魔法少女まどか☆マギカ -女神の決断   作:てにー

23 / 35
投稿させてもらっている本小説なんですが、
改行などのせいで見難いという意見がありまして・・・。

もちろん、それ以外にも読みにくい点は多々あるんですが、この改行については、
にじファン様で公開していた時の文をそのまま移植している事もあり、
1行1行のスペースが大きめなハーメルン様では、見難い様です。

実際、私が読んでも、あっ、見難いなぁ・・・ と思ったので、この際、
読みやすい様に、8月6日現在、公開させてもらっている全話を改稿させてもらう事にしました。

具体的に言うと、

___(今まで)___

○○「(台詞)」
             ←(1行開け)
○○「(台詞)」or地文    
           ←(地文の場合、2行開けて次の台詞)

○○「(台詞)」


=ハモり台詞=

○○「(台詞)」
○○「(台詞)」
○○「(台詞)」


=点=

「・・・」←中点三つ


=効果音=

○○「(台詞)」コウカオン(全角、小説家になろう様のシステムの
            都合上、こうせざるを得なかった)


__________

を、

___(修正後)___

○○「(台詞)」             ←(1行開けず)
○○「(台詞)」or地文
             ←(地文の場合、1行開けて次の台詞)
○○「(台詞)」



=ハモり台詞=

○○ ○○ ○○「「「(台詞)」」」
or
○○「(台詞)」 ○○「(台詞)」 ○○「(台詞)」


=点=

「…」←三点リーダ

=効果音=

○○「(台詞)」コウカオン(半角、ハーメルン様のシステムの
          おかげで、半角入力が出来る様に)

__________


↑の様にしたいと思っております。

ただ、ちょっと修正する話の容量全話になるので、
すぐにパパっと修正、という事は出来ません。

現在、7話までの修正が完了しておりますが、
この話も含め、修正するのには時間がかかると思われます。

この話は未修正です。ただ活動報告で述べるだけでは、
気づかない方もいらっしゃるかと思われますので、
報告ついでに出しました。後々この話も修正いたします。




第21話「不安、そして約束」

 

ほむら「今よ!」

 マミ「えぇ! ティロ_」

 翔一「落ちろーっ!!!」

前々から仕留められるように、ショットガンをチャージし

そして溜まった物をトリガーを引いて放つ。

 魔女「―!!」

・・・魔女に直撃。そして、倒した証拠に魔女の結界が解けていく。

 

 マミ「・・・・」

ほむら「・・・・」

 翔一「・・・もうこれで今日の魔女退治は済んだな。俺は帰る」

さやか「翔一! あんた本当どうしたの_」

 

 

 

 翔一「どうしたもこうもねぇよ!!!!!」

 

 

 

さやか「あっ・・・」 まどか「うっ・・・」

 

 翔一「っ・・・!」

ほむら「・・・!」

ほむらが鋭い表情でこちらに近づい_

パァン!!

ほむらの平手打ちが、俺の頬に直撃。

 

 翔一「な、何するん_」

ほむら「いい加減にしなさい!!!」

 翔一「っ・・・!!! ちくしょう・・・ちくしょぉお!!!」

そのまま、まどかやさやか、ほむらやマミさんから逃げるようにして走り出す。

・・・焦っていたのだ。

焦る。いや、焦るしかなかった。

今日倒したのは、本編3話冒頭で出てきた、暗闇の魔女のSULEIKA( ズライカ)

 

 

・・・俺の予想だと、後数日なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お菓子の魔女、CHARLOTTE (シャルロッテ)と戦う日   が。

 

 

 

 

 

 

あの日・・・ 薔薇園の魔女を倒して、彼女に薔薇を添えた日の次の日から、

俺は焦りを覚え始めた。 

 

そう。アニメで言うなら2話はとっくに終了している。

つまり・・・次の話は・・・・。

 

それを思えば思うほど、俺は焦る。 目の前に居る、目の前に居たマミさんが、

目の前で死ぬかも知れない。   

 

時間がすぎるたびに、焦りが不安になっていく。

何とかしようと思えば思うほど、俺の焦りや不安が、深くなっていく。

 

・・・そのせいで、マミさんと喧嘩してしまった。

 

 

