東方大魔王伝   作:黒太陽

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第6話 大魔王 幻想を巡る

「良くなってきたフラン、まだまだ……だがな」

 

楽しいお泊まり会の翌日でも修行は休まない、自身の疑問に解答を得たバーンだが特に様子は変わらない

 

「ねぇバーン?これを見て欲しいのだけど」

 

「む?何だパチュリー?」

 

指導を続けるバーンにパチュリーが寄ってきた、そして掌に巨大な火球を作り出す

 

「まだまだ……!!」

 

更に魔力を集中させる

 

「ほお……」

 

それを見たバーンから感嘆の声が漏れる、パチュリーが行ったのは火球の大きさを維持した状態で更に同じ大きさの火球を3つ作り出す、合計4つの火球を作り出したのだ

 

「ふぅ……どうかしら?貴方から聞いた魔法式を応用してみたんだけど?」

 

「フィンガーフレアボムズ……か」

 

火球を見ながら呟いた

 

「それはフィンガーフレアボムズと呼ばれる技だ、未完成だがな、圧縮したメラゾーマを5つ指先に作り出すのが完成された姿だ」

 

「5つ……ね、今はこれで精一杯……」

 

「本来は禁呪なのだ……呪文の反動に体の弱いお前が耐えられるものでは無いが……幻想郷の魔法式を応用する事で反動が無くなったのだろう」

 

説明したバーンは薄く笑うと

 

「見事だ、尚研鑽に励むが良い」

 

その成長を褒め、激励した

 

「フゥ……わかってるわ」

 

火球を消したパチュリーは少し満足気に答えた

 

(案外ポップの様に化けるかも知れんな……フム……)

 

「パチュリー、魔の極致の1つを教えてやろう、もっとも余には使えぬため知識のみになるがな」

 

「貴方にも使えない魔法を?それを私に?」

 

大魔王にも使えない魔法、それを聞いて大魔王に遠く及ばないパチュリーは聞き返す、そんな魔法が今の自分に使えるのかと

 

「案ずるな、その魔法は人の手で作り出されたものだ、余の居た世界ではお前より若い魔法使いも扱えていた、いや……大魔導士か」

 

「興味あるわ、その魔法教えて」

 

「私も興味あるぜ!」

 

魔導書を読んでいた魔理沙も加わる

 

「その魔法は対象を必ず消滅させる魔法、直撃すれば余ですらその運命からは逃れられぬその魔法……人の作り出した魔の極致、名を極大消滅呪文「メドローア」と言う」

 

「極大消滅呪文……メドローア……」

 

「ヤバそうな呪文だな……」

 

教えられたその呪文の名はメドローア、かつてバーンの居た世界で大魔導士マトリフが創り出し、その弟子ポップに継承された魔法、竜魔人になったダイを除き唯一バーンを倒す事の出来る魔の深淵の1つ

 

 

「この魔法はメラ系とヒャド系、その2つの魔法を同じ魔法力で融合させる事で出来る、火と氷の組み合わせでは無い、融合だ」

 

「そこまでわかっているなら貴方は何故出来ないの?貴方は火も氷も扱えるでしょう?」

 

「余の鬼眼だ、鬼眼の力が余の魔法力を微妙に狂わすのだ、故に余には扱えぬ……融合は出来なくとも合体は可能かも知れんがな……お前にその気があるなら慎重に行え、下手をすれば消滅するのは自分になる」

 

「そう……火と氷の魔法力の融合……こうかしら?」

 

掌に拳よりふた回り程大きい火と氷の魔力を生み出し融合を試みる

 

「な、何これ!?魔力が暴れて……!?」

 

合わせられた魔法力が互いに弾き合い、暴れる、魔法力が収まる事を拒否し膨張していく

 

「おい!パチュリー!」

 

危険を感じた魔理沙が叫んだ

 

「……ハァ!」

 

一瞬でパチュリーに詰め寄ったバーンは掌底で暴れる魔法力を天に弾き上げた

 

