宍戸丈 LP700 手札0枚
場 偉大魔獣ガーゼット(攻撃力5000)
パンドラ LP900 手札3枚
場 バトルフェーダー
アブソルートZeroでフィールドを一掃してからのガーゼットの直接攻撃。
確実に勝ったと思った。勝ちを確信したといっていい。
だというのにパンドラの手札にいたバトルフェーダーにより手中にあった勝利は目の前まで遠ざかってしまった。
これだからデュエルモンスターズというのは面白い。どれだけ圧倒的で、どれだけ追い風の中にあろうとほんの些細なことで逆転されてしまう。
勝利を手中に収めることと勝利を目前とすること。この二つには果てしない差がある。
「私のターン」
それでも丈が気にかかることは一点。これほどのタクティクスを振るうデュエリスト、パンドラに楽しさがまるでないことだ。
グールズのメンバーだからというのもあるだろう。しかしグールズのレアハンターといえど一皮むけばデュエリストだ。自分が勝利ムードにいれば喜びを感じるだろうし、負けムードであれば苦渋の一つはするだろう。
けれどパンドラにはそれがない。表面上はニヤニヤと奇術師の如く振る舞ってみせるが、その内面にあるのは淡々と事務的に作業をするロボットのように冷え切った情熱だ。
「……ドロー」
パンドラの手札は四枚。ガーゼットは確かに高い攻撃力を誇るモンスターだが耐性はなにもない。
手札が四枚もあれば十分に撃破可能なモンスターである。
動くか、と丈は身構えるが予想に反してパンドラは大したアクションをとることはなかった。
「私はモンスターをセット、ターンエンド」
ブラック・マジシャン召喚からの黒の魔法神官までの流れが嘘のような消極的なターン。守りを固めたのか。
訝しみながらも自分のターンとなった為、丈も動く。
「俺のターン、ドロー。バトル! ガーゼットでバトルフェーダーを攻撃、ブレストファイヤー!」
ガーゼットの胸部から約3万度もの数値を叩きだす超高熱エネルギーが照射され、バトルフェーダーを溶解させる。
自身の効果により破壊されたバトルフェーダーはゲームより除外された。
「バトルフェイズを終了。カードを一枚セットしてターンエンドだ」
「私のターン。……さて、1ターン凌ぎましたか。天の運に流れを任せたのですが……どうにも上手くいくものですね。こういうカードゲームは
運任せなど奇術師失格といえるでしょうが、まあいいでしょう。運任せも。私のような半端者には運任せがお似合いだ」
パンドラは吐き捨てるように言った。
「では此度のデュエル、最大のゲストを紹介しましょう。私はセットしてあった王立魔法図書館を生贄に捧げ、ブラック・マジシャン・ガールを召喚!」
「なっ!」
パンドラの場にコミカルな音をたてながら飛び出してきたのは見間違えるはずもない。デュエルモンスターズでも最大の人気を誇るアイドルカード。
最上級魔術師ブラック・マジシャン唯一の愛弟子であるブラック・マジシャン・ガールであった。
【ブラック・マジシャン・ガール】
闇属性 ☆6 魔法使い族
攻撃力2000
守備力1700
お互いの墓地に存在する「ブラック・マジシャン」
「マジシャン・オブ・ブラックカオス」1体につき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
ブラック・マジシャンとは異なり、ブラック・マジシャン・ガールの方はデザインも普通のものだ。
ただ目が以前見た事のあるブラック・マジシャン・ガールよりも鋭いような気がするが、それだけだ。
「ぶ、ブラック・マジシャン・ガールだなんて! どこでそんなカードを」
「……私がこのカードをもっていることは驚きですか。そうでしょうそうでしょう。このカードは当時グールズのレアハンターでナンバーツーの地位にいて、ブラック・マジシャン使いと呼ばれた私ですら知り得なかった超レアカード。
もしも武藤遊戯がブラック・マジシャンと共にエースモンスターとして使用していなかったら永久に歴史の表舞台に登場することもなかったかもしれません。
おっと。あんまり長話もなんです。そろそろ終わらせましょう。ブラック・マジシャン・ガールの攻撃力はご存知ですね? 墓地に三体のブラック・マジシャンがいるため攻撃力が900ポイントアップ!」
ブラック・マジシャン・ガールの攻撃力が一気に2900まで上昇した。
パンドラのデッキには三枚のブラック・マジシャンが投入されるため、一枚しか投入されていない武藤遊戯のデッキよりもブラック・マジシャン・ガールの効果を有効活用できる。
