魔法少女まどか☆マギカ -女神の決断   作:てにー

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主人公、戸原翔一が、まどマギ世界に落ちてしまった、次の日。

彼を待っていたのは、学校生活という日常だった。


第8話「学校だよ、全員集合」

__

 

ピンポーン。

 

「はーい。待ってて、行くから」~

……ガチャ。

 

マミ「はい、お待たせ~」

……………………。 

朝起きて、身だしなみ整えてからとりあえず朝食作ってる最中に、マミさんが俺の家に来て。

それで、急遽2人分の朝食作って、喋りながら食べて……。

マミさんが自分の家で学校の準備するって自分の家に戻っていった後、

あまり良い気分じゃないけど、仕方なくこの制服を着て、鞄や荷物も準備したりして。

 

家の鍵を閉めてから、マミさんを待っていたのであった。

夢じゃなくて本当に良かったと思う。

 

・・・やっぱり天使だなぁ・・・。

 

マミ「…翔一?」

翔一「あ、ごめんごめん…行こうか」

マミ「ええ」

…マミさんと一緒に通学…! マミさんと一緒に通学…! マミさんと一緒に通学…!

マミさんと一緒に通学…! マミさんと一緒に通学…! マミさんと一緒に通学…!

マミさんと一緒に通学…! マミさんと一緒に通学…! 

…イヤッホォォォイ!

 

チーン。 

 

エレベーターが1階に着き、開かれた扉から、マンションの玄関に。

そして、外へと出る。何時見てもすごいよなぁ…。この景色。 

 

マミ「行きましょう」

翔一「あ、あぁ…」

・・・マミさんと話しながら通学して、一歩歩く事に流れていく景色を見ていると、

 

「ふふ、何だか初めてここ見る様な顔してるわね」

と、マミさんに言われてしまった。・・・・あながち間違いではないけど。

 

__

_

 

…マミさんと歩いているうちに、あの見滝原中学校が見えてきた。

…すっげー…でかいわ…というかこれ本当に学校?何かの施設じゃね?

 

…と、関心している俺を他所に、

「それじゃ私、ちょっと用があるから」

と、マミさんが先に行ってしまう。…自分のクラスは分かっているけど、

自分のクラスの教室の場所などは分からない。…どうしよう。 と、思ったその時。

 

「お、戸原じゃないか」

と、後ろから俺の事を呼ぶ一声がした。誰だろう と後ろを振り返ると…。

 

??「よぉ、戸原」

……誰だおまいは…。 この学校の男子なのは分かるけど

もしかして俺のクラスメイトか?

 

??「何しけた面してるんだよ。早く行こうぜ?」

…本当に誰なんだこいつは… っと、思った俺に助け舟が。

 

「おお、佐藤に戸原じゃないか」

 

佐藤「おー、中沢~!」

…おぉ!中沢君!中沢君じゃないか!!! …というかこいつの名前『佐藤』なのな。

 

中沢「何でこんな所で立ち止まってるんだ?」

佐藤「いや、戸原と話してたんだよ。さ、行こうぜ」ガシッ

翔一「あ、おい!」

佐藤? に腕を掴まれ、強制的に連れて行かれる。・・・まぁ結果として良かったけど。

 

___

__

 

 

===見滝原中学校/教室==

 

…うわー。本当にガラスばりなのな。途中の階段やらも、その他やらも、

俺の知っている学校とはまるで違った。 近未来すげー…。

 

科学の力ってすげー!