 

~~~ マミさんside ~~~

 

 

さやか「翔一の奴!最近変だよ!!!」

まどか「うん・・・」

ほむら「・・・」

 マミ「・・・・・・・・」

そう、あれは、少し前・・・ちょうど、鹿目さん達の

魔法少女体験コース・・・一回目の魔女退治を、した次の日だった。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

「翔一、顔色、良くないわよ・・・?」

「・・・えっ?・・・・・・いや、だ、大丈夫だって・・・」

「だって、本当に良くないもの・・・」

「っ・・・じゃ、じゃあ、料理も作ったし、これで・・・」

「あっ・・・」

・・・そう。あの日から、私を避けるようになった。 

最初は嫌われたのかと思った。翔一に嫌われるような事はしてない。

だけど、もし嫌われたなら・・・と思うと、凄く悲しくなった。

 

本当は胸を張って。皆に頼られようとして。・・・鹿目さんや美樹さんには、

頼りになる先輩になろうと思って。・・・でも、翔一は・・・。

 

翔一は、そんな気遣いをしないで良い相手だった。

 

ありのままの私を受け止めてくれた。

 

本当は怖くて、魔女退治だって行きたくなかった私を、慰めてくれた。

元気をくれた。私が怖い思いをしていても、翔一は何時も、どんな時も見守ってくれていた。

 

何時も傍に居てくれた。・・・佐倉さんの時だってそう。

 

会わせた時だって、受け入れてくれて。

 

悲しい別れ方をした時だって、傍に居てくれて。

 

 

・・・そんな彼に嫌われたと思うと・・・今にも泣きそうになる。

 

だから、思わず言ってしまった。

 

 

 

「翔一!!!」

「ん・・・」

「私の事、嫌いなの!?」

「えっ・・・」

「私の事・・・嫌いになったなら・・・素直に言ってほしい・・・」

「・・・嫌いじゃない。・・・嫌いなんかじゃ、ない・・・ただ・・・俺は・・・」

「だって・・・昨日だって、今日の朝だって、私の事避けてたじゃない!!!」

「うっ・・・それは・・・」

「本当の事を言って!!!」

「・・・・・・・嫌いな訳ないだろう!!!」

「・・・・・・」

「嫌いな訳・・・嫌いな理由なんか、ある訳、ないだろ・・・」

「ならどうして・・・」

「俺は・・・俺は・・・目の前でマミが___!!!・・・・・・・・・・・・くっ!!!」

「待って!!! ・・・待ってよう・・・・うっ・・・ヒグっ・・・

・・・追いかける事が出来ずに、その場で泣いてしまった。

 

・・・それからは、なんだか冷めた関係になってしまった。

魔女退治は手伝ってくれている。 

朝ご飯も、お弁当も。夕飯だって、ちゃんと・・・。

 

「いっつ!?」

「!? 大丈夫!?」

「!! 大丈夫だよ、怪我なんかしてないから・・・」

「嘘!!! 血が流れてるじゃない!!!」

「良いんだよ!!! これぐらい!!!」

「えっ・・・」

「・・・あっ・・・くっ・・・ごめん・・・」

・・・そう言った時に、翔一の顔は、凄い悲しそうな顔をしたのを、今でも覚えている。

・・・悲しいけど、我慢をするように、噛み締めながら。

 

「・・・・・・」

「ごめん・・・俺は・・・・・俺はぁ・・・!!」

そして、私に背を向けて、堪えても出てくる涙を見せまいとしているのも、

今でも鮮明に覚えだせる。

 

 

 

 

「いっけぇー!マミさーん!!」

「えぇ! ティロ・・・_」

 

「俺が倒すっ!!!」

「えっ!? ちょ_」

 

___

__

 

 

「・・・じゃあな」

「待ちなさい」

「・・・何だよ、離せよ・・・」

「・・・何があったの」

「何も・・・ない」

「嘘よっ!! あんた、学校の時だってずっとイライラしっぱなしじゃない!!!」

「っ・・・」

「戸原君・・・」

「俺は・・・俺は・・・もう・・・誰も・・・っ!!!」

「あっ、待ちなさい!!」

「翔一・・・・」

 

 

 

魔女退治の時だってそうだった。何だか、焦っている・・・。

 

自分から優先的に魔女や使い魔と戦ったり、魔女の囮になろうとする時もあった・・・。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

まどか「マミさん!!!」

 マミ「・・・えっ?」

まどか「マミさん・・・泣いてます・・・」

 マミ「・・・あっ」

気づいていたら涙を流していた。

 マミ「あら・・・やだ・・・うっ・・・ご、ごめんなさい・・・もう、大丈夫・・・だから・・・」

目を擦って、溢れ出る涙を拭く・・・でも、そうしても涙は止まらない。

 

ほむら「・・・」

さやか「ちょ、ほむらあんた_」

そう美樹さんが言いかけようとした時には、暁美さんの姿はなかった。

 

 

 

~~~~~~~~~

 

 

 

 

