東方転生(しない)録   作:虚無

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すいません遅れました。


幻想に生きるものとの対話

「悪いわね。新学期早々呼び出してしまって。」

「ははっ、大丈夫ですよ。」

「そう、ならいいのだけれど。」

「で、どういう用件ですか。」

「あら、わかっててやったのかと思ったけれど。無意識であんな量の霊力やらなにやら放出できないと思ったのだけれど。」

「それ、わかってて言ってますよね。」

「ええもちろん。単刀直入にいうわよ。あなた妖怪ね。」

「霊力を主軸として放出したのによくわかりましたね。」

「わかるわよ。霊力も、魔力も、気も、異様に攻撃的なんですもの。」

「・・・マジですか?」

「・・きずいてなかったの?」

「ええ。人外に会ったのも父母を入れても三人目?何ですから。」

「それにしては、あなた強すぎないかしら。」

「まあ、父は偽神殺し、母は神になりかけの偽神で、俺自身もデイライトウォーカーの亜種なんですから。」

「色々と化け物じみた家族ね。」

「何いってんすか。家の姉貴なんかつい最近陰陽術を学び始めたくせにすでに安部清明の再来とか言われてんですよ、あれに比べたら俺なんて。」

「さっきの発言を訂正するわ。あなたたち家族は化け物じゃなくてこの世のバグの集まりね。」

「まあ、俺の能力数も気違いじみてますからね。」

「いくつよ。」

「【~程度の能力】は確認しているのだけで十個です。」

「・・・マジでキチッテるわね。どんな能力があるのよ。」

「えっと、『虚無を司るていd「いやいやいきなり強すぎない?虚無ってあれ操れるならこの世を崩壊させれるわよ。あ、ごめんほかには?」『時空w「だからおかしいって何よ時空って次元内にあるすべてを掌握したも同然じゃない。「あの~」なによ。」

「いちばんおかしいのは『むげんを司る程度の能力』と『術を極める程度の能力』です。」

「術を極めるってなによ。」

「えっと古代、現代、立体交差並行次元世界、にある術式の理論の断片さえあればノーリスク高効率で使えます。」

「おかしいでしょそれ。すべての科学者、魔法使い、魔術師を敵に回してもおかしくないわよそれ。ってことはもう一つもおかしんでしょ。」

「えっと、無限、夢幻、無間を操ったり、召還したりできます。」

「うん、わたしは何も聞かなかった。キカナカッタノヨ。」

「えっと大丈夫ですか?」

「まあいいわ。これから聞く本題とは関係ないんだし。」

「本題って?」

「あなた、ここにいて何か体調悪くなったりしないの?」

「いいえとくにわ。」

「じゃあ、あなたは特7なのね。」

「あの、特7って何ですか。」

「そこからいかなきゃいけないのか。特7っていうのは、幻想郷の賢者とこっちの魔術師協会、高天原の神で話し合って決めたんだけど。特7っていうのは、妖神合同特別監視対象第七位対象ってこと。」

「つまりアリス先生の監視対象ってことですか?」

「おおざっぱにはそうよ。・・・ちっ、これが幻1とかだったら楽だったのに。」

「幻1って?」

「強制的幻想郷入り第1位対象ってことよ。」

「そうなんですか。あ、何でアリス先生はそんなめんどくさいことやってるんですか?」

「えっと上海がって上海って言うのは私の半自立型人形のことなんだけどね(ごめんなさいしってました。)その上海が私を襲った人間を殺しちゃってね。過剰防衛ってことで八雲紫がってこれも知らないか、幻想郷の賢者のことよ。(それもしってた)そいつがここに異様に強い人外がいるからそいつが幻想郷入りするまでサポートしろっていってしぶしぶ。あ、そういえばあんたの能力と実力ならこの幻術も意味ないでしょ。だから敬語使わなくていいわよ」

「うん、どこからどう見てもかわいい十五、六歳の金髪少女にしか見えないよ!」

「か、かわいいって///年上をからかうな!」

「あはは、てれてる。」

「ちょ、だだまりなさい。」

「まあまあ、可愛いのは事実なんだしさ。おこんなって。」

「だから、年上をからかうなっ!!」

「ははは。そういえば、まだこの町に慣れてないでしょ。今度案内してあげるよ。あ、もちろん幻術はきってね。」

「はあ、ありがと。時間ができればたのむわ。」

「というか。」

「なによ。」

「監視対象に監視してるって言っていいの?」

「いいのよ、私の仕事はあくまでサポート監視は授業中の態度なんか書いて提出するわ。」

「ははは。それでいいのかよ。」

「いいのよ。それよりあなたも女なんだから言葉使いかえなさいよ。」

「・・・自己紹介聞いてた?俺おとこだぞ?」

「・・・うそ。」

「うそじゃないよ。というか先生なんだからちゃんと確認しとけよ。」

「いや。性別なんて普通見た目から判断できるから。見るの忘れたわ。」

「このだめ教師が。」

「それはいわないでっ。それよりあなたどう見ても生まれて十四年とか嘘よね。あなたの気配が大妖怪と同質なのよ。」

「ああそれね。俺父親と結界の中で時間を数万倍(使い続けたらどんどん倍率が上がってった。)にして修行してたからな。」

「確かにそれならすぐに千年なんてすぐね。」

「うん一緒にやる?」

「やらないわよ。私は都会派魔法使いなんだから。」

「そっか~残念。ってもうこんな時間だ。帰んないとお昼抜きになっちゃう。バイバイアリス。じゃあね~。」

「バイバイか。」




ちなみにアリスはツンデレアリス→デレデレアリス→ヤンデレアリスの順に進化します

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