なのはの世界で必死に引き籠りしようとする転生者・・・なのか? 作:観月 衛
プレシアさんにジュエルシードの回収率また現状を聞きいたところ原作の管理局の次元航行船への攻撃を終えフェイトにまた行かせたところまでだとわかった。途中アリシアがプレシアに対し怒っていたが気にしない。
つまりプレシアさんの罪は確定。管理局法でどれほどの罪かまでは知らないが、逃れるすべは・・・死亡扱いにすること。
つまり無印通りに結末を迎えること。
それが手っ取り早い解決方法
そうと判断した僕はユーリとプレシアに状況と解決策を説明し納得してもらった。最初プレシアさんが渋っけど現状を考えるとそれが最善かつフェイトを幸せにする方法だと判断し納得してもらった。
そして現在俺たちは準備を開始している。
計画の内容はこうだ。
無印のプレシアの終わり方で進めるが中身が違う。
まずアリシアが入っていた容器にアリシアの代わりのヒューマノイド型レプリケーター・・・今後は省略してレプリって呼ぶ・・・とにかくそれを入れてごまかす。これは本人にやってもらいたいが管理局が生命探知機を持っていたらばれるので却下
後は原作通りに虚数空間に落ちてもらう。落ちて管理局が撤退したら光学迷彩を展開したパドルジャンパーに搭載した転送ビームでプレシアさんとアリシアの代わりのレプリを回収し撤退。
以上が作戦だ。
おっとパドルジャンパーとレプリケーターについて説明してなかったな。
では説明しよう。まずパドルジャンパーとは、アルハザード人が作った小型宇宙船兼次元航行船。サイズは普通の車より大きめだがコンパクトに作られている。光学迷彩のステルス機能が付いており、肉眼はもちろんスキャナーすらごまかすことができるし転送ビームとワープ機能もついた優れものだ。ちなみにこれは今までの会話で言うところのタイムマシーンだ。転送ビームはちゃんと科学で作ったものだから魔力反応なんて出ないようにしてるから問題ない。
次はレプリケーター、通称レプリ、簡単に言うところに機械生命体だ。初期状態から酸を噴射するなどの機能を持っていて後に自らネットワークを形成し自己認識能力も持っていて進化し学習する機械生命体だ。その上こいつは有機物との融合機能を持っていて人間の脳から情報を引き出すこともできる。
ベースコードと呼ばれる基本プログラムにしたがって行動するのでこのベースコードの改ざんを行わない限り言うことは従う。それ以外にレプリに弱点は俺以外知らない。ちなみに原材料はニュートロニュームと呼ばれるいる結構重い物質だ。
おっとちなみに弱点は言わないぞ。俺が作った作品だから壊したくないんだ・・・めったなことがない限りな・・・
んで今は俺がレプリを製作中でユーリは転送ビームの最終調整中だ。プレシアさんは俺のレプリ製作を俺がいろいろ教えながら見学している。ちなみにユーリに頼んでおいたプログラムはレプリの基本プログラムだ。ユーリはプログラム関係はチートを通り越してバグだからな。さてそろそろ仕上げといくか。
・・・よく考えたら・・・なんでこんなメンドイことしてるんだろ・・・俺前世リア充だったから、今回は引きこもりになろうって行動してたのに・・・
まっいいか
そしてしばらくして、
目の前には液体金属の水溜りができていた
「よし。これで準備よし。」
「本当に大丈夫なの?」
「ああユーリがミスってなければ問題なく機能する。」
「失礼ですよ!わたしのプログラムにミスはありません!」
「・・・そうだったな。じゃ行くぞ。」
コードを入力し始めた。アップロードだけなのでそんなに時間はかからない。
入力はすぐに終わった。
目の前の液体金属に変化が起こった。
金属が中心に集まり始め形を形成し始めその形は、だんだん人間の形に形成されていく。
見た目は9歳くらいまあこれは、良い。作戦上必要なことだから、だが・・・
何でメイド服?
「おはようございます。」
形はちゃんと形成され人間と瓜二つになった。
「マスター?」
「・・・あっああえっと。」
はっきり言って見とれてた。結構かわいくできてたから
「自分が作られた理由はわかるか?」
「はい!アリシア・テスタロッサさんの身代わりを行い作戦終了後からマスターとユーリ様の全面的なサポートを行うことです。」
「うん正解。自己認識機能に問題なし。じゃあ君がやってはいけないことは?」
「マスターとそのご友人に危害または、攻撃を仕掛けないことベースコードを自ら改ざんしない。またマスター以外にコードの改ざんをさせない。マスターの指示は極力逆らわない」
「よし命令系統にも問題はなし。じゃあ肝心なことだが、アリシアに姿を変えてみてくれ。」
「はい!」
そう言うと彼女の表面が金属化し戻ったと思ったらそこにはアリシアと瓜二つの姿になっていた。
「うっしゃ!さすが俺完璧!」
「基本プログラムは私が作ったんですからね!」
「もともと考えたのは俺だ!」
「ちょっといい?」
「ん?何プレシアさん。」
「どうして命令を絶対に聞けってしなかったの?」
「プレシアさん機械とはいえ心を持ってて自己学習能力があるんだよ。人間として・・・いや家族としてこれから暮らしたりするのにそんな命令できるわけないじゃないか。」
「・・・そうね。変なこと聞いてごめんなさい。」
「・・・まっいいけど・・・そろそろ準備しないとえっと・・・名前がないと不便だな・・・よし名前を決めるぞ。」
「それは・・・私のですか?マスター」
「そうだ。ん~・・・・よし決めた。君の名前はセラ。」
「セラ?それが・・・わたしの名前?」
「ああセラ・デイヴィス今日から俺の家族だ。」
「ジャックにしては珍しくセンスがいいですね。」
「うるさい!」
「家族・・・わかりました。マスター!」
それじゃあ計画を実行するか。
「ユーリ転送ビームの調整は?」
「できてます。」
「じゃあプレシアさんセラ、計画通りに。」
「はいマスター。」
こうして計画は開始した。