「ちくしょう・・・どうすれば良い・・・どうすれば助けられる・・・」

ほむらが居るからマミさんは無事に助かる。

何だもそう思った。だがそう思っても心の不安や焦りは一向に消えなかった。

・・・きっと、嫌なんだ。目の前で大切な人が死ぬのが。

『あの時』みたいになるのが、怖いんだ。

 

「なぁ・・・どうすれば・・・良いんだよ・・・」

当たりに誰もいないベンチに座って、そう呟く。

 

「・・・あなたが何を知っているのかは分からない」

「っ!!!」

目の前にほむらが居た。

 

 

「でも、あなたの今やっている事は、確実に事態を悪化させる。・・・確実にね」

 

「・・・・・・」

 

「あなたが巴マミを避けているのは知ってる。・・・これは私のただ身勝手な

 推測でしかない。・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    もうすぐ、死ぬのね。・・・巴マミが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!!!!!!!」

 

「・・・当たりのようね。・・・やっぱりあなたは、重要な情報を隠している」

「・・・・・・」

「・・・巴マミを死なせたくないなら・・・・早く仲直りする事ね」

「・・・仲直りしてどうす_」

 

「・・・気分が不安定な状態で戦いに挑むのと、気分がベストな状態で戦いに挑む。

 どっちが生存率が高いのか。あなた、知らない訳ではないでしょう」

 

「!!!」

 

「・・・そういう事よ。私達はもう人間じゃないけれど・・・それでも、感情という物はある。

 感情によって左右される物なのよ、人間なんて」

「・・・・・」

「それでも、感情って大切な物よ。・・・感情がないと何かを決める事も出来ない」

 

「誰かのためを思って泣く事も出来ない・・・」

 

「!・・・そうね」

 

「悲しくなる事も出来ない・・・か」

 

「・・・嬉しくなる事も、希望を抱く事も。・・・絶望する事もできないわ。

 まぁ、最後のは出来ない方が都合が良い事もあるだろうけれど・・・」

 

「・・・やっぱり、ほむら達は・・・人間だと思うよ。・・・魂の在り処は・・・別だけどな」

 

「・・・えぇ。私は自分が人間じゃないとは思ってるけど、感情がない人間なんてもっと

 人間じゃないと思っているもの」

 

「『感情』、か・・・」

 

「・・・そうね。感情がなかったら・・・」

 

 

「「 誰かを想う事も出来ない 」」

 

「・・・・・・・・」

 

「憎しみは憎しみだけを生む。だけど喜びは喜びだけを生まない。・・・不平等よね。

 この世界は・・・不平等なの。感情や想いだけじゃなく、ありとあらゆる物が」

 

「・・・」

 

「それでも・・・私は、こんな不平等な世界でも、あの子を救ってみせる。例え何度絶望

 したって絶対に、あの子を救ってみせる・・・それが、あの子と交わした、『約束』だから」

「・・・それがお前の覚悟、なのか・・・」

「・・・これを覚悟と言うのかは分からないけど、絶対に救うと誓ったもの」

「・・・お前に比べて俺は・・・生半端な覚悟、だったんだな・・・全く、飽きれるよ・・・」

「・・・」

 

「・・・そうだな。・・・俺も・・・助けたい人が居る。・・・『あいつ』に約束・・・されたんだ」

 

「・・・寄り道になってしまうけれど・・・良かったら、私もあなたの『約束』に付き合って

 あげるわ、戸原翔一」

 

「・・・良いのか?」

 

「・・・えぇ。そうすれば・・・きっと、あの子も喜ぶから・・・きっと、何だけれどね・・・」

 

「・・・そう、だな・・・。まぁ俺は無理矢理・・・?約束されちまったけど・・・。

 もう約束とかどうでも良いかな・・・。俺が助けたいから助ける。それで、良いよな・・・」

 

「いい加減なのね」

 

「う、うるさいな・・・」

 

「・・・でも、私も約束したから救う訳じゃない。・・・自分から救いたいから救うと決めた。

 あの子との約束も、もちろん理由。でも、本当の理由は、私自身がまどかを救いたいから。

 ・・・私自身が救いたいと決めた。あの子に言われ、そして約束した『から』救う訳じゃない。

 ・・・約束『してしまったから』助けるなんて、微塵も思ってないわ」

「・・・そう、か・・・。じゃ・・・ちょっと寄り道して付き合ってくれよ、俺の約束に」

「・・・えぇ、付き合ってあげるわ、戸原翔一」

「・・・まぁ、ぶっちゃけ俺がした約束はお前の・・・何でもない」

「・・・?」

「じゃ、ちょっと、約束とかそういう事の前に・・・」

「・・・えぇ、いってらっしゃい。あなたが助けるべき人の下に」

「・・・ちょっとくさい台詞を言うな、お前は」

「・・・?」

 

