いぬがみっ!   作:ポチ&タマ

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第六十六話「ようこの踊り」

 

 

 時刻は夜の十一時。もうすぐ深夜を回る頃。

 ようこは自分のベッドの中で丸まって眠っていた。

 今日はケイタの体を洗ってあげることが出来た。学校を休んでいるからいつもより多く一緒にいられたし、楽しい日だったと満足げな表情で眠る。

 しかし、不意にようこはうっすらと目を開くと、体を起こした。ん~っ、と大きく伸びをする。

 そして、表情を引き締めると部屋の片隅を鋭い目で見つめた。

 

「――はけ、いるんでしょ? 出てきなよ」

 

 そう誰もいないはずの室内で呼びかける。静まり返る室内。

 すぅっと浮かび上がるように人影が虚空から現れた。

 濃紫色の髪で右目を隠した偉丈夫。白装束に身を包んだその姿はようこも顔馴染みの人物だ。

 

「こんな時間にどうしたの?」

 

「……ようこ」

 

 普段から冷静沈着で自分の主ほどではないが、表情に乏しいはけ。いつもより無表情のはけは固い声で淡々と告げた。

 

「あの者の踊りが、そろそろ終えようとしています」

 

 それだけで何を言いたいのか分かった。

 目を細めたようこは一言「……そう」とだけ呟く。

 

「結界の綻びがかなり目立つようになりました。もうじき、あの者の踊りも終えるでしょう。その場しのぎではありますが【動物結界】で補強をします。すでに猫又や狸の方々、そして我々犬神は準備を整えています。あとは――」

 

「わたしだけ、そういうことね」

 

「はい」

 

 しばしの沈黙。ようこもはけも何も言わない。

 はけは、ゆっくりと自分の心情を語った。

 

「――嫌でしたら、断ってもいいと思います。これは私の心情ですが、ようこ。あなたはもう充分に犬神としての務めを果たしていますから」

 

 真剣な表情でそういうはけに、ようこは静かに首を振った。

 

「ううん。わたし、いくよ。たとえ誰になんて言われようとね。わたし、ここでの生活すごく気に入ってるんだ。ケイタがいて、なでしこがいる生活が。そのためなら、ようこ(・・・)としていくよ」

 

「……よいのですか?」

 

「当然。だってわたし、この場所が大事だもの」

 

 念を押すはけの言葉に、頷いてみせるようこ。

 それを見て、はけは小さく微笑み返したはけ。

 

「成長しましたね、ようこ……」

 

 それには何も返さず、ただにっと歯を見せて笑う。

 トンと小さくその場でジャンプすると、すぅっと天井を通過して夜空の下を飛んでいった。

 その後ろ姿を見届けたはけは、その涼しげな眼を部屋の扉のほうへ向ける。

 

「……と、いうことです。なでしこ、あなたはよいのですか?」

 

 扉の影からメイド服を着たなでしこが現れる。

 彼女は静かな微笑を浮かべながら首肯して見せた。

 

「ようこさんの問題に私が口を挟むべきではないと思いますから。それに――」

 

 ちらっと部屋の外――ちょうど啓太の部屋がある方向に視線を向けたなでしこは苦笑にも似た微笑を浮かべた。

 

「遅かれ早かれ、どこかの誰かさんが解決するでしょうから。私のときのように」

 

 その言葉にきょとんとした顔を見せたはけであったが、ふっと息を抜くと小さく笑った。

 

「確かに、あの方ならそうでしょうね」

 

「ええ、あの方なら」

 

 くすくすとなでしことはけは静かに笑いあった。

 

 

 

 1

 

 

 

 凍てついた風が吹く夜の街の上空を飛びながら、ようこは犬神の山へ向かっていた。

 ようこが犬神の山に立ち入るのは三年ぶりとなる。

 その犬神の山では現在【動物結界】というある事柄に関して極めて重要な儀式が執り行われているところだった。

 山奥の一角。そこには多くの人ならざる者たちが集い、赤い篝火が彼らの姿をぼんやり照らしていた。

 犬神を始めとして、猫又、化けタヌキと種族の違う妖たちが集まり儀式を行っている。

 儀式は犬神、化けタヌキ、猫又の順で執り行われていき、現在は猫又が儀式を行っていた。

 ある者は手ぬぐいを頭に被り、またある者は赤い半纏を着て、人間でいうところの盆踊りのような格好で踊り。決められた手順で手足を動かし、リズムに合わせて歌う。

 

『さあさ、歌いましょ♪ 踊りましょ♪ 今宵は我ら猫どもが、この閉じた篭のさらに外で、踊り歌い堰を築きましょ♪』

 

 声を合わせ、霊力を練っていく。

 直径二十メートルほどの円になって踊る猫たちの中心には、光り輝く繭が存在していた。光り輝く霊力の糸で紡がれた繭は金色のようにも見える。

 踊りが一段落すると、猫たちの輪から一匹の猫又が前に出る。

 

