絶剣ユウキ》vs《閃光のアスナ》だ。
ら、らんちゃんヤバすぎだよ。
剣技連携を取得して、OSSを二つ作って、メテオ・レインを十連撃まで止めるなんて。
まぁ、アスナさんとユウキちゃんの見せ場も作りますけどね(^O^)
あ、らんちゃんの最後の一撃は、無理やり放ったつけがまわったてことで。
うん、ご都合主義やね(笑)
次回は、《絶剣vs閃光》を考えています。
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