東方転生(しない)録 作:虚無
閑話休題1
空亡戦から、すでに五週間がたった。先週末には、紫から新しい巫女となる素質を持った赤子を見つけたとの報告があり、中三になる前に幻想郷に移ることが決定した。そう思うと、あんまり友達いなかったけど(というかぼっち)感慨深いものがある。なんたって、あと一ヶ月で学校には通わなくなるわけだし。だから今年の、文化祭は荒らす(核心)。ん?文化祭って秋とかじゃないのかって?ノンノン家では文化祭が二回ある。夏休み中と、三学期末の二回だ。何でそんなにあるかって?馬鹿な生徒会が、(昔のナ)全校集会で採決取ったら、ほぼ全員賛成したらしい(当たり前である)。んで次の年からこうなった。で現在何するか、決めてんだよ。俺思ったんだけど。なんでこれ、毎年間に合ってんだろ?
「そこ、集中しろっ!!」
やば、怒られた。
「ごめんなさい。」シュン↓↓
「いや、あの、もういいから。頭上げて繰んない?周りの視線がこわいから。」
うし、流石フランちゃん。まあ、今の本当の姿は、フランを黒髪にして十七、八くらいの見た目に成長したがな。というか何で、胸まで大きく何だよ。俺男、ねえ、俺男だよ。いい加減神様救済措置はないんですか?ないですね、あんな変態が神だもん。もうだめだ。
「せんせー、水城君が落ち込んでるんですけど。」
「あれ、さっきまで普通だったよね?」
アリス、そんな不思議そうな目で見ないで。こっちが申し訳なくなりから。
(夢灼、どうかしたのかしら。悩みがあるなら相談乗るわよ)
(ごめん、ちょっと。この世の不条理にため息ついてただけだから)
(そ。そういえば、いつ幻想郷に移るのかしら?)
(今学期が終わり次第行くよ。慣れるのは早いほうが良いし。)
(後悔しないかしら)
(するかもだけど、行ってみたいってのもあるしね。)
「夢灼君、何か意見は、有るかしら?」
「え、っと?コスプレ喫茶?」
「それ、倫理コードに引っかからない?」
「だいじょぶだろ。」
「「「「「めがねが、喋った!!!???」」」」」
「お前ら、俺だって喋るわ、ボケ。さっきの意見だが、実際今出てる案の中で一番お客さんに来てもらえると思う、俺は思う。」
「そう、ほかに意見ない?あ、中川さん。」
「その、意見なら。メイド喫茶でも良いと思うわよ。」
「中川さんありがと。ほかに意見ある人いる?いないね、じゃあ採決取るよ。お化け屋敷がいい人・・・。」
「三人。」
「ありがと。次、劇がいい人・・・。六人。」
「七人。」
「あ、ごめん忘れてた。次、縁日・・・。」
「五人。
「ありがと。次、コスプレ喫茶・・・。」
「十七人。」
「ん。次メイド喫茶。」
「十六にん。」
「じゃあ、二択ね。コスプレ喫茶がいい人は、右手。メイド喫茶がいい人は左あげて。顔下げて。・・・。」
「右、三十。左二十。」
「ありがと。じゃあ、コスプレ喫茶で決定。」
「はいはい、今日はここまで、みんな明日また帰りにやるから。コスプレしたいものがあるなら明日持ってきて。日直さんお願い。」
「起立、気をつけ、礼。ありがとうございました。」
「みんな気をつけて帰りなよー。」
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