ダイヤのAたち!   作:傍観者改め、介入者

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大人げないなぁ、どちらも。




第44話 幕はすでに上がっている

準決勝第2試合が始まる。恐らくは、稲実だろうが、興味深い変化球が大塚の投手本能をくすぐる。

 

桜沢高校の守備。初回は緩い球に翻弄された稲実打線が凡退に抑えられた。

 

「面白い球だね………」

大塚は、あの投手に視線が釘付けになる。

 

不規則に変化し、揺れながら落ちる。稲実の打者はその変化に困惑していた。それは、この神宮球場にいるだれもが思う事であろう。

 

 

 

この変化球はまさに担い手を選ぶ、魔球である。

 

 

 

「………アレは………チェンジアップ? いや違う………何だあの球………!? パームボール!?」

沢村は緩い球といえば、パームかチェンジアップだと考えたが、どう見てもその変化は違うように見えた。だが、その変化球の変化をよく見ていた彼は、ただそのボールに驚くのではなく、驚きながらもコメントを残していた。

 

 

「…………まさか、高校野球でナックルに出会うとはな…………」

沖田は、衝撃を受けたような顔をする。

 

稲実の打者は、タイミングが合わない。

 

「最後のダークホース、か…………」

大塚はこれまで打ち破ってきたダークホースを考える。

 

―――楊舜臣も、この試合を見ているのだろうか。

 

青道を一番追いつめた男。海を渡ってきたエースも、同類に近いこの高校に何を思うのだろうか。

 

そして、初回の成宮の投球。

 

ズバァァァァンッッ!!

 

初回から飛ばしている成宮。大塚はアウト一つを見て確信した。

 

「…………思い切ったことをするね。だが、一番効果的だよ、こういうチームには。」

少々苦笑いの大塚。

 

「何だあれ。スタミナがあれで持つかよ。」

沢村はペース配分がなっちゃいないと批判的に見る。

 

「いや、あれで十分なんだ。桜沢を投打で追い詰めるには。」

 

「…………鳴もあくどい事をするなぁ。」

御幸も真意をすぐに読み取った。

 

――――この試合、9イニングまでする気がないらしい。

 

この回は、ストレート主体の投球で、3者連続三振スタートの成宮。

 

成宮は、スタンドで悠然と眺めている大塚を見て、笑みを浮かべる。

 

―――どうよ、お前にはこの投球が出来ないだろ?

 

成宮はチーム力をバックに、絶対にコールドすると信じ切っている。そして、成宮に任されたのは、相手に威圧感を与えて、ミスを誘い、一気に崩すこと。

 

だが、大塚の目線はナックルの軌道、投げた方の方へと傾いていた。やはり、彼は異質なものに惹かれやすい。研究者な面が一部垣間見られる彼には、やはり真新しいモノの方がいいらしい。

 

実力は完全に成宮だが、それでもナックルボーラーを直に見られる日は貴重である。

 

 

主軸の原田を三振に奪い、続く成宮も三振に打ち取られ、桜沢も負けていない。

 

 

「なんて試合だよ………ナックル一つだけで…………」

沢村もたった一球種だけで、あの稲実を抑えていることに驚愕する。

 

「…………沢村はナックルを知っているのか?」

クリスは一応聞いてみた。

 

「見たところですけど、不規則な変化をしてて、凄い打ちづらそうです。ナックルは初めて知りました!」

 

「だが投手としてよく見ているようだな。アレがナックル。現代の魔球とさえ言われている球種で、だれにでもできるものではない。」

 

「………魔球…………」

沢村は絶対的な自信とはいかないが、高速縦スライダーに自信は持っていた。

 

 

そして大塚にはパラシュートチェンジとSFF。降谷には剛速球。丹波先輩にはカーブ。

 

 

2回が終わり、両チーム無得点。

 

しかし、成宮の投球を前にランナー一人でない桜沢にはプレッシャーが忍び寄る。

 

内野手がなんと、ゴロをトンネルしてしまったのだ。

 

 

このダークホースは守備が固いという報告を受けていた。しかし、ここに来てまさかの単調なミス。

 

 

「あっ!!」

投手もその光景に動揺を隠せない。だが大塚は投手としての力量がそこまでではない投手に、それを求めるのは酷だと考えた。

 

――――やはり、エラーで顔に表情を出すのはよくない。そういう時は俺にも難しいけどね。だから轟君のように笑ってくれたら、だいぶ楽なんだけどね――――

 

 

頭では分かることだが、これは難しい。エラーをすれば反射的に表情は出るものだ。だが、その表情で味方のプレッシャーを軽減させることが出来る。

 

「どうして………!?」

沢村は突如として崩れた守備に驚きを隠せない。

 

「相手投手の攻めの投球に桜沢が呑まれたんだ。」

御幸が沢村に解説する。

 

「以前、先輩が大塚に圧倒的な投球をしろと言っていただろう。アレはそういう意味で言ったんだ。だが、奴にはそれは通じず、明川も特攻覚悟できていた。だからそれはむしろ逆効果。大塚が先にスタミナ切れを起こし、負けていた可能性もあった。だが、桜沢にはその威圧が効果的だった」

 

「投手が守備から………」

 

「まあ、お前もどんどん三振奪って、知らず知らずのうちにプレッシャーかけてたんだけどな!!」

 

 

そして、3回の守備の崩壊から失点を重ねた桜沢高校。

 

 

そして―――――

 

「14-0で稲城実業!! 礼っ!!」

 

ありがとうございました!!

