なのはの世界で必死に引き籠りしようとする転生者・・・なのか? 作:観月 衛
バイトとかで忙しかったんで
原作組みside
第162観測指定世界
「それじゃ、改めて今日の任務の説明ね!そこの世界にある遺跡発掘先を2つ回って、発見されたロストロギアを確保。最寄りの基地で、詳しい場所を聞いてモノを受け取って、アースラに戻って本局まで護送!」
「ずいぶん楽な任務なんだね。」
「そうだね平和な任務でよかったよ。」
「ま、モノがロストロギアだから油断は禁物だけど、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃんの3人に、もう一カ所にはシグナムとザフィーラがいるから、多少の天変地異が起きても大丈夫そうだけどね。」
「みんな、よろしく頼む。」
「「「了解!」」」
セラside
惑星の軌道上オーロラ戦艦内
「此処が例の世界ですか・・・」
此処にレリックと知識保管庫があるんですね。出来れば知識保管庫のデータは持ち帰りたいところですが、データを回収している暇はありませんね。
「ニアム。」
「はいセラ様。」
彼はレプリのニアム評議会のメンバーで私の補佐を行ってくれている。
「あなたは第二目標地点のレリックの回収と保管庫があるようなら破壊してください。場合によってはドローンの使用も許可します。」
「わかりました。セラ様もお気おつけて。」
「問題ありませんよ・・・なんせ」
「この子達がいるんだから。」
原作組みside
北部 定置観測基地
「さて、基地のほうは……と。」
なのは達が基地に向かうと、二人の男女が出迎えた。
「遠路お疲れ様です!本局管理補佐官、グリフィス・ロウランです!」
「シャリオ・フィニーノ通信士です!」
二人が敬礼する。それになのはが答える。
「ありがとう。」
「ご休憩の準備をしておりますので、こちらへどうぞ。」
「あ、平気だよ。すぐに出るから。」
「私ら、これくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」
「はい…、存じ上げてはいるのですが。」
それを聞いたなのはとフェイトは不思議そうな顔をする。それを見たはやては説明する。
「あ、3人は会ったことなかったな。こちら、グリフィス君、レティ提督の息子さんや。」
「はじめまして。」
「「あー!!似てる!」」
なのは達ははやてに聞いて納得する。その後、フェイトがシャリオに聞く。
「フィニーノ通信士は初めてだよね?」
「はい!でも、みなさんのことはすごーく知っています!本局次元航行部隊のエリート魔導師、フェイト・T・ハラオウン執務官!いくつもの事件を解決に導いた、本局地上部隊の切り札、八神はやて特別捜査官!武装隊のトップ、航空戦技教導隊所属!不屈のエース、高町なのは二等空尉!陸海空の若手トップエースの皆さんとにお会い出来て光栄です??!!」
「あ・あはは」
「シャーリー、失礼だろう。」
「あ、いけない、つい……。」
「シャーリーって呼んでるんだ、仲良し?」
「す、すみません!子供のころから家が近所で……。」
「幼なじみだ!」
「いいね、私たちも幼なじみだよ。」
「幼なじみの友達は貴重なんだから…、大事にしてね。」
「「はい!!」」
そうして話した後、みんなで任務に向かった。グリフィスとシャリオはナビゲートをしている。
『皆さんの速度ならポイントまでは15分ほどです。ロストロギアの受け取りと艦船の移動までナビゲートします。』
「はい…、よろしくね、シャーリー。」
「グリフィス君もね!」
『はい!』
そんな中、はやてが言う。
「しかし、私たちももう16年目かー。」
「中学も今年で卒業だしね。」
「卒業後はきっと今より忙しくなるかな。」
「私は長期の執務官任務も受けることになるし。」
「私も教導隊の一員としてあちこち回ることになるね。」
「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや。ミッド首都の南側で家族6人で暮らせる家、えーカンジのトコを探し中や。決まったら、遊びに来てなー。」
「うん!行く行く!」
「リインもはやてちゃ…、マイスターはやてと一緒にお待ちしてるです!」
それを聞いたフェイトは笑う。
「あはは。」
「そんな堅い呼び方しなくても、[はやてちゃん]でいいんじゃない?」
「うう……」
そんな中、通信が入る。
「皆さん、発掘地点と通信が繋がりません。何かあったかもしれません!」
セラside
原作組みの連中が来る前に一足早く第一目標地点へ来ていた。そこには見慣れぬガラクタ(ガジェット)が多くいた。
「まったく何ですか?このガラクタ?大した技術も使われていないみたいですね」
まったく面倒なことをさせないでほしいですね。これからあの小生意気な餓鬼どもをいじめるのに・・・!そうだこのガラクタはあの子達の繁殖の原材料になってもらいましょう。
「とりあえず、目的のものが見つかるまであのガラクタ・・・食べちゃっていいわよ」
そう言うとセラの周りに無数の機械蜘蛛が現れた。機械蜘蛛はガジェットにまっすぐ向かっていき飛びつき解体・・・いや金属を食べ始めた。
さすがに敵対勢力と見たのかガジェットが反撃に中央のレンズからレーザーを打ってきた。
しかし
「無駄な抵抗ですね」
レーザーのエネルギーは機械蜘蛛に直撃したが、そのエネルギーは機械蜘蛛の表面で拡散し吸収された。
機械蜘蛛のレプリは攻撃を無視しながらどんどんガジェットに取り付き金属を摂取していった。
「さ~てあの子達がつくまでにいったい何体のレプリが出来上がるんでしょうかね?」