「……慎重に行えと言った筈だ、余が弾かねばお前は消滅していたぞ」

 

僅かな怒りを含ませパチュリーを叱責する

 

「……ごめんなさい、確かに注意が足らなかったわ……あそこまで危険とは思わなくて……」

 

非を認め、危険性を正しく理解したパチュリー、だがその顔は少し嬉しそうに笑っていた、魔法使いの好奇心がその難解な、されど挑み甲斐のある壁にパチュリーを笑わせたのだ

 

「続けるなら初めは羽虫程の魔力でやるのだな、それならば失敗しても体に穴が空く程度で済む」

 

余りシャレになっていないが練習方法を示す

 

「そうね、私もそうしようと思ってたわ」

 

「私はやめとくぜ、そういう細かいのは苦手だからさ」

 

その練習方法にパチュリーは賛同し、魔理沙は辞退した

 

「その前に……アレは美鈴に謝っておくがいい」

 

天井に出来た穴に向かってバーンは話した、だが返事を返したのはパチュリーではなかった

 

「後で美鈴に言っておくわ、全く……その内紅魔館を全壊させるんじゃないかしら……」

 

返したのはレミリア手に何かを持ちながら歩いてくる

 

「その内と言わず余なら今すぐ全壊させるのは容易いが?」

 

「笑えない冗談ね、それよりこれを見なさい」

 

レミリアがバーンに渡したのは紙

 

「……文文。新聞?」

 

「貴方が昨日あしらった天狗の書いた新聞よ、中々愉快な事が書かれているわ」

 

笑みを浮かべ、バーンに読むことを促す

 

「…………フッ……あの女……逞しい事よ」

 

新聞に目を通したバーンは笑みを浮かべ新聞を机に置く

 

「何が書いてあるんだぜ?……何々?……幻想郷の危機!?突如幻想郷に現れた大魔王を自称するバーンと名乗る外来人!霧雨魔理沙とチルノを配下に置き、幻想郷の支配に乗り出したか!?……この記事は清く正しい射命丸文が御送りしました……」

 

読み終えた魔理沙は新聞を戻し、ワナワナと震えていた

 

「あんのヤロー!誰が配下だ!誰が!」

 

怒りを隠さず怒鳴り散らす

 

「あら違うの?」

 

「違う!」

 

レミリアのジョークに魔理沙は怒って否定する

 

「確かに取材は受けぬと言ったが記事にするなとは言っておらんな……大魔王は霊夢から聞いたのであろう……本当に逞しい奴よ」

 

文の記者魂に感心する

 

「御丁寧にイラストまで書かれてるしね……これで幻想郷に広く知られちゃったわね……内容は皆信じないけど貴方の存在は知られたわ、どうするの?」

 

「特にどうするつもりも余には無い、だが幻想郷に居る血気盛んな者を相手にするのもまた一興か」

 

「……相手に同情するわ……」

 

「その血気盛んな同情する相手が来られました」

 

話に割って入ったのは突然現れた咲夜

 

「早速ね……誰かしら?」

 

「白玉楼の魂魄妖夢です」

 

「確か……半人半霊の剣士……だったか」

 

「その通りですバーン様、実力は高い部類ですね」

 

「フム……ならば相手をしてやるか」

 

バーンが立ち上がり歩き始めた時にレミリアから提案が入る

 

「それ、私も興味あるわ、中に案内して皆で観戦しましょう」

 

咲夜に指示を出した後、一行は図書館を後にした

 

 

 

 

 

 

 

「お招き頂き感謝します、魂魄妖夢と申します」

 

広い廻廊に通された妖夢は深々と御辞儀する

 

「余の名はバーンだ、妖夢よ余に何用だ?」

 

「新聞を読みまして……大魔王と自称されるバーンさんに興味を持ったのです……もし本当なら是非とも御相手を願えないかと思いまして」

 

礼儀正しくバーンの問いに答える妖夢

 