 

 

準決勝第2試合はコールド。攻守ともに隙のない稲実が、甲子園を阻む最後の壁となる。

 

 

思わず、目を覆いたくなるようなスコア。準決勝でまさかのワンサイドゲーム。地力が違うといえばそれまでだが、第一試合は3-0という前半戦は投手戦だった試合に比べ、この結果は鮮烈である。

 

 

昨年の王者が、青道にプレッシャーをかける。

 

 

「ふふっ、見てたかな、アイツ」

記録とはいえ、ノーヒットに抑えていたのだ。そしてその投球を見て、大塚が驚く姿を見たかった成宮。

 

「………………いいナックルボーラーだった。」

大塚は、敗れた桜沢高校の投手を見ていた。どこまでも投手な大塚は、試合後の成宮ではなく、桜沢の投手のナックルに目をつけていた。

 

――――ナックル、投げてみたいな

 

 

そんな風に、マイペースな大塚を放置し青道の選手たちは――――

 

 

「甲子園に行くのは俺達だからな!!!」

 

「甲子園には俺達が行くっ!! 決勝は俺達が勝ァァツっ!!!」

沢村は、優越感に浸っているであろう成宮の相手をして、そんな啖呵を切って見せた。

 

「昨年の雪辱と、甲子園行き。上等………ッ!」

伊佐敷もここでもうすでにアクセル全開。

 

 

「うわ、テンション激熱じゃないですか。あ、薬師の二枚目の口癖が」

闘志を見せる先輩や仲間に触発され大塚が言葉を口にするが、思わずキャラがぶれた。そして―――

 

 

 

「御幸先輩。決勝についていろいろ話すことがあります。時間よろしいでしょうか?」

大塚は試合後に御幸を呼び止め、決勝の戦い方について相談する時間を申し出た。

 

「リード面や配球か?」

 

「そうですね。ちゃんと意思疎通が取れていないとヤバいですから」

 

 

――――あと一つ、絶対に勝つ。

 

 

 

その後、大塚は御幸とともに球場内を歩いていたが―――

 

 

「一也! それに大塚もいるのか! ちょうどいい」

御幸を見た時は笑顔だが、大塚を見た瞬間にホクホク顔の成宮。

 

「………いろいろ見させてもらいました。」

大塚はそれだけ言うと、面倒事は嫌いなのでここから立ち去ろうとする。

 

「まあそう言うなよ。今日の投球を見た? ピッチャーは緩急も必要だし、ああいった相手にプレッシャーを与えることも重要なんだぜ。むしろエースならそれは当然の仕事だし。ゼロに抑えること自体がエースではないんだぜ?」

そんな当たり前で基本的なことを今更言われてもと大塚はほとんど聞き流していた。話を否定することも出来ず大塚は首を縦に振る、もしくは無言でいるしかなかった。

 

 

さらに、大塚に降りかかる容赦のない過去の因縁。

 

 

「やっぱり間違いないな。1年消えていたからどうしたのかと思ったが、まさかあの時の奴だとはな。」

肌黒の上級生が大塚に話しかけてきた。年上とはいえあった覚えがない選手に馴れ馴れしく喋られるのはあまり好きではない。

 

「?? 貴方と会ったことはありましたか?」

大塚としては、あまり覚えていないので本当に知らない。あの時に睨まれて、若干苦手意識がある大塚。

 

「…………ッ 鳴の言うとおりだなぁ。いい神経しやがる」

 

「ええぇぇ!?」

驚く大塚。

 

御幸はその様子から、肌黒の選手―――神谷カルロス俊樹に尋ねる。

 

「カルロスは対戦したことがあるのか?」

 

「ああ………二度程な。練習試合と公式戦。こいつには3つも三振を奪われた。ずっとリベンジしたかった。覚悟しておけよ」

悔しそうな顔をするカルロス。そして大塚はそんな顔をされても、と困った様子だった。

 

 

「白河もそうなのか? てか俺だけ?」

御幸は大塚との対戦経験がない。全国行きを経験していないのだ。

 

 

