ダイヤのAたち!   作:傍観者改め、介入者

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第121話 剛腕の爪痕

小川の登板から明らかに試合の流れが成孔に傾きかけていた。

 

下位打線とはいえ、青道の打者から三者連続三振を奪い、味方の援護を待つ小川は食い入るようにバッターボックスから降谷をにらんでいた。

 

 

青道の剛腕、怪物といわれた男、降谷暁。

 

レフトには、青道の天才といわれている大塚栄治。

 

ベンチには、準々決勝で完全試合を達成した沢村栄純。

 

甲子園で名をはせた自分と同じ1年生投手。

 

 

――――――西東京にとんでもないルーキーが現れた

 

夏の敗戦の経験を拭い去るために、ひたすらに体を苛め抜いていた時から、その噂は東京中に流れ出ていた。

 

 

絶対的エースが長らく不在だった青道の先陣を任されたのは、自分と同じルーキー左腕。

 

その次の試合には、春の都大会で復活をアピールした、かつて世代ナンバーワンだった男。

 

後ろには、彗星のごとく現れた剛腕。

 

 

自分が初戦敗退の憂き目にあっていたころ、彼はついに昨年王者の稲実すらねじ伏せた。

 

―――――自分がもう少しやれていれば

 

そんな思いが、そんな感情があふれ出ていた。

 

 

降谷は、鋭い眼光で小川相手に投げ込んでくる。

 

「ボールッ!!」

 

初球は落ちるボールを小川が冷静に見極める。枡の言う通り、この手の投手は見られるのが相当嫌いなタイプと見た。

 

まるで自分の欠点を見ているようで、嫌気もさしたが。

 

 

―――――この手の投手は狙い球ではなく、ゾーンで絞れ。

 

 

「ファウルボールッ!!!」

 

 

つづく高めの速球に振り負けず、打球は一塁線のわずか横。それも勢いのある打球が飛んでいく。

 

 

その光景を間近で見ていた前園は。

 

 

―――――おい、嘘やろ? 一振りで降谷のストレートに合わせおったぞ…

 

 

「―――――――」

 

自然体のまま打席に立つ小川。枡にはできる限り表情を見せるなと言われていた。

 

 

―――――何もリアクションをとるな。そういう顔は、いつもしてるだろ?

 

 

そのほうが、相手に圧力をかけられる。降谷は必ずお前の投球で焦りを感じているだろうと。ゆえに、今の降谷はストレートのコントロールが徐々に定まらなくなると。

 

 

 

――――――低めのボールには手を出さず、浮いてきた甘い球を振りぬけッ

 

 

ベンチにいる枡がそんなことを心の中でつぶやいていた矢先、

 

 

 

カキぃぃぃンッッッ!!!

 

 

痛烈な打球がセンター前へと突き進んでいく。沖田が食い下がり、その打球に追いつくかに見えたが、

 

 

「く、くそっ!!」

 

その打球にグローブを当てたものの、打球の勢いはさほど殺されず、センターのほうへと転がっていく。

 

 

「!!!」

 

降谷は初見でここまでストレートをはじき返された経験がなく、明らかに焦りの表情を浮かべていた。

 

――――――強い球を投げないと。あのミットに

 

 

『ノーアウトから小川がセンター前ヒットで出塁!! 前の回から投球で流れを呼び込んだ1年生左腕が成孔を勢いづかせるか!!』

 

『やっぱり怖いですねぇ。野球は。流れという不明瞭なものが、唐突にやってくるのですからね』

 

 

「うおぉぉ!!! ツネが打ったぞ!!」

 

「見えてるぞ!!」

 

「この回で一気に逆転するぞ!!」

 

 

成孔ナインの勢いががぜん上がってくる。この追い上げムードが高まる中、その流れを引き寄せた小川の出塁。

 

 

一方、片岡監督は

 

「川上と沢村をブルペンに入れて正解でしたね…」

太田部長のつぶやきが片岡監督に耳に入る。

 

