魔法少女まどか☆マギカ -女神の決断   作:てにー

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皆さんお久しぶりです。投稿を再開する事に致しました。

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~この話は閑話です~
この話を読まなくても次話にあまり影響はありません。たぶん。
ただ、ちょっと視点を変更してみようかな、とか思って書いた話ですので。


閑話「穏やかに流れる時間」

 

 

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さやか「おはよ、まどかっ!」

まどか「さやかちゃん、仁美ちゃん」

 仁美「今日は少し遅かったですね?」

まどか「あぁ、ごめんね? ・・・ちょっと・・・眠れ、なくて・・・」

さやか「・・・・・・」

 仁美「何か悪い事でも・・・?」

まどか「いや!全然!! ただ・・・悪い事じゃ、ないんだけど・・・」

・・・そう。

それは、つい昨日の出来事で。

結局あのまま、昨日起こった事の、何一つも教えてもらえなかった。

さやかちゃんとメールで考えてみても、全然答えは見つからなかったし・・・。

 

________

 

                  『助けて・・・まどか!』

 

『あなたには関係ない』   

 

  『さ、さやかちゃん!こ、怖いよっ・・・!!』

                   『だ・・・大丈夫・・・!大丈夫だよまどか!』

         

『俺は死なねぇーーーー!!!』

         

             『・・・私、呼ばれたんです!頭の中に直接この子の声が・・・』                    

 

『えぇ。お願いするわ、巴マミ』

           

          『4人共、一つの場所に集まって!!!』

 

   『僕の名前はキュゥべぇ』

 

           『待って!・・・同じ  _魔法少女_   同士_...』

 

 

_________

 

   

「・・・魔法、少女・・・・か」

 仁美「・・・?どうかしたました?」

まどか「えっ!? あ、なんでもないよ!!」

さやか「・・・うっ、うん! さぁ、早くしないと遅刻しちゃうぞー!急げー!」

まどか「あっ、待ってよさやかちゃん!!」

 仁美「そんなに急がなくても、まだ時間はありま_」

さやか「ビリの人は次喫茶店よる時に何か奢ってねー!!」

まどか「えぇー!ひどいよー!!?」

 仁美「あぁ!? お二人共、待ってくださーい!!」

 

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__

 

 

== 学校前 ==

 

さやか「結局仁美がビリだ~!へっへっへー!お譲ちゃん、さっさと私に

    フレンチトーストを奢りな~!! 」

まどか「って言っても、まだ学校終わってないよ?HRも始まってないし・・・」

 仁美「お二人共ずるいです! 3人共同じラインからスタートならともかく、

    私から距離を取って走ってたじゃありませんか!!」

さやか「ギック! あれ?何のことかな~ははは!!」

 仁美「嫌ですっ!フェアではないです!」プイッ

さやか「というのは冗談だよ冗談!ね?」

 仁美「もぅ!さやかさんは何時も何時も自分に有利な状況を作ってから勝負を~~~」

まどか「ウェヒヒ・・・。あ・・・戸原・・・君」

さやか「おっ・・・・翔一の奴・・・!」ズタズタ

 仁美「あっ!まだ話は終わってない_」

さやか「また後で!代わりに私が奢るからさ!」

 仁美「・・・今度行く時、パンケーキを頼むとします!」

 

 

 

「・・・ふぁぁ~・・・良く眠れなかった」

 

さやか「おい翔一!」

 翔一「ん?」

さやか「『ん?』じゃないよ!全く!昨日の事、忘れたとは言わせないから!」

 翔一「・・・忘れるわけないだろ」

さやか「それじゃ何で電話出なかったのよ! メールにも返事くれないし!  