「ま、元々『アレ』だった俺にとっては丁度良いのかも知れないな・・・。

 それじゃ、約束の前に、少し行って来る!!!」

 

「えぇ」

 

 

 

 

 

 

「これで良かったのよね。・・・まどか」

 

 

 

 

 

___

__

 

 

「うっ・・・私・・・どうすれば良いの・・・・ヒグッ・・・うぅ・・・」

「マ、マミさん!元気出してよ!・・・あぁもう!どうすれば良いのよまどか!?」

「えぇ!?・・・うぅ~~~ん」

 

 

 

「マミーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

「おっ!?」 「えっ!?」

「・・・翔一・・・グスッ・・・うっ・・・」

「すまなかったー!!! 俺が悪かったー!!!」

マミさんの元に駆け寄り、

 

「ちょ、地面に頭つけ_」

「もう二度とマミにあんな態度取らない!!! 約束するっ!!!」

そして土下座。

 

 

「・・・・・・・」

「焦ってたんだ!!! 最近魔女と戦ってると、マミが死ぬんじゃないかって!!!」

「・・・・・・・」

「そんな事考えるのは嫌だった!! だけどマミの事思うと不安になってきてたんだ!!

 目の前でもう・・大切な人が誰かが死ぬのは・・・もう、嫌だったんだ・・・・」

 

土下座をしながら、本当の思いをぶちまける。

俺が恐れていたばかりに、マミさんが泣くはめになってしまったのだ。

 

俺が情けないばかりに・・・。

 

「・・・・・・・」

あれっ、ちょ、マミさんが近づい_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ・・・!!!」ダキッ

 

マミさんが俺に抱きついてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・は?   抱きついてきた・・・?

 

 

 

 

 

「ちょっ!?///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉーっ!?///」

「うぇっ!?///]

 

えっ?・・・・えっ?

いやいやいや、これ待って。何でこうなったの?

 

いやちょ、うん・・・?

 

 

「怖かった・・・」

 

「えっ・・・?」

 

「怖かったよぉぉ!!! グスッ・・・翔一に嫌われたんじゃないかって・・・うぅ・・・!!」

 

俺の耳元で、そう叫ぶマミさん。・・・俺がマミさんを嫌う訳ないのに・・・。

これも、俺が招いた事なんだ。・・・・・・・・とちょっと冷静になったが

この状況はもう・・・・・・・・・・

 

でも、言葉を伝えよう。俺の気持ちを。

 

 

「俺がマミを嫌いになるわけ_」

「だって話す時私の目を見てくれなかった!!! 何時もは見ててくれたのに・・・!!」

「それは_」

「話そうと思っても避けるし・・・ヒグッ・・・うっ・・・」

「それは悪かったよ・・・悪かった・・・」

相当な物のようだ。これは土下座で済まされる問題じゃないな・・・。

確かに俺だってマミさんに無視されたりしたら溜まったもんじゃない・・・。

 

「でも翔一が私の事嫌いになってなくて良かった・・・良かったよぉ!!!・・・うっ・・・」

「あぁ・・・嫌いになんかなってない、なってないよ」

「本当・・・?」

そう聞いてきたマミさん。・・・隣に頭があるから、顔が見えないけど・・・。

それでも・・・。

 

 

「あぁ、本当。約束だよ。俺はマミの事嫌いになったりしないよ」

そう、俺の気持ちを伝える。・・・ちょっとくさい台詞だけど、

まぁ俺にはピッタリな言葉なのかも知れない。

 

「うぅ~~!!」ギュッ

 

!?

 

 

「ちょっ!? 強めるのは反sk_」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・///」

「・・・///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・あっ」

 

「あっ・・・行くよまどかっ!!!///」

「う、うん! 行こっ! さやかちゃん!///」

「ちょ!?いや、待って!!! 行くなお前_」

「行かないでっ!!」ギュッ

 

「えっ!? いや、ちょっ!!///」

 

あぁ~あいつら行っちゃったよ・・・。しかもマミさん、今自分が何してるか

分かってるのかな。うん、抱きついてますよ、見事に。

 

つまり・・・ね。マミさんの大きな物が当たってるわけなんですよはい。

いやというかもう興奮とか恥ずかしいとかそういうの通りこしてなんか冷静に

なったのは奇跡の類なんじゃないかな。

 

 

 

「うぅっ・・・・」

 

「あの・・・マミさん?」

 

「行かないでぇ・・・」

「いや・・・その。行かない。行かないんだけど・・・さ」

 

やっぱり前言撤回。これ以上はまずい。いやもう下半身的な意味でマズい。

大体マミさんの大きい物が当たってるですよ!!!

