ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

舞翼です!!

ま、まさかの100話ですね!!
作者吃驚だ\(◎o◎)/

今回の話は甘々だね。いや、激甘かも。
口から砂糖が出そうになったよ(笑)(←作者だけかもしれんが)
書いててブラックコーヒーが必須だったね(笑)
読者の皆さんもブラックコーヒーの用意を(^O^)

今回の話は、大学が始まってから、約四か月位ですね。
さて、後日談第五弾行ってみよー(^_^)/

誤字脱字があったらごめんよ。

それではどうぞ。


第100話≪リフレッシュとレジャープール≫

二〇二八年八月。

現在、東京大学は夏休みに突入していた。

リビングの中央に設けられている、テーブルの椅子へ腰を下ろして向い合せに座り、テーブルの上へ置いたノートパソコンのデスクトップに映る文字列を見ながら、キーボードを叩いている桐ケ谷和人と桐ケ谷木綿季の姿がある。

二人は最後のキーを叩き、夏休みの課題を終わらせた。

 

「お、終わった。 夏休みに入って、数週間で課題を終わらせる事が出来たよ」

 

「俺も終わったぞ。 疲れた~~」

 

それから俺と木綿季は、大きな伸びをした。

木綿季の胸が強調されてしまい、俺は目線を外してしまった。

俺は気持ちを落ち着かせ、再び木綿季を正面から見た。

 

「今から、近くのレジャープールに行かないか? 最近は何処にも行ってなかったし」

 

「ナイスアイディアだね! リフレッシュも兼ねて、行こうか」

 

「おう! それじゃあ、準備をするか」

 

「OK♪」

 

課題をパソコンに保存した後、木綿季は弁当を作り始めた。

俺は逸早く寝室へ行き、プールに必要な物の準備をしてから玄関の前で待つことにした。

それから数分後。 準備が終わった木綿季が、寝室から玄関までやって来た。

それにしても、随分時間が掛かったな?

 

「結構時間が掛かったな、どうかしたのか?」

 

そう聞くと、木綿季は頬を朱色に染めた。

 

「……見せたい人が居るんだから、選ぶのにも時間が掛かるよ……」

 

「(甘い声+上目遣いは反則だ……。 俺の理性が吹き飛ぶぞ……。 まぁ、吹き飛んだ事は何回かあるけど)」

 

二人は、この短時間で甘々の空間を作り出していて、木綿季は俺の腕にしがみ付いていた。

もし、周りに人が居たら、その人たちは近くの壁を叩くか、悶々としていたかもしれない。

 

「よし! じゃあ、行こうか」

 

「OK」

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

電車を乗り継ぎ、目的地を目指した。

目的地のレジャープールへ到着し、周りを見渡してみると、客の活気で満ちていた。

入り口付近だけで、軽く100人は居る。

 

「凄い数のお客さんだね」

 

「家族連れが多いかもな」

 

入場券を買い、二人は入場口を潜り足を進めた。

眼前には、温水プールや流れるプール、ウォータースライダーなどが見て取れた。

 

「こんなに広いとは……」

 

「広いね~」

 

「ま、取り敢えず着替えるか。 水着に着替えたら此処に集合な」

 

「OK♪」

 

プールの前で別れると、俺はロッカールームへ入り、ロッカーの中に荷物と服を投げ込み、水着へ着替えた。

水着は、無難な黒色のサーフパンツだ。

上に黒いパーカーを羽織って、ロッカーを施錠してから、集合場所へ向かった。

集合場所には、上に水色のパーカーを羽織った木綿季の姿があった。

長い黒髪は、リボンで止めているのではなく、お団子状に纏められていた。

水着は、パーカーを羽織っているのでよく分からないが。

 

「ボクの方が早かったね。って、どうしたの和人?」

 

「いや、その、見たことがない姿だから。 新鮮というか。 可愛いというか。 見入ってしまったというか……。って、俺は何言ってだ」

 

俺は顔を真っ赤に染め上げてしまう。

まぁ、単なる自爆だ。

木綿季はニッコリと笑い、

 

