鉄仮面の魔法少女   作:17HMR

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時間ができたので投下します

・・・毒ぺうめぇ


蒼天の霹靂

 

 

見滝原中学校

様々な先端技術を取り入れたこの学び舎は、全面ガラス張りという他の前例のない建築様式で世界的にも有名であった

無論、かつてそこを舞台に一人の少女の願いと戦いがあったことを知る人間はいない・・・・

 

 

放課後

 

ほむらの足はかつての仲間 美樹さやかの住んでいたマンションへ向かっていた。

さやかの家庭は両親共働きで、このマンションはほとんどさやか一人で生活しているのも同然だった。

もし本当にさやかが復活したのなら、誰にも知られずに身を隠すにはもってこいの場所といえる。

 

 

「さやかならいないようだぜ」

 

見慣れたショートパンツとヨットパーカー

佐倉 杏子がそこで待っていた。

 

 

「佐倉さん、あなた今日一日此処にいたの?」

 

「ああ、アイツはああ見ても義理堅いからな。ひょっとしたら、親の所に顔を出しているんじゃないかって思ったんだ」

 

「何か変わったことはあった?」

 

「全く」

 

「そう・・・」

 

「明日はさやかの立ち寄りそうな場所に行ってみるつもりさ」

 

 

Pi!Pi!Pi!

 

 

「巴さんから着信だわ ショッピングモールのハンバーガーショップで落ち合おうって」

 

「さやかが戻ってきたのに呑気にお茶かよ!」

 

「あなた、今日一日探し回って何か収穫があった?巴さんも動いている。お互いに情報を擦り合わせることも必要だわ」

 

「・・・・わかったよ」

 

 

~ハンバーガーショップ~

 

 

「見滝原以外の魔法少女と連絡を取ってみたわ。結論から言うと誰もさやかさんを見ていないって」

 

「なんだよ!結局わからないってことじゃねーか!」

 

「ちゃんと聞きなさい、佐倉さん。私達魔法少女は常にある程度の魔力を纏っている。巴さんが言いたいのは、誰も美樹さやかの魔力を感じなかったってことよ」

 

「・・・・疑っているのか?ほむら」

 

「いいえ。私も巴さんも彼女を見ている。それは事実よ」

 

「なら!」

 

「私達にも知らないことが起こっている。事態は貴方一人の問題じゃないのよ」

 

「だったら話は早い!」

 

 

杏子の指がマミのチキンナゲットの箱を掴む

 

 

「ちょっと!佐倉さん!そのチキンナゲットは私のよ!」

 

 

巴マミが抗議の声を挙げるが、杏子は意に反さない

 

 

「うっるさいな!今夜は徹夜で張り込むから食いだめしないと持たないんだよ!」

 

「なら自分で頼みなさい!」

 

「いいじゃん一つくらい!喰いすぎると脂肪が胸じゃないとことに行くぜ?」

 

「ひどっ!もう許さないわ!いくら食べても身長は高くならないわよ!」

 

 

マミと杏子が不毛なテーブルバトルを繰り広げるのを横目に、ほむらは冷静に状況を分析していた。

救済の聖女「鹿目まどか」。

彼女のシステムにはイレギュラーは存在しない。

もし・・・本当に美樹さやかが復活したなら、それは「魔女」としての復活としてしかありえない。

魔力の尽きた彼女がたどる運命、それは魔女化。

まどかは魔女になる前のソウルジェムを消滅させているだけに過ぎない。

根本は改善していないのだ。

しかし、昨夜の彼女に禍々しい魔力も瘴気も感じなかった。

 

 

「「あっ・・・・・!」」

 

 

なおもテーブルバトルをしている二人の手から弾かれたナゲットが宙を飛んでいく。

そして、それは・・・・

 

 

「ベっ!?」

 

 

たまたま近くを歩いていた少年の顔にヒットする。

 

 

「ごめんなさい!ほら、佐倉さんも謝って!」

 

「あ~あ、ナゲットが無駄に・・・」

 

「もう!」

 

「謝らなくてもいいですよ。僕も考え事をしていたのが悪かったし・・・・!?」

 

 

少年の瞳が驚愕に染まる

その視線の先には、佐倉杏子がいた

 

 

「何見てんだよ!文句はマミに言えよ!」

 

「い・・・いやいい」

 

 

少年は慌てて店を出ていく

 

 

 

 

「佐倉さん・・・何か感じなかった」

 

「女みたいな男だと思ったけど」

 

「そうじゃなくて・・・」

 

「これを見て」

 

ほむらが自らのソウルジェムを二人に見せる

 

「光っている・・・・」

 

「魔力を感じたということよ」

 

「近くに魔獣がいるのか?」

 

「違う。魔獣の瘴気とは反応が異なるわ」

 

「私はあの子から魔力を感じたわ。魔法少女の」

 

「何かを知っているってことか・・・」

 

「魔獣探索の基本は異常を探し、そこからアタリをつけて絞り込む。佐倉さんには教えたわよね」

 佐倉さんの言うとおり、私達は何もわからない。なら、細かい異常や綻びを集めるだけ」

 

 

巴マミが冷静に杏子を諭すように話す。

 

 

「あたしは馬鹿だからよくわかんねぇけど、いつも通りに探索すればいいってことだろ?」

 

「そうとは限らないわ。魔力は一般人が長期間魔法少女と過ごしていても纏うことはあるわ。

 此処一週間以内に転入してきた家族を探すことも必要よ」

 

「魔法少女と一緒に過ごすだとう・・・・・・」

 

 

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謎の男 「さやか帰ってきたぞ~」

   

さやか 「お風呂にする?ごはんにする?そ・れ・と・もあたし?」

 

謎の男 「それならお風呂でさやかを晩御飯にしちゃうぞ~」

 

さやか 「いや~~~~ん!ダーリンの欲ばり~」 

 

 

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「いやいや さやかはあのボンボンにご執心だった。なら・・・・・」

 

 

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謎の調教師 「げへへへ お嬢ちゃんここには慣れたかな?」

 

さやか   「あたしを出せ!さもないと・・・」

 

謎の調教師 「ならこれを見てもか」

 

さやか   「ソウルジェム・・・・・!」

 

謎の調教師 「砕かれたくなかったらしっかりと奉仕するんだな!今日は高圧浣腸で調教だ」

 

さやか   「そんな変態なことをするの!」

 

謎の調教師 「しっかりとがんばってくれよ」

 

 

小一時間後

 

 

さやか   「いやぁ~トイレに行かせて・・・・」

 

謎の調教師 「げへへ 現役中学生のおもらしシーンもしっかりと撮ってやるからな」

 

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「おもらしを我慢するさやか・・・・・げへへへ」

 

 

おおよそ年頃の少女がするべきではない、壮絶な顔で陶酔する杏子。

  

 

「ほむらさん・・・行きましょうか。」

 

「ええ。佐倉さんは楽園に行っているようだから・・・」

 

 

閉店時間まで杏子が危険な妄想遊戯に興じていたのは言うまでもない

 

 

 

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NGシーン

 

「いいじゃん一つくらい!喰いすぎると脂肪が胸じゃないとことに行くぜ?」

 

「豚と申したか?」

 

巴マミの瞳がネコ科の動物のように細められる

 

「いや・・・あたしは・・・・」

 

マミの満面の笑顔

マギカ・カルテットでは巴マミを嘲笑することは不可能であった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うp主はシグルイよりも覚悟のススメ派です

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