 

もう堪えられる訳ないでしょう!!!???

 

これ以上やられたら理性崩壊するよっ!?

中学生に手を出すのはいけないって親父も言ってたよ!!!

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

「なぁ息子よ」

「なんだその『息子』というのは。気持ち悪いぞ my father」

「まぁそんなケチケチ言うな我が息子よ」

「・・・それで、何か話があるんじゃないのか大佐」

「・・・そうだ。・・・今日はお前に、男の極意という物を伝授してやろうと思ってな」

「・・・嫌な予感しかしないぞ父_・・・大佐」

「・・・大丈夫だ。これは我が家に伝わる極意だ、他の奴には伝わっていない」

「な、なんだとっ!? それは接近戦や銃撃戦でも活用できる奴かっ!?」

「・・・あぁ。これさえ学べば全ての事柄に活用できる」

「・・・教えてくれ、それは、どんな物なんだ・・・技なのかっ!?それとも_」

「まぁ焦るな。・・・息子よ。女の部分で、一番胸に一番近い感触って何だか分かるか?」

「・・・なんでそうなる。全ての事柄に_」

「まぁ答えろ。そうやってお前は、自分が強くなるチャンスを自ら潰す気か」

「・・・それで、俺は何と答えればBest answerなんだ」

 

 

「・・・二の腕だ」

 

 

「・・・二の腕?」

 

「そう。二の腕こそ女の胸に一番近い感触だ。胸=男の夢。二の腕=胸=男の夢だ」

「・・・そうか。我が家には変態が居たのか。・・・母さー_」

「おぉぉぉとそこは待つんだ息子よ。こんな事吹き込んだのがバレたら、

 我が家は壊滅するぞ。・・・それで良いのか!男として、息子として、長男として!!!」

 

 

「俺から言わせれば、『一家を賄う父親がそれで良いのか』と言いたいんだが」

 

 

「うっ・・・だがこれは極意の一部だ。極意を全て教わった時、お前は強くなるっ!!」

「・・・それで? はっきり言って期待はしていないが聞かせてもらおうmy father」

「ほう・・・まずは、基本である規則を触れていこう」

「何事にも、規則は必要だからな。・・・それで?」

「その壱! 幼稚園児~中学生はノータッ_」

「母さ~n_」

「待て息子よ。先ほど言ったがそれを伝えたら我が家が壊滅するぞ」

「別に良い。大佐が母さんにしばかれるのは我が家では日常茶飯事だ」

「・・・翔子・・・お前と俺の息子は、悲しい事を言う奴に育ってしまったよ・・・」

「そうやって何もかも悟ったような顔とオーラを醸し出して言うな、正直気持ち悪い」

「父親に向かって気持ち悪いって言ったよこの子。もう本当反抗期って嫌だね」

「事実を述べたがそもそも原因は俺の方ではなく大佐の方だと言わせてもらおう」

「・・・それで、続きだが・・・」

「さっきのくだりをまるでなかった事にするかの様に続きを言い始めたぞ・・・」

「まぁ文句云々は後々聞こう」

「・・・分かった。母さんに報告する材料を増やせるな」

「・・・何て恐ろしい事を・・・」

「まぁ続けてくれ、大佐が言い始めたんだろう」

「うっ、うん・・・・その壱『幼稚園児~中学生はノータッチ』。

 これはちゃんと覚えておくんだぞ。幾らお前が中学生でも同級生相手には

 精々キスで我慢しろ。それ以上の事はしちゃいけないぞ」

 

「・・・その弐は?」

 

「そうだな。その弐『好きになったら猛アタック!!!』」

「・・・はぁ?」

 

「まぁお父さんは、毎日の様にお母さんに迫ってな。

 中学生時代から猛アタックして高校卒業ぐらいでやっと付き合ってくれたよ。

 うん、我ながら凄いと思うね。最初は『変態!!』って言われててたのが、

 高校卒業ぐらいになると、『・・・もう、仕方ないわね』って照れててさぁ?

 もうあの時のお母さんはもう最高に可愛かったよ本当。今もバリバリ可愛いんだけどさ、

 今は平気で俺の事殴るじゃん?照れ隠しなの丸見えだけどさ、もう何のその。HAHAHA」

 

 

「・・・その参」←凄い面倒くさそうな目

 

「その参!『例え気持ち悪がられても攻めろっ!!!』」

 

「うわぁ・・・」ドンビキ

 

「っ・・・息子に『何こいつ・・・』と思われてるような顔をされるのは凄いインパクトだ・・・」

「『思われてる』ではなく、実際『思った』。・・・父さん、もうやめよう?