「だけど2900じゃガーゼットには届かない」
「理解してますよそのくらいは。だからこうします。速攻魔法、禁じられた聖杯を発動! 攻撃力を400ポイント上昇させ、モンスター効果をこのターンの間だけ無効にする!」
「禁じられた聖杯だって!?」
ガーゼットの攻撃力は5000だ。しかしそれはガーゼットのモンスター効果によるもの。効果を適用しない場合のガーゼットの元々の攻撃力は0。
禁じられた聖杯を適用された場合、その攻撃力は一気に400にまで落ち込む。
「これでガーゼットはただの攻撃力400の弱小モンスター。チェックメイト! ブラック・マジシャン・ガールでガーゼットを攻撃! ブラック・バーニング!」
ピンク色の魔道弾がガーゼットに迫ってくる。この攻撃が通れば丈は2500ものダメージを受けて負けだ。
それだけはなんとしても避ける。
「リバースカードオープン! スピリットバリア!」
【スピリットバリア】
永続罠カード
自分フィールド上にモンスターが存在する限り、
このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
「自分フィールドにモンスターがいる限り、戦闘ダメージをゼロにできる」
ガーゼットが破壊されるがスピリットバリアにより攻撃力の差分のダメージを受けずに済んだ。
4000しかないライフを守るため、試にアストラルバリアと一緒に投入しておいたカードが役立ったようだ。
「しぶといですね。……私はカードを一枚伏せてターンエンド。しかしもう私の勝利は確定したも同然。私の場には攻撃力2900のブラック・マジシャン・ガール。対する貴方の手札は0。これで何が出来るんですか?」
「デュエルは最後まで――――」
「結果は分からないですか? 実に耳触りの良い聞き飽きた台詞です。最後まで諦めなければなんとかなるかもしれない。……なんて素晴らしい!
ですがねぇ。まだお子様の貴方は知らないでしょうが、世の中には諦めなくてもどうしようもない事例というのも確かに存在するのですよ」
「どうしようもない、事例?」
「あの日もそうでした。……私は嘗ての恋人カトリーヌの愛を取り戻す為、当時のグールズのボス・マリク様にこのデュエルディスクを捧げ、武藤遊戯に敗北者が死ぬデスマッチを挑んだ。
しかし結果は惨敗。応援にきていたカトリーヌはマリク様に洗脳された私が見ていた幻であり本当はただの人形。私自身は敵であった武藤遊戯に命を救われる体たらく。……その後、マリク様の敗北と共にグールズは解散となり私にかかっていた洗脳も解けた。
とはいえ私はマリク様に騙されていた身。グールズに対して特に忠誠心などはなかった。寧ろこれを切欠に心を入れ替え、新たに人生をやり直そうとすら思った。けれど」
「…………!」
パンドラが顔を覆っていた仮面に手を掛けると、力強く剥ぎ取った。
露わになる素顔は火傷によるものだろう。酷く焼けただれていた。爛れた顔の奥底で行き所のない憎しみで爛々と輝いた黒い瞳が真っ直ぐに丈を睨んでいた。
「嘗ての最愛の女性カトリーヌを探す旅の果てに私が見たもの、それは私の知らない男と小さな子供と共に微笑むカトリーヌだった!」
やり直そうと思って探した女性は、既に自分を過去の物として切り捨て暖かな世界を築き上げていた。
その時の悔しさは想像して余りあるものだろう。
「け、けど別にそのカトリーヌって人が悪いんじゃない。それだけで怒るなんて」
「それだけ? ふふふふふっ。それだけじゃないのですよ。カトリーヌが私の下から去ったのも元を辿れば私の責任。私もカトリーヌが幸せならばと身を引こうとしましたよ。
ただせめて一言だけ……カトリーヌに別れの言葉と祝福の言葉をかけようとした私に彼女はなんと言ったと思います?」
「………」
「『貴方なんて知らない。金輪際近付かないで欲しい』……ふふふふっ、あははははははははははははははははははっ! 傑作でしょう? 笑えるでしょう? カトリーヌにとって私は過去の人間ですらなく、忘却の彼方に放逐したい存在に成り果てていたのですから!
人生はやり直すことなんて出来ない。ゼロからの再スタートなんて所詮はマヤカシ。私が偶然ブラック・マジシャン・ガールのカードを引き当てたのもその時でしたよ。
思えば皮肉ですね。世界中のデュエリストが求めてやまないたかがレアカードは手に入ると言うのに、私が唯一つ欲しかったカトリーヌの愛は永遠に手に入らなくなったのですから!