「俺はないけど。嫌な投手が入ってきたものだな。」

対抗心を隠そうともしない白河。当時の丸亀シニアは、尾道シニアに初戦で敗れているのだ。その試合では沖田が2ホーマー、他の打者も躍動し、丸亀シニア投手陣を粉砕。沖田がここにいればまたややこしいことになっていただろう。

 

 

「ああ。お前を見ていると、あの頃の記憶がよみがえる」

 

「次は打つからな」

 

山岡陸。矢部浩二も、練習試合で横浜と対戦したことがあり、いずれもヒットすら出せていない。2年時しか彼は存在せず、その後リベンジすることも出来なかったのだ。

 

自分に身に覚えがないもしくはすぐに抑えた、あまり記憶に残る選手でもないので、ここまで陰険なことを言われて大人しくしている大塚でもなく、

 

ブチっ

 

御幸の横で変な音が聞こえた。

 

「…………この際、アンタたちがどういう存在かはどうでもいいです。1点も譲る気はありません。それに、うちの打線は先輩から点を取るので思い通りになるなんて大間違いです」

成宮に劣らずのビッグマウス。準決勝でああいう試合をされて、挑発されて、過去の因縁を勝手に持ち込まれて、自分の未熟さを感じつつも大塚は静かに闘志が燃え上がっていた。

 

――――言葉はいらない。ねじ伏せる。

 

若干イライラしている大塚。相手のことを気にも留めていない自分の態度は失礼なのは解るが、ここまで言われれば止まるわけにはいかない。

 

 

「やっと本性表したな。良い性格してるよ、ホント」

獰猛な目つきをする鳴。投手として大塚の発言は聞き捨てならない。

 

「御幸。この投手一人で、俺達に勝てるだなんて思っていないよね。去年と結果は同じだ」

 

 

白河は御幸の横で最後に、

「ウチに来なかったこと、後悔すればいい。10年後も20年後もずっと………」

 

「まあ、アイツの陰気は勘弁してくれ。じゃ、決勝でな」

 

「お互い全力でやろうぜ」

 

山岡と矢部にそう言われ、大塚は彼らに対し挨拶もしなかった。御幸は一応知り合いなので、軽口を言いつつ最後にあいさつをするのだが、

 

 

「…………やるぞ、栄治。絶対にアイツらを抑えようぜ」

闘志に満ち溢れた顔。御幸はこの時ほど絶対に勝ちたいと思ったことはなかった。

 

「やっと名前で呼んでくれましたね。俺もそのつもりです。あそこまで言われて、俺が黙るわけないでしょう?」

大塚も、訳も分からずに(試合で覚えていないだけ)いろいろ絡まれて何も思わないわけがない。

 

――――父さんなら軽く受け流しているんだろうなぁ

 

まだまだ偉大な父には届かない。父さんは笑うだろう。いや、むしろ笑顔のまま畜生発言を繰り返すかもしれない。

 

自分は、父親のように図太い性格ではない。現役引退したのに、現役復帰を半年たたずにするという暴挙。自分ならできない。

 

 

―――うん、やっぱりここは見習う必要はないや――――

 

 

 

 

その後、大塚と御幸が珍しくバスに遅れ、最後に乗ると

 

「どうした、御幸、大塚」

片岡監督が理由を尋ねると

 

「稲実に会いました」

 

「同じく。あったというより、絡まれました。言うべきことはちゃんと言ったので。」

 

「そうか……闘志は十分という事だな。」

それ以上は聞かず、片岡はバスに出発の準備を促す。

 

「大塚……アイツと何を話していたんだ?」

沢村は少し疑っているような目で大塚を見る。

 

「昔、俺と対戦経験があるんだよ。それについていろいろ言われただけ。」

 

「初耳だぞおい! あいつと戦ったことあるのかよ! それで、勝ったのか?」

伊佐敷は、大塚の意外なエピソードに驚く。

 

「成宮先輩にはまだ緩急がありませんでしたし、そのころの試合はあまり参考になりません。左は珍しいですけど、今みたいに絶望感を覚えるような投手でもなかったですしね、当時は」

かろうじて成宮だけは覚えていた大塚。後の面子は知らない。

 

「成宮の攻略法は? それは昔も使っていたのか? 今も使えるのか?」

白州が熱心に尋ねる。影が薄い先輩だが、やけに熱い性格だということを最近知った大塚。

 

 

「いいえ。あの時はチェンジアップがなかったので、スライダーとフォークの投手でした。なので、少し直球が早いぐらい。マシンを打っていたので、なんとか勝てましたね」

 

「なんだよ、ぬか喜びさせやがって~」

倉持が軽く大塚を小突く。白州は苦笑い。

 

「すいません。それだけ成宮投手が進化しているので、過去の攻略法は役に立たないということです。」

 

早い話、あの頃の成宮にはチェンジアップがなかった。だがそれでも当時からポテンシャルは認めていた、と思う。大塚もはっきりとは覚えていないが、投手戦ではなかったような気がする。