「ね、猫又の、渡り猫の留吉が名において、“結界強化”を施行する!」

 

 緊張しきった様子で前足を突き出し、裏返った声で高らかに告げると。

 ぱしゅっ、と圧縮空気が抜けるような音とともに、光り輝く繭が強く胎動した。

 

【うぉぉぉのぉれぇぇえええ~~~~! 愚劣な猫如きめがぁぁぁぁぁ~~!】

 

 その時、繭の中から強い怨嗟の声が聞こえた。それと同時に、一瞬だけ凄まじい霊力が稲妻のような光となって繭の隙間から迸る。

 

「ひゃいっ!」

 

 悲鳴を上げた渡り猫の留吉が尻餅をつき、他の猫たちも毛を逆立てて動きを止める。

 一瞬静寂に包まれる。しかし、それもほんの一瞬だった。

 

【うぉぉぉぉぉのぉぉれえええぇぇぇぇええええええ~~~~~~っ!!】

 

 迸った霊力が叫び声とともに瞬く間に繭の中へと吸い込まれていく。まるで堰き止めたダムサイズの水が一瞬で水滴サイズの水になるような、一瞬の吸収。ダイ○ンもびっくりな吸引力だった。

 ほっとした空気が辺りに流れる中、一泊置いてぽふんぽふんと気の抜ける拍手が聞こえてきた。

 

「いやぁ、お見事お見事! 見事なものじゃ。のぅ、はけよ」

 

 犬神の最長老だった。老齢のため人間に化ける必要のない最長老はケモノの尻尾と耳を出した姿だ。しかし長年の習慣からか、よれよれのねずみ色の浴衣をだらしなく着込んでいた。

 人間の老人と老犬を混同させ、体長を三メートルまで引き延ばしたような外観。高齢のため顔の皺が増え、歯はところどころ抜け落ち、額の毛も大分禿げてきたが、それでもしわがれた声には優しい威厳が残っていた。

 にこにこしながら儀式を見守っていた最長老は隣に立つ息子に声を掛けた。

 

「はい、父上。とても素晴らしい結界術でしたよ。猫又の皆さんを宴席にご案内して差し上げなさい」

 

 白装束に濃紫色の髪で右目を隠したはけも微笑む。大役を果たしてぐったりしている猫たち。そばにいた犬神たちに指示を出すと、最長老は反対側に立っていた娘のせんだんに声を掛けた。

 

「ふぅむ。せんだんよ、これで犬神、タヌキ、猫又の衆が終わったの」

 

「ええ、お父様。あと、残るは――」

 

 せんだんが言葉を終えないうちに場が静けさに包まれる。不自然なほど急に。

 その場にいた皆が一様にとある方向を見ていた。最長老やはけ、せんだんもそちらに顔を向ける。

 

「ようこ……」

 

 せんだんが掠れた声で呟いた。せんだんたちが見つめる先、そこには白い丈の着物に身を包んだ一人の少女が、篝火の中、ゆっくりと衆目に姿をさらしていた。

 細長い赤い帯を腰元に巻き、色白の綺麗な太ももがむき出しになっている。右の足首には青い足輪がついていた。

 艶のある長いストレートの緑髪を腰の辺りで束ね、頬には赤い刺青のような文様が描かれている。

 首に掛けられた太陽を模したネックレスが篝火に照らされ、鈍い光を放った。

 薄い微笑を浮かべて切れ長の目を半ば閉じているようこを見て、近くにいた犬神たちが眉を顰め、あるいは嫌悪感丸出しの顔で近くにいた者とひそひそと囁き合う。

 歩みを進めるようこが近づくと猫又やタヌキたちも慌てて距離を取る。

 モーゼが割った海のように、その場にいた者たちが左右に分かれ、彼女に道を譲った。

 その中を悠然たる態度で優美に歩く。その場に残ったのは交流のある渡り猫の留吉と化けタヌキのタヌキだけだった。

 

「ようこさん……」

 

「お、お久しぶりっす」

 

 二匹は心配そうな顔でようこを見上げる。

 ようこはそちらにチラッと視線を向けると、一瞬だけ優しく微笑んだ。しかし、言葉は掛けない。かけてはいけない。

 再び前を向くと、光り輝く繭へゆっくりと近づいていった。

 皆の視線を一身に集め、張り詰めた緊張感が場を支配する。誰かがゴクリ、と唾を飲み込んだ。

 しばし、無言で繭を見上げる。いかなる思いが渦巻いているのか、その表情から読み取ることは出来ない。

 そして、ようこはゆっくり身を沈めると、舞い始めた。

 

 ――シャラン。

 