 

というかこれ(制服)落ち着かないんだけど…。

大体この制服、着心地は良いけど、違和感が……。

 

佐藤「そういえば中沢、一時間目なんだっけ?」

中沢「数学」

…マジかよ…数学かよ…。

 

中沢「二時間目は英語」

くっ…英語はどちらかと言うと苦手なんだよな…。社会と国語ならできるけど。

 

佐藤「3時間目は体育だっけ」

中沢「そうそう」

…体育? そういや体育着なんて持ってきてないんだが…。

そういや、この学校ってロッカーから荷物取り出すんだったな。そこにあるかも…な。

 

中沢「4時間目は国語。はぁ、体育の後に国語はキツいな…」

佐藤「だなぁ…。眠ちまいたいぜ」

翔一「あー…うん…そうですね…」

…今はただ、相槌を打つしかなかった。

 

中沢「どうした、機嫌が悪いのか、戸原」

翔一「えっ? いや…ねぇ?」

佐藤「まぁ戸原が機嫌が悪い日でも雨振らないから良いや」

中沢「そういう問題…というか、傘持ってきてないし、確かに振られたら困るけどさ…」

佐藤「あーあー。上條早く退院してくんないかなー」

…上條君の名前が出ました。やっぱり、クラスの奴らにも心配されているみたいだ。

 

さやか「おっはよー!ズル休み!」

…教室に入ってきた、まどっち、さやか、…お嬢様ムードの仁美様方。美人だなぁ。

そして、さやかがこちらに向かって『おはよう』と声をかけてきた…。

というかズル休みは余計だ!!! おかげで中沢君と佐藤、めっちゃこっち見てるじゃん!!

やってくれたな…! オクタヴィアちゃん!

 

 佐藤「おい、ズル休みってどういう事だ戸原!」

 中沢「…まぁ別に気にならないけど…で、何で戸原がズル休みしてるって?」チラッ

めちゃくちゃ気になってるじゃないですかー! というか、俺に悪気はない!

普通に考えれば、

俺は何も知らず、イーオンの中で店回って、フレンチトースト食べただけだ!!

 

さやか「ふっふーん!それはこの、さやかちゃんが説明してあげましょう!」

 佐藤「おぉー!」

まどか「ちょ、ちょっと…さやかちゃん」

 仁美「もしかして、学校を休んでいたのに出歩いていた…なんて…?」

さやか「おー!仁美、正解だー!」

 仁美「…昨日、お稽古の帰りに、戸原さんが遠くを歩いているのを見かけましたから…」

…うぉぉ!見られてるじゃないかー! 何と言う・・・何と言う失態だー!

 

 佐藤「どういう事だー!授業をすっぽかして出歩くとはー!?」

 翔一「いや!あれは違うd_」

さやか「しかも!イーオンの喫茶店で、呑気にフレンチトースト食べていたんだなこれが!」

 仁美「まぁ…」

 中沢「…戸原…お前は、そういう奴じゃないと思ってたのに…」

まどか「で、でも!何か事情が…あったり…する……なんて」

 佐藤「ズル休みに事情なんかある訳ないだろ。事情があったら普通学校に連絡するだろ」

…あー…まどっちのフォローが正論で返された…。

 

 翔一「と、とにかく!俺は・・・その!えぇと・・・・」

…何て言えばいいのか分からない。助けてくれー!

 

さやか「ま! 今回はさやかちゃんの顔に免じて、許してあげよう!うんうん!」

…おぉ。何か許された。

 

 佐藤「まぁ、ズル休みの一回ぐらいしたくなるよな。気持ちは分かるぜ…」

何か同情された。

 

まどか「えっ…えぇーと!一回ぐらいなら…しても良いんじゃない?…なんて」

 

まどっち、その考えが、タバコとかの時に、事をエスカレートさせていくんだ…。

…俺はもう…手遅れだよ。エターナル・フォー(略) とか言っちゃった時点で。

 

 仁美「でも、ズル休みはいけない事ですよ」

…正論です…! 

というか、何故悪気がない事でこんな事態になってしまうのか。世の中理不尽だ・・・。

 

 翔一「…すまない、悪かった。許してください」

 佐藤「それじゃあ伝説の、焼き DO GE ZA してくれよ」ざわ…                             ざわ…

っておーい! しないから!カ●ジじゃないんだよ!     ざわ…

それになんで謝るのにそんな体張らないといけないんだ!