    正直あの後、まどかと一緒に昨日のは何だったか夜遅くまで考えるハメに  

    なったんだから!! ちゃんと教えなさいよっ!!」

 翔一「えっ?メルアド持ってたっけ・・・まぁ・・・ちょっと・・・な。 電話に出れなかった」

さやか「ちょっとって何よ!全く・・・。私達、確かに助けられたけど、

    何の説明もなく帰らせるってどういう事よ!転校生に聞いても俯いてばっかだし!」

 

 翔一「今日の放課後、マミの家に行くんだろ?」

 

さやか「えっ・・・そりゃ・・・まぁ、そうだけど・・・」

 

 翔一「その時に全部話すって言ってたろ?」

さやか「だからって何一つ教えないのは理不尽よっ!」

 

 翔一「・・・あの状況で話せたら、どれだけ良かったか・・・」←遠い目

 

さやか「うっ・・・」

私の脳内に、昨日の恐ろしい巴先輩の姿が・・・

 

 翔一「とにかく、今日はほむらも来るはずだ。その時に_」

ほむら「呼んだかしら」

 

 

翔一「うぉ!?」 さやか「うわっ!?転校生!?」

 

 

ほむら「・・・・・・」

 翔一「あぁ・・・昨日はどうも・・・?」

ほむら「・・・」ギリッ

 翔一「ちょ、おまっ!そんな目で見るなよっ! 昨日は悪かった!悪かったから!」

さやか「昨日・・・って、あぁ、転校生に嘘つかせようとした事_」

 翔一「あれは事実だっ!!」

ほむら「いいえ、嘘よ」

 翔一「・・・・」

ほむら「・・・・」

さやか「・・・んで、結局どっちなのさ?」

 

 翔一「事実だっ!」 ほむら「嘘よ」

 

 翔一「・・・・」ジー

ほむら「・・・・」ギロッ

 

さやか「あー・・・はいはい。朝っぱらから喧嘩は良くない・・・

    ともかく、今日はちゃんと聞かせてもらうから!分かった!?」ビシィッ

 翔一「・・・分かったよ。まぁ・・・とにかく、放課後皆で集まれば良いだけだろ?」

さやか「そういう事~♪」

 翔一「お前それ言いたかったなら遠回しにしないでちゃんと_」

ほむら「あなたが言える事ではないと思うわ」

 翔一「・・・・」ジー

ほむら「・・・・」ギロッ

さやか「あぁ・・・やってらんないわ・・・とにかく、まどかにも言っておくから!」

・・・転校生と翔一から離れる。

 

\お前さっきから何だよ!/

       \それは私がそっくり返してあげるわ/

 

「・・・はぁ・・・全く、翔一と良い、転校生と良い、巴先輩以外、魔法少女に繋がってるので

 まともな人っていないのかなぁ・・・・」

 

____

__

 

 

まどか「あっ・・・」

さやか「ん、どうしたのって・・・えぇ!?」

まどか「・・・どうしよ」

 QB「おはよう!」

昨日見たキュゥべぇ・・・? が私の足元に・・・

 

ほむら「っ!」

さやか「ちょ、転校生!思いっきり蹴ろうとしないでよ!」

ほむら「・・・」

まどか「あ・・・あはは・・・おはよう」

 QB「おはよう、まどか」

ほむら「・・・・・・」

さやか「えぇーと・・・ど、どうすれば良いのさ! 学校ではペット持ち込み_」

 QB「大丈夫だよ。素質がある子以外、僕の姿が見える事はない。もちろん、声もね」

さやか「な、何よそれ!凄いじゃない!」

 QB「現に他の皆がこちらに目を向けないのが証拠だと思っても良い」

ほむら「姿が見えないのは本当よ。・・・何しに現れたの」

 QB「ひどいな。今日の放課後まで待つ事に_」

ほむら「余計なお世話よ」

さやか「ちょ、ちょっと転校生! お、落ち着いて! ・・・まぁ、理由は分かるけどさ、

    ここはとりあえず、ね?」

ほむら「・・・」ギリッ

 QB「さて・・・翔一_」

 翔一「なんか呼ばれたんだけど何の御用ですか早くしてくれ時間がないんだ!」カキカキ

・・・そう。戸原君の席は前で、戸原君本人は今、次の授業の宿題をやり忘れたらしくて、

友達からノートを借りて必死に写してるんだけど・・・。

 