 こんな事して、母さんが嬉しいと思う? 思わないよね? 俺は嬉しくないな・・・」

 

「ギャッー!? 息子の口調が戻るまでドンビキされたー!!!」

 

 

 

「・・・ あ な た ☆」

 

 

 

 

「あっ」 「あっ」

 

「・・・あっー。ちょっと毎日飲んでるコーヒー豆が尽きたから買い物を_」

「はい。 夕飯の買出しついでに 買 っ て き て あ げ た わ よ ☆」

「・・・翔一。・・・後は、頼んだ」

「安心しろmy father。母さんは殺しはしないだろうさ」

「・・・あぁ」

「・・・半 殺 し に は す る け ど ! 」

 

 

 

\キャァアアアア!!!!やめて、ちょ、翔子さん!翔子ちゃん!?

 僕達若かった時は同じ中学でそれで段々惹かれあってたよね!!!/

 

\えぇ。あなたに言わせてみれば、そうなんでしょうけどね。

 あなたはあの頃から変態だって事はもう十分知ってるけどまさか自分の息子に

『中学生はノータッチ』とか言って、変態の道を歩ませようとは思わなかったけどね/

 

\そんな最初の時から聞かれてたのかっ!?目が笑ってない。やばいこれマズい。

 いやいやいや、何ていうかさ。目の前に魔王が居るのに回復アイテム全て使い切って

 しまったのを忘れてて、それを急に思い出した時の焦り?を軽く超えるぐらいやばい/

 

 

 

\ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!アイアムゴートゥーヘヴーン!!!/

 

「my father は犠牲となったのだ・・・さて、時雨でもからかいに行くか・・・」

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

・・・今思い出すとやっぱりまともな父親じゃあねぇな。

しかも今なら分かるけど当時の俺に『幼稚園児~中学生はノータッチ』とか吹き込む

のは有り得ない。・・・・・・・・まぁ、そんな訳でキス以上はしちゃダメだと言われ続けたけど

ハグ?の場合はどうすれば良いんですか親父・・・・・・・・・・・。

 

・・・やっぱり、昔の事思い出して今という現実から逃げようとしてもダメでした・・・。

 

と、とりあえず・・・。

 

 

「・・・ここ公園ですよ? ねぇ」

「・・・あっ///」

おっ・・・。いや、というか一秒でも早く離してもらいたい。

もう限界なんですよ。今こうやって心で語ってる分には余裕っぽく見えてしまうでしょう。

ですがね? もう皆さん分かってますよね。

 

何時もの私とテンションや口調が違いますよね。つまり、そういう事なんです。

ついでに言うと今にも my son は準備を整えようとしているところです。

 

・・・ここはこうするしかっ・・・!

 

「・・・・・・幸い誰も見てないようだから良いけどな。・・・2人にはバッチリ見えましたけど」

「っ・・・///」

「どうするんだよ・・・もう明日二人に会わせる顔ない・・・。少なくとも俺には」

「うっ・・・///」

「・・・・・・・・・・・・もう、離してもらって良い?」

これ以上は無理、もう無理。今にも鼻血が出そうなんですもん。

焦り過ぎてると冷静になるってのは本当なんですね。もう何が何だか訳分からないですが

冷静な自分がいますよ。だからマミさんが『いいよ』と答えたらすぐ離しましょう、

そうしないとmy son がやばいんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やだぁ・・・」

 

 

 

「えっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいやこれマジやばいって本当に

私のmy son が黙ってないって お願い変態扱いされる前に離したいんだけど

いやもちろん離したくないよ永遠にこのままで良いと思うけどいやそれでも俺のmy sonが

もう無理なんですよ臨界点突破しまくリングいやもうこれはそう限界点突破ああ別に

臨界点と限界点ってあまり変わらないよねもうmy sonが限界でリミットオーバー寸前なのは

変わらないしこれ見られたらおしまいだよねオワタああこれどうしよういやマジうんマジで

いやこれどうしようほんとさっきから当たってるんですよなんかこうソフトだけど

弾力がある2つの大きなものがそれはもう強く当たってるんですよもうゴールしてもいいよね

お願いもう限界なんですちょっとというか今までmy son が過剰に反応しなかっただけでも

奇跡だって本当いやというかもうさもう無理なんだけどでもこのままにしていたいんだけど

どうすればいいのねぇこれはどうすればいいのやっばいまじやばいもうこれはもう

やばいこれどうすれば良いのちょっとマジやばい地球は滅亡するって聞かされた時やゲームで

バズーカの直撃を食らう直前のあの焦りを軽く超えるぐらいやばいというかそうある漫画の

いう台詞にあるじゃん?『絶望したー!』って台詞あれぐらいやばいというかもう何言ってる

んだ俺は本当というか自分でも分かるぐらい錯乱してるよ性欲を持て余すもうだめだ

だけどこれどうすれば良いの俺ヘタレなんですけどマミさんがっちりとホールドしてるよ

けどこれ突き放すとかそういうの無理じゃんマミさんの手が私の背中の肩ら辺にあるんですよ

どうすれば良いのこれはいやもうずっとこのままで良い予感がしてきたけどダメだよね

しかしマミさんの頭今丁度私の頭の隣にあるんですよそれはもう良い匂いがするに決まってるし

さっきからワザと当ててるんじゃないかって言う2つのメロン様もあれだしなんかもうこれ

やばいというかさっきから『マジ』とか『どうすれば』とか『やばい』の連呼なんだけど

それを連呼せざるを得ないぐらいにやばい・・・・・・・・・・・・・・

 

 

というかこれ・・・・・

 

 

 

どうすれば良いの・・・

 

 

         

 

 

~~~ マミさんside ~~~

 

 

ど、どうしよう・・・///

 

思わず泣いちゃった勢いで抱きついちゃったんだけど・・・///

 

 

・・・ずっとこうしていたいなぁ・・・

 

 

「・・・・・・・・・・・・というかもう離してもらって良い?」

そう、耳元で彼の声がする。だけどすぐに・・・いや、口が勝手に

 

「やだぁ・・・」

そう答えてしまった。

 

 

「えっ」

 

表紙が抜けたような声がしたけど・・・。

 

でも後もう少し、後もう少しだけ、このままでいたい・・・///。

それに・・・『大切な人』って・・・・えへへ・・・///

 

 

 

「・・・・・・・・マミさんお願い離して・・・」

何かを堪えるように言う彼。でもこんな機会もうないかも知れない。

 

 

「ダメ・・・」

 

「oh.......でもここ公園でしかも夜でございますよ誰かに勘違いされたらどうするんですか」 

何か機械みたいにぎこちなく言ってきた・・・?

 

 

「お願い離して。いや、本当・・・」

「・・・もしかして、私の事、嫌い_」

「そんな訳ない。・・・ないん・・・ですが・・・ね」

「・・・?」

「・・・あえて言うなら・・・そうだな。マミ、今この状況を冷静に考えてみよう」

・・・?

翔一に嫌われたと思って・・・2人の前で泣いちゃって・・・

それで思わず翔一の事抱きしめて・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抱きしめて?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ!!!???///」

咄嗟に翔一から離れる。 

泣いたばっかで頭がどうにかしてたみたい・・・。冷静に考えたら何やってるのよ私はっ!!///

 

 

「・・・・・・家に帰ろう」

・・・何だか全てを悟ったような顔でそう告げてくる彼。

 

 

「・・・えぇ///」

・・・たぶん、この事は一生忘れないと思う・・・。

 

翔一が直に帰ろうって言ってなかったら、どこかずっと遠くまで走りたい。

 

それぐらい恥ずかしい・・・もう・・・やだ・・・私・・・///

 

 

 

「・・・翔一?」

「ん・・・?」

「・・・約束、だから」

「・・・」

 

「・・・私の事、嫌いになっちゃ・・・ダメよ・・・?」

 

「それはさすがに無理なんじゃないか・・・?人生長いんだし・・・」

 

「えっ」

 

「いや、その・・・・いや、何でもな_」

 

「自分で言ったのに・・・」ウルウル

 

「あっー!誓います!一生に誓います!俺はマミの事は嫌いになりません!!!」

 

「・・・」ジィー

 

「・・・誓います・・・本当に・・・うん・・・」

 

「・・・ん」

 

小指を翔一に差し出す。

 

 

「・・・あぁ、約束、か・・・」

 

彼も、小指を差し出して・・・

 

 

 

「「ゆーびきりーげんまん、嘘ついたら_」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はりせんぼんのーます」

「はりせんぼんのーます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ゆーび、きった」」

 

お互いの指を、離した。

 

 

・・・恥ずかしい、かな・・・///

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・恥ずかしいよ、これは・・・」

 

「・・・でも約束、だから・・・」

 

「あぁ、約束だ」

 

 

そう。約束だ。俺はマミさんの事、嫌いにならない。絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・所で・・・帰ったふりして盗み見るとはお前ら・・・」

 

 

 

 

 

\ギクッ!!!/

 

・・・近くの木の辺りから声が・・・。

 

 

さやか「いやぁ・・・参った・・・」

まどか「ごめんなさい・・・」

 

その木の裏から、鹿目さんと美樹さんが・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ・・・・・・・・・・・・・・・・・?。

 

 

 

 

 

 

 マミ「・・・」フルフル

 

さやか「いや・・・その・・・何て言いますか・・・」

 

まどか「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・!///」

 

 

 

 

 

 マミ「あなた達~~~っ!!!///」

 

 

さやか「やっば!? マミさんが怒った!? 逃げるよ、まどかーっ!!!」

まどか「えぇー!?」

 マミ「待ちなさい~~~っ!!!」

鹿目さんを連れて逃げていく美樹さんを全速力で追いかける。

 

・・・・もう! さすがに私だって・・・これは許せない・・・!///

 

 

 

