宇佐美真
あの日出会った魔力を纏った少年
彼は一体何者なの?
「宇佐美真。四日前に復学した中学一年生。著名な文化人類学者の宇佐美蓮助教授の一人息子で母親は彼を産んだ後すぐに死去・・・」
「ちょっと待て!宇佐美蓮助っつったか!」
「どうしたの?佐倉さん」
「アイツのオヤジだったのか・・・・ますます後で〆ないとな」
「何かあったの・・・・?」
「今あたしと妹のモモとおふくろとで見滝原のおばさんの家で厄介になっているって、前言ったよな?」
「ええ・・・」
「あたしのオヤジは教会で神父をやっててさ。ある時、その蓮助っていう奴の書いた分厚い本を読んでおかしくなったんだ。新しい時代には新しい信仰が必要と言い出して・・・・・全世界修行の旅に出たんだ。お蔭であたしは見滝原で魔法少女をしているってわけ」
「全世界って・・・・」
「オヤジは極端だったからな。あのバカオヤジ、しっかりと生活費は置いて行ったから生活は心配ないけど」
「マミさん続けてくれるかしら?」
「続けるわね。一人息子の真は生まれつき心臓が悪く、入退院を続けていたけどつい最近完治して見滝原中学校に復学しているわ。父親も彼の容態が安定したのを確認した後、フィールドワークに出ていて現在は見滝原にある邸宅で一人暮らしをしているとあるわ」
「一人暮らし?ならさやかを連れ込んでも問題はねぇな」
「断定するには情報が少なすぎるわ。一人暮らしをしているなら食事はどうしているの?」
「宅配業者を利用しているわ。でも・・・・」
「何かあるのね」
「一人暮らしをするようになって通信販売を頻繁に利用するようになったって。何を買っているかは不明だけど・・・・。ほむらさんはどう考えるかしら」
ほむらは目の前の調査報告に目を落した
ゴミの量から考えて、この家には彼一人しか住んでいないのだろう
通信販売で食料を買っている?
ありえない
二人分のゴミはどう処分する?
家に処分するスペースはないし、庭に埋めるにしても毎食ごとに埋めるとしたらかなり目立つ
マミの協力者の監視の目を潜ってそれは無理だろう
「現時点では私はこの家にさやかさん、いえあの魔法少女が居るとは考えられない。」
「せっかく手がかりが見つかったと思ったのに」
「佐倉さん。私はこの家に彼以外の人間が居るとは考えられないと言っただけよ。まだ、彼の魔力について説明できないわ。」
「ったく!めんどくせぇ!あたしが殴り込みに行ってやるよ!」
「駄目よ!佐倉さん。彼がただの一般人である可能性もあるわ。普通の人には魔力は見えないのよ?」
「いつもの魔獣狩りに彼の監視を組み込むのはどうかしら?」
「同意するわ巴さん。いつものローテーションに組み込むのなら、お互い負担なく行動できる」
「監視は明日から、でいいかしら?」
「ああ、問題ない」
「同意するわ」
宇佐美 真
彼はただの幸運な一般人?それとも・・・・
今は私にできることをするしかない
私の隣にはまどかはもういないのだから
NGシーン
「ったく!めんどくせぇ!あたしが殴り込みに行ってやるよ!」
「待ちなさい佐倉さん」
つ 「ダンボール」
「伝説の傭兵がこよなく愛した無敵の装備よ。これに隠れれば見つかることなく潜入できるわ」
小一時間後
「ああっ!佐倉さんが謎の魔法少女にしばかれてる!」
「魔力を消して使用するって言ってなかったわ。てへぺろ★」
BAD END
メタルギアってホントに映画化されるんですかね・・・
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