昨日はカッコ良かったんだけどなぁ・・・

 

さやか「というか何時も学校に来て宿題するのやめな?というか、たまには

    他人の答え写すより自分で書きなさいって!」

 翔一「それが出来たら苦労しないっつーの!」

ほむら「・・・出来るけどやらないだけじゃないのかしら」

 翔一「アーアーキコエナーイ」

 QB「やれやれ・・・じゃ、僕は失礼するよ。僕が居ると邪魔みたいだからね」

ほむら「えぇ。邪魔よ」

 QB「・・・それじゃあね」

 翔一「・・・よし出来たっと」

まどか「戸原君、昨日は・・・その・・・」

 翔一「ん?」

まどか「あ、ありがとう!」

 翔一「あぁ、別に気にするな、最後に決めたのはマミとほむらだし」

まどか「でも・・・昨日はろくに感謝も出来なかったし・・・」

 

 翔一「あの状況で感謝できたら俺は尊敬するね」

 

まどか「うっ・・・」

さやか「まぁ・・・ね」

 

 翔一「元々ほむらが嘘なんてつくから・・・」ブツブツ

ほむら「見苦しいわね。私はそんな事言ってないわ」

 翔一「あぁもう!もうこの件保留! とにかく、放課後全部話すから!」

 

まどか「うん・・・」

さやか「はぁー早く放課後にならないかなー・・・私は気になって授業に集中できない!」

 

____

___

_

 

 

==屋上==

 

昼休み、屋上。

 

 

ほむら「・・・良いのかしら。私まで誘ってもらって」

まどか「うん!折角だし、一緒に食べよっ!」

ほむら「・・・まどかがそういうなら・・・」

さやか「・・・・」ニヤ

__

 

 

パカッ

さやか「おぉ!まどかの弁当は今日も美味しそうだなぁー!」

まどか「うん・・・パパが作ってくれてるもん・・・」

ほむら「・・・」ジィー

まどか「あっ・・・ほむらちゃん、良かったらおかず取替えっ子する?」

ほむら「!!!」スッ

まどか「えっ?」

ほむら「・・・良い、のかしら・・・」

まどか「うん!」ニコニコ

ほむら「っ・・・///」

さやか「おぉ~」ニヤニヤ

ほむら「!?」

さやか「転校生もそんな顔するんだ~以外だね~」ニヤニヤ

ほむら「なっ・・・なっ、なっ・・・!///」

まどか「もう。さやかちゃん、からかっちゃダメだってぱ」

さやか「いやー・・・それにしても、転校生の弁当は貧相だねぇー」

ほむら「・・・購買のパンのあなたよりはマシよ・・・!///」

さやか「はははーそれもそうなんだけどさー!・・・それって手作り?」

ほむら「・・・えぇ」

さやか「おぉ~・・・明らか手を抜いててこれだから、本気出したらどうなるのかね~?」

まどか「一回だけで良いから見てみたいなぁ」

ほむら「・・・っ」

 

_『ほむらちゃんの弁当、凄く美味しそう!』

 

まどか「ねぇ、その時は私も頑張って自分で作るから・・・」

 

_『・・・うん!美味しいよ!ほむらちゃん!凄く美味しい!』

 

ほむら「・・・」

まどか「・・・ほむらちゃん?」

ほむら「あ、・・・いえ、何でもないわ」

さやか「じゃ!転校生の弁当を拝見させてもらいましょうかっ!」

ほむら「あ、ちょ_」

 

パクッ。

 

さやか「・・・・・・美味い! 美味いよまどか!!料理が出来る女は持てるっ!!」

ほむら「・・・///」

まどか「えぇーと・・・ほむらちゃん・・・その・・・」

ほむら「・・・はい」

まどか「あっ・・・」

ほむら「・・・まどかも良かったら・・・///」

まどか「・・・うんっ!!!」

 

