あたごコレクション   作:今瓜リタ

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サブタイトルからして不穏な空気が漂っていますが大丈夫です。ご安心ください。


12話、〜横須賀2日目〜 ハハッ、夢の国から黄泉の国へGO!

 

〜横須賀鎮守府〜

ー1日目、2356時ー

LINE

佐世保鎮守府演習艦隊 艦娘グループ

 

みらい

『夜遅くにすみませんm(_ _)mみんな起きてますか?』23:56

 

加賀です

『なにか用?』23:57

 

☆島風☆

『おきてるよー?』23:57

 

戦艦長門

『なんだ?』23:59

 

夕立っぽい♪

『まだ起きてるっぽい!』23:59

 

みらい

『明日、みんなで何処かに遊びに行きませんか?せっかく横須賀に来たんですから』00:01

 

夕立っぽい♪

『賛成っぽい!』00:01

 

加賀です

『私はいいけれど』00:01

 

☆島風☆

『いいよー!』00:01

 

戦艦長門

『む…私も賛成だが…あたごはどうした?』00:02

 

みらい

『ちょっとさっき色々あって…疲れて寝ちゃってます』00:02

 

戦艦長門

『なるほど。で、何処に行くんだ?猫カフェか?』00:03

 

みらい

『あ、行き先はまだ決めてません』00:03

 

戦艦長門

『猫カフェや動物園なんかどうだ?』00:04

 

夕立っぽい♪

『長門さん可愛いもの好きだからノリノリっぽい?』00:05

 

戦艦長門

『いや、違うぞ、断じて違う。私は可愛いとかそんな琴思って居ない』00:05

 

戦艦長門

『変換が』00:06

 

夕立っぽい♪

『凄い変換ミスで焦ってることバレバレっぽい( ̄▽ ̄)』00:06

 

みらい

『動物園いいですね!』00:07

 

☆島風☆

『えー、速いアトラクション乗りたい(=゚ω゚)ノ』00:07

 

加賀です

『ならディズニ○ランドとかどうでしょうか?アトラクションと動物要素両方あります』00:09

 

戦艦長門

『ミニ○がいるところか!?』00:09

 

☆島風☆

『長門さんの返信はやっ』00:10

 

みらい

『何処に動物要素が!?Σ(゚д゚』00:11

 

☆島風☆

『ミ○キー「マウ○」』00:13

 

みらい

『あ、なるほど。じゃあそこにします?』00:14

 

☆島風☆

『あっ、納得するんだ』00:14

 

戦艦長門

『賛成だ』00:14

 

加賀です

『私も』00:15

 

☆島風☆

『さんせー!』00:15

 

夕立っぽい♪

『賛成っぽい!』00:15

 

みらい

『じゃあ明日はデ○ズニーランドで決定!あたごさんはこの寝かただと多分寝坊するでしょうから皆さん先に行っててください、私が後から連れて行きます!』00:17

 

戦艦長門

『わかった』00:18

 

夕立っぽい

『了解っぽい!( ̄^ ̄)ゞ』00:18

 

☆島風☆

『わかったー!』00:18

 

加賀です

『わかりました』00:19

 

みらい

『それじゃあおやすみなさい!』00:20

 

戦艦長門

『おやすみ』00:21

 

☆島風☆

『おやすm』00:21

 

夕立っぽい♪

『おやすみっぽい!』00:22

 

加賀です

『おやすなさい』00:22

 

加賀です

『おやすみなさい』00:23

 

 

 

ー2日目、0900時ー

「あたごさん!起きてください!」

 

……誰だ…?

 

「もう9時ですよー!」

 

9時…?今は…何時…汝…あれ?

 

「どっかにタバスコないかな…」

 

タバコ…?多摩湖?

 

「あ!あった!あたごさん、起きてください!これが最後の警告ですよ!口に流し込みますよ!」

 

あ…この声…みらいか…?

 

「もう…えいっ!(キュポッ」

「ゴブッ…ケホッ……トマト…?んっ…ホガぁんべブホァうアアアア!?」

 

口が痛いィイ!?!?

何で!?辛いし痛いし口の中に手榴弾!?

 

「起きてっ…くださいっ!それっ!」

「ホガァ!?待ったゲボ起ぎでるがら!」

「あ、おはようございます!」

「おはようございますじゃねえよ!」

 

口の周りが痛いし喋るだけで痛い…!

