人物設定(第七章終了時)
宇佐美真
見滝原の魔法少女集団「マギカ・カルテット」に所属する「魔法少女」
男性体でありながら、魔法少女に変身できる「イレギュラー」ではあるが、マギカ・カルテットに受け入れられている
とはいえ、相変わらず佐倉杏子からは弄られている
「真の日記」
真鍮製の金具で装丁された革張りの日記帳
これには真が魔法少女「美樹さやか」に助けられた日から、マギカ・カルテットの一員として活動している現在までの出来事が全て書かれている
真自身、魔法少女としての「余生」を悔いなく過ごしたいという思いから、毎日書いているものだ
美国織莉子
見滝原で盟友「呉キリカ」とともに魔法少女探偵「三国織矢」として活動している
その目的は「魔法少女」が引き起こす事件を解決し、少女達を絶望の運命から救うこと
なぜならば彼女は「かつての世界」の記憶を持つ、暁美ほむらと同じ「転生者」なのだから
今章では「鉄仮面」の魔法少女「宇佐美真」との意外な関係が明らかになっている
悪意の実 ― イーヴル・ナッツ ―
彼女と真が倒した「魔女モドキ」から摘出された、「かつての世界」の魔女の卵 ― グリーフ・シード ― によく似た物体
その正体は「かつての世界」で、ある少女が生み出した「対魔法少女兵器」
一般人に打ち込めば「魔女モドキ」に、そして魔法少女に打ち込めば「魔女」へと変わる
織莉子の解析によれば、これには魔法少女を「魔女化」させる力はないというが・・・・・
聖カンナ
神那ニコと一緒に、カルフォルニアからあすなろ市へやってきた「魔法少女」
その目的は「植物人間となった両親を目覚めさせることのできる魔法少女を探すこと」
つまりは「かずみ」と出会うことだ
「ニコ」の介入により、悲劇を回避し「かつての世界」とは異なり非常に少女らしい性格を持っている
反面、ニコに依存してしまっている
プロルン・ガーレ
「再生成」の魔法を使用する彼女の攻撃方法
両手の指をミサイルに変え、対象を飽和攻撃で滅する技だ
これにニコの固有魔法を加えることにより、オールレンジ攻撃を可能としている
神那ニコ
自らのコピーを願い、それによって生み出された「カンナの予備」
その正体は「かつての世界」で自爆した「聖カンナ」
彼女は「何者か」の意思により、事件を起こす前のオリジナル・カンナの精神に宿った
彼女の介入により、カンナが銃の暴発事故を起こすことがなくなったが、それだけで「運命」を乗り越えることができなかった
ギャングによって「撃たれた」両親を目覚めさせるために「かずみ」を探している
ステラス・スウォーム
カンナが射出したミサイルに「接続」して、オールレンジ攻撃を仕掛ける技
文字通り「手足」のようにミサイルを扱うことが可能であり、その動きには先約は一切ない
劇団「プレアデス聖団」
浅海サキ
劇団初期からのメンバーにして、劇団の中心人物
真が明かした魔法少女の真実からその決心は揺らぎ、魔法少女となることを諦めた
しかし、夢に出てきた「ミチルや他の魔法少女達が黒い何かと戦い戦死する姿」を見て、再び魔法少女となることを考え始めた
御崎海香
新進気鋭のライトノベル作家
真が「真実」を告げた時以来、スランプに陥っている
今章では、情報を得る為に近づいた「ニコ」に魔法少女の取材を申し込むなど、彼女なりに行動している
牧カオル
サッカー部のエース
あの日以来、塞ぎこんだ海香の姿に心痛めている
その為、「ニコ」の指に魔法少女の指輪が嵌っているのを見て激昂する
彼らの日常は言うなれば、魔法少女によって壊されたといっていいからだ
しかし海香と一緒に、魔法少女の日常を垣間見てその考えを変えている
舞台裏の人々
美国久臣
代々、政治家の家系であり「全知」の魔法少女「美国織莉子」の父
「かつての世界」では自殺してしまったが、「織莉子」の「介入」で命拾いする
政界への復帰も噂されるが、本人は引退を考えている
しかし真実は、「織莉子」が魔法少女になったことを知り、残り少ない彼女との生活を充実したものにするための行動だった
宇佐美蓮助
とても学者には見えない偉丈夫であり、真の父
新進気鋭の文化人類学者であり、現在はフィールドワークで世界中を巡っている
今章では旧友の美国久臣から「相談」で日本へ一時帰国している
亡き妻である「宇佐美命」が魔法少女であったことから、魔法少女の真実を知っている
黒崎綺麗
メイドでありながら、ボディーガードとしての技量をも持つ「ガード・メイド」の一人
赴任先は美国家であり、今回の騒動に巻き込まれる
武器は銀細工の施された「スティレットナイフ」
これは彼女に戦闘術と、礼法を叩き込んだ「サクヤ」という人物の持ち物だったらしい
クラウス・クラウド
彼も綺麗と同じ、美国家を守護する「コンバット・バトラー」の一人
得意技は10センチ程の小型ナイフ「ラペル・ダガー」を射出し「弾幕」を形成する技
「魔女モドキ」と化した桂子を通常の「人間」だと誤解し、多段式警棒を使用した為あっさりと戦線離脱してしまう
桑島桂子
有名財閥の一人娘
長年、久臣の秘書をしていて彼に恋愛感情を持っていたが、久臣がそれを受け入れることはなかった
そこを真琴につけこまれて「魔女モドキ」にされてしまう
なお、現在は女性議員として活動しており、久臣のスキャンダルが「通名を使った献金テロ」である事を知り、その地位の復帰に尽力したのは彼女である
宇佐美真琴
織莉子に「魔女モドキ」を差し向けた少女
普段は金色の髪で紫の服を好んで着用しているが、これは魔力を使った偽装
本来の髪の色は灰色で、エメラルドのような緑の瞳をしている
これは盟友である「ジュ二」にさえ見せていない
大戦時に使用されたスパイ用武器や、ギャングの武器ってなんでこんなに中二病を刺激するんだろう・・・