なのはの世界で必死に引き籠りしようとする転生者・・・なのか? 作:観月 衛
レリックの回収を始めてから1週間が経過した。船を増産し各世界を調査させているが、なかなか見つからない。
見つけたのは今のところ3つ、恐らく原作stsに関わってくる物だから見つけにくいのだと思う。
そんなある日・・・
俺は今コントロールチェアーに座って色々な作業を行っている。ジョナス兄さんの研究データから開発できる物の開発、データの見直し、研究の失敗した物の新たな改良などだ。
そな時セラが俺の元にきた。
「マスター第162観察指定世界を調査していたオーロラ級48番艦がレリックの反応を二つ確認しました。」
「おっ!見つけたか。正確な場所は?」
「その世界にある遺跡から出ています。」
「遺跡・・・その遺跡を詳しく調べられるか?」
「了解しました・・・データ送られてきます。」
作業を中断し送られてきたデータを表示する。
送られてきたのは遺跡の象形文字に、遺跡の内部構造、周囲から発生しているエネルギーについてだ。
「・・・これは!?」
象形文字を見て俺は驚いた。これはアルハザードで使われていた言語だ。
「・・・・・・ムーアニアンクイエータス・・・ヒクックアビデオ。」
「ジャックそれって!?」
「ああアルハザード語だ。」
「意味はたしか・・・此処は我等の遺産の場所・・・ってことは!」
「あの遺跡はアルハザードの知識保管庫だ。」
「まずいですね。報告では管理局がその遺跡に向かってると報告がきてますよ。」
「恐らくレリックの回収目的だろうが・・・遺跡を調査しないとは限らない・・・破壊するしかないか。」
「なら私に行かせてくださいマスター。」
「セラが最前線に?」
「はい。ちょうど対人制圧型レプリの開発も終了したので、試験運用をかねて行かせて貰いませんか?」
う~ん確か前に見たプロトタイプは蜘蛛の形をしてたな・・・ユーリが見て気絶してのは余談
「プロトタイプの改良型か?」
「はい。プログラムを改良して自己学習プログラムを入れて命令を完了するまで戦うように改造しました。」
「複製は?」
「複製は周りの金属を摂取して複製を作るようにしました。任務によっては複製同士が融合して巨大なレプリにもなります。」
「・・・いいよレリックを回収したら保管庫を破壊してくれ。」
「了解しました。」
セラがコントロールチェアールームから出て行く
「良いんですかジャック?以前あなたが教えてくれた原作ってのを壊すことになりますよ?」
「いいよ・・・既に壊れてるんだから。それに・・・」
「それに?」
「俺あの自己満足の正義面した組織と矛盾を抱えた主人公たち・・・大嫌いだからさ。」