なのはの世界で必死に引き籠りしようとする転生者・・・なのか? 作:観月 衛
セラside
あれからあのガラクタを大量に摂取したレプリは複製を作りその数は最初にいた数の数倍になっていた。
「・・・さてと。」
セラはレプリが増殖している姿を見て箱を抱え怯えている二人の考古学者らしき人間の前に立ち
「そのケースを渡しなさい。それはあなた達のような人間にとって危険なものです。処分しますので速やかに渡しなさい。」
「「・・・」」
二人は渡すまいと沈黙を保っている。
「・・・渡さないなら別にかまいませんよ私は危害をくわえません。」
セラの言葉に驚く二人
「・・・ですが・・・この子達はどうやらご立腹のようですよ?」
そう言うとレプリたちがいっせいに二人の方向を向きすぐにでも攻撃しそうな威嚇を行った。
さすがに恐怖したのかケースを持っていた方の人間が素直にセラに渡してきた。
それを見たレプリは威嚇をやめ周囲に散開した。
「賢明な判断ですよ。これは危険ですかr・・・・」
(生命反応が三つ・・・いや四つ近づいている・・・)
「ようやく来ましたか・・・」
原作組みside
「現場確認、発掘者と思われる2名と実行犯と思わしき人物を確認!」
「ん!?あの人は!」
「フェイトちゃん!救助には私が回る!」
「私は彼女を逮捕するはやてとリインは上から指揮をお願い。」
『了解』
そう言うと三人は散開して現場に直行した。
セラside
ああやっと来ましたかマスターを怒らせた餓鬼どもが・・・今回はマスターがいないからすき放題言わせてもらいますよ
「やっと来ましたか・・・愚か者の管理局さん」
「民間人への脅迫、管理局員の殺害、ロストロギアの強奪未遂で逮捕します。」
「大した精神を持ってるみたいですね。当時小学生ぐらいのあなた達が人間が殺されるのを生でみたら、普通はトラウマになってもおかしくないのに。」
「黙れこの犯罪者!そもそもなんだお前達は!何であれから5年経つのになぜ容姿がまったく変わっていない!」
「あらあら執務官ともある者が感情的になって・・・容姿はともかく・・・あなた達でしょ勝手に敵扱いして攻撃してきたのは?」
「っく!?」
「図星でしたか?そんなあなたの姿を見たらあなたのお母様もきっと悲しみますよ?」
「!?お前に母さんの何がわかる!母さんを侮辱するな!」
「侮辱なんてとても私にはできませんよ。プレシア博士とアリシア様はとても優秀な方達ですからね。」
「!?どういう意味だ?」
「さあ?その残念な頭で考えたら見たらいかがですか?もしくは私を捕まえて吐かせればいいんじゃないですか?」
「そのつもりだ!」
そう言ってバインドをセラにかけたフェイトだが
「無駄なことを・・・」
バインドはすぐにセラのエネルギーとして吸収された
「!?AMFか!」
「AMF?あんな時代遅れの技術と一緒にしないでほしいですね。それと・・・もうあなたは囲まれてますよ?」
「!?」
そう言ったセラの周りから蜘蛛型のレプリが大量に現れフェイトの周囲を囲んだ。
「ちなみに言っておきますが攻撃状態で待機している二人が援護射撃してきても私を含めこの子達に魔法なんて聞きませんよ。」
「アクセルシュートッ!」
誘導段による攻撃が来ていたがレプリや自分に当てると思い無視したが全弾地面に直撃し周囲に土煙が起こった。
「!?目くらましですか・・・そして相手が混乱しているうちに仲間と合流・・・考えましたね。」
土煙が晴れると正面にいたフェイトは、いなく上空でなのはと合流していた。
「先ほどのあなたへの侮辱を訂正します。なかなか優秀なようですね。」
「・・・どうして」
「はい?」
「どうして…こんな事を…するんですか…あなた達は、それ程の力があれば……皆を、世界を救えるのに……。そんな万能な力があれば……、力を使わなくても……お話しして……」
なに寝言言ってるんだこの餓鬼は・・・
「何を言ってるんですかあなたは?最初にマスターに見栄え無しに攻撃してきたのはそっちでしょ?マスターは戦いなんて望んでなかった。平和に穏やかに暮らして今の人類の未来を考えていた。その人類の可能性の否定をさせれくれたあなた達がそんな台詞をよく言えますね。それにすでに矛盾してるんですよ。私はこれが爆発したら危険だから回収に来ただけです。それなのにいきなり拘束して逮捕しようなんて言ってた人が今度は話し合い?ようはあなたの言うお話ってのは、私が何とかするから言うことを聞きなさいって言ってるもんですよ? あなたの言いなりになって都合のいいお人形になれと?寝言は寝て言えこの人間風情が!」
「そっそんなつもりじゃ・・」
「じゃあ何ですか?そもそもあなた達はそんなにえらいんですか?人より優れた魔法という力を手に入れたら偉いんですか?誰がその基準を決めました?管理局という権力者でしょ。あなた達の行いはいい加減侵略行為だといつ気づくんですか?・・・」
彼女達のほうを見ているうちに空に黄色い何千もの光の玉が飛んでいるのが見えた
「もう少しあなた達と管理局を否定してあげたかったですけど・・・時間切れです。」
そう言った瞬間なのはたちの後方で巨大な爆発音が聞こえた。
「どうやら目的を果たせたようですね。私もこの場所にもう用はありません。」
「まっ待って!」
「次に会うときは私の話を理解した上で自分たちの行動と管理局についてよく考えてもれえるとうれしいですがね・・・まっ今のあなた達では無理でしょうね。」
そう言いうとレリックを持ったセラと周りのレプリは光に包まれその場から消えた。