いぬがみっ!   作:ポチ&タマ

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 お久しぶりです。



第四十二話「ボール遊びと執念」

 

 

 おかしい。なんだかようことなでしこの様子がおかしい。

 昨夜からこっちを見ては恥ずかしそうに視線を切らすの繰り返しだ。昨日の昼辺りから記憶が飛んでいるのだが、それとなにか関係しているのか?

 どうも前後の記憶もあやふやだ。覚えているのは昼飯でつけ麺を食べたくらいか。夕飯ではすでに二人ともあの状態だったからなぁ。何があったし。

 一日経った今でも調子が戻らないようで。まあ切羽詰った様子ではないから放っているんだけど。なんでしょうね?

 

 今日は日曜日。御祓いの依頼を済ませてきたばかりだ。スムーズに祓うことができたため予定よりも早く終えることが出来たのは幸いだった。

 家に帰って来た俺は未だにどこか様子がおかしいなでしこに出迎えられながらそんなことを考えていた。

 いくら考えても答えは出ないから、一旦このことは置いておくか。明日になれば流石に元に戻ってるべ。

 

「啓太さま、こんにちは~!」

 

 家に上がろうとすると背後から声を掛けられた。

 

「……ともはね」

 

「えへへ~、遊びに来ちゃいました!」

 

 薫さん家のともはねだ。片手に小さな箱を手にして輝かんばかりの笑顔を浮かべている。

 三ヶ月前にある事件を通じて知り合った薫の犬神。あれ以降、俺たちに懐いてくれたともはねは時たまこうして遊びに来てくれている。

 なでしことも元々仲が良く、ようこともここ三ヶ月で友達と呼べるくらいには距離が縮まったようだ。子供は深く考えずにずかずかと踏み込んでいけるから、ある意味凄いと思う。

 なので我が家の犬神ともども良くしてくれているともはねちゃん。もちろん遊びに来たのなら歓迎しよう。

 

「入る」

 

「はい! お邪魔しまーす!」

 

 子供らしく元気よく声を上げて中に入る。

 急須でお茶を入れていたなでしこが軽く驚いていた。

 

「あら、ともはね? 今日はどうしたの?」

 

「遊びにきたよ! これお土産。薫さまがよろしくって」

 

「あら。美味しそうなケーキね。ありがとうともはね」

 

「……ありがと」

 

 わざわざお土産を持ってきたのか。なんて出来たお子様なんだ!

 感謝の気持ちも込めてわしゃわしゃと髪をかき混ぜると、キャーっと可愛らしい悲鳴を上げた。

 中は苺のショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、抹茶のケーキだった。綺麗に彩られたそれを見てなでしこの頬が緩む。意外と貴女も甘いものが好きでしたね。

 

「チョコレートケーキ!」

 

 匂いを嗅ぎつけてきたのか、奥のほうから目を輝かせたようこがヒュンッとやって来た。

 箱の中身を見て瞳をキラキラさせる。

 

「わぁ~! 美味しそう! ありがとうね、ともはねっ!」

 

「わわっ! ようこ離して~っ」

 

 ともはねを抱き上げてくるくる回り出す。テンション高いなー。

 取りあえずようこさんや、降ろしてあげなさい。

 

「はーい」

 

「もうっ、目が回っちゃったじゃない」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

 それじゃあ、ありがたく頂きましょうかね。ともはねから選んでいいよ。

 

「それじゃあ~、あたしは苺のショート!」

 

「わたしチョコレート!」

 

 はいはい。なでしこは?

 

「私はどちらでも。啓太様は?」

 

「んー。じゃあモンブラン」

 

 モンブラン食べたことないんだよね。

 みんなの元に行き渡り、楽しく談笑しながらケーキを食べる。へぇ、モンブランっていかにも『栗っ!』って感じだと思ってたんだが、結構上品な味だな。栗風味って感じか?

 俺となでしこは味わうようにゆっくりと食べる中、ようことともはねは競い合うようにケーキにフォークをぶっ刺していった。余談だが、真っ先に苺から食べたところからともはねは好きなものは先に食べるタイプと見た。ちなみに俺は最後に食べる派だ。そして食べたらしばらく口の中に入れておく派だ。

 

「啓太さま! またこれで遊んでください!」

 

 ケーキが食べ終わると、ともはねがサッカーボールほどの大きさのゴムボールを持ってきた。二股に分かれた尻尾が勢いよく振られている。

 よく家に遊びに来るともはねだが、その都度遊ぶ内容はころころ変わる。漫画を読んだりゲームをしたりゴロゴロしたりと様々だ。今日はボール遊びを御所望らしい。

 このボールはようこやなでしこと遊ぶときに使うアイテムで柔らかなゴムで作られている。これを使った遊びは非常に人気があり、あの淑やかを地でいくなでしこも密かに嵌っている。やっぱりボール遊びは犬全般にウケるのだろう。

