箱庭でもリライター   作:ヤスズ

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第七話

 

涼太side

 

俺たちは"契約書類"に承諾しギフトゲームの入り口にたった。

 

まず最初に口を開いたのは十六夜。

 

「このゲームは四つの役割分担が必要だ。まず俺は御チビと共にゲームマスターを倒す。春日部は索敵要因。悪いがお嬢様には失格覚悟の囮と露払い。涼太はもしものための俺のバックアップだ。なにか異論はあるか?」

 

「……ない」

 

「俺もそれでいい」

 

「仕方ないわね」

 

耀、涼太、飛鳥(←若干不満気)の順番で返事をした。

 

「それじゃあ、皆さん行きましょう!」

 

ジンの掛け声と共に(実際には十六夜扉を蹴破って)ゲームがスタートした。

 

 

〜〜〜

 

 

大理石でできた廊下には幾つもの支柱が立っており遠くまで見ても同じ光景だ。俺たちは今飛鳥を除く全員が廊下の隅に隠れている。この場にいない飛鳥は正面の階段前広場で水樹を使って大暴れして囮役に徹してくれている頃だろう。

 

耀の嗅覚と聴覚で見つけ出した二人組を撃退し不可視のギフトをすでに二つ手に入れていた。今は今後の作戦を立てているところだ。

 

「不可視のギフトゲットだ。最低でもあと一つ、贅沢いえばあと二つ欲しいが……」

 

「仕方ない、このままじゃ埒が明かないだろ。耀には悪いが」

 

「気にしなくていい。埋め合わせは必ずしてもらうから」

 

「ああ。埋め合わせは必ずさせる。涼太に」

 

「俺かよ⁉︎」

 

そんな軽口を叩けるほど余裕がある訳ではないがそこはノーネームきっての問題児集団。ジンは頭を抱えていた。

 

「今から突撃するから御チビは死んでも見つかるな」

 

「はい」

 

ジンが物陰に隠れ、涼太と十六夜は不可視のギフトで姿を消し、耀が物陰から飛びたす。

 

「いたぞ!名無しの娘だ!」

 

「人質にして炙り出せ!」

 

「きっと残りも近くにいるぞ」

 

耀に襲いかかる総勢六人の騎士達。不可視になっているものとなってないものがいる。俺はアウロラを鉤爪状に展開し、耀の支持に従い不可視のギフトごと切りつけ、十六夜は第三宇宙速度で吹っ飛ばした。

 

「どうだ、春日部。他にはまだいるか?」

 

「ちょっとむずかしいかも……わ!?」

 

突然耀が吹き飛んで壁に叩きつけられる。

 

壁に叩きつけられた耀を抱き上げ退避しようとした時、十六夜がカウンターで蹴りを入れた。鈍い音がしたことからたまたま当たったようだがそれが不味かった。

 

「手応えありか……何!?」

 

次の瞬間俺達がいたところが爆発した。

 

 

 

黒ウサギside

 

大理石でできた廊下を抜けて来られる此処は一種の闘技場のようなところ。ゲームに参加できないレティシアと私と敵であるゲームマスターのルイオスと此処にいるのだが………。

 

「あー、退屈だな。黒ウサギさんちょっと僕の前で股でも開いてよ。どうせ、誰も来ないんだし」

 

「ふ、ふざけないでください!それに皆さんはそんなやわじゃありません!」

 

さっきからこの調子で人の神経を逆撫でするようなことばかり言ってくる。とはいえ相手は曲がりなりにも箱庭五桁のコミュニティ。幾ら特殊なギフトを持った皆さんでも勝つのは難しいと考えてしまう。それにもし此処にたどり着いてもルイオスは切り札を持っているだろう。

 

アルゴルの悪魔。ペルセウスが持つ最強最悪の隷属させた元魔王。このギフトがある限りノーネームの勝ちは無いようなもの。

 

せめて、皆さん無事でいてください‼︎

 

「その通りだ。クソッタレ。さっさとこんなゲーム終わらせるぞ」

 

声がした方を向いた黒ウサギが見たのは十六夜とジンだった。

 

