コードギアス〜暗躍の朱雀〜   作:イレブンAM

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シンジュク事変・四

 

「おいっ! コレからどうすれば」

 

 訳もわからないままに謎の声に従ったカレンは、冷静さを取り戻すと同時に焦りを覚えていた。

 KMFの性能は相手が上……このまま障害物の無い線路上を走り続ければモノを言うのは機体性能であり、いずれ追い付かれるの明らかだ。

 

 まさか、騙された……?

 

 紅月カレンの感情と思考が極限の中で激しく揺れ動く。

 

「飛び移れ! 私を信じたからには勝たせてやろう」

 

 走るグラスコーの前から迫る列車。

 カレンは謎の声に従いグラスコーを駆って列車の上へと飛び上がる。

 

「小癪な真似をっ! 先に行け」

 

 部下を先行させたジェレミアはサザーランドを巧み操り、正面から列車を受け止めると、脱輪させることなく停止させた。

 並のパイロットではこうはいかず、ジェレミアの非凡な操縦技術の成せる業であろう。

 

 しかし、これはジェレミアの慢心が招いた悪手だ。

 両腕を使い、止める必要の無い列車を受け止め、動きの止まったKMFなどは格好の的となる。

 

――ガガガガガッ

 

 予知にも等しい戦術眼を以て、予め高所のビルに伏していたルルーシュが銃撃を放つ。

 

「何っ!? あれはっ……ゼロっ!?」

 

 為す統べなく銃撃を受けたジェレミアは、咄嗟に脱出レバーを引いてコクピット諸とも離脱する。

 飛び去り際に衝撃の方向を頼りに攻撃手を探り当てたジェレミアが目にしたのは、戦場には不似合いな真紅のナイトメア。

 流線形から鋭角な刺々しい形状へと変わっているものの、隠密を旨とするテロリストには似つかわしくない大胆不敵なあの色、そして、大型の爪の様な右腕部こそはデビルオクトパスの何よりの証。

 数年に渡りクロヴィス皇子を悩ませ続けた元凶そのモノが、ここに再び姿を変えて現れたのだ。

 

「おぉのぉれぇぇっ!!」

 

 皇族に仇為す怨敵を前にして戦闘離脱するジェレミアは、己の不甲斐なさに叫びをあげるのだった。

 

「ジェレミア卿!?」

 

 思わぬ上官の退場に呆然となるブリタニア兵。

 

「ハァぁぁぁっ!!」

 

 その隙を見逃さず、カレンの駈るグラスコーが列車の上を滑走し、棒立ちのサザーランドの頭部に強烈なパンチを撃ち込む。

 たかがパンチ。

 だが、繰り出したのが重さ数トンにもなる鉄人形ともなれば、その衝撃たるや幾ばくのものか。

 

「くそっ!」

 

 モニターの破損に加えて駆動器系にも異常をきたしたサザーランドを捨て、ブリタニア兵が離脱する。

 

(なるほど……エースの資質というのは本当の様だな)

 

 カレンの操るグラスコーはこれまでの戦闘で片腕を失っている。

 バランスの崩れたKMFでアレほどの動きを見せる紅月カレンは、朱雀が言うようにエースなのだろう。

 

(コイツは使えるな)

 

 ルルーシュは端正な顔立ちの口角を上げてほくそ笑む。

 

「すまない、助かった」

 

「積み荷をプレゼントしよう」

 

 満足気な笑みを浮かべたルルーシュは会話にならない答えを返すと、戸惑うカレンをその場に残し姿をくらませるのだった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 列車の積み荷であったサザーランドとコードネームを受け取った扇グループは、ブリタニア軍に対して反撃を開始していた。

 

「P1、P2。そのまま前進!」

 

「P3、P5。壁に向かって撃ちまくれ!」

 

 戦場をチェスの盤に見立て、全てを掌握したルルーシュの矢継ぎ早な指示が繰り出される。

 敵味方識別信号を利用した、反則とも言える戦術を基本としているが、コレをこなせる人物が一体どれほど居るだろうか?

 識別信号を発さなければ敵側に対して騙し討ちが出来るメリットがある反面、味方側も味方を把握できずに同士討ちとなるデメリットがある。

 不意に遭遇して目視すれば、味方も戸惑うのだ。

 

 正に諸刃の剣。

 

 そのデメリットを避けて作戦を遂行するには、移り変わる戦場の全てを把握して、一挙手一投足におけるまでの行動を指揮する必要があるだろう。

 見た目が同じ機体への攻撃。

 おいそれと出来ない行動を可能にしているのが、全てを把握する指揮官の存在と指揮官への全幅の信頼。

 言い換えるならば、扇グループの面々は今まさに駒として動き、ルルーシュの指揮の元で躊躇うことなく動いているに過ぎない。

 