 

しかし、あまり記憶がはっきりしないので、投手戦だったと結論づけることにした。それに、あまり彼を意識したくないので

 

 

「それを考えたら、神奈川のあの打線なら火だるまですよ。正直、俺も対戦したくないなぁ、と思うほどですし」

大塚は、成宮の話から神奈川の横浦の話にすり替える。選抜優勝投手すら燃やした打線だ。はっきり言って怖すぎる。

 

一応知り合いの選手もいるし、その実力も認めている。さらには彼らが認める主軸の選手である、岡本と坂田。

 

――――甲子園で当たりたくないなぁ

 

冗談抜きで、あの打線との対決では、失点を覚悟しないといけない。

 

 

 

 

「春の地区大会、データの無かった沢村が横浦を抑えられたのは、本当に幸運だっただけの様だな…………」

クリスは全国の強豪の強さを大塚経由で聞き、その彼が失点を覚悟しなければいけない打力だと白状したことに驚いている。過大評価はダメだが、過小評価できる相手ではないのだ。

 

 

確かに、沢村は横浦にとって、あの時球種すら判別できていない変化球投手。まったくデータのない一線級。球種に翻弄されていただけで、この予選でのデータは念入りに調べているはず。

 

そして、成宮に引導を渡した横浜シニアの主力メンバーは横浦に進学している。神奈川最強の打線ともいわれるフルメンバーの実力。それがどれほどかはわからない。

 

 

「………………うっす…………」

データがない未知の相手と戦っていた。沢村もそれを考えるとやりづらいと考えていた。だから、あの時思い切り投げるだけで勝てた。

 

慢心は存在しない。むしろ、横浦と戦った時、次は危険だという事を認識した。

 

 

その横浦だが、神奈川で凄まじいことを起こし続けている。

 

 

神奈川県予選で、扇の要に一年生捕手が台頭し、防御率の良くなった横浦は、安定した強さで神奈川を無双中。ライバルの東海大相手にコールド勝ちするなど、向かうところ敵なしである。

 

全国随一の打撃力。1試合平均得点9.6点。他県を震え上がらせるのは、主軸3番4番5番の選球眼と長打力。むしろ8番まではホームランが狙える超重量打線。

 

そして広島には、完封試合を成し遂げたゴールデンルーキーが台頭。キレのある変化球で、三振を奪い、その左腕から繰り出される魔球高速スクリューに、バットは廻る。

 

 

「まあ、気にすんな。すぐに上にいけるだろうしさ。」

 

「御幸もだんだん沢村や大塚の大物発言がうつってきたな」

倉持が御幸も一年生に毒されてきたと発言する。彼は根拠もなしにそんなことを言わない。だが、自身に満ち溢れていた。

 

「捕手は虚勢を張って何ぼ。相手をビビらせたら、それで儲けもの。ディフェンスは任せてくださいよ?」

 

 

青道はその後、打倒稲実を誓い、バスの中でも闘志を燃やすのだった。

 

 

 

「……………」

学校へと買ってきた春乃はアレが見間違いなのか、それとも本当に現実だったのかを未だに判断できなかった。

 

――大塚君の独り言―――大丈夫、だよね?

 

 

大塚栄治がけがを隠していている可能性がある。だが、仙泉相手に貫録の投球。その後も異変など感じさせなかった。

 

「…………大塚君?」

 

彼が練習を切り上げ、どこかへと行く。

 

 

春乃はそれを追う事は出来ない。彼女にも任された仕事があった。

 

だが、

 

「………気になるの?」

 

「思い過ごしならいいんですけど…………って、貴子先輩っ!?」

後ろで彼女の言葉を聞いていたのは貴子だった。

 

「そうね。貴方の勘が当たるかはわからないけど、貴女が異変を感じるのは相当ね。だから様子を見に行って。」

 

 

「は、はい!!」

 

 

彼女は大塚を追うことになった。

 

 

 

そして―――

 

 

「あれ!? 見失っちゃった?」

 

大塚を見失った春乃。結局、彼を見つけることは出来なかった。

 

言いようのないざわめきを覚えつつ、春乃は仕方なく青道高校へと戻るのだった。

 

 

 




ナックルボーラーさんの出番が・・・・・・

大塚の畜生度が上がっただけですね。最初は悪気はなかったんですよ、悪気は。けど、それが人を怒らせるんですよね・・・現実では気を付けましょう。

それと、横浦のイメージはセンターラインが整備された2014年ヤクルト。そして、原作丹波さんの上位互換的な実力のエースがいます。しかし、好不調が激しい致命的な欠陥が。

仮に横浦相手に大塚も完投を目指すなら失点は確実にします。ソロムランを絶対に食らいます。リリーフなら零点でしょうが。

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