囮役である飛鳥、索敵要因である耀はともかく、涼太がいないのはおかしい。恐る恐る黒ウサギは聞いた。

 

「い、十六夜さん、他の皆さんははどうしたんですか?」

 

「チッ、涼太に貸しをつくっちまった。春日部が今涼太のそばにいるから一応大丈夫だと思う」

 

舌打ちした十六夜がルイオスを睨みつける。ルイオスは嫌味な笑みを浮かべていた。

 

「あー、あの作戦。上手くいったのか。けど予定では全員死んでるはずなのになんでかな」

 

「あん?馬鹿が体張って俺らをかばったからに決まってんだろ」

 

そういって怒気を抑えることなく十六夜は駆け出した。

 

 

 

耀side

 

 

爆発の光で一時的に失明していた視力が戻ってきた頃私は周りを見渡した。

 

爆発したとおもわれる中心部には人とは思えないバラバラに焼き焦げた死体が落ちてあり、そこから放射状に周りには瓦礫がたくさん落ちてあった。

 

どうやら遠くにいたジンは無事なようだ。だが中心部にいた自分や十六夜も無事なのは何故だろうと考えていた。

 

考え事をしようやく落ち着いてきた時、やっと自分にもたれかかっているものがあることに気づいた。それは瓦礫などではなく、ノーネームの本拠で楽しい日々を過ごした。爆発の前に自分を抱えて助けようとしてくれた涼太だった。その背中には痛々しい火傷や飛んできた瓦礫が突き刺さっている。

 

「………り、涼太?」

 

恐る恐る声を掛けながら仰向けにすると弱々しい声が聞こえた。十六夜も駆け寄り刺さった瓦礫を抜きながら声を掛ける。

 

「お前、なにした?」

 

「……耀か?大丈夫なようだな。その様子だと……十六夜も無事そうだな。イヤなに……ァウロラを操作してジンと十六夜、あと建物が崩れねえように覆いかぶせた……だけだ。まあ足りなくなって耀に回す分が無かったから……かばって見たんだがこのザマだ……」

 

「馬鹿か!俺ならあれくらいの事で死にはしない!」

 

事実そうだろう。私たちが出会ってまだそれ程月日は流れてないが十六夜の強さは知っている。涼太もその筈なのだが………。

 

「だ……が、お前には、この後ラスボス待ってるだろ?さっさと行け……追っ手がこないとは限らない」

 

その言葉に十六夜は苛立ちながら立ち上がる。

 

「待ってろ。さっさとあの七光りをぶん殴って終わらせてやるから」

 

「ああ。任せる」

 

そう言うとジンを連れて駆け出した。爆発したので無いとは思うが一応周りを索敵するが誰もいなかった。それを確認してから膝を乗せた涼太に向き直る。

 

「……どうして?私を助けるより涼太が無事な方がゲームクリアが早いのに」

 

「ば……か。女の子見捨てて……生き残るほど俺は……クズじゃねえよ。」

 

気がつくと瞳から一筋の雫が頬をつたい落ちていた。泣いているのだ。自分のせいで涼太に怪我を負わせてしまった。自分のせいでゲームがクリアできなるかもしれない。せっかく、ガルドとのギフトゲームの後に涼太が教えてくれたのに、私はまた過ちを繰り返してしまった。そう思うと次第に涙がボロボロ出てきてしまったのだ。

 

その涙が涼太の顔に伝い落ちた時、涼太は何か覚悟を決めたような顔をしてこっちを見てきた。

 

「そうだ俺のお願い二つ聞いてくれるか?」

 

耀は少しドキッとした。いきなり喋り掛けられたのといつもヘラヘラしている涼太がこんな時なのにカッコよく見えたからだ。

 

「分かった。聞くからもう喋っちゃダメ。じっとしてて」

 

涼太はそれでも続けて話す。

 

「まず一つ、俺とデートしろ。丸一日俺と過ごせ。知っての通り俺は女の子だ大好きだ。特に耀みたいな可愛い子がな。そして、二つ目は…十六夜に任せたが気が変わった、俺を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ルイオスのクソ野郎のところまで連れてってくれ」