 そう言った意味では、この戦果の影の立役者は扇要になるだろう。

 善良、凡庸、優柔不断。

 取り立てて秀でた面の無い扇だからこそ自身の限界を悟り、逆転の一手を得体の知れないルルーシュに託す決断が下せた。

 扇グループの面々は扇の決断に従い、それが結果に結び付いたのだが……ブリタニア軍を圧倒し高揚する今、これに気付く者はいない。

 

「Q1、地図は正しいんだな?」

 

 最後の確認とばかりにQ1のコードネームを持つカレンに尋ねたルルーシュであったが、ジェレミア機を撃破して以降、朱雀達の元へと引き返り姿を見せぬままで指揮をとっている。

 

″王様が動かないと部下が付いてこない″

 

 この信念に反する行動だが、初陣かつ部下とも呼べないテロリストを率いてでの戦いと考えれば仕方の無いことだろう。

 

「あぁ……でも現地も見ずに?」

 

 スピーカーから流れる声にカレンが疑問を持って切り返したのは、姿を現さない指揮官に対する不満が燻っているからだろう。

 

「充分だ」

 

 今までの小競り合いの全ては、この為の布石。

 

 地下街の広がる戦場の中央に追い詰められたと装い、ブリタニア軍を誘き寄せ、

 

 そして、

 

「やれっ!」

 

 ルルーシュは地形を利用した一網打尽の一手を告げる。

 

 中央に集まった筈の扇グループは、既に地下街へと逃げ込んでいる。

 地上に残るは、餌に群がる様に集まったブリタニア兵のみ。

 

――ガシュッ

 

 ルルーシュの指示に合わせてカレンがグラスコーのスラッシュハーケン放ち、脆くなった天井に突き刺さった衝撃と、集まったサザーランドの重みで大地が崩れ落ちる。

 

「ハハハハハハっ! ヤれるじゃないか。朱雀、俺はお前の力を借りずともやってみせるぞ!」

 

 手応えと勝利を感じ取ったルルーシュは高笑いを上げ続け、朱雀はそれを複雑な表情で見守るのだった。

 

 

 

◇◇

 

 

 

――ピィ――っ!

 

 クロヴィス第三皇子の前の大型のモニターが、味方機のロストを次々に告げている。

 

「わ、私は一体何と戦っているのだ……?」

 

 豪華な椅子から立ち上がったクロヴィス皇子は、失われていく自軍の信号を見詰め立ち尽くす。

 二十を越えるサザーランドがほぼ同時に撃破されたのだ。

 戦場を平面で捉え、教科書通りの戦術しか使えないクロヴィスでは、何が起きたのか理解出来ようはずもなかった。

 

「ゼロです、殿下」

 

 モニターの半分を占拠してジェレミア辺境伯の顔が映し出される。

 

「ゼロ……だとっ!? バカを申すなっ! ヤツは戦術とは無縁の愚か者ではないか!!」

 

「早々に撃墜されたかと思えば何を言われる、ジェレミア卿? ゼロならばクロヴィス殿下の御采配をもって仕留めたではないか? そもそも無策で突っ込んで来るのがゼロという輩。自らの失態を誤魔化す為にゼロの名を使うとは感心しませんな」

 

 ジェレミアが率いる純血派の台頭を快く思わないハゲ頭の副官バトレーは、ニベもなくジェレミアの報告を否定する。

 無論、否定している場合でないのはバトレーにも分かっている。

 だが、ジェレミアの報告が真実だとしても、認めるわけにはいかないのだ。

 

 再三に及ぶゼロの襲撃により、第三皇子クロヴィスはエリア11総督として崖っぷちに立たされていた。

 窮したクロヴィスが、兄であるシュナイゼルの知恵と伝手を頼りにゼロを倒したことで、なんとか首の皮一枚で繋がった総督としての地位だ。

 

 皇帝の許可を得ずに秘密裏に行われた実験の露見……反乱分子の鎮圧失敗……そこに、ゼロ討伐が実は失敗してました、等と付け加えればクロヴィスの失脚は避けようもなくなる。

 ゼロ出現が真実だとしても、守備隊までもが陣形を崩した以上、ゼロは倒せず失態を積み重ねる事となり失脚は避けられない。

 それならば、この場を濁して軍を退き…………と、ここまで考えたバトレーは手にした書類を落として固まった。

 

「くっ……おっしゃる通りですが、私は見たのです。この一連の攻撃が始まる前に、戦場には不似合いな真紅のナイトメアを!」

 

「な、ならば何故、其奴は姿を見せんっ!! あのゼロならば姿を隠す様な真似をせず、単機でも仕掛けてこよう!!」

 

 バトレーは気付いてしまった危惧を否定するかのように叫ぶ。

 