 前回、ともはねが遊びに来たときに試しにボールを使って相手をしたのだが、これを見るとものの見事に嵌ったようだ。

 

「啓太さま啓太さま! 早く早くっ」

 

「ケイタ、わたしも遊んで!」

 

「はいはい」

 

 ボールを受け取るとようこも飛びついてきた。ともはねと同様に大きく振られた尻尾が期待感を露にしている。

 チラッとなでしこを見た。ササッと目を逸らされた。

 尻尾は……控えめに振られていた。

 

「……遊ぶ?」

 

「い、いえっ。私はまたの機会にでも! 啓太様はともはねとようこさんのお相手をなさってください!」

 

 そんなに焦らんでもいいのに。まったく可愛ええなぁ……。

 それにしても、これは遊びというのか?

 

「どうぞ啓太さま!」

 

 がっちりとボールを掴んだともはねが合図を送ってくる。

 ふぅ、と一つ息を吐き、ボールの空いたスペースを掴んだ。

 

「……ほい」

 

 掴んで離さないともはねの重心をボール越しに操り、コロンと仰向けにひっくり返す。そして人体の構造上、力が入りにくい姿勢へと持っていきボールを奪還した。

 目を輝かせたともはねが再びボールに捕まる。今度は下方に引き、重心が前方に移動したところを捻って崩す。

 正座をしている俺の前でコロンと一回転した。

 

「あははっ! 楽しいですね啓太さま~!」

 

 そうですか。それはなによりです。

 だけど、経験上そろそろなんだよなぁ。同じ要領で重心を崩して柔らかい絨毯の上に転がすと、段々熱が入ってきたのかともはねの目がギラギラしてきた。

 そして――。

 

「うー! がぶっ」

 

 体全体でボールに捕まると、小さな口でボールを握る手に噛み付いてきたのだった。

 噛まれた場所は手首のちょい手前。そこまで歯は食い込んでいないとはいえ、ちょっとチクッとした。

 

「はい終了~、ともはね失格ー。次はわたしの番ね!」

 

「うぅ~! やっぱり我慢できないよ~!」

 

 このボール遊びのルールは至ってシンプル。ボールに捕まったようこたちを俺が巧みに操り体勢を崩し、本能に負けて噛み付いたらようこたちの負け。ボールを奪うことが出来れば勝ちだ。

 なお、このゲームはようこたちが噛み付くか飽きるまで延々と続きます。なでしこは本人的に『噛み付く』という行動が恥ずかしいようなので、彼女の場合は違った遊びになるけど。

 なので今のところ、ようことともはねだけがこのルールの適応となる。

 

「お子ちゃまはそこで見てなさい。わたしが華麗なはんてぃんぐというものを見せてあげるわ!」

 

 そう気炎を上げるようこだったが、三回絨毯の上を転がしてあげると素直に本能に従っていた。

 カミカミと夢中になって腕に甘噛みしていたようこは、しばらくすると正気に戻った。

 

「……はっ!」

 

「ふふーん、ようこだってすぐ噛み付いた。人のこと言えないねっ」

 

「ふん。わたしは三回ももったわ。ともはねはたったの二回じゃない」

 

「むっ、二回も三回も同じじゃない」

 

「いいえ違うわ。二と三。そこには確かな超えられないかくさがあるのよ!」

 

「むーっ! じゃあ今度はあたし四回はもってやるんだから」

 

「おーほっほっほっ。やってごらんなさぁい! まあわたしの三回は超えられないでしょうけどね」

 

 手の甲を口の端に当てて高笑いするようこと、ぐぬぬぬっと歯軋りするともはね。なにこの茶番。

 ていうかようこ、お前さんどこでそんな仕草を覚えたんだ……。

 

「……その、先日のワイドショーで」

 

「ああ……」

 

 ぼそっとなでしこが説明してくれた。うん、納得。この子影響受けやすいからね。

 もう一回、もう一回と騒ぐ二人をなだめすかし、再びボールを手に取る。これ、操る側は延々と同じことを要求されるから地味に辛いんだけどね……。

 

(まあ喜んでくれるならいいか)

 

 ボールを指先に乗せてバスケットボールを回す要領で回転させる。おおっ、とようこたちが驚嘆の声を上げた。

 それから一時間ほどようこたちの相手をすると、そろそろ帰宅時間だと告げるともはねを玄関まで見送った。

 

「クッキー焼いたから、皆さんで食べて」

 

 なでしこが自家製クッキーを手渡した。大き目の袋に入ったそれを抱えて、にぱっと笑顔を見せるともはね。

 

「ありがとうー!」

 