 

 

涼太は私の眼を真剣な眼差しで見てくる。そんな顔をされて断れる訳がない。ただ一言言葉を発するので精一杯だった。

 

「はい」

 

すると涼太は目を瞑り私にも聞こえないような声でブツブツ何かを言っていた。

 

 

十六夜side

 

俺はアルゴールを殴りつける。ただひたすらに殴り続ける。先程までの苛立ちを拳に込めて八つ当たりをする子供のように。

 

「GYAAAAAaaaaa!!」

 

「どうした元魔王!今のは本物の悲鳴みたいだぞ!」

 

前足の爪を振りかぶり切り裂こうとしてくるが、力尽くでねじ伏せ、腹部を幾度も踏みつける。

 

「図に乗るな!」

 

「テメェがな!」

 

ハルパーを振り回し疾駆するルイオスを蹴り上げる。辛うじて柄で受け止めるが勢いを殺しきれなかったのか壁際まで吹き飛ばされる。

 

屈辱で顔を歪ませるルイオス。しばし悔しそうに表情をしていたがーーースッと真顔に戻る。そして極めつけに凶悪な笑顔を浮かべ、

 

「もういい。終わらせろ。アルゴール」

 

石化のギフトを解放した。褐色の光が十六夜を包み込もうとする時真正面からその瞳を捉えーー

 

「ーーーー……カッ。なめんな‼︎」

 

褐色の光を、踏み潰した。比喩ではなくアルゴールの放つ褐色の光は砕け散り影も形もなく吹き飛んだ。

 

「死ね!」

 

石化のギフトは通じなかったことにルイオスは驚いていたがそこは腐ってもコミュニティのリーダー。すぐに切り替えて俺の背後に移動しハルパーを振るう。

 

だがその程度の攻撃は目を瞑っていても反応できる。裏拳を叩きつけてやろうと腕を振り抜くが空を切った。裏拳で応戦する前にルイオスが吹き飛んだのだ。

 

「悪りぃな十六夜。ちと遅れた。こいつだけは俺にやらせてくれ」

 

ルイオスを吹き飛ばしたのは涼太だった。立てるはずのない傷だったはずの涼太がここにいることも不思議だったが、それ以上に涼太の接近全く気付けなかったことに驚いた。

 

「涼太、次はどんなことをした?俺の獲物を横取りしたんだから、これで貸しはチャラだからな」

 

「ちょっとだけ書き換えた。OK。十秒で終わらせる」

 

書き換えたと言ったが何のことかは分からない。だが涼太になら任せても大丈夫だろう。

 

最小限の言葉を交わし、アルゴールを殴り、蹴り、投げた。動かなくなるまで鬼神のごとく。

 

「こんなのが元魔王か。なんか拍子抜けだな」

 

動かなくなったアルゴールを横目にもう一つの決着に目を向ける。涼太はアウロラを両手剣を展開。ルイオスは空に逃げるが、涼太は即座にアウロラで羽を創り羽ばたく、一瞬でルイオスの懐に入り一刀両断した。

 

「言っておくが、俺の仲間に手を出す奴は………絶対に許さない‼︎」

 

「ぐああぁぁぁ‼︎」

 

斬り付けられたルイオスはそのままの勢いで床に激突。起き上がろうとしたところを頭を掴み床に叩きつける。

 

「も、もう僕の負けでいい………商品の吸血鬼でも何でも持って行け」

 

心身ともにボロボロなのだろう。途切れ途切れの言葉と顔を見るに戦意は完全に消失したようだ。だがまだ終わらない。

 

「おいおい、お坊ちゃんよ。誰が商品はレティシアだと言った。俺達はそんなこと誰も言っていないぞ」

 

「なっ⁉︎」

 

「まずは旗印を頂く。旗印を盾に再びゲームを挑み次は名前でももらおうか。それから箱庭で二度と活動できないぐらいに貶めてからでも、レティシアは取り戻せる。ならお前がする事は一つだよなぁ?」

 

「く、くぅそぉがぁぁぁぁ‼︎」

 