 

「取り敢えず飲み物どうぞ!」

 

慌てて差し出されたコップの中身を飲む。

…ん?なんか…ドロッとして不味い!?

慌てて洗面所に行って吐き出し、水道水で口を洗う。

 

「みらい…ナニコレ」

「辛いものの後なんで甘いガムシロップですっ!」

 

反対の味覚を刺激すりゃいいって問題じゃないんだが…

こーゆー奴に限って大抵メシマズだったりするんだよなぁ…

 

「…お前…もしかして料理とかしたことないのか…?」

「そんな事ないです!料理は得意ですよ?」

「本当か…?」

「本当ですっ!何なら佐世保に帰ったら料理しますよ?」

「お、じゃあ頼むわ。……ところで、何でこんな時間に…?まだ9時だぞ…?」

「"もう"9時です!みんな先に出かけてますよ?」

「どこに?」

「ディズニー○ンドです!」

「……はい?」

 

 

 

〜ディズニーラ○ド〜

「おっそーい!!」

「ごめんごめん、まさかディ○ニーランドに行くとは思ってなかったから…」

「全く…待ちくたびれました。さて、何処に行きますか?」

「あっ…良いところあるっぽい!」

「何処ですか?」

「ここ!うえすたん…ランド?」

 

 

 

 

 

〜ディズニーラン○、ウエスタ○ランド・シューティングギャラリ○〜

ウエスタンランドシューティングギャラリー、よーするに射的。

軍人の専売特許とも言えるもの。

係員に案内され位置につく。

 

「この程度、私にかかれば…」

「この長門をなめるなよ…?」

「頑張るっぽい!」

 

なんであの3人は実戦さながらの感じでやってるんだ…?

 

「はーやーくーやろーよー!」

「そうですね、早くしましょうか」

「だな」

 

まず1発目…命中!2発目……命中!3発目…あれ…これ結構簡単…?

 

「ふぅ……やりました!」

「ファッ!?」

 

まって、何でみらいもう終わってんだ!?俺まだ3発目だぞ!?

 

「…終わりました」

「加賀さんも!?」

 

なんか皆早くないか!?

次は4発目…あの的に……よし、命中。

 

「終わったっぽい」

「!?!?」

 

やばいぞ、このままじゃ……

急いで残り6発を命中させ、紙を受け取る。

紙にはグーフ○ーの絵と『10発中10発命中!こりゃ天才だ!』という文字が書いてあった。

係員にその紙を見せてバッチを受け取った。

 

「それじゃ次いこー!」

「おー!」

 

 

 

ー3時間後ー

「あたごちゃん!面白いもの見つけたっぽい!」

「ん?どれだ?」

「これっぽい!」

 

夕立の手にはミニ○の耳とミ○キーの耳。

そして夕立の目線の先には長門と加賀さんの姿。

……そういうことか。

 

「よし、じゃあ俺は長門につけてくる!」

「じゃあ夕立は加賀さんっぽい!」

 

長門は可愛いものが好きというのは調査済みだ。

ならそれを利用しない手は無いな。

 

「島風、ちょっと今日1日連装砲ちゃん1匹貸してくれないか?」

「えーー」

「キュッ」

「今度本気で駆けっこしてやるから」

「本当に!?いいよー!」

「キュッ!」

 

よし、これで連装砲ちゃんは手に入れた。

 

「よし、連装砲ちゃん、俺が合図したら長門の胸に飛び込んでくれ」

「キュゥ…?」

「ん?ああ、この耳を長門に付けようと思ってな」

「キュッ!」

「そっか、ありがとな!それじゃ頼んだ!」

「キュゥッ!!」

 

あとは長門にこれを持っていくだけだな。

 

「長門!ちょっといいか?」

「どうしたあたご」

「コレ付けてくれ」

「まて、なぜ私がそんな物を…」

 

断ってるけど長門さん、アンタ今めっちゃ眼がキラキラしてまっせ。

 

「お土産として買うのはいいがつけるのはちょっとだな…」

 

そろそろかな。

連装砲ちゃんに目配せをして飛び込めるように長門から少し離れる。

 

「キュキュキュゥーッ!」

「え、とわっ!れ、連装砲ちゃんんん!?一体にゃにが!?ちょとまてそんなっ…!」

 

よし、今がチャンスだな

 

「長門、もしこの耳を付けてくれるなら1日連装砲ちゃん貸してもいいんだけどなー」

「まて、だが色々と問題が…」

「キュ?」

「………!!」

 

