ので今回は二本立てです
ホント自分忘れてただけですから!
ネタ切れじゃないっスから!
美国織莉子と呉キリカ
探偵と名乗る二人と出会って数日
真の脳裏にあの言葉が木霊する
― それが人の知らない事実を知った私達が払い続ける代償だから ―
バシッ!
脈絡もなしに、背中を叩かれた
「真!授業終わったぞ!」
浅黄色のサイドテールの少女がそこに立っていた
「花音さんか・・・急に叩かないでよ」
「いやだってさぁ。真ったら泣きそうな顔で考えこんでるんだもん」
「ごめん・・・」
「だぁぁぁぁぁ!真のそういうところが駄目なのよ!悩むならこの花音さんに相談しなさい!」
花音が胸を張る
「ありがとう花音さん」
真が花音を見つめる
「花音さん・・・もし昔からずっとそこに居てくれた人が急にいなくなったら・・・花音さんならどうする?」
「急に藪から棒に!」
「ごめん。迷惑だったかな」
「そんなことないよ!そうね・・・・私ならどんな手を使っても探そうとするわ」
「それでも見つからなかったら?」
少女は暫し考え、言葉を紡ぐ
「それでも探し続けると思う。それが無駄だと思ってもね」
花音が真を見つめる
「・・・・まさか真。マカオへ性転換手術を受けに!だめよ!男の子は男の娘のままじゃなきゃ!」
盛大にズッコケる真
しかし、尚も花音は畳み掛ける
「いい?真の股間のそれは今は異物に感じても、将来なくてはならない愛棒になるんだから!」
「字が違う!」
「愛することに違いはないじゃん!電マあてたり、ホールに突っ込んだり」
「下ネタ禁止!」
けたたましい日常の中、真はやっと答えが見つかったように感じた
くたびれた雑居ビル
そこに目指す場所があった
― 織矢探偵事務所 ―
「悪いがガキの依頼は受けていないんだ」
中央の机の踏ん反りかえる男がぶっきらぼうに言い放つ
しかし、真は動じない
「・・・本当に男にしか見えない」
「驚いた?やっぱりキリカの変身魔法は完璧ね」
「織莉子が望むならどんな姿にもできるよ」
黒猫 ― キリカ ― が補足する
「とりあえず変身を解除して、キリカ」
「りょうかーい!」
「真さん、コーヒーでいいかしら?」
「ええ。ブラックコーヒーでお願いします」
「大ッ人~!」
猫から魔法少女の姿に戻ったキリカが真を茶化す
「慣れれば美味しいですよ」
「キリカもたまにはブラックを飲んでみたら?案外嵌るかもよ」
「いいよ!私はこれで十分だから!」
そう言うと、目の前で牛のマークのコンデンスミルクを大量にカップに注ぎ始めた
「大丈夫ですか?主に血糖値的な意味で」
「そっとしておいてあげて・・・・。それで依頼は何かしら?別にコーヒーを飲みに来たわけじゃないでしょ」
コーヒーを静かに飲み、ゆっくりと・・・そしてしっかりと真は言葉を紡ぐ
「救いたい人が居ます・・・・」
「誰かしら?」
「美樹さやかを探してほしいと依頼した人物・・・・僕は上条恭介さんを救いたい!」
「どうしてそう思うのかしら?」
「本人がそう言いました・・・・血だらけになりながら」
「詳しく教えてくれるかしら?」
真は語る
滑稽で悲しい男の挿話を
闇の中でも尚ももがき続ける少年の話を
NGシーン ぱーと1
チチ較べ
「そうね・・・・印象としては抱擁感かしらね。私がちょっと悪戯しても悦んでくれるような」
巴マミがその豊かすぎるバストを揺らしながら、紅茶を口に運ぶ
「アタシのは少し硬いかな。でもちょっとマッサージすると悦んでさぁ」
杏子がサンドイッチを摘む
「・・・・もう忘れたわ、感触なんて」
「あの~皆さん何の話を?」
「「「父較べよ!」」」
NGシーン ぱーと2
その後のバケツマスク団
「同志諸君に集まってもらったのは他でもない!」
赤いマスクの男の口上とともに真と杏子の姿がスクリーンに浮かぶ
「殴られたいお姉さんランキング1位の佐倉杏子!そしてその傍らにいる美少女!諸君はどう思うかね?」
「恋愛関係だと」
「いや、ライバルだよ」
「強敵と書いて友と呼ぶ関係」
口々に話すブリキのバケツを被った変態集団
ちょっと見れば、杏子の隣にいるのが女性化した真であるとわかるのだが、彼らにはソレを理解できないようだ
「私は彼女を守ってあげたくなる小動物系少女と認定する!」
「意義ナーシ」
「了解」
「ラジャー」
「ううっ!」
身を刺すような悍ましさが真に走る
「どうしたんだい?真」
「何か無数の変態に視姦されているような・・・」
「ははっ!お前を視姦するなんてよほどの変態だな!」
そろそろバケツマスク団サイドの設定を考えなきゃ