ルイオスは敗北覚悟で駆け出した。

 

 

〜〜〜

 

 

「「「「じゃあこれからよろしく、メイドさん」」」」

 

ノーネーム本拠の大広間。レティシアを取り戻し歓喜に溢れた黒ウサギと人の目の前でその言葉は発せられた。

 

「え?」

 

「え?」

 

「……え?」

 

黒ウサギにジン、レティシアはあっけにとられたような顔をしていた。それもそのはずようやく戻ってきた仲間が問題児達にいきなりメイドにさせられようとしているのだから。

 

「え?じゃないわよ。だって今回のゲームで活躍したの私たちだけじゃない?」

 

「うん。私なんて力いっぱい殴られたし」

 

「俺なんて死にかけたぞ」

 

「つーかもともとペルセウスに挑戦出来るようにしたのは俺。アルゴール倒したのは俺だろ。あとルイオスは涼太が、それで涼太の貸しはチャラになったから、所有権は俺たちで等分2:2:3:3でもう話は付いた!」

 

事実、ゲームの後に四人で話し合ったことだ。お嬢様は洋風のメイドに憧れていたというし、涼太は反論なんかしなかった。春日部はまた涼太の腕を抓っていたが乗ってくれた。

 

「わかった。今回の件で、私は皆に恩義を感じている。喜んで家政婦をしようじゃないか」

 

意外と冷静なレティシアを見てついヤハハと笑う。和やかな俺達を見て黒ウサギは力なく肩を落としたようだが。

 

 

涼太side

 

ーーー"ペルセウス"との決闘から数日後の夜。

外では歓迎会が開かれているようだ。だが俺は自室のベットで寝ている。

 

なぜかというと、瀕死の状態で書き換え(リライト)をしたのだが怪我は完全に治ったわけではなく、レティシアのメイド騒動の後に廊下でぶっ倒れいたのを黒ウサギ先生に見つかり絶対安静命令を受けたのだ。

 

よって、する事の無くなった俺はベッドに寝転がりペルセウス戦で書き換えたことを思い出した。

 

〜〜〜

ペルセウスの兵隊が爆弾持って突撃してきたのを十六夜が蹴り飛ばして爆発した時、耀の涙を見てしまった俺は書き換える事を決心した。また頭の中で声が響いてくるかと思いきや今回はそんなことなかった。

 

まずは眼を瞑る。イメージは前に白夜叉と対決した時に書き換えようとしたやり方と一緒。この時、アクセルを踏みすぎないように時計の秒針一つ分進めるほどの弱さにしておく。

 

次に書き換えたい場所を強くイメージする。今の俺は爆発の熱と飛んできた瓦礫などで全身を怪我しており動くこともままならない。ならイメージするのはギフトゲームが始まる前のベストコンディションに準ずるほどの肉体。それと今までアウロラを使用する際、手に余す感覚が生じた。それを改善するため両腕の筋肉、筋組織を以前より強靭に、それにより変わる肉体の総体質量を安定させる全身のバランス感覚の強化。

 

それらを強くイメージ。全身に油滴が浸透し稲妻が走るような感覚になる。

 

再び眼を開けると焼け爛れ血が流れていた背中はほぼ元どおりに、全身の強化を確認。後は………。

 

「じゃあ、耀。行ってくる」

 

立ち上がり頰に涙の跡が残る耀に一言声をかける。

 

「いってらっしゃい」

 

「おう」

 

もう何も言わなかった。言葉は必要なかった。可愛い女の子に涙を流さしたルイオス(クソ野郎)を倒すべく俺は戦闘が行われてるであろう場所へと駆け出した。

 

〜〜〜

 

ギフトゲームが終わって時間が経ったが強化した部分は以前そのままだ。これをすれば直ぐに強くなれるんじゃないかと考えるが、思い留まる。こんな便利な力にリスクが無いわけがない。あの男を言っていたことだ。取り敢えず俺が今出来ることはゆっくり体を休めることだろう。

 