 

さやか「いやぁ、それはさすがにやりすぎ……」

ですよねー。そうですよねー! 分かります、その気持ち!

 

 中沢「どうせなら、ほら…地獄なんとか…って奴をやって_」

だからカ●ジじゃないんだっつーうの!!大体謝るのにチンチロってどういう事だよ!

 

 仁美「どうせならEカー_」

 翔一「あー!言おうとしてる事分かってるから! どれもやらないから!

    というかお前らなんでそんな詳しいの!?」

 

さやか 佐藤 中沢「「「 えー 」」」

 

 翔一「お前らは俺に何の期待をしているんだっ!!!というか、今さっきまで『やりすぎ~』

    とか言ってた奴が、『えー』ってどういう事だよ!期待してるんじゃねぇか!」

 

さやか「あっはは~だって面白そうだし~!」

 

まどか「面白そうだったん…だけど」ボソッ

 仁美「面白い物が見れると思いましたのに…」ボソッ

 

 

 翔一「結 局 期 待 し て る ん じ ゃ ね ぇ か ! ! !

    それに今ボソって呟いた様だけど、聞こえてますから! というか誰だ、

    人を『物』って言ったの!ひどくない!?ねー!それひどくない!?」

 仁美「あら…私とした事がつい…」

 翔一「ついうっかりで『物』ってひどすぎる!お前ら何ですか!

    俺を虐めたいんですか!そう趣味をお持ちな方々なんですかー!?」

 佐藤「いや、俺は友達弄るために学校に来てるし」

 翔一「何それー!? その趣味今すぐ直した方が良い!割りと本気で!」

さやか「いやー、翔一ってこういう事になるとそういう反応するからさ~。

    だからさやかちゃんもそう反応されると、どーしても、弄りたくなる訳ですよ~」

 翔一「そんな発言で『どーしても』ってワード入れても、全く意味ないですよ、はい」

 中沢「相変わらずの性格で何よりだな、戸原」

 

…えー…この世界の俺ってこんな性格なのかよ…。

いや、俺は周りのボケにツッコミ入れただけなんですけど…。

…俺の周りにいる奴って、大半ボケなんじゃないか…? マミさんを除いて。

 

まどか「相変わらず戸原君って面白いよね」クスッ

 翔一「いや、そんな事言われましても…」

 佐藤「学校一のツッコミ役だもんな」

 翔一「何時の間にそんなレッテルを…」

 

 佐藤「たった今」

 

 翔一「今かよ!もっと前ぐらいだと思ったけど今かよ!」

 仁美「ええ、たった今、現在からです!」ドヤァ

さやか「いや!学校一のツッコミ役の座は、私がもうすでに座っているのだ!」

 翔一「あ、そうですか…謹んでお譲りします」

まどか「あ、もう先生来ちゃうよ!」

さやか「あっやば!」

皆一斉に席に着いていく。…あれ、俺の席って_

 

さやか「翔一!何やってるの!早く早く!」

…と、さやかが空いている右隣の席を指差す。…まどっちの前の席か。

と、とりあえず座って…、鞄を置いて…っと。おぉ…この椅子、座り心地良いな…。

 

さやか「あんたどうしたのさ。席座らないだなんて」

 翔一「あ…その。ちょっとまだ眠気があって…体が動かなかった…」

 

さやか「何よそれ、さっきまでバシバシ突っ込んでた癖に」

まどか「あ、先生来たよ…」

・・・見回してみると、ほとんどの奴が席についている様だ。

 

……メガネをかけた先生…というか、早乙女先生が教室に入ってきた。

…何だか、機嫌が良いみたいだ。

 

早乙女「はい、皆さん、ごきげんよう♪ 皆さんは、好みの女性や男性と付き合った時、

    まず最初は何をしますか? はい、中沢君♪」

 中沢「あっ…」

・・・おぉ。中沢君が当たられた。 

 

 中沢「えぇ…と。相手が好きそうな場所に…連れて行く・・・?」

早乙女「はい、素晴らしい回答ですね♪ 皆さんも、異性と付き合う事になったら、

    男性の方は、ちゃんと相手をリードして、雰囲気を作る事♪……

もしかしてたら、もう少ししてから後に、

『目玉焼きとは、固焼きですか、半熟ですか!? はい!中沢君!』とか言わない…よな?