「またね~、ともはね」

 

「うん、ようこもバイバイ!」

 

「……気をつけて帰る」

 

「はい! 啓太さまもさようなら~!」

 

 ともはねは元気よくブンブンと大きく手を振りながら走っていった。

 

「……ともはね、いい子」

 

 明るく素直で、まさに天真爛漫という言葉が似合う子だ。

 遠ざかる背中を見送りながらそんなことを呟いた俺に、隣で小さく手を振っていたなでしこが笑顔のまま振り返る。

 

「ええ。あの性格なので山でも色んな人に可愛がられてましたよ」

 

「まあ子供っぽ過ぎるのがたまにきずだけどね~」

 

「あら、ようこさんも人のこと言えませんよ?」

 

「ちょっと、それどういう意味!?」

 

 なでしこたちがキャイキャイと戯れる。本当に仲良くなったものだ。

 ところで、あのクッキーってまだあるかな?

 

 

 

 1

 

 

 

 ピンポ~ン、と軽快なベルが鳴る。

 

「あら、誰かしら? はーい」

 

 サボテンに水をあげていたなでしこが腰を上げた。

 ようこはソファーに寝転びながら少女漫画を読んでいる。面白いと話題の漫画らしく、モテない男子とモテない女子同士の学園恋愛ものらしい。

 漫画はいいぞー。面白いし色んな知識を仕入れることができる。そして人生のなにかを豊かにしてくれる。お前さんも色んな漫画を読んで良い影響を受けなさい。

 俺は適当にネットサーフィン。いつもの小説サイトなどを巡回して更新されていないかチェック。あ、この小説更新されてる……。作者生きてたのか。

 他になにか面白い小説ないかなー、と日刊ランキングコーナーを見ていた時だった。

 玄関のほうからなでしこが「啓太様ー」と手招きしてきた。

 

「……ん? 勧誘?」

 

 変な勧誘だったら断っていいよ。

 

「啓太様のご学友がいらっしゃいましたよ」

 

 ご学友? 誰だろう。剛三郎か?

 重い腰を上げて玄関に向かう。すると、そこには――。

 

「やあ川平。闘うオタクこと河原崎直己だ。愛しのようこさんに会いに来たよ」

 

 大きな花束を抱えたオタク先輩だった。

 リビングのほうからガタッと大きな音が響いた。ようこがソファから落ちたのかもしれない。

 なでしこに戻るように言いつけ、俺と先輩は玄関先で対峙した。

 

「……先輩、いい加減にする。やってることストーカー」

 

「そんなことは百も承知だ。正直ようこさんに悪いと思わないでもない。だがしかしっ、長年追い求めてきた『猫娘変化』のヒロイン、こね子ちゃんに匹敵するインパクトを持ったケモノ娘が現実に存在し、そこにいるのだぞ! 俺のオタク魂は止められないんだッ!」

 

「猫娘変化、ね……」

 

「うむ。俺が敬愛する作者、近藤八五郎先生が生み出した至高の漫画だ。川平は俺が先生に憧れてオタクになり、『猫娘変化』の同人誌を書いているのは知っているな?」

 

「……まあ」

 

 中学時代では何度も何冊も読まされたし。

 漫画家である近藤八五郎。彼の書いた【猫娘変化】はその名の通り、猫耳と尻尾を生やした獣人の女の子が主人公の漫画。

 猫耳メイドとスクール水着を常用する天使な女の子で語尾が『ぱにゃ』。典型的な萌えキャラの作品で河原崎先輩は初めてこの漫画を読んだときかつてない衝撃を受けたらしい。

 

「ここから……『猫娘変化』からすべてが始まったのだ。俺のオタク道は。敬愛して止まない近藤八五郎先生に近づきたいと切に願い、猫娘変化の同人を書き始めたのは。先生は登場人物になりきるために常日頃から猫耳を着用して生活していたらしい。語尾の『ぱにゃ』を必ず忘れなかったのは今では軽く伝説とかしているくらいだ。残念なことに急性心筋梗塞でお亡くなりになられたが、最期の最期まで猫耳は外さず、登場人物になりきり逝かれた……。俺は、彼を神だと思っているよ。実際【猫娘変化】という一つの世界を作り出してしまったのだからあながち間違いではない」

 

 死の間際でもキャラを貫き通したのか。それは純粋にすごいな。

 先輩は遠い目をしながらしんみりと語った。

 

「俺はな、川平。近藤八五郎先生の衣鉢を継ごうと思ったんだ。先生が描いた、作り上げたあの世界を終わらしてはならないと。未熟ながらそれが俺に課せられた使命にも思えたんだ。だから俺はどこまでも探求する! 追い求める! 猫娘変化を形作るケモノ娘を! しかしっ、まことに遺憾ながら俺の書くヒロインたちには何かが足りないんだ……ッ!」