後は済し崩し的にまたこうして再結成したグールズに呼ばれ、レアハンターの真似事などをやっていますよ。
宍戸丈。貴方はどことなく私を救ってしまった武藤遊戯に似た雰囲気がある。……もしあの時、武藤遊戯が私を救っていなかったのならば、こんな思いをせずとも済んだかもしれない。我ながら理不尽極まる八つ当たりとは自覚していますが、それでもこう思わずにはいられないのですよ
しかし肝心要の武藤遊戯は所在知れず。ならばせめて貴方をデュエルで屈服させ少しでも溜飲を下げさせて貰いますよ」
宍戸丈は15歳だ。普通の人と異なり前世の記憶なんて珍妙奇天烈なものを持っているが、それでも人生を投げ打つほどの恋愛感情をもったことなどない。
だからパンドラの言葉にどれだけの苦悩と無念が込められているのかを推し量ることは出来なかった。それでも、
「『ゼロ』からでも人生はやり直せる……」
「なに?」
これだけは言える。
自分は一度なにもかもがリセットされた。友人も積み重ねた時間も思い出も、なにもかもが無くなり新しい人生を始めざるを得なくなった。
どうしてそんな現象が起きてしまったのかは自分でも分からない。
だがゼロからの再スタートだったが、それでも自分は手に入れる事が出来たのだ。掛け替えのない友人を。掛け替えのない時間を。
故に、ゼロからの再スタートは出来る。このことだけは自信を持って断言できる。自分がそうやって再スタートしたのだから。
けれどこれはデュエル。デュエルであれば語るべきは言葉ではなくカード。
「俺は実際に一度なにもかもがゼロになったけど、こうして今はそれなりに幸せになることができてる」
「戯言を、そんなことが出来る筈がない。一度転落した人間はもう転落し続けるしかないのですよ! 全てを失って!」
そうだろうか。丈は知っている。パンドラが以前、武藤遊戯と戦った時はカードを痛めるショットガンシャッフルを行い、初期手札にブラック・マジシャンをもってくるようにするなどのイカサマ行為を働いた。
けれど今のパンドラは違う。カードを痛めるショットガンシャッフルはせず、イカサマの類もせず、グールズのレアハンターに身をやつしていようと正々堂々とデュエリストとして戦ってる。
ならばこれはパンドラが゛変わった゛というなによりもの証左ではないのか。
「…………俺の手札は0枚、ゼロだ。ゼロからでも再スタート出来る、それをここで証明する」
「馬鹿な事を。そんな都合の良いことができるわけがない」
「それは、やってみないと分からない。俺のターン、ドロー!」
引いたカードを見ると、そのカードをそのまま発動する。
「魔法カード、貪欲な壺! 墓地のモンスターを五枚デッキに戻しシャッフル! その後、二枚ドローする!」
「ここにきてドローソースを引いた!? し、しかしまだ二枚だけ……。この布陣を突破することなど」
「貪欲な壺の効果で二枚ドロー!」
丈の手札となった二枚の手札は、果たして希望そのものだった。
これならばこの布陣、突破することが出来る。
「俺は手札からE・HEROキャプテンゴールドを捨てることで、デッキよりフィールド魔法スカイスクレイパーを手札に加える」
「スカイスクレイパー。E・HEROが戦闘をする時、攻撃力が相手モンスターより劣っていればHEROの攻撃力を1000ポイント上昇させるカード。ふ、あははははははははははは! そのカードなら成程。攻撃力2900のブラック・マジシャン・ガールでも攻撃力が1900もあれば倒せるようになるでしょう。
ですがそんな貴方に教えてあげましょう。私がセットしたカードは速攻魔法サイクロン。スカイスクレイパーを発動したところで、その力が効果を発揮することはない。残念でしたね。これでジ・エンドです」
「それはどうかな。俺はスカイスクレイパーを手札に加える為にキャプテンゴールドを墓地へ捨てたんじゃない。キャプテンゴールドを墓地へ送るために捨てたのさ」
「なんですって?」
「これで俺の墓地には光属性モンスターのキャプテンゴールドと偉大魔獣ガーゼットが揃った。そして俺の手札に眠るこのカードは墓地の光属性モンスターと闇属性モンスターを除外することによって特殊召喚できるモンスター」
「そんな召喚方法をするモンスターなど……い、いや! でも馬鹿な。まさか、そんな……」
フィールドの中心に黒い竜巻が巻き起こる。デュエルモンスターズ界最強剣士の到来を予感し空気が微かに振動していた。
「光と闇を供物とし、世界に天地開闢の時を告げる。降臨せよ、我が魂! カオス・ソルジャー -開闢の使者-!」
光が炸裂し闇を消し去っていく。それは正に地獄の闇に覆われていた世界を開闢させた創世の光。
現れるは開闢を告げるデュエルモンスターズ最強の使者。混沌と名をもちし剣士カオス・ソルジャー。
【カオス・ソルジャー -開闢の使者-】
光属性 ☆8 戦士族
攻撃力3000
守備力2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ
ゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、
もう1度だけ続けて攻撃できる。
「ば、馬鹿な……。余りにも強力無比な力をもっていたため、ブルーアイズと同じく四枚で製造中止になり……制限カードにも指定されている最強剣士カオス・ソルジャーを、どうして……」
「ちょっとある大会で優勝賞品として貰ってね。俺が数々のライバルと戦って、その勝利を背負ってきた証の――――魂のカードだ。
行くぞ! バトル! カオス・ソルジャーでブラック・マジシャン・ガールを攻撃! 開闢双破斬ッ!」
最強の名をもちし混沌の騎士がブラック・マジシャン・ガールを一刀のもとに切り捨てる。
けれどカオス・ソルジャーが真の力を発揮するのはこれからだ。
「カオス・ソルジャーのモンスター効果。このカードが戦闘により相手モンスターを破壊した場合、もう一回だけ追加攻撃をすることができる!