 

 

 

==(同時刻、1階/広場)==

 

 

 

 

 翔一「そして俺はマミさんが友達と食べてるから、野郎と食べてる、と」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 佐藤「戸原ー!サンドイッチくれよ~~!」

 翔一「無理」

 中沢「あ、戸原、宿題の借り、なんだけど・・・」

 翔一「あぁ、なら良いぞ、ちなみに自分で作っておいて何だが、

    たまごサンドがオススメ。ハムカツもオススメだけど、ツナもオススメ」

 中沢「ははは、全部オススメなんじゃないか結局。それにしても凄いよな。

    俺なんて全然料理出来ないぞ?」

 佐藤「なぁー俺にもくれよー」

 翔一「まぁ・・・やれば出来るもんだよ」

 

 佐藤「うっ・・・翔一君が無視するっ・・・!」

 

 翔一「あぁ・・・面倒だなぁ・・・ほら」

 佐藤「おぉー!・・・って何これ、パンの耳?」

 翔一「パンの耳を揚げた奴。ちゃんと味付けもしてるし・・・まぁ、

    おやつ代わりなんだけどな。お腹空いたらおやつ代わりとして食べれる」

 佐藤「おぉ・・・確かに勿体ないもんな。 ・・・って!俺はサンドイッチが_」

 翔一「あげてるだけでも感謝しろよ」

 佐藤「うっ・・・チクショー」パクッ

 翔一「どうだ?」

 

 佐藤「・・・・美味い!」

 

 翔一「だろ?」

 中沢「お。俺にも食わしてくれよ」

 翔一「ちゃんとありますよっと」

 中沢「ありがとな・・・」パクッ

 

 中沢「・・・・美味いな、コレ!」

 

 翔一「・・・まぁ、自炊出来ないとやってけないからな」

 中沢「なるほど・・・」

 佐藤「くっ・・・これが・・・『出来る』奴なのか・・・!!」

 

「あ、バカ3人組だ~。何やってんの~?」

 

 佐藤「バカ三人とはなんだー!」

 翔一「そうだぞ」

 中沢「あっ、・・・だって・・・」

 

 

 翔一「バカは佐藤だけだからな」←(※この子も他人から見ればバカですby作者)

 中沢「バカは佐藤だけ、だから・・・・な」

 

 佐藤「ムキッー! お前ら本当息ピッタシだな!! そんなに俺の事イジめたいのかー!?」

 

「はははー、私から見たらコントにしか見えないやー・・・あ、何それ」

 

 翔一「ん、パンの耳」

「おー。戸原式節約術だ~。さすが旦那~」

 翔一「旦那じゃない。それに、作ったのは俺じゃなく中沢だし」

 

 中沢「ええっ!?///」

 

「おぉー? 中沢君、私にも食べさせてよー」

 

 翔一「・・・」チラッ

 翔一【行け中沢ー!お前の思いをぶちまけろーっ!】(目線で会話)

 中沢【え、えぇー!?】

 翔一【早くしろっ!! 失敗したら1000円な!このパンの耳とか使って良いから!!!】

 中沢【いや、ちょ_】

 翔一【早くするんだー!! このヘタレ!! 自分で前に進まないでどうする!!】

↑(※自分も人の事は言えません)

 

 中沢【・・・よ・・・良し・・・やるぞ!!!】

 

 

 

 

 翔一「・・・・・・・・・・・」チラッ

 

 

 佐藤「あ!! 俺が食べさせ_」

 

 

 

 

 翔一「チェストーッ!!!」ドゴッ

 

 佐藤「ごべらっ!?」

きゅうしょにあたった!!   こうかはばつぐんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 佐藤「」チーン 

 

 翔一「佐藤は犠牲となったのだ・・・中沢君の恋路の犠牲に・・・」キリッ

 

 