~~~~~~

 

 

 翔一「あっ・・・行っちゃったよ・・・・ところで、ほむらも追いかけられろよ」

ほむら「嫌よ。さすがに面倒だもの」

・・・じっと物陰から隠れ潜んで見ていたほむらが、こちらにやってきた。

 

ほむら「それにしても、かなり恥ずかしい事をするのね///」

 翔一「お前凄い顔真っ赤だもんな」

ほむら「なっ!?///」

 

ただでさえ白い肌なのだ。少し赤くなっただけでも分かるが、

今のほむらは夕日・・・いや、自身の名前(ほむら )を思わせるように、

真っ赤になっている。  ・・・ちゃんと遠めから見てくれやがった様だ。

 

ほむら「・・・違うわ。これは少し・・・熱を出しただけだもの///」ファサ

髪をなびかせて、何かとクールを気取るほむら。

だが、顔を真っ赤にして髪をなびかせているのは、恥ずかしさを余計に醸し出す。

ぶっちゃけ逆効果と言わざるを得ない。

 

 

ほむら「そ、それに、あなただって顔真っ赤よ・・・///」

 翔一「い、良いんだよ! これは・・・その。少し、熱を_」

ほむら「その言い訳はないと思うわ」

 翔一「自分が言ってたんじゃねぇか!!!」

ほむら「っ!・・・///」

あぁ。今さっき言ってたのは咄嗟に考えついた言い訳なんだろう。

じゃなきゃ自分が言った言い訳を他人が言ったら否定するだなんて事はしないはずだ。

 

ほむら「・・・・・本当、あなたは不思議ね」

 翔一「褒められてるのか、それとも逆なのか、どっちだよ」

ほむら「・・・・・・・・・・・・・・・・・前者よ」

 翔一「そんな間を開けて言っても意味ないね。逆なんだね」

ほむら「・・・何よ。人が気を遣っているというのに、あなたはそれを無駄にするの」

 翔一「ごめんなさいっと・・・あっ」

 

\うぉおお!こうなったらまどかを囮にして逃げるっ!!!/

\えぇーっ!?ひどいよさやかちゃーん!?/

\冗談だよー・・・って、やばっ_/

 

\鹿目さん捕まえた♪/

 

\あぅ・・・・/

近くで全速力で逃げるさやか、そして捕まったまどか、そして追いかけているマミさんが

見える。・・・というか、遠くからでも分かるよ。今マミさん笑顔だよ。

 

そう、怖い笑顔。 遠くから見てもゾっとする。

 

\こ、こうなったら私だけでも・・・ぎゃー!!!/

 

 翔一「捕まったな」

ほむら「捕まったわね」

 

 

__

 

 マミ「今日はもう遅いし、何も言わないであげるけど・・・」ギリッ

まどか「ひゃうっ!」

 

 マミ「次は『ない』わよ・・・?」ニコニコ

 

さやか「はい・・・すんません・・・本当・・・ごめんなさい・・・」

 翔一「怖すぎワロタ・・・」

 

 

 

____

__

 

 

 

ほむら「じゃあ、私はまどか達を送っていくから」

 マミ「えぇ。気をつけてね」

 

・・・。

 

 

 

 翔一「んじゃ、今日は遅くなったな・・・帰ろうか」

 

 マミ「えぇ」ニコ

 

 翔一「・・・マミ?」

 

 マミ「・・・?」

 

 翔一「約束、ちゃんと守るからな」

 

 マミ「・・・・うんっ///」

 

 

そう。

 

 

『これからもずっと』、俺はマミさんの事、嫌いになる訳ない。

 

 

 

『これからもずっと』。・・・・・そう、一週間、二週間先だって。

 

マミさんの事を嫌いには、ならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死なせない。





・・・21話でした。

にじファン様で公開させてもらっていた時は、

「もうこの二人結婚しろよ」
「戸原マミになっちゃえよ」
の様な感想をもらったんですが、作者も概ね同意_
いや、何でもないです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。