 もしも今、あのゼロが単騎で突っ込んで来れば、防ぐ術が無い。

 厳重に警戒する基地に攻め寄り、嘲笑うかの様に去っていくゼロが、『ここに皇族が乗っていますよ』と主張せんばかりの豪華な御用車を仕留められない筈もない。

 尤も、これ等全てはバトレーの杞憂であり、そもそもC.C.を実験体としていたのは兎も角、取り逃がした時点でクロヴィスの失脚は確定事項となっている。

 

 そんな事を知る由もないバトレーは、クロヴィスの為に無駄な足掻きと知りつつも、頭を巡らせる。

 

「いや、兄上が言っていた……判りやすい行動を取るゼロなる者は、裏があるのかと計りかねる。ヤツはとんでもない愚か者か…………策士のどちらかだ、とな」

 

「シュナイゼル殿下が?」

 

 第三皇子であるクロヴィスには、二人の兄がいる。

 迷うこと無く第二皇子シュナイゼルの名を挙げたジェレミアも、ある意味で失礼な男だ。

 

「で、ですが、ジェレミアが申すだけでゼロが現れたとは限りますまい」

 

「もうよい……私とてブリタニアの皇子だ。神聖ブリタニア帝国に弓引く愚か者が居ると知っては捨て置けん」

 

「「殿下……」」

 

「ロイドを呼べ!!」

 

 クロヴィスの叫びに合わせて大型のモニター一杯に、眼鏡を掛けた男の顔が映し出される。

 

「はぁい♪ 御待ちしておりましたァ殿下。特別派遣キョウ導技術部で御座いまァす」

 

「お前のオモチャならばヤツを炙り出し、勝てるのだな?」

 

 緊迫した場の空気を台無しにするあっけらかんとした男の登場に、諦めた表情のクロヴィスは椅子に腰掛け頬杖ついて語りかける。

 

「勿論です、殿下。ランスロットとお呼びください」

 

 飄々としたロイドの受け答えに居並ぶ士官達は眉をひそめるも、声に出して非難する者はいない。

 シュナイゼルの命を受けてエリア11に派遣されたロイドは、伯爵でありながらKMF研究者といった肩書きの持ち主だ。

 ロイド本人にそんな気はなくとも、ロイドに意見する事はシュナイゼルに意見する事に繋がる、と見なされ煙たがられている。

 

「ならば、第三皇子クロヴィスの名に置いて命ずる! ゼロを討滅せよ!」

 

 ロイドに頼る、それはすなわちシュナイゼルに頼ると言うことである。

 崖っぷちに立たされているクロヴィスは、ロイドを呼んだ時点で皇族としての芽が無くなったと理解している。

 

 それでも、勝つための手段としてロイドを呼んだのは、皇族としてのクロヴィスの意地だろうか。

 

「お任せ下さい。ですが、ゼロの機体は私が頂きますから、正確には討滅になりませんけどねェ」

 

「好きにしろっ」

 

 クロヴィスは投げ遣り気味に言い放つと、足を組んでロイドの消えた大型モニターを見詰めるのだった。

 

 

◇◇

 

 

 

「ロイドさん、あんなこと言って大丈夫なんですか?」

 

 ラボの機能を備えた大型トレーラーの中で慌ただしく発進準備を進めるロイドに語りかける女性。

 ロイドの後輩にあたる彼女もまた慌ただしく発進準備に取りかかり、名をセシルといった。

 コレから発進する世界に先駆けて造られた第七世代KMF・ランスロットは、ロイドとセシルの手によるモノである。

 

 因みに、彼女の言う『あんなこと』には内容と言い方の2つの意味が籠められているのだが、良くも悪くも研究者であるロイドが後者に気づくはずもなく、彼女もまた気にしない。

 

「機動力、パワー、継戦能力……デビルオクトパスのスペックは把握済みだよ。彼はカメラの前で惜し気もなく披露してくれたし、最後には機体を置いていってくれたからねェ」

 

 アワジの戦いで朱雀が放棄した紅蓮零式は、当然ながらブリタニア軍の手でサルベージされている。

 自爆によって重要な部分が破壊されていたが、ロイドほどの研究者ともなれば、残骸からでもそのスペックをほぼ正確に推し測る事が出来ていた。

 

「そうなんですが……カタログスペック以上の戦果が気になるんです」

 

「だァい丈夫。それは輻射波動機構を隠し持っていた事に依るものだと判明しているよ。僕のランスロット達なら負けやしない…………そうだよねェ? 君達」

 

″ランスロットには及ばない″

 

 これが紅蓮零式を解析したロイドの結論であり、厄介な輻射波動機構とて装備されていると知っていれば対策は取れる。

 

 だが……輻射波動機構の存在は″彼女″がゼロに関与している証となる。

 

(ラクシャータ……やはり、君なのか)