 

「ああ。」

 

 

いやな感じはしていた。小川という左腕が出てきて流れが変わった。

 

 

1イニングとはいえ、青道の打者が次々と圧倒されていたのだ。元々当たりのなかった金丸、降谷は予想範囲内だった。

 

問題は、あの東条が初見とはいえ圧倒されたこと。

 

 

 

野球には流れがあり、あの小川には大塚とは違った何かを持っていると感じていた。

 

 

どんな勢いのあるボールが来るかわからない、計算の上をいくようなイメージ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やばい奴が同地区に現れたな」

 

守備についていた沖田が、厳しい表情を浮かべていた。

 

 

沖田がそこまで言う存在なのだ。傍から見ても、あの選手は最も脅威になりうると。

 

 

「ストレートの球威だけなら、成瀬よりも上だぞ」

一塁塁上で吠えている小川を見て、警戒を強めていた。

 

恵まれた体格にパワー。投打で力を見せる彼は、流れを変える力がある。同じスクリュー使いの成瀬はそもそも流れを裂く存在だ。

 

 

ベクトルが違う。呼び込む小川に、渡さないことに長けている成瀬。同じポジションだが、タイプが違う。

 

 

 

 

 

――――あれで走ってこられると、怖いな。

 

 

あの体格を見て、沖田はある危険を予感していた。投打だけではなく、パワフルな走塁は勘弁してほしい。

 

 

 

 

本塁クロスプレーの恐れがある御幸だけではなく、こっちに突っ込まれたらたまらないな、と。

 

 

 

沖田の警戒した顔を見て、少しだけむっとしている人物もいた。

 

 

 

セカンドの春市は、小川に対してさほど警戒をしていなかったのだ。

 

 

 

「まあ、あの体格で成瀬に負けてたら、体格詐欺だし。スクリューの精度は成瀬君に軍配だけどね」

対戦経験自体はないけど、と付け加える春市。

 

映像だけでもわかる、あの特異性は成瀬の強み。打席に立っていなくても一級品だとわかった。

 

 

ここにはいない、光陵のエースを引き合いに出す沖田に、総合力で成瀬の優位は変わらないと断言する春市。

 

 

春市は映像だけとはいえ、成瀬のスクリューを見ていたからなのか、あまり脅威を感じていなかった。

 

 

―――――成瀬君の出し入れは一級品。ボール自体も一級品。

 

自在にソーンを覗ってくる成瀬ならまだしも、見逃せばボールになるならまだ何とかなる。

 

 

変化球の切れに圧倒された東条たちだが、それは初見だからこそ、2イニング目からは通用させない。

 

 

闘志を燃やす春市をよそに、戦況は怪しくなる。

 

 

 

 

 

続く8番レフト生田にバントの構えはない。

 

 

 

徹底して強気、徹底してフルスイング。この2巡目、ストレートに力みが生じ始めた降谷の甘い球を逃さない。

 

 

「!!!!」

 

 

鋭い金属音が左中間に飛んでいく。

 

 

『初球痛烈~~~!!!! 左中間ッ!!! 左中間~~~!!!』

 

打球はなおも勢いを殺さず、フェンス付近まで転がろうとしていた。

 

「!!!」

 

この回から突然甘い球、甘いコースが増えた。

 

捕手の御幸は小川の投球に煽られ自分を失い始めていた降谷に気付く。

 

 

 

 

 

レフト大塚が寸前のところで回り込んで捕球し、捕球と同時に体をひねりながらのレーザービーム。

 

 

その送球が三塁ベース付近の金丸のグローブに正確に収まりそして、

 

「えっ!?」

寸前まで三塁ベースを目指していた小川を刺すことに成功する。

 

 

三塁ベースを守っていた金丸は

 

 

――――迫力やばい。スライディングならやばかった

 

 

沖田同様圧力を感じていた。

 

 

 

 

 