「ありがとう。 和人も似合っているよ」

 

「お、おう」

 

俺は完全に取り乱していた。

俺は右手を差し出し、木綿季も俺の右手を握り返し、歩き出した。

 

「さて、遊ぶか」

 

「遊ぼう」

 

俺と木綿季はパーカーを脱いだ。

木綿季の水着は、黒いビキニ姿だった。

出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでいる。

これは破壊力抜群だ。

 

「和人。 最初にあれやろうよ!」

 

木綿季が指差した先にあったのは、巨大な滑り台だった。

あれは、このレジャープールの目玉、ウォータースライダーだ。

 

「い、いきなりウォータースライダーっすか……」

 

「だめ?」

 

可愛く首を傾げられて、NOと言える男子は居ないだろう。

もちろん俺の答えは、

 

「OKだ。 じゃあ、行くか」

 

「行こ行こ」

 

木綿季は、子供のようにはしゃいでいた。

まぁ、そこも可愛いんだけどな。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

ウォータースライダーは、レジャープールの目玉でもあるので、そこそこ列が出来ていた。

列は二列出来ており、一つが一般、もう一つがカップル専用らしい。

当然、カップル専用の列に並んだが。

そうこうしている内に、俺たちの順番が回って来た。

 

「ここから見ると、意外に高いね」

 

「まぁ、大丈夫だろう。 俺も一緒に滑るし。 もちろん、お前を抱き締めてな」

 

準備地点へ座り、俺は木綿季を後ろから抱き締めた。

 

「よし。 行くぞ」

 

「うん」

 

俺は前に少しだけ滑り込んだ。

そして、スタートした。

 

『ざあああぁぁぁあああ』

 

と、水飛沫が舞い。

 

「わあああぁぁぁあああ」

 

「きゃあああぁぁぁあああ」

 

と、俺と木綿季は声を上げていた。

それから数秒後。

二人の身体は滑り台から投げ出さられ 、“どぼん!”、とプールの中へ着水した。

 

「「ぷは!」」

 

俺と木綿季は、プールの中から顔を出した。

少しだけプールの水が鼻に入った……。

 

「……和人。 どさくさに紛れて、ボクの胸を触ったでしょ?」

 

俺は、木綿季の胸を鷲掴みしてしまったのだ。

木綿季の胸はメチャクチャ柔らかく、弾力があった。

 

「……はい」

 

「まぁいいけどさ。 ボクは和人のものだしね♪」

 

「そうだけど……。――じゃあ、俺は木綿季のものだな」

 

「そうだね♪」

 

周りが、顔を赤く染めていた気がするが……。 気のせいだろう。

それからは、流れるプールや温水プールなどへ入り、楽しい時間を過ごした。

因みに、ウォータースライダーには、五回乗りました……。

 

俺と木綿季はプールから上がりパーカーを羽織り、プールから少し離れた所で、体育座りをした。

 

「楽しかったな」

 

「うん、とっても楽しかったよ。 いい思い出をありがとね、和人。 これからも一杯思い出を作ろうね」

 

「そうだな。 これからも、一緒に思い出を作っていこうな……」

 

キスをしようとした所で気付いた。

此処には、多くの人が居る事に。

 

「……あ、あははは」

 

「……こ、此処ではマズイな。――家に帰ったらしようか」

 

「そ、そうしようか。――じゃあ、外の日陰のベンチでお昼にしようか」

 

「おう!」

 

俺は着替える為にロッカルームへ向かい、施錠したロッカーを開け、荷物を取り私服へ着替えた。

荷物を持ってからロッカールームから出て、木綿季の元へ急いだ。

木綿季は集合場所で俺を待っていた。

 

「お待たせ。 行こうか」

 

「うん、行こう」

 

俺と木綿季は腕を組んで、レジャープールを後にした。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

所変わって、近隣公園の日陰のベンチ。

俺と木綿季はこのベンチに腰を下ろしている。

 

「じゃあ、ご飯にしようか」

 

「おう。 木綿季が作る飯は美味いからな。 何が出てくるか楽しみだ」

 