「1つ訂正がある、余は今は大魔王ではない、幻想郷において余はただの外来人よ」

 

「今は……と言う事はやはり大魔王だったのですね!是非!是非御相手を!」

 

(言い方を間違えたか、まぁ良い)

 

更にその気にさせてしまったバーンだが動じはしない、妖夢の言う通り幻想郷に来る以前は大魔王だったから

 

「妖夢よ、余に挑みたくば条件がある、余も力無き者を相手にする気は無いのだ」

 

「……何でしょうか?」

 

試されている事を理解した妖夢は逸る気を抑えて条件の詳細を尋ねる

 

「……来いチルノ」

 

「えっ?あたい?」

 

突然呼ばれたチルノはよくわからないままバーンの傍に向かう

 

「このチルノを倒せれば相手をしてやろう……チルノにも勝てぬ者を相手にする気は無いのでな」

 

「……わかりました」

 

「えっ?あたいがやるの?」

 

チルノの了承を得ないまま話は進む

 

「チルノよ、今日までの成果を見せてみよ」

 

「わかったわ!もっと最強になったあたいの力見せてあげるわ!」

 

「……よろしくお願いしますチルノさん」

 

指差すチルノに御辞儀をする、妖夢、顔を上げ自身の獲物を構える

 

「魂魄妖夢、参ります!」

 

そして駆けた

 

 

 

 

「あたしも遊びたかったのに!なんでチルノなのー!」

 

観戦場に戻ったバーンにフランが喚く

 

「まだ制御出来ぬお前は暴走する可能性がある、今回は我慢しろ」

 

「むー!」

 

むくれるフランだがすぐに諦めてチルノの応援を始める

 

「貴方、ファンタジーに出てくる敵の親玉みたいよ?」

 

「私もそう思ってたんだぜ」

 

レミリアと魔理沙の発言に周りはウンウンと頷く

 

「確かにバーンさんが親玉なら納得できますね、なら私は紅魔館四天王の妖怪武道家ですかね」

 

「なら咲夜は時のメイドでどうだぜ?」

 

「私は七曜魔女かしら」

 

「フランちゃんは狂喜の妹とかどうですか?」

 

何やら違う話で盛り上がっている様子

 

「ちょっと!私は!?て言うか紅魔館の主は私よ!」

 

レミリアが参加した

 

「レミリアは操られてる設定で良いんじゃないか?」

 

「何よそれ!魔理沙みたいな村人Aに決められたくないわよ!」

 

「はぁ!?私が村人Aって何だよ!お前なんてれみりゃになってカリスマブレイクしてりゃ良いんだぜ!」

 

口論をよそに、バーンとフランだけはチルノの戦いを真剣に見ていた

 

 

 

 

「うりゃー!」

 

掛け声と共に放たれる大量の氷弾が妖夢を襲う

 

「ハッ!」

 

手にした二刀で氷弾を切り避けながら妖夢も弾幕を放つ

 

一進一退の様に見えるが本気のチルノと違い妖夢には余裕が感じられる

 

(……考えながら戦うにはまだ幼過ぎるか)

 

戦いを観賞しながら内心呟く、その幼さ故に攻撃が単調なチルノの弾幕は実力者の妖夢には読み易く、避けづらい弾のみを切り避ける、攻撃も様子見程度で今はチルノの実力を正確に把握している状態

 

「くっそー!このっ!このぉ!」

 

思うように攻撃が当たらないチルノの攻撃は更に大雑把になり妖夢にとって有利な状況になっていく

 

(三手といった所か)

 

バーンが予測したと同時に妖夢は仕掛けた

 

「幽鬼剣「妖童餓鬼の断食」!!」

 

刀の一閃と共に放射状の楔弾が放たれチルノの弾幕を縫うように進む

 

「うわっ!?」

 

突然の弾幕に驚くチルノは弾幕を撃つ手を緩め回避に急ぐ

 

「天上剣「天人の五衰」!!」

 