 中沢「あ、あぁ・・・、えぇーと・・・う、美味いから食ってみろよ・・・///」

「うん!・・・・」パクッ

「・・・おお!美味しい!美味しいよ、中沢君!さっすが~♪」

 中沢「ほ、本当かっ!? あ、ははは・・・///」

「うん!・・・あ、後3本ぐらいもらって良い?」

 中沢「い、嫌!残りはやるよっ!」

「え、良いの?」

 中沢「あ、・・・・あぁ・・・やるよ・・・///」

「えへへー。ありがとー」

そして、俺は見た。

 

 中沢「・・・あっ///」

・・・袋を渡す時に、中沢君の手が、彼女の手に触れたのを。

 

「ありがとねー中沢君~。今度何かお礼するから~」

 中沢「お、おう! また今度・・・///」

「うん、また今度ねー」

 

・・・彼女が去っていく。

 翔一「・・・・・・良かったな」

 中沢「・・・あっ!? と、戸原、ごめん! あれはお前が_」

 翔一「良いって良いって、これぐらい」

 中沢「でも・・・」

 

 翔一「その代わり、結婚式にはちゃんと呼んでくれよ」

 中沢「えっ!? い、いや!そ、そんなんじゃないって!///」

 

 翔一「だってお前休み時間暇さえあればあの子の事ばっか見てるし・・・」

 

 中沢「なっ!?・・・・そ、それは・・・その・・・」

 翔一「まぁ、余計なお世話かも知れないけど・・・頑張れよ」

 中沢「・・・ありがとな・・・」

 翔一「良いって事ですよ。・・・それで・・・」

 

 佐藤「」チーン

 

 翔一「思わず思いっきりやっちゃったけど・・・」

 中沢「あー・・・・・・うっ、うん。・・・あ、あそこに水着を着た先輩が_」

 佐藤「どこだ!?」 復活

 

 翔一「・・・・」

 

 中沢「・・・・」

 

 佐藤「おい中沢!どこに居るんだよっ!!」

 

 

 

「「・・・はぁ」」

 

 

 

 

==(同時刻)==

 

 

「それでさ、巴さんってばさ~」ニヤニヤ

マミ「ん・・・?」

「そのサンドイッチ、手作り~?」

マミ「え?・・・えぇ、そうだけど・・・」

「へぇ~・・・」ニヤ

マミ「・・・?」

「手作りは手作りでも、巴さんが作ったわけじゃないよね~?」ニヤァ

 

マミ「っ!!///」

 

「一体誰に作ってもらったのかなぁ・・・気になるなぁ・・・」ニヤ

 

マミ「じ、自分で作ったの!」

「えぇ~? じゃあこのたまごサンドも?」

マミ「あっ・・・」

「このハムカツサンドも?」

マミ「うっ・・・」

「このツナサンドもか~? そしてこのデザートと思われるリンゴもなのかな~?」

マミ「それは・・・・」

「そして、こうやってすぐに答えられないのが何よりの証拠だね~?」ニヤニヤ

 

マミ「!!///」

 

「さて、誰に作ってもらったかハッキリするんだー巴容疑者~!」

 

マミ「それは・・・その・・・///」

「おぉ~と、ここでダンマリを決め込みますか~?」

マミ「・・・もうっ!からかわないで!///」

「だって顔赤くしてる巴さん可愛いだも~ん♪」

マミ「か、可愛いって・・・///」

「おーおー照れてるねー うへへ~巴さ~ん、覚悟_」

 

\パァン!/

 

「イッターイ・・・」

「こら、そこで今にも如何わしい行為をしようとするのはやめなさい」

「いやーこれはスキンシップですよセンセー☆」

「巴さん顔真っ赤じゃない。・・・セクハラよ、セクハラ」

「私に言わせてみればスキンシップでーす♪」

「はぁ・・・。巴さん、いい加減抵抗するとかしなさい?じゃないと、

 このバカはすぐにつけあがっちゃうわよ?」

「あー、センセー今生徒に向かって『バカ』って言ったー」

マミ「い、いえ・・・そんな事できませんよ・・・」

「あら・・・。まさか、巴さんって_」

マミ「ち、違いますっ!」

「なら良いけど・・・で、アンタは何図書委員サボってるの!さっさと来る!」

「ぇー」

「『ぇー』じゃないの。全く・・・」

「だって私弁当全然食べてませんよー」

 