木綿季は抱えていたトートバッグから弁当箱を取り出し、膝の上に置いてから蓋を開けた。

 

「今日のご飯は、おにぎりだよ。 ごめんね。簡単な物で」

 

野沢葉とジャコのおにぎり、枝豆と干し海老おにぎり、おかかとひじきのおにぎりだ。

簡単な物と言っていたが、俺には手が込んでいるように見えるぞ。

 

「いや、普通のおにぎりより手が込んでいる思うし、見た目も良いし、美味そうだ。 流石俺の奥さんだ」

 

「ありがと、和人。 どうぞ召し上がれ」

 

俺は一つのおにぎりを手に取り、口を大きく開け一口で食べた。

木綿季はそれを見て微笑んだ。

 

「ん? どうひぃたんだ」

 

「ボクはね。 和人が美味しくご飯を食べてくれるだけで、幸せなんだよ」

 

俺はご飯をしっかり噛んで飲み込んでから、言葉を発した。

 

「そ……そうなのか。――俺も何時もこんなに美味い物を食わせて貰って、幸せだって思っているよ。 ありがとな」

 

「ううん、ボクの方こそありがとう。――何か照れくさいね」

 

「まぁ、少しな」

 

木綿季が俺の口許に唇を近づけた。

俺は突然の事で動きを止めてしまった。

 

「ご飯がついてたよ。 ボクが食べちゃったけどね♪」

 

俺は完熟トマトのように顔を赤くした。

 

「(周りに人が居て助かった……。 此処に誰も居なかったら、押し倒していたかもしれん……。 多分、いや、絶対に)」

 

俺たちの身体からは、桃色のオーラを物凄く醸し出していたと思う。

周りの人たちは、壁を叩いていたからな。

俺はおにぎりをもう一つ、木綿季も一つ食べ、軽い談笑をしてから、マンションへ帰宅する事にした。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「「ただいま~」」

 

俺と木綿季は、マンションに入ってからドアを閉め、玄関で靴を脱ぎ、リビングへ向かった。

リビングの中央に設けられているテーブルの椅子に、向い合せになるように腰を下ろした。

木綿季が口を開いた。

 

「和人」

 

「そうだな」

 

俺と木綿季は顔を近づけ、優しく触れ合うキスをした。

俺は椅子を引いて立ち上がり、自分の部屋へ向かった。

まぁ、木綿季と共有している部屋なので、自分の部屋とは言わないが。

俺はテーブルの引き出しから目的の物を取り出して、再びリビングへ戻った。

それから木綿季の隣まで歩き、手を開いてとジェスチャーし、木綿季が開いた手の中にある物を渡した。

 

「……これは?」

 

「それは合鍵だよ。 今まで俺しか持っていなかっただろ。 一緒に住んで居るんだから、木綿季が鍵を持ってないのは変だと思ってな。 鍵屋にこれと同じのをもう一つ作ってくれって、頼んどいたんだ。 で、昨日出来上がったって連絡を受けたから、今日、木綿季が朝食を作っている時に家からこっそり抜け出して、鍵を取りに行ったんだ」

 

「ありがとう、和人」

 

木綿季は、俺に抱き付いてきた。

俺は笑みを浮かべながら、木綿季の頭を優しく撫でてあげた。

数秒後、木綿季は俺から離れ、俺を見上げた。

 

「大事にするね。――和人。 愛してるよ」

 

「ああ、俺も愛してるよ。 木綿季」

 

俺は木綿季と同じ目線になり、長いキスをした。

俺たちの思い出が、今日もう一つ増えた。




木綿季ちゃん絶対可愛いですね!!
和人くんリア充やね(笑)

周りの人たちは、爆発しろと思っているのかな……。
さて、今回は東大の夏休みでしたね。
てか、夏休みネタ多いね(^◇^)

“背中のあれ”は次回の夏休みで(笑)
そうそう。二人の関係は、“まだ”ばれてませんよヽ(^o^)丿
次回は、大学ネタを考えています(^O^)/

ご意見、ご感想、評価、よろしくお願いします!!

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