しかし、これでまたしても一死二塁のピンチを迎えてしまう。

 

『大塚からの送球で小川を刺した~~~!!! レフト大塚のレーザービーム炸裂!! しかし成孔、7番小川から始まる下位打線でランナーをスコアリングポジションに進めます!!』

 

続く城田はそんな降谷の状況を見越し、積極的に打ちに来ない。

 

 

クサイ所以外は手を出すな。今の状況、この荒れ球投手にはみられるほうが幾分も嫌なはずだと。

 

男鹿監督は勝負に出ていた。ここで打ちに行くことも考えたが、そう簡単にブレてはいけない。

 

やるからにはとことん。やるからには徹底的に。

 

 

それを徹底してこそ、初めて策は効力を生む。

 

 

前の回に続く大ピンチに、降谷に明らかに力みの兆候が見られ始める。

 

 

『ボールツー!!! ストライクはいらない!! 苦しい投球が前の回から続く降谷!!』

 

『力んでいますね。成孔がきわどいボールを見逃して、それがすべて成功のいい方向に行っていますからね』

 

 

――――――またしても同じ状況。いや、前の回よりも状況は最悪だ

 

心中でまずいと感じていた御幸。この打者を歩かせるわけにはいかない。

 

 

上位打線に戻れば、切り込み隊長の枡が出てくる。ここで流れを切らなければ、致命傷につながりかねない。

 

 

 

 

――――――だが、置きにいったボールはもってのほか

 

「ボールスリー!!!」

 

 

速球の抑えが利かない。変化球も浮いてしまう。

 

 

ベース付近にボールが全く集まらない中、御幸にはどうしようもなかった。

 

 

「ボールフォア!!」

 

 

『フォアボールッ!! これで一死二塁一塁!! 打席は上位に戻り、枡が打席に向かいます!!』

 

 

ここでたまらず御幸がマウンドへと走る。

 

 

「力み過ぎだ。前の回の小川の投球に煽られたか?」

 

「――――――――」

 

何も言わない降谷。しかし、そのことを気にしている素振りから、無意識のうちに小川を意識していたのを自覚した。

 

 

「ここから3巡目。相手も勝負をかけている。ここが踏ん張りどころだぞ」

 

 

ここで、重要になってくるのはやはり、チェンジアップ。

 

枡への初球は捨ててもいい。チェンジアップで力みを抜けさせないと。ワンバウンドでもとめる、その覚悟が必要だった。

 

 

配球に関する打ち合わせを済ませ、マウンドを去る御幸は、ちらりと青道のブルペンのほうを見た。

 

そこではすでに川上と沢村がいつでもいけるといった表情で御幸に視線を向けていた。

 

――――この状況でそういう面ができるリリーフがいると、助かるけど――――

 

 

今は降谷だ。降谷がここを切り抜けられるかどうか。

 

まずは予定通り、外に外れるチェンジアップ。ボールも要求から少しずれたが、想定内だった。

 

 

『アウトコースボール! ストライクが入りません!!』

 

 

続いて、二塁へのけん制。刺せなくていい。今は降谷の力みを取ることが先決。

 

 

案の定、生田は素早くベースに戻る。刺すことはできないが、これで降谷の視野を広げることができた。

 

「―――――――――」

マウンドの降谷も少し落ち着きを取り戻したのか、力が抜けたいい送球を沖田に投げていた。

 

 

―――――ここで、ストレートがどこまでできるか。

 

ここで合わせるのがうまい打者だ。変化球が甘く入れば致命的。

 

 

一方の枡も、低めにボールはほぼ来ないと踏んでいた。

 

―――――落ち着きを若干取り戻したとはいえ、まだ付け入るスキはある。

 

2球目は高めの速球。打球が真後ろに飛ぶ。

 

「ファウルボールッ!!」

 

タイミングはあっている。あとはポイントだけ。枡は降谷ののど元に迫っていた。

 

――――もう一球ストレート。今度は外に

 

 

