ペルソナ3 The second world with You   作:harbor

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ごめんなさい、センター試験受けてました。
第十夜、お楽しみくださいm(_ _)m


第十夜

「ん……」

 

目を開くと、いつもの天井が広がっていた。

いやに身体が重たい。

日の差し方からして、昼前位だろうか…!?

 

「あ゛っ!?」

 

昨日、すなわちタルタロスに入ったのは木曜である。

そしていまは昼前。

 

「皆勤賞は無しか…。今からでも行くかな…ん?」

 

思案を巡らせていると、ノックの音がした後にドアが開いた。

 

「失礼しま……あ、有里。起きたか。」

 

「うん…鳴上?学校は?」

 

「ねーよwwwwww」

 

有里の思考は止まってしまった。

 

「え?今日金曜日でしょ?何でないの?」

 

「………いつから今日が金曜日だと錯覚していた。」

 

「なん…だと…!?じゃなくて!!つまんない冗談言わないでよ!?金曜日だろ!?あれか!?サボったのか!?」

 

『湊のお寝坊さん…(笑)』

 

妖しく笑うファルロスが有里の脳内に浮かんだ。

 

「サボりとは失礼な。今日は日曜だ。お前は丸二日寝てたんだよ。」

 

「ナ、ナンダッテー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──side鳴上

 

正直なところ、サボってでも看病したい気持ちはあったが、桐条先輩に止められた。

うっすらペンテシレアを浮かべながら止められてはサボれない。というか有里に妙な誤解もされたくない。

というわけで、一昨日一日は有里=風邪で通した。

事情を桐条先輩に聞いた岳羽にしこたま怒られた。

ジュンぺーにもはたかれた。

真田さんにはなぜ連れていかなかったのかと睨まれた。

桐条先輩が真田さんを踏んでいた。

 

地獄絵図だったのでこっそり抜け出して夜食にはがくれを食べた。旨かった。

 

という旨の説明を有里にしたら、青くなった。

以上、現状説明。

 

「おい…有里、真っ青だぞ?大丈夫か?」

 

「大丈夫じゃないよ…もう満月まで時間もないのに…!!僕が不甲斐ないせいで時間を潰してしまった…!!」

 

「落ち着け。」

 

「落ち着いていられるか!!今日はタルタロスに行かなきゃ…!」

 

「タルタロスには昨日行ったぞ。一応一昨日行った所までは三人で行ってきた。道中のシャドウは全て倒しながらな。」

 

「え…!?僕なしで出撃許可出たの?」

 

「サブリーダーになりました。よろしくな、リーダー。」

 

「あ、そういうこと…。なら僕は安心して倒れられるんだね?」

 

「ふざけるな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──side有里

 

とんでもないことになった…

僕でさえ一撃で二日昏倒するレベルだ。

もし順平や岳羽に当たったら…

 

『二日間ずっと呼んでたんだけど…ちっとも反応しなかったよ、湊。あんなのを順平とか岳羽さんが食らっちゃったらホントに命が無いだろうね。』

 

ですよね。

 

あと6日。

万全の対策で行かなきゃな…




十夜で満月直前…
いったい、完結には何話かかるんでしょうか( ̄▽ ̄;)
完結まで見守っていただければ幸いです。

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