 

さやか「今度はうまく良くかな~?」

まどか「分からないね…」

 

____

__

 

 

3時間目。体育。

何とかロッカーから体育着を取り出して、男子更衣室で着替え、

他のクラスと合同で、校庭で体育をやる事に………。

 

まぁ授業も凄かったけどな…。

まずは基本的に、ランニングをさせられたけど、何と言うか、自分の体が軽い…?

うーん、なぜだかいつもより体力がある…という状態だ。

 

……そして、出席番号、5人ずつで、100m走をする事に……。

 

中沢「うっわー…緊張するような・・・」

 

『な』だからな。そして俺も『と』だ…。中沢君と、その他数名と走ることになっている。

 

…そして、中沢君と喋りながらも、等々、俺たちの番が来た。

やばい、授業で少し久しぶりに緊張してきた。

…他の奴がやっていた様に、真似事でクラウチングスタートで行こうと、構えだす。

慣れなくても結果が良いなら別に良いんだよっ!!!

 

「位置について…用意……パァン!」

 

先生が持っている合図用の物が音を立てた瞬間、全速力で走るっ!。

 

 

うぉぉぉぉ! 

 

目覚めた心は走りだしたーっ!!(OPの真似事)

 

……あれ?俺速くね? 他の奴ら追い越してるんだけど…。

速くね? えっ、ちょ…あ、そうか。高校の時は足が速い奴が一杯居た。

 

いや、でも俺より早い奴くらい居るだろ……。

 

確かに、鍛えてた時期は早かったけどさ…。少なくとも、高校生になってからは、

俺よりも速い奴なんて・・・。。

 

確かに、鍛えてた時期は早かったけどさ…。少なくとも、高校生になってからは、

俺よりも速い奴なんて・・・。

 

一応中2だし、まだまだ足は遅い…ってか? 

 

 

パァン!

 

 

……走りながら考え込んでいる内に、ゴールしてしまった。

 

 

中沢「相変わらず……戸原は足が速いなぁ…」

翔一「いやぁ…まぁ…」

佐藤「相変わらず足速えよなー」

翔一「うわっ!?」

…居たのかこいつ。

 

佐藤「何だよそのリアクション・・・凄く切ないぜ・・・」

翔一「いや・・・ご、ごめん」

佐藤「グスン、俺はこんなにも戸原の事を思って_」

翔一「気持ち悪いからその演技はとっととやめやがってください」

佐藤「ちぇー」

中沢「もう二人で漫才組めば良いと思う」

 

 

翔一「断固辞退する」 佐藤「それだ!」

 

 

翔一 佐藤 中沢「「「…………」」」

 

 

佐藤「……中沢入れて3人で」

 

中沢「えっ…俺も入ってるの?」

 

佐藤「当ったり前だろ!俺達の中なんだから!……もう、あんな事までして///」

 

翔一「!?」

…なんだ…今のは…『うわぁ…』って気持ちよりも、『あんな事』というワードが

気になった…!  っていうかこの世界の俺は何をやらかしたんだー!!!

もしヤばい事だったら俺思いっきり壁に頭叩きつけるからな!!!

 

中沢「いやぁ…それは…そう、だけど…」

おいおいおいおいおい! ちょっと!中沢君! 今のは否定してくれ!ただでさえ

俺の味方が少ない中で、現状頼れるの中沢君だけなんだ!冗談だって言ってくれ!

お願いします頼みます嘘だと言ってください中沢君。土下座しますから…!