更に放たれた五色の楔弾がチルノを襲う、弾幕を撃つ事を忘れひたすら回避に専念するチルノに向かい妖夢は一気に距離を詰める

 

「餓王剣「餓鬼十王の報い」!!」

 

至近距離から放たれた斬撃がチルノを捉えた

 

「!!」

 

筈だった、斬撃はチルノを掠め後方に消える

 

(ほお……)

 

逸早く気付いたのはバーン、そして妖夢

 

「くっ……!?」

 

妖夢は凍りついた腕を見て顔を歪める、妖夢の腕は中程から先まで薄い氷に覆われていた

 

(咄嗟に腕を凍らせて斬撃をずらしたか、あの状況で決めるとは中々……だが……)

 

成長したチルノに少し唇が上がったがまた直ぐに戻る

 

「はぁ……はぁ……で、出来た……へ、へへーん!どうだ!謝るなら今の内よ!」

 

「少し貴方を低く見すぎた様ですね……」

 

余裕のあった表情はいつの間にか真剣になっていた

 

(ここまでの様だな……)

 

妖夢の表情にバーンはこの戦いの決着を見た

 

 

 

「はぁ……はぁ……イテ!?……ううぅ……」

 

「もういいでしょう?貴方では私に勝てません」

 

優劣は明らかだった、真剣になった妖夢に隙は無かったチルノの攻撃は避けられ、氷結も警戒され通じない、後は地力の差で追い詰められチルノはボロボロだった

 

「うるさい!負けないもん……!あたいはあんたなんかに負けないもん!」

 

「……仕方ありませんね、貴方には眠って貰います」

 

刀の峰をチルノに向け妖夢は構え全身に力を集中させる

 

「……ごめんなさい」

 

謝罪と共に瞬時に詰め寄った妖夢の峰打ちはチルノの銅を打っていた……

 

 

 

「そこまでだ」

 

 

 

バーンが居なければ……

 

 

「!?」

 

刀が止められた事を理解した妖夢は素早く距離を取る

 

「うぅ……バーン……」

 

ボロボロのチルノが涙ぐんでバーンを見上げる

 

「良くやった、後は余に任せておけ」

 

チルノにベホマを掛けるとレミリア達の場所へ行かせる

 

(今のでわかりました……強い……とてつもなく!)

 

一度の交戦でバーンの力量を察知する妖夢、強敵と戦える事に心臓は高鳴り、笑みを浮かべる

 

「お前の実力は証明された、約束通り余が相手をしよう」

 

「光栄ですバーンさん、失礼の無い様、全力で行かせて貰います!」

 

刀を構え精神を落ち着かせる

 

「……妖怪が鍛えたこの楼観剣に斬れぬものなど、あんまり無い!魂魄妖夢参ります!」

 

口上の終わりと同時に動いた妖夢は弾幕を展開しバーンの様子を伺う

 

「そんな生温い弾幕では話にならぬ、弾幕とはこうするのだ」

 

バーンが魔力を高めると体から五色の大量の弾幕を展開する

 

 

「あれは……火、氷、風、熱、爆発の弾幕!それにあの量……五つの属性を扱い尚且つあの量……もう驚くのも疲れるわね彼を見てると……」

 

観戦するパチュリーの諦めた様な説明を受けて他の観戦者達はバーンが凄い事をしていると理解した

 

「ウッ!クッ!?」

 

弾幕を相殺された妖夢に残る弾幕が押し寄せる、切り払うも量が多過ぎ身を掠める

 

「弾幕はもうよいだろう?お前は剣術を扱うのだろう?ならばその刀で掛かってくるが良い」

 

弾幕を放つのを止めたバーンが妖夢に近接戦闘を提案する

 

「……私としては嬉しいですがよろしいのですか?」

 

「何度も言わせるな、峰を返す必要は無い……殺す気で来い」

 

「……後悔しないでください」

 

素早く距離を詰めた妖夢の斬撃がバーンを捉える

 

「そんな……」

 

斬撃はバーンの掌で止まる

 