 

 かつて共に学んだ鬼才の顔を思い浮かべたロイドは表情を曇らせるが、その心中を推し測れる者は居なかった。

 

「はい! ヴァルキリエ隊の名に懸けて!!」

 

「ルキアーノ様の仇を討つ機会を与えていただき、伯爵には感謝の言葉も御座いませんわ。必ずや憎きゼロを倒してみせましょう」

 

 小型モニターに写し出された二人の女性は、神妙な面持ちで狭いコクピット内に座している。

 水着としてもおかしい程の露出を見せるパイロットスーツを身に付ける彼女達は、アワジの戦いで命を落としたルキアーノの親衛隊を勤めていた実力者であり、敬愛する上官の仇討ちに燃えていた。

 

 ランスロットのパイロットを探していたロイド。

 仇討ちの為により強い機体を求めた彼女達。

 

 利害の一致する両者が手を組んだのは、必然だったのかも知れない。

 

 また、ヴァルキリエ隊の正装であるハイレグパイロットスーツを認める部隊などロイドの他にはなく、そう言った意味でも彼女達は現状に満足していた。

 

 一方のロイドは、ランスロットの性能を70%程しか引き出せない彼女達にやや不満を覚えている。

 しかし、70%しか引き出せないのは彼女達が劣っているからではなく、寧ろナイトオブラウンズの親衛隊を勤めていた彼女達の実力は、軍全体でみても上位に当たる。

 彼女達以上の実力者となれば所属がハッキリとしていて、おいそれと引き抜く事は叶わない。

 

 ロイドが現実的に入手可能な″パーツ″としては、ヴァルキリエ隊クラスが限界なのである。

 

「あはっ。そういうのは良いから。僕は堅苦しいのが苦手なんだよねェ」

 

 気を取り直したロイドがニンマリ笑って語りかけたのは、彼女達の緊張を和らげる意図でも、ハイレグパイロットスーツに目を奪われたからでも無いのは言うまでもない。

 

「大事な事ですよ?」

 

「そうなの?」

 

 セシルの言う『大事な事』には、礼儀作法と闘う動機の2つの意味が籠められていたのだが、当然ロイドは気付かない。

 

「そうなんですっ! はぁ……何時もの事ですがお見苦しい所を見せちゃいましたね。では、気を取り直して発進シークエンスを開始します」

 

 言っても無駄と知るセシルは、ロイドへの小言を適当に切り上げて最終チェックに取り掛かる。

 

「はい!」

「了解しました!」

 

「輻射波動には気を付けてね。アレに掴まれればいくらランスロットでも保たないから、壊さないでよォ」

 

「もうっ、ロイドさん! 指示を与えるならちゃんとしてください! 良いですか? 分かっていると思いますが、本作戦の第一段階はデビルオクトパスの後継機と思われる機体を炙り出すことにあります。その為にはテロリストの操るサザーランドを壊滅させなくてはいけません……賊は識別信号を用いていませんが、私のランスロットならば攻撃を受けてからでも対応できます。ですが、シールドエナジーは消耗が激しいのでエネルギー残量には気を付けて下さいね」

 

「全部隊が退いてくれれば、わざわざシールドで受けて確認しなくても良いんだけどねェ」

 

「首尾よくテロリスト達を倒しデビルオクトパスが現れてからが、作戦の第二段階になります。敵機体の目撃者は一人だけですが、他ならぬジェレミア卿です。信憑性は高いとみていいでしょうね」

 

「そうだねェ。あの彼が皇族相手に誤った情報を伝えるとは思えないからァ」

 

 セシルが詳細に作戦内容を語り、茶化している様でいてロイドが重要なポイントを補足する。

 息の合った二人の語らいに、パイロット達の緊張が若干解れていく。

 

「ロイドさんも言ってましたが、デビルオクトパスの右腕には細心の注意を払って下さい。でも、掴まれたからと言ってもそれで終りでは有りません。輻射波動機構がその脅威を発揮するには僅であっても時間を必要とします。一人が掴まれたらもう一人が救出してくださいね? その為のツーマンセルです。お互いがフォローし合えばヴァリスを撃ち込む好機がきっと訪れます」 

 

「僕のヴァリスは遠距離でも必殺の一撃になるから、相手に付き合って近付く必要はないからねェ。それじゃァ二人とも頼んだよ」

 

「「イエス、マイロード!!」」

 

「ランスロット1号機、2号機、発進どうぞ!」

 

 セシルの号令で飛び出す二機のランスロット。

 

 徐々にスピードを上げて戦場へと消えていく二機を、ロイドとセシルは感慨深く見送るのだった。

 

 







朱雀が『ゼロを舐めるな』と叫んだ事でブリタニア軍内部では

デビルオクトパス=ゼロ

となっています。

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