東方転生(しない)録   作:虚無

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作戦タ~イム

 ゆかりんとの取引から、一週間。藍さんからの連絡があり封印が明日にも破られるとのことだ。はっきり言おう、親父より弱いとか楽勝すぎ。実際見て確認してみて感じたことだが、理性がない。何、あれどう考えても紫さんより弱いぞ。分かった、あれは霊沙さんのスキルアップのためだな。絶対そうだ。あ、そろそろ作戦会議だ。行かなきゃ。

 

 

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「みんな、まった?」

「いや、待つも何も。まだ開始三十分前だぞ?」

「そうよ、私なんてまだお茶飲み切ってないのよ。」

「いや知らないよ。」

「けどまあ、全員いるんだしそれもそうね。」

「じゃ、まず報告。昨日夜に、藍さんから連絡があった。明日、十二時三十五分三秒に封印が解けるそうだよ。」

「なあ」

「何かね、ルーミア君。」

「₍なんかいつもと感じが違うんだか₎なぜそんなに正確に求められるんだ?」

「説明するね。まず、現在の結界に込められている霊力量をもとめます。次に一時間前のデータと二時間前のデータと今のデータを比べます。そこからどれくらいの勢いで破られているか計算します。後はそれを何回も繰り返して膨大なデータをグラフに書き起す。で破られる時間を計測できる。」

「それだとずれが有りそうだが。」

「簡単さ。0.001秒単位で計測すれば、いいんだよ。」

「・・・それ、実行できるのか?」

「できるかできないか。じゃなくて、するかしないかの差だよ。特に彼女ならね。」

「そうなのか。」

「はい。」

「アリス君。何かな。」

「いや、どういう作戦で行くのかなって。」

「うーと。とりあえず、前衛は俺。遊撃が霊沙さんで、後衛がルーミア、アリスってとこかな。ほかにいる、人たちは俺が、強制転移でどっか安全地帯に送るし。」

「夢灼、疑うわけじゃないんだけど。それで大丈夫なの?」

「うん、そういえばみんなここで修業した時間ってどれくらいだと思う?」

「三週間くらいかしら。」

「アリスは?}

「それくらいだと思うわよ。」

「ルーミア。」

「私もそんなもんだ。」

「全員はずれ、正解は二百二十一年。大体それくらいに時間を加速させてたんだ。大体一日八時間修業してるから1095倍くらいにしたはずだからね。」

「ちょっと待って、体感だとそんなに立ってないわよ。」

「そらそうだよ。そうゆうように術かけて、栄養供給したんだから。」

「それにしては、基礎ばっかやらせたわね。」

「バレルわけにはいけなかったからね。けど大体皆前の数十倍は強くなったはずだよ。」

「は?基礎やり続けるだけでそんな効果でるの?」

「そうだよ。ありえないわよ。」

「いやこれがあり得るんだな。みんなに築かれないように少しづつ負荷を大きくしながら常に同じ力威力が出るようにしてたんだから。」

「そういえば、あんたは何をしてたのよ。全然見なかったけど。」

「ああ、ちょっと。別空間でお前らの数千倍の時間修業してたんだよ。」

「すうせん‼?」

「まあ日課だからね。」

「ねえ、夢灼この前の手合わせやってる途中からうすうす勘ずいてたけどあんた、自分のこと封印してるでしょ。」

「まあ、それくらいしないと強者の風格ってやつで誰も近づかないんだもん。」

「まあしょうがないわねそれは。」

「そもそも、俺が封印解く事態になったら、大変だよ。」

「『それもそうね」

「じゃあ、きょうは解散明日に向けてしっかり休むこと。じゃあありがとうございました。」

「「「ありがとうございました。」」」


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