 

 

佐藤「…3人で…好みの女子について、真剣に話し合ったもんなぁ」

 

翔一「……」

…とりあえずほっとした。 本当にほっとした。

それぐらいなら、この世界に来る前にも、友達と話してたり…ただし二次g_

…まぁいいか。

 

佐藤「上條は初心だからな~。というか美樹にお見舞いされてる時点で勝ち組だろ?」

翔一「それについては、一字一句間違えずに同意せざるを得ない」

中沢「は…ははは、まぁ早く腕治ると良いよな、上條」

佐藤「それで、中沢の好きな女子は_」

中沢「あっ、あー!あー!」

…言われまいと、必死に声を出して応戦する中沢君。

こんなキャラだったのか、中沢君は。以外だな。まぁ男だしこれぐらい盛んな方

じゃないと、逆に怪しい所だよな。安心しろ、中沢君、君は健全な男子だ!(キリッ

 

佐藤「あー、うるさいな。ばらすぞ~?」ニヤッ

……佐藤は、悪魔の微笑みを、中沢君に向けている!

中沢君のテンションが100下がった! 中沢君の全ステータスが低下した!

 

中沢「そ、それじゃあ、お前がエ●本持ってる事ばらすぞ!」

佐藤「ふっ…その程度、どうとも思わん」

 

中沢の 脅し攻撃! だが効かなかった!

というか持ってるのか佐藤は……。

 

中沢「ぐぬぬ…」

佐藤「ふっ、貴様には分かるまい。女子に変人扱いされるこの気持ちが…ふっ、

   今ではその視線が気持ちいいぐらいだぜ……」

中沢「いやいや、それは中学生として間違ってる…」

翔一「まぁ…うん。間違ってると思うぞ、俺も……」

佐藤「はっ、この程度、俺のハーレムパラダイスの夢を叶えるためなら、痛くもない!」

翔一「……ちなみにそのハーレムパラダイスの内容を教えてもらえませんか、殿方」

 

佐藤「よくぞ聞いてくれた……!それは…! この学校の、全女子を!俺に服z_」

翔一「はいはい無理ですねー。」

佐藤「ナニィ? 無理だとぉ?」

翔一「いや、無理だろ常識的に考えて…」

中沢「それについては一字一句間違いなく同意する…」

佐藤「……分かっていた。自分でも…こんな夢…叶うはずないって…!

   だけど俺は!夢を持ちたかった!これは現実逃避かも知れない!だが!

   こんな俺には……こんな妄想沙汰をするしか……ないんだ!」

 

翔一「…まぁ気持ちは(痛いぐらい)分かるけど…検討を祈る…」

……気持ちは分かるが…。さすがにこの学校の全女子を自分に服従は無理だろう…。

 

佐藤「なのにお前らと来たら! 上條は美樹にラブラブきゅんアピールされまくり…!

   中沢は明らか日頃お前に目を向けていて、アピールしてる人が居るのに気づかず…!」

中沢「えっ!?ちょ、それどういう_」

 

佐藤「そして最後は貴様だ戸原ぁ! 3年生でダントツ美人、そして人気あるあの巴先輩と

   イチャイチャしやがってぇ!!! 成敗だ成敗!修正してやる!粛清してやるーっ!」

 

翔一「はぁっ!? ちょ、何かお前は壮絶な勘違いをしているぞ!!!」

 

いや ……イチャイチャ…してるかも…知れないけどさ!

付き合ってなんか……まだ…うん。 

 

 

佐藤「問答無用だ、覚悟しろぉ! 歯を食いしばれぇぇ!!」バッ!