これがゼロから手に入れた力だ! 時空突刃・開闢双破斬ッ!」
「――――――!」
二回目の攻撃がパンドラの体を直接切りつけた。開闢の使者の攻撃力は3000。
残っていたパンドラのライフを一気に削り取った。
「は、ははは……。結局、八つ当たりもすることはできずデュエルにも負けるのですね。私は」
ライフを全て失ったパンドラはそのまま糸の切れた人形のように崩れ落ちた。
人生に絶望したパンドラを支えていた者。それはもしかしたら自分は転落した先にあるグールズでもナンバーツーの地位にいたという自負だったのかもしれない。それが喪われてしまえば、もうパンドラを動かす力はもうなにもない。
「……もう、こんな私など生きていても仕方が、ない」
パンドラが懐から毒の入った小瓶を取り出す。
それを見た瞬間、考えるよりも先に丈の体は動いていた。小瓶を煽ろうとするパンドラにタックルして小瓶を弾き飛ばす。
「なにをするのです? 私は貴方の敵、そんな私が死のうと生きようと貴方には関係ないでしょう。止めないで下さい」
「目の前で人一人死のうとしてたら、誰だって止めるって……。俺は亮と違ってそこまでメンタル強くないし、自分のデュエルのせいで人が死ぬなんて御免だ。それに」
「それに?」
「あなたとのデュエルは楽しかったし、そんなに凄い腕をもってるのに死ぬのなんて勿体ない。カードだってあなたが死ぬのを望んでないはずだ。だからその、またデュエルしましょう」
「……やはり、思った通り。彼も、自分を殺そうとした私などを助けて…………」
「え?」
「そら。なにをしているのです? 私のライフはゼロになった。今頃貴方のお友達が私の同業者を倒している頃でしょう。やるべきことが、残っているはずだ」
言われて思い出す。そうだ、丈はここに奪われた邪神のカードを取り戻すためにきたのだ。
三幻神と対を為す三邪神。それがグールズの手に渡れば世界は大変なことになる。それはなんとしても防がなければならない。
一刻も早く向かいたいが、ちらりとパンドラを伺う。
「安心して下さい。もう死のうとは思いませんよ。私は惨めな敗北者ですから、勝利者の言葉には従うとします」
「……分かった」
少しだけ不安だったが後はパンドラを信じるしかない。願わくばいつかグールズなどではなくただのデュエリストとなったパンドラともう一度デュエルをしたいと、細やかに願いながら。
丈はその場を後にした。
宍戸丈「今日の最強カードはカオス――――」
パンドラ「ではなくブラック・マジシャン・ガールで」
宍戸丈「魔法カード発動! ファイヤーボールッ!」
パンドラ「なんですと!?」
宍戸丈「今日こそは誰にも譲らない。というわけで今日の最強カードはカオス・ソルジャー -開闢の使者-だ!」
カイザー「51話で丈がI2カップを制した証としてペガサス会長より譲り受けたカードだな。……俺が貰ったのは混沌帝龍だから使えん。これが一位と二位の差というのか」
吹雪「僕に至ってはノーマルカードのカオス・ソーサラーだったけどね。せめてウルトラレアで欲しかったよ」
宍戸丈「2011年の9月に禁止解除されるまでおよそ六年間禁止カードにあった強力カードだ。今でこそ環境の高速化が進んで召喚しやすい強力な効果モンスターが多くいるけど、このカードが出た当時は光属性と闇属性を除外するだけで簡単に特殊召喚できる超強力モンスター、ということで大会はカオス一色になったほどのパワーカードだよ」
カイザー「……当時は禁止カードという概念すらなかったからな。烏や混沌帝龍と共に大会で暴れまわりデュエルモンスターズの暗黒時代を築き上げた」
宍戸丈「51話が旧にじファンにうpされたのが一年前だから、一年前の伏線を漸く回収できて良かった良かった」
……ちなみに余談ですが、12話のデッキ交換デュエルなどの例外を除き、丈のデッキには暗黒界だろうとHEROだろうと確実に開闢が入ってます。