長門、連装砲ちゃんの笑顔に轟沈。

今のうちに着けるか。

目の前で手を振ったりスカートを少しめくったりしても全く反応がなかった。ちなみに黒だった。

この姿今のうちに写真撮っておけば後々良いことありそうだな。

 

「あたごちゃん!加賀さんも付けたっぽい!」

「うおっ…凄い威力だな…」

 

何というか…似合ってるし可愛い。

でも変だな…いつもならこれだけ顔を見たら「私の顔に何か?」とか言いそうなのに…

 

「もしかしたら実は頭の中では大混乱で周りが見えてない感じか?」

「………」

「おーい、めくるぞ〜」

「……」

「さぁーて、普段ポーカーフェイスな加賀さんの下着は何色でしょうかー」

「…」

 

返事が無い、ただの屍のようだ。

 

「おーい、加賀さーん、加賀っちー、加賀ちゃーん、ミニーの耳をつけてる姿写真に撮って提督に送るぞー」

 

そう言いながら加賀さんにカメラを向ける。

 

「あっ…あたごちゃん危ないっぽい…」

 

提督に送信しようとしたところで両手で頭を掴まれそのまま持ち上げられた。

 

「何 を し て い る の ?」

「あ…はは……ってちょっ、それ頭蓋骨がぁァアッ!?痛い痛い!」

 

やばい俺死ぬかも。

 

「…流石に頭はやりすぎました、すみません」

「ふぅ…助かった」

「では頭以外を」

「ちょ、待て待て!」

「待ちません」

「いっ…その関節はそっちには曲がらな痛ァ!?ちょまて!」

「…では普通の矢尻を取り除いた矢を70本程口に入れましょうか」

「嫌っ…人体の構造上そこにそんな大っきいモノ入らな…んっ…あっ…いっ…」

「矢尻付けましょう」

「すみません調子乗りました喘いだりしてすみません矢を口の中に入れるのだけはやめてください絶対痛いです口内炎どころじゃないので勘弁してください」

「…じゃあコレで許します」

「え、何その構え、筋肉バスター?あの加賀さんすみませんやり方間違ってる俺の背筋伸ばしたまましたら俺の股避けるから俺の股関節は180度以上開きませんから裂ける裂ける股裂けるからイギャァア!!」

 

あはは…川の向こうで前に沈めたヲ級が手を振って……

 

「これパレードまでに回復するっぽい?」

「……少しやり過ぎました…大丈夫ですか?」

 

ヲっきゅん…今そっち行くからね……

 

「反応ないっぽい…」

「強く叩けば起きるんじゃないか?」

「長門さん…それ今のあたごちゃんには逆効果(バシィッ!)加賀さん!?」

 

 

 

〜横須賀鎮守府〜

「………なんであたごが大破してるんだ?」

「色々あったっぽい」

「色々っつーか…加賀さんに筋肉「事故です(サクッ」ほがっ……(ビクンビクン」

 

あ…意識が…

 

「どうみても事故には見えないんだけど!?てゆーか今トドメ刺し」

「事 故 で す」

「あっはい」

((提督弱っ!))

「と、取り敢えずあたごを入渠させて……ん?長門、加賀さん、その頭についてるのは……耳か?」

「わたしは耳など…あっ!」

「なんのこ…と………っ!?」

((取るの忘れてた!?))

「2人とも良く似合ってるなー、結構可愛いぞ?」

「らなゃっ…」

「……一応、ありがとう」

((長門が照れた乙女みたいな反応で加賀さんがデレた!?))

「そう言えばあたごからこんな写真も送られてきてな…」

「「!!??」」

「なかなか楽しそうで…って何処に行くんだ?」

「まだ教育的指導が必要なようです」

「まぁ、少し試射をな…」

 

 

5分後、夜中の横須賀鎮守府にあたごの悲鳴が響き渡った。




著作権とか大丈夫かな…
突然後ろにミ○キーが出現して気づいたら誘拐とかないよね……


そんな事はさておき、あたご達佐世保の面々が佐世保に帰るまで3日残っております。
そこで!皆さんが感想に「夜戦して欲しい」とか「ミサイル無しの砲雷撃戦して!」とかとか色々言っていただければ!可能な限りそうしたいと思います!
とゆーかもう是非バンバン言ってください!

別にネタ切れじゃありませんよ!違いますよ!ネタ切れじゃありませんってば!たぶん!

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