そう思い布団に潜るがなかなか寝付けない。そこであることを思い出す。以前、エロについて語ったフォレス・ガロのオッサンに貰った一冊の本。所謂、エロ本。箱庭にもあるとは思わなかったがここは有難く読ませてもらおう。

 

「えーと、あった!"箱庭のメロン畑"(←エロ本の題名)。じっくり鑑賞させてもらいましょうか」

 

本を開けた時、コンコンと控えめなノックが聞こえた。急いで枕の下に本を隠して「どーぞ」と言うと、入ってきたのは耀だった。

 

「どうした?歓迎会はまだ終わってないだろ」

 

「うん。けど涼太がさみしそうにしてるかなと思って。………迷惑だった?」

 

少しシュン、とする耀。その様子があまりに可愛かったので慌ててフォローする。

 

「いやいやいや、全然そんなことない。めちゃくちゃ嬉しいよ」

 

そう言うと、耀の顔はぱぁーと明るくなった。そしてベットにのってきた。いきなりの行動に驚いた俺は声が裏返ってしまった。

 

「ど、どうした?よ、耀」

 

「うんと、そういえばちゃんとお礼言ってなかったかなと思って……涼太のこと見直した。いつもいろんな女の人にデレデレしてて節操のない人かと思ったけど、助けてくれた時すごく………か、かっこよかった。本当にありがと………う?」

 

なんで最後が疑問形だったんだろ?と思いながら、耀の目線を追うと枕に集中してた。気がついた時にはお宝写真集(メロメロメロンちゃん)が耀の手の中にあった。

 

「よ、耀さん?そ、それはデスね。ナントイイマスカ。えっ!?なんでそんな殺気を込めてるんです?ちょ、ちょっとお待ちをーーー」

 

「人が折角心配してきてあげたのに涼太のバカァァーー‼︎」

 

バシィィーーン‼︎気持ちの良い快音が響いた。凄まじい威力のビンタだった。ついでにお宝写真集(俺のメロンちゃん)はビリビリにしてから耀は出てった。チラッと自分の胸の大きさを確認しながら。もう最悪だな、しかも十六夜と飛鳥がドアから覗いてたし。

 

「あーー、早く怪我治んないかな………」

 

 




あとがき座談会コーナー

今回のゲストは春日部耀さんでーす!!

イエーェイ!オッシャー♪ワッショイ!ワッショイ!

「とうとう壊れたか?この馬鹿は」

「………(//∇//)」

耀さんは心当たりがありますよね?私が書きたかったシーンの一つがようやくかけたのでアゲアげ↑↑で行きますよ!!今のところは耀さんがヒロインですよ。

「………よし」←影でガッツポーズの耀さん。

………まあ、暫くしたらヒロイン候補が増えますがね。

「エッ!?」今度はorz状態の耀さん。

「耀は情緒不安定だな。ところでお前のテンションはどうでもいいんだが………大分、更新が遅かったな」←爽やかな笑顔。

イ、イヤ、チョットイロイロイソガシクテ………

「耀。確保だ」

タッ!バシッ!

ヤ、ヤ、ヤヤ、ヤメテェェェ!!

ーーーしばらくお待ちくださいーーー

「どうする?この屍」

「ほっとけほっとけ、そのうち復活するさ」

「じゃあ、今度は涼太の番だね」

「エッ!?」

「本編の事だけど、どうしてあんなことしたのかな?確かにあの状況で涼太が助けてくれなかったら、怪我じゃ済まなかったかもしれないけど、私だってそんなに弱いわけじゃないよ。守られるだけなんてヤダ。それにこの際言っておくけど、涼太の女癖の悪さどうにかならないの?この前も目を離した好きに街で女の子に声かけてたじゃん?そこんとこどう思ってるの?」

「よ、耀さん少し落ち着いてください。後ろに暴風が吹き荒れていて怖いです」

「O・SHI・O・KIだね♪」

「イィォォヤァァァ!!」

ドシャ!←二つ目の屍の誕生。

「あ、二人とも寝てるから今回はここまで、」

「次回もよろしくね」

(感想を、評価を下さい!!)

(これからもこの駄作者をよろしく!!)

↑二つの屍らのメッセージ。

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