 

 いや知らんがな。

 

「夏コミも冬コミも毎度出展している。多くの同士たちからも熱い支持をもらっている。おかげさまでこの界隈ではちょっとした有名人だ。だがしかしっ、まだ俺が追い求めるケモノ娘にあらずっ!」

 

 グッと拳を握り、そう熱く語る。

 背後のほうから「うわぁ……」とどこか引いたような声が聞こえた。

 

「故に川平! 俺にようこさんをスケッチさせてくれッ! 本物のケモノ娘と会えるなんてまたとないチャンスなんだ!」

 

「えー」

 

「頼む川平、この通りだ!」

 

 大きく頭を下げる先輩。その必死に低頭する姿勢や熱い語らいから邪な念は一切伝わってこなかった。

 本当にただ純粋にそのケモノ娘を追い求めてるんだな……。

 そのストーカー地味た手段はともかくとして、俺としては先輩に協力してやりたい気がある。大変お世話になったし、一つのものを純粋に追い求める姿は見ていて美しいと感じたからだ。

 だけどなー、肝心のようこがねぇ……。

 

「……まあ、とりあえず上がる」

 

「おお、それでは失礼して」

 

 先輩を家に上げてリビングに向かうと、すでになでしこが人数分のお茶を用意してくれていた。

 困った顔で正座するなでしこを楯にようこは「うぅぅ……」と獣のような唸り声を出して威嚇している。

 玄関でのやり取りが聞こえたのだろう。警戒しているようだった。

 

「おおっ、愛しのミューズよ! また会えたね」

 

「わたしは会いたくない!」

 

「ハッハッハッ、なかなかお茶目な冗談を言うお方だ」

 

 うん。全然言葉のキャッチボールが出来てないね。

 先輩はようこからなでしこに視線を移すと不思議そうに首を傾げた。

 

「そちらの可憐なお嬢さんはもしや、一昨日我が校に来たという美女か? なんだ川平、もう同棲してるのか。結婚式には是非呼んでくれ」

 

「同棲……結婚……」

 

 恥ずかしそうに俯くなでしこさん、非常にキュート。

 ここは一度、ちゃんと二人のことを紹介したほうがいいな。

 

「紹介する。彼女はなでしこ、後ろのはようこ。二人とも俺の犬神」

 

「犬神……というと、以前川平が言っていた?」

 

 中学時代に俺の家系や犬神のことを説明したことがあるが、どうやら覚えていたようだ。

 驚いた顔で二人を見る先輩に首肯した。

 

「ん。その犬神。だから一緒に住んでる」

 

「なるほど、そうだったのか。……んんっ!? 待てよ、ということは……なでしこさんもケモノ娘なのか!?」

 

 くわっと目を見開いた先輩がなでしこを凝視した。その穴が開きそうなほど強い眼力になでしこの笑顔が少しだけ引きつる。

 

「えっと……」

 

「…………ふぅ。しかたない。なでしこ、お願い」

 

「は、はぁ……」

 

 どろん、とその綺麗な灰色の尻尾を露にする。

 先輩の目が輝いた。

 

「ふぉぉぉぉぉぉっ! ケモノ娘だ!」

 

 一瞬でなでしこの背後に回り込んだ先輩は至近距離からしげしげと尻尾を観察し始めた。

 小さく悲鳴を上げたようこが慌てて飛び退り、なでしこは固まる。

 

「ふむふむ。ようこさんのと比べて随分スマートな尻尾をしているんだな。同じ犬神とやらでも個人差があるということか……。うむ! これはこれで素晴らしい!」

 

「……っ」

 

 バッとスカートを押さえたなでしこが早足で俺の後ろに回りこみ裾を小さく握ってきた。微笑みは絶やさないでいるが明らかに硬い笑みだと分かる。

 うん、どうやらもう一人の犬神にも嫌われたようですな。フォローしようにも出来ませぬ。

 

「……先輩、なでしこにも嫌われた」

 

「ばかなっ!?」

 

 いや自分の行いを冷静に振り返ってみろよ。

 その後、一生懸命頭を下げてスケッチをしてきた先輩だったが、二人の態度は軟化しなかった。

 泣く泣く家を出る先輩を見送る俺の後ろでは、なでしこがファ○リー○を部屋中に吹きかけ、ようこが花束をゴミ箱に突っ込んでいた。

 お、女って怖えぇ……。

 

 





 どうもお久しぶりです。今の今まで執筆意欲が中々沸かなかったので、ここまで掛ってしまいました。
 亀更新になると思いますが、細々とやっていきます。

 最近、便秘気味で昨日は血便が出る始末。大腸ガンじゃないか心配です……(´・ω・`)

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