 霊気を束ね、霊力を練りながら、鮮やかに、そしてゆるやかに。トン、と軽やかに地面を蹴り、夜の空を背景にくるっと一回転。なびく緑髪が尻尾のように踊る。

 重力を感じさせない動き。地面を蹴るたびに、足輪が涼やかな音を奏でた。

 

 ――シャラン。

 

 太古のリズムで奏でられる、妖精のように美しく優美な舞い。今にも消え入りそうで幻想的な踊り。

 犬神も、猫又も、化けタヌキも。誰もがその舞いに魅せられていた。見る者すべてを魅了する、戯れる妖精のような踊り。

 その踊りを見ていたせんだんは小さく息を吐き、次いで眉を顰める。彼女の耳に悪意あるささやき声が聞こえたのだ。

 

「ふん。相変わらず踊りだけは見事なものだな」

 

「そうよな。ああやって皆の心を魅了するのだろう、まったく……。化け物娘が」

 

 せんだんはキッと声のした方向へ振り向いた。どのような感情からくる怒りなのか自分でも説明できないが、ようこが罵倒されるのを容認できなかった。

 恐れと憧憬、相反する二つの感情が綯い交ぜになり複雑な表情をする犬神たち。猫又と化けタヌキはようこの踊りをぼんやりと見ている。

 誰がようこの悪口を言ったのか、犯人を捜すせんだんだったが、遠くにいたはけの視線に気がつきそちらを見た。

 実の兄が諭すようにゆっくりと首を横に振るのを見て、不満を飲み込んだせんだんは眉を小さく顰めた。

 その時――

 

「見事! 実に見事じゃっ!」

 

 今の今まで黙って踊りを見ていた最長老が、大きく拍手を上げた。

 場違いなくらい大きな声。そして、タイミング。

 今まさに儀式の佳境に入ろうとしていたようこは踊りを止め、最長老を無表情で見た。

 しかし、最長老はその視線に気がつかないようにぼんやりと宙を見て、昔を懐かしむように独白する。

 

「いやぁ、よかったのう……。よかったよかった。初代が生きておったら、今のようこを見てなんというかのぅ。やっぱり、見事だというのかのう……。

 初代はほんに愉快な人じゃった。いささか女癖が悪く、よく災難に巻き込まれたが、一緒にいて実に楽しい人じゃった。昔はよく一緒にバカをしたものじゃ。なにより、初代は人と接するように我ら妖にも接してくれた。一緒にいて楽しく、心が休まる、日向のような方じゃった。そうさな、お主の主、川平啓太とよう似ておるわい。性格は真逆じゃが、気質や雰囲気がよう似ておる。

 のう、ようこや……。お主は主人を選ぶのがほんに上手い奴じゃのう~」

 

 ふごふご笑う最長老。ゆったりとした口調で話しながら優しい目をようこへ向けている。

 冷めた空気を溶かすような暖かみ。ようこも口元を緩めた。

 振り返り前を向くと、光り輝く繭を見据えながら両手を突きつけた。

 

「妖狐のようこの名において!」

 

 凛とした声で告げる。

 

「さらなる結界の持続を!」

 

 光の繭が眩い輝きを放つ。

 

【うぉぉぉおおおおおん~~~~! ようこぉぉぉぉぉ~~~~~! おまえまで、ひどいいいいぃぃぃぃぃぃ~~~~!】

 

 繭の中から情けない声が聞こえた。

 

【ようこぉぉぉぉぉ~~! それはだけはぁぁぁ、それだけはダメだぁぁぁぁぁぁ~~~~!】

 

 ジタバタと動き回る気配。

 

【ニンゲンとなんて、お父さんゆるしませぇぇぇぇぇぇん~~~~~~っ!】

 

 ぱしゅっ、と再び圧縮空気が抜けるような音が鳴ると、光の繭は闇に溶けるように消えていった。

 静寂と暗闇だけが残るなか、肩を落としたようこは深い吐息を吐き出す。垂れた前髪がようこの顔を隠した。

 

「――」

 

 俯きながら小さく何かを呟いたが、その声は誰にも届かない。せんだんの目には『ごめんね』と謝っているように見えた。

 犬神たちは複雑な表情でようこを眺める。嫌悪や恐れ、そしてほんのわずかの同情心。様々な感情が渦を巻き、ようこの身に向けられている。

 猫又たちはそわそわと落ち着きがなさそうに背伸びをし、化けタヌキたちはこそこそと仲間と耳打ちをし合ったりしていた。

 そんな空気の中、俯いていたようこはというと――。

 

「ぷっ、くくく……」

 

 くるっと振り向き、赤い舌を出してあっかんべーをした。

 ようこのその姿を見て可笑しそうに笑う最長老。呆気に取られた周囲の犬神たち。せんだんは苦笑を浮かべ、はけは微笑みながら頷いていた。

 向けられた憎悪、畏怖、憧憬、嫌悪、同情。それらすべてを跳ね除けてみせたのだ。これまでのようこなら俯いたまま、ひっそりと姿を消したのに。

 