そして枡も、御幸の意図を読んでいた。

 

 

―――――早めに追い込みたいはず。なら外の速球を流すだけだ

 

 

『5回表、成孔一死二塁一塁のチャンス! マウンドの降谷、切り抜けられるか!? カウント1ボール1ストライクからの3球目!!』

 

 

 

外に構える御幸、寸前で踏み込みをかける枡。

 

 

 

 

降谷から放たれたのは、狙い通りの外の速球、ではなく

 

 

 

 

「「!!!!!」」

両者ともに意識していなかった、御幸にとっては最悪手、枡にとって幸運が舞い降りた一球。

 

 

 

 

――――――真ん中、高め――――――――――

 

 

 

 

カキィィィィンッッッッ!!!!!!!!

 

 

 

甘く入ったストレートを完ぺきに捕らえられた一撃が、ライト方向へと飛んでいく。

 

「!!!」

ライト東条が追いかけるも、打球は頭上を越えていく。

 

 

完全な失投、それがこの痛恨の一球になった。

 

 

『ライト頭上超える~~~~!!! セカンドランナー生田がホームに帰って同点~~~!!!』

 

 

続く一塁ランナーも打球を確認することなく一気に三塁ベースに迫る。

 

『三塁コーチャーが回した!! 回したッ!! 一塁ランナー城田の激走!! そのままホームを目指します!! 青道の守備はクッションボールの処理にもたついている!!!』

 

 

フェンス直撃の打球の処理に手間取ってしまった東条。跳ねているボールを取って素早く送球するも、城田がホームへと迫っているのが目に映る。

 

 

『逆転~~~~~~~!!!!!! 成孔の切り込み隊長枡!!! 値千金の!! 逆転、2点タイムリースリーベース~~~~~!!!』

 

 

「しゃぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

三塁ベース上でガッツポーズをしながら吠える枡。主将の一打でゲームをひっくり返した。

 

「―――――――降谷」

 

三塁手の金丸は、マウンドでスコアを呆然と眺める彼の姿を見ることしかできない。

 

 

 

今の彼でもわかる。この状況は、降谷には荷が重すぎる。

 

 

今の失投、今の逆転打がどれだけ重いものかをよく知っているからこそ、降谷にかかるダメージは大きい。

 

 

成孔ベンチから歓声が飛び交う。秋大会で青道相手にリードを奪ったのは、成孔が2校目。しかも、尚も一死三塁のチャンス。

 

 

ここにきて、青道にとって痛恨の一手が如実に表れる。

 

 

 

リリーフとして、大塚をすぐに使うことができない。

 

これほど早い回に大塚をマウンドに送ることになれば、明日の先発の計算が合わなくなる。勝ち進んだとしても、ロースコアの試合展開で大塚に疲労を残してしまうのは不安が勝る。

 

 

だからこそ、現状抑えの川上のロングリリーフしか打つ手がない。

 

 

沢村のリリーフなど、もってのほかだ。

 

 

まだ5回表。ここで川上にスイッチするには早過ぎる。

 

 

しかし、この続投が裏目に出る。

 

 

続く山下を内野フライに抑え込んだものの、これが青道ナイン、ひいては青道サイドの目を曇らせることになる。

 

これで二死三塁。続く3番小島の打球。

 

 

痛烈な打球の前に、三塁金丸のグローブからボールが弾かれてしまう。

 

「!!!」

 

慌ててボールを取りに行く金丸。そして、そんな彼をあざ笑うかのように三塁ランナー枡が陽動を繰り返す。

 

タイミング的にはすぐに投げればアウトにできたかもしれないケース。しかし、三塁ランナーの存在と、枡の揺さぶりによって、一塁に投げることすらできず、枡を刺すことすらできない。

 

 

『三塁強襲の内野安打で、チャンス広がります成孔!! ここで青道の内野陣が集まります』

 

 

「内野通常守備、外野は長打警戒。ここで相手は曲げる必要もないし、弱い打球が飛んでくることもほぼあり得ない。」

 