「くっ……!?」

 

連撃を放ち手数で押そうとする妖夢の刀は全てバーンの掌で踊らされる

 

「……ハァッ!!」

 

渾身の力を込め胴に目掛け切りこむ

 

「カラミティエンド!」

 

バーンの手刀が迎え撃ち刀は抵抗無くその刀身を割った

 

「そ、そんな!楼観剣が!」

 

折られた刀を見て信じられない妖夢が声に出す

 

「良い刀なのだろう、だが余の手刀は余の世界で最も強いとされる剣、妖怪が鍛えた刀に遅れはとらぬ」

 

「……くぅ……」

 

距離を取った妖夢は折れた楼観剣にショックを受けながら納刀し一刀流になる

 

「まだやるのか……その意気込みは買うが……これでも来るか?」

 

スゥーっとバーンの両手が動き、定位置で止まる

 

「……!!」

 

妖夢はその構えに全く動けない

 

(隙が……隙が全く無い……)

 

剣術を扱う故に妖夢はバーンの構えの完成度に戦慄する

 

(打ち込めばやられるのは間違いなく私……でも!!)

 

均衡状態が十数秒経った時に妖夢は意を決した

 

(敵わなくても私の全力をぶつける!!)

 

「フゥー……」

 

息を吐き、精神を集中させ自身の最高の時を作り出す

 

「……ハッ!」

 

そこに妖夢は居なかった、妖夢の出せる最高のスピードは一瞬ではあるが幻想郷最速と呼ばれる射命丸文の最高速を越えるスピードを叩き出せる、そのスピードがバーンの構えを上回ると信じて突っ込んだ

 

 

 

 

 

 

 

「カハッ……!?」

 

一瞬の交差の後、妖夢は地面に叩き付けられていた

 

(な、何が……)

 

苦痛に悶えながらも自分が何をされたかがわからない妖夢は考える

 

「臆せずに向かって来たのは誉めてやろう、そして素晴らしい速さだった、この結果は余が相手だったから故に悲観する事は無い」

 

「あ、ありがとうございました……」

 

刀を杖がわりに立ち上がる妖夢は礼を述べる

 

「あの!何をされたんですか私?」

 

「ただのカウンターだ、お前の速さを見切り斬撃を受け流した反動を利用してお前を地に叩き付けたのだ」

 

「全くわからなかった……」

 

「その気になれば更に攻撃も1回可能なのだが今回は必要無かったのでな」

 

「更に攻撃も!?」

 

簡単に言うバーンに驚きを隠せない妖夢、自分の最高速を易々と受け流し尚且つ攻撃も出来ると告げられショックを受けた

 

「楽しめた……さらばだ」

 

(あんな人がいるなんて……もっと修業しなくちゃ!)

 

戻るバーンに深々と御辞儀をする妖夢、そして折れた楼観剣の刀身を見つけショックで項垂れた

 

 

「お疲れ様、ホント苦戦しないわね貴方」

 

「その気持ちわかるわレミィ」

 

「バーンさん!さっきの教えてください!門番の仕事に役立てます!」

 

「門番に関係無いだろ美鈴」

 

「あたしにも教えてー!」

 

「紅茶を用意してます、どうぞお部屋へ」

 

賑やかな迎えがバーンを囲む

 

「うぅ……バーン……あの、その……」

 

もじもじと話づらそうにチルノがバーンを見る、負けてしまったのが申し訳なく思っているのだろう

 

「……怒ってはおらん、行くぞチルノ」

 

「!……うん!!」

 

 

平和な紅魔館の1日が終わる

 

 

 

 

 

 

 

 

とある竹林の亭

 

「あら?新聞来てたのね」

 

居間に置いてある新聞を見つけ彼女は読み始めた

 

「へぇ……バーンって言うのね彼は……」

 

新聞を読みながら1人呟いた

 

 




日常回です、暴走が止まらなくなってますが大目に見てくれると嬉しいです。

次回からは更新が遅れるかもしれません。

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