「いきなさい、ようこ。お主の主人のもとへ。帰るべき場所へ」

 

 最長老が優しい眼差しとともに声をかけた。

 ふっとようこは微笑み、頭を振る。束ねていた髪が解かれ、さらさらと流れた。

 ようこは軽やかに駆け出し、トンと地面を蹴る。一瞬で闇夜に溶け込み姿を消した。

 周りで見ていた者が見惚れるほど、鮮やかな動きだった。

 

 

 

 2

 

 

 

 日が昇り、翌朝。吉日市の空は晴れ渡り、気持ちの良い風が吹いている。

 そんな秋空の下をようこは飛んでいた。

 すでに着物からいつもの私服に着替えてある。ビルの壁を蹴る度にミニスカートがひらひらと風に揺れた。

 どこか憂いを帯びた顔。いつも明るい彼女にしては珍しい沈んだ表情をしている。

 大きく跳躍してビルの屋上から民家の屋根を伝い再び跳躍。

 思い煩うような憂いに帯びた表情が、吉日市に近づくにつれて晴れていく。

 空から見下ろす彼女の視線の先。

 そこは民家の中でも一際大きい邸宅。

 その主庭で少年がハンモックに揺られていたのが見えた。日向ぼっこをしているのか、顔に文庫本を乗せている。

 そんな彼の側では緑色の生物が「くけけけっ」と鳴きながらハンモックを揺らしていた。

 

「うー、ん……それは……砂糖……食べちゃ、だめ……」

 

「くけけけけけ!」

 

 まったく起きる様子はなく寝言を言う啓太。

 なにが楽しいのか、緑色の生物はくけくけ泣きながらハンモックを揺らし続けている。

 その不思議な光景にようこはなんだか無性に嬉しくなった。

 我慢できなくなって、ぴょんっと地面に飛び降りると、ハンモックの上で眠る啓太の胸にダイブ。

 

「ぐふ……っ」

 

「ケイタ! ただいまっ!」

 

「くけけ?」

 

 無防備だったところを圧し掛かられ、少なくないダメージを負う啓太。

 突然やってきた少女に緑色の生物は「誰だこいつ」的な目を向けた。

 ようこはハンモックの上でうめく啓太に頬ずりしながら、傍らにいる緑色の生物を見た。

 緑色の肌には鱗のようなものがついており、両手と両足には水かき。頭には艶のある白いお皿が乗っかっていた。

 古来より知名度が抜群に知られている生物。この吉日市に掛けられた橋の由来となった伝説上の生き物――河童である。 

 ようこと目が合ったカッパは「くけけけ?」とつぶらな瞳で首を傾げた。

 

「ね、ねえねえケイタ」

 

「……なに……?」

 

 少し不機嫌そうな声。気持ちよさそうに寝ていたのを不意打ちで起こされたのだから、仕方ないだろう。

 しかしようこはそれに気がつかないようで、カッパを指差した。

 

「この子、どうしたの……?」

 

「……んー?」

 

 その言葉に啓太はようやく顔を上げた。傍らにカッパがちょこんといるのに気がつくと、ああと納得したように頷く。

 

「……さっき釣りしてたら、釣れた」

 

「釣れたって……河童が?」

 

「……ん。それで、キュウリ。試しにあげてみた。で、懐いた」

 

「……」

 

 ぽかんとした顔でカッパを眺めるようこ。

 とうのカッパはくけくけ鳴きながらハンモックを再び揺らし始めた。

 

「……キュウリはまた今度。そろそろ帰る。人に見つかる」

 

「くけけけけ?」

 

「ん。明日もいく。だから、いい加減帰れ」

 

 何気なく普通にカッパと会話する啓太。どうやらキュウリを強請っていたようだ。

 啓太の言葉に納得したのか、カッパはハンモックから手を離すと土手の方へのそのそ歩いて行った。途中くるっと振り向き「くけけー」と鳴く。

 啓太はただ手を振り返すだけだったが、カッパは反応してくれたことに満足したのか、そのまま土手を登り河童橋の方へ去っていった。

 

「……ふぁぁ……んー、もう少し寝るか……」

 

 まだ眠いのか、もう一度ハンモックの上に頭を乗せる啓太。伝説上の生き物と遭遇してもまったくの平常運転だった。

 ようこはなんだか無性に嬉しくなった。

 そして、我慢しきれず再び啓太に抱きつき叫ぶ。

 

「~~っ、ケイタ大好き!」

 

 眠りに入りそうだったのを邪魔された啓太は少しだけ顔を顰めながらも、ふぅと息を吐く。

 己の首に抱きつくようこの背をぽんぽんと叩いた。

 

 




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