「隣にある空っぽの弁当箱は何なのかしらね? ね、巴さん」

 

マミ「さぁ・・・? (笑)」

「そうだよねー。誰だ~こんな所に空っぽの弁当箱を置いたのはー」

「・・・さぁ、行くわよ」

「はーい。 ごめんね巴さーん」

マミ「良いのよ別に。図書委員、頑張ってね」

「おー、頑張るぞー! ・・・・いってきまーす☆」

マミ「いってらしゃっい・・・ふふふ」

 

 

___

__

 

 

早乙女「はい! この文を読むのは・・・そうね。美樹さん!!」

さやか「えぇっ!?」

早乙女「はい、1行目から2行目まで、スタート♪」

さやか「えぇー・・・と。

    『テンキュー フォア リーディング ディス ノベル・・・?

     ザ アザーズ アー クライング トゥ ハ、ハッピー・・・?』」

早乙女「うーん、惜しいなぁ・・・じゃあ暁美さん!」

ほむら「はい・・・

    『Thank you for reading this novel.The authors are crying too happy.』」

 

早乙女「はい!完璧ですねっ!」

 

___

__

 

 

 

さやか「はぁ・・・終わったぁ・・・よし!ついに来たよ!放課後!」

ほむら「そんなに騒がなくても、説明するわよ」

 マミ「それじゃ、皆で私の家に行きましょうか」

まどか「は、はい!よろしくお願いします!」

さやか「そんじゃ、マミさん宅に、レッツゴー!!」

ほむら「その無駄に高いテンションは何とかならないのかしらね」

さやか「ムキッー!!」

 マミ「それじゃ、行きましょうか」

 翔一「・・・・・・・」

 

 

まどか<<えぇーと・・・戸原君?・・・これで良いんだよね? えっと・・・キュゥべぇ?>>

 QB「あぁ。現在僕を介してテレパシーで繋がっているのは、君と翔一だけだ」

 翔一<<・・・ん?どうかしたか?>>

 

まどか<<・・・・・・・えっと・・・戸原君は、何で戦っているの・・・?>>

 翔一<<・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さぁな>>

まどか<<そこまで伸ばしたのに・・・>>

 

 翔一<<ただ・・・目指していた物に、また憧れてる。それだけかも知れない>>

 

まどか<<目指してた物・・・?>>

 翔一<<その一つの答えが目の前にあって。それで、またその影響を受けてるってだけかな>>

まどか<<・・・?>>

 翔一<<・・・・・・・まぁ、それだけだ。他に用は?>>

まどか<<えぇーと・・・戸原君。・・・私・・・その。願い事・・・>>

 翔一<<・・・お前が皆のために頑張ってみようかな、とか思ってるのは知ってる>>

 

まどか<<!!・・・なんで・・・?>>

 

 翔一<<・・・誰かのために頑張っても。・・・誰かを想っても、報われない奴は居る>>

 

まどか<<報われない・・・人?>>

 翔一<<・・・意外に、すぐ近くに居るかもな>>

・・・まどかを救うために頑張り続けたほむらが。・・・が、最後は・・・。

まどかが変えた世界を、命が尽きるまで守り続けた。また一人になってまで。

 

・・・さやかやマミさんだって、例外じゃない。

 

まどか<<・・・・・戸原君・・・>>

 翔一<<・・・まぁ、この話はおしまいだ>>

まどか<<うん・・・>>

 

 

 

 

・・・・・・・・・・そう。誰かのために頑張り続けた奴なんて、大抵、報われない物なのさ・・・。

 

 

 

 


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