東方転生(しない)録   作:虚無

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大いなる者たちの会議

「久しぶりだな、皆の者。今回の話し合い内容は理解しているな。そしてその危険性、将来性共に。」

今回この会議の趣旨は、彼水城夢灼の、危険性とその圧倒的な成長力についてだ。あれはおかしい。確かに彼には才能がある。其れも限界が見えないほどの。家事以外全てに対してそんな感じだ。だからといって家事の才能がないというわけではない、むしろその辺の主婦よりもある。おっと、ずれてしまった。彼の成長についてだがあのスピードで生物は生長できるものではない。あれは、成長なんてものじゃない。進化までどんなに運命と、才能に愛された存在ですら十数年かかる。確かに彼は毎日、自分と数千年戦っているが、実際は何一つ殺していない彼が存在の位階を八つも上げることは無理だ。そもそも偽神は生物じゃないあれは力の塊だ。だから彼は何もついさっきまで殺していなかった。つまり彼は本来進化に必要な魂の欠片を集めていなかった。つまり何者かが彼に干渉したか。自らの魔力で代用したか。いや、あの術式は俺以外なら、一部の神話群最高神以外知らないはずだ。ならどうして、彼には誰かによる干渉痕はなかった。つまり、俺が知らない彼ののうりょk・・・・俺は今何を考えていた。其れよりも彼についてだ。

「ええ、分かっているわ。ヤーウェ。所で考え込んでたようだけどどうかしたの?」

「いや、なんでもない。其れよりも彼についてだ。」

「ええ、けどその彼別に危険性はないと思うわよ?実際紫が数週間見張ってたらしいけど。性格はきわめて誠実、また物欲は薄く近年まれに見る好青年?ロリっ子?ショタっ子?だそうよ。」

「君はそういえば、かの賢者と仲が良かったんだね。天照。」

「まあね、けどゼウスあなたはどお思う?」

「ふむ、我か?ふむ別に敵対してないのだろう?なら別にいいではないか。しかし、今回の進化でずいぶんと別嬪になったのう、確かに前の姿も良かったがこの姿もまた、ヘラがいない隙に口説きに行くか。」

「やめておけ、彼はノンケだし。彼を好いている者もいる。しかも、主のような爺に口説かれたくないだろう。」

「そうよ、そういえばさっきからオーディンが喋ってないいんだけど。」

「ZZZ~~~~。は、寝てないよ。私寝てないよ。」

「「「オーディン。はぁ。」」」

「えっと、すいませんでした。」

「其れよりも、彼についてだ。意見あるか?」

「んと、たぶんですけど。彼は、ちょっかいかけなければ。問題ないと思いますよ。」

「其れも沿うか。しかし、よくよく考えれば彼もかわいそうだな。あの種族なのに博麗の代理をするとは、まぁ彼が決めたことだ、こちらは干渉しない。これは決定だ。」


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