 

 

「おい佐藤! 立ち上って叫ぶな!! 全く、お前というヤツは待ってる事もできんのか!」

 

 

中沢「は、はい!すいません!おい、佐藤!座れよ!なっ!?」

佐藤「くっ…!クソ、今日は見逃してやるっ!」

 

翔一「は、はぁ…」

…まぁ、佐藤がキレる気持ちは分かる・・・。

 

 

 

 

 

翔一「えっと…こ、今度何か奢ってやるから……なっ?」

 

 

 

 

 

 

佐藤「言ったな!? ……………翔一ちゃーん、僕、来週購買のパン食べたーい☆」

 

 

 

 

 

翔一「オェー……」 中沢「Oh....」←(失笑)

 

佐藤「そんな気持ち悪そうにしなくてもいいだろ!?」

 

 

翔一「だって…」

中沢「気持ち悪い物は…」

 

 

 

翔一 中沢「「気持ち悪いし…」」

 

 

 

 

佐藤「お、お前ら…!ひどい!ひどいよ!もう2人の事なんかもう知らないから!ふん!」

中沢「はぁ、やっと佐藤から解放されるのか…長かった…」

翔一「こいつ、何時もこんな調子なのか…?」

中沢「えっ?…まぁ、そう…だけど?」

 

翔一「な に そ れ 気 持 ち 悪 い」

 

佐藤「お前らぁ……言わせておけば…!」

翔一「あれ、縁切るんじゃなかったんすか?www」

佐藤「お、俺は、『もう知らない』って言っただけだ!」

中沢「はいはい俺たちが悪かったー、許してくれ~(棒)」

翔一「許してくれ~(ノリ)」

佐藤「そう!謝ってくれれば良いんだ!」

中沢「………」

翔一「………」

 

 

 

 

「「はぁ……」」

 

 

 

 

____

___

__

 

 

 

~~昼休み~~

 

 

朝飯の残りと、昨日のカレーの残りなどを弁当箱に入れてきた。

うーん…。教室で弁当食べてる奴もいるし、ここで食べ_

 

 

さやか「あれ、今日は屋上行かないの?」

 翔一「ん…屋上?」

さやか「いつも屋上で食べてるじゃん」

 翔一「…そう、だった…な。それじゃ行ってくる」

俺は弁当箱などを持って、教室から出る。

 

 

 

 

さやか「・・・何だか、様子おかしくない?」

まどか「え?誰の?」

さやか「ほら、翔一だよ」

まどか「う~ん。いつも通りだと思う・・・けど?」

 仁美「私から見ても様子がおかしいと思いますの」

さやか「やっぱり仁美もそう見える?」

 仁美「えぇ。・・・何と言うか、戸原君であって…戸原君でないような」

さやか「何だよそれ…。あ!分かった!この歳で流行ってる、【二重人格】とかか!翔一も

    そういうキャラになるんだね~。後1ヶ月ぐらいしたら、きっと大変な事に…!」

 

まどか「二重人格って・・・さやかちゃん・・・」

 

 仁美「…二重人格の【設定】だとしても、あまりにも態度がそっけないですわね。

    もっと、『血の匂いがするぜ…』とか、言い出しても良いと思いますの」

 

まどか「仁美ちゃん・・・それはちょっと・・・」

 

さやか「う~ん。あ!それじゃ、『俺の右手が~~!』とか、そんな奴!?」

 仁美「そういう【設定】でも、本人はあまり変わっているそぶりを見せていないですし。

    なんというか…。記憶が無くしてる…という設定はどうでしょう?」

さやか「う~ん、それ面倒くさくない?二重人格ならまだしも、その設定は

    演技するにしても、面倒だと思うなぁ・・・」

 

まどか「もう二人の会話についていけないよ、というよりそういう話ができる人少ないよ?」

 

 

 

 

===屋上===

 

 

マミ「んっ・・・」ピキーン!

 

マミ「誰かに呼ばれた気がするわ・・・

   それにしても、翔一まだかしら・・・」

 

 

==========




・・・はい、
翔一君と同じく、オリキャラが参戦しましたー。

どういうキャラなのかって?・・・見ての通りの性格です。

いやぁ、中沢君とおしゃべりってのも良いけど、ここは一つ、
思い切ってオリキャラ参戦させました。


まぁ、折角のオリキャラなので、簡単に言ってしまうと・・・。

ギャルゲーなどで出てくる、女子の都合に何かと詳しい悪友
的なポジション。 脳内は常にエ●イことを考えたりする。


↑みたいな感じ。



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