 

「バッター集中。抑えれば、1点差!」

 

「そうだ、打たせていこうぜ。俺のほうに飛んで来たら、確実に捕ってやる!」

 

二遊間が声をかけるも、降谷は黙って首を縦に振るだけ。

 

「―――――」

 

「せや、自慢の速球で今度もねじ伏せてやれ!!」

 

 

「――――はい」

先程の勝負を思い出し、はっとしたように返事をする降谷。

 

一同はそれを、ああ、落ち着きを取り戻したんだな、と考えた。

 

 

内野陣がそれぞれの守備位置に戻り、ボールを見つめる降谷だけが残される。

 

―――――できる、の?

 

 

先程のように、抑えられるのか?

 

 

 

 

 

 

 

『5回表、二死一塁三塁!! バッターは4番長田!! ここで食い止められるか、マウンドの降谷!!』

 

 

『初球大事ですよ。いやなヒットの後の初球。ここを狙ってきますよ』

 

 

注目の初球、

 

 

ドゴォォォンッッッ!!!

 

 

アウトローにストレートが決まる。球速は149キロ。力の抜けたいいフォームだった。

 

 

『アウトロー!!! ストレート決まる!!』

 

 

―――――気にするな、コースを絞る。まともにコマンドできねぇはずだ

 

長田はあまり動揺もせず、打席に立つだけだった。

 

 

難しい球に、無理をして手を出す場面ではない。二つまでストライクは捨てられる。

 

 

そして2球目―――――

 

 

青道の御幸は、ここでストレートを続けた。アウトローへの初球の入り方。同じ球をもう一度――――――

 

 

 

「ッッ!!!!!!」

 

その瞬間、長田の存在感が膨れ上がった。否、御幸にはどうしようもない悪寒がしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要求通りの外、しかし、先ほどよりもボールが高かった。

 

 

 

そのわずかな違いが、致命傷を決定づけた。

 

 

 

さきほどから何度も耳にする、怖い音をさせるスイング。そのスイングに、ついにボールが捉えられてしまったのだ。

 

 

「――――――あ」

 

センター方向へと飛んでいくボールを見て、降谷は思わず声を出す。

 

 

外野陣一歩も動けない。

 

 

 

「なっ――――――」

レフト大塚も、ここに来て初めて驚愕の表情を浮かべた。

 

 

『入ったぁぁぁぁぁぁ!!!! スリーランホームラン~~~~!!!! 成孔がここで夏の王者青道を突き放すっっ!!! 4番長田の貴重な、貴重な追加点~~~~!!!』

 

 

『いいスイングでしたねぇ。美しい放物線でしたよ。少し高かったですけど、あの球威に振り負けず、スタンド。しかもバックスクリーンですよ』

 

 

『5回表、ついに成孔強力打線が先発降谷を攻略!! この回一挙5点!!! 長打攻勢で突き放します!! スコアはこれで6対2!!』

 

呆然とするのは青道スタンド。降谷の球威が完全に打ち砕かれた一撃。青道の夏に続く甲子園出場が遠のく痛恨の被弾。

 

 

「降谷―――――」

これは誰の言葉だっただろうか。

 

 

 

思わず両ひざに手を置いてがっくりとしている彼の姿は、初めて見た。そして、そのまま動かない。

 

 

そんな彼の姿は、彼らのこの被弾の衝撃を体現するかのようだった。

 

 

 

そして5回裏に控えるは、あいさつ代わりの1イニングを披露した、サウスポー小川。

 

 

 

選抜への出場が至上命題の青道に、劣勢が襲い掛かる。

 

 

 




原作と違い、降谷がノックアウト。

投手として実力があっても、メンタル面での課題がありました。

まあ、降谷は横浦戦以外さほど苦労していないのが原因です。

打たれだしたら止まらない。なんだか妙に聞き慣れたフレーズなのが悲しい。


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