コラボしたくともどうコラボしていいのかわからない作者です…
たくさんネタは思いついても途中でつっかかる作者です……
そんな作者の愚痴でした…ではどうぞ。
「ん…」
…ああそうか。あれからキュルケに襲われたんだ。
「タバサ、可愛いよ。タバサ。」
キュルケは寝言でそう言って僕に抱きついてきた。
ガンッ!
「痛っ!?」
結構邪魔だったので僕はキュルケを杖で叩き起こした。
「今日は授業がある。」
僕はそう告げるとベッドから離れ、制服に着替え始めた…羞恥心?そんなものはキュルケの前じゃ今更だ。
「そう…まあ仕方ないわね。それじゃタバサ、授業が終わったらまた会いましょう。」
キュルケはそう言って部屋から出て行った…あんなにヤッタのによく平気で立てるね…
そして僕は着替え終わり、授業へと向かった。すると仁王立ちしていたピンク色の髪をした少女が立っていた…ちなみにこの少女は女子の中では一番小柄だが僕よりも身長は高い。…なんで僕よりも身長が高いの?
「あんたがキュルケの恋人?」
ふんすっ!
そう鼻息を立てて威張り散らして僕に尋ねた…
「…恋人ではない。」
キュルケはあくまで僕を襲った加害者であり僕は被害者だ。それ以上の関係はない…
「嘘を言いなさい…色ボケツェルプストーから聞いたわ。あんたの部屋に寝泊まりしたんですって?」
確かに泊まったけど…キュルケは僕のことを完全に子供扱いしているもんな…
「貴方には関係ない。」
そのことを思い出すと不機嫌になったので僕はそう言って本を開いて立ち去ろうとしたが…
「ちょっと待ちなさい!」
と言って僕の目の前に立ち塞がった。
「…何?」
そう言ってピンク(もう彼女の名前はこれでいい)に不機嫌な声を出すがまるでピンクは気づかない。
「あんたね…人が話しっ!」
このピンクは何を言っているのだろうか…?僕は思わず杖で叩いてしまった。
「じゃあ…」
そう言って僕はピンクが頭を抱えている間に教室へと入っていった…なんで僕と関わる人間って濃いんだろ…?
そんなこんなで僕は授業を真面目に受けて教室を出た。
「ゲルマニアン!私の恋人返してよ!」
教室から出るといきなり修羅場に遭遇した。一人はキュルケでもう一人は…知らないや。
「あんたの恋人なんて知らないわ。むしろあんたの恋人って誰って聞きたいくらいだわ…」
キュルケが反論してどうでも良さそうにため息を吐く。
「その態度は何よ!?」
ヒステリックに女子生徒が発狂し、キュルケにつっかかる…こういう女は嫌いな方だ。あのピンクもそうだけど…
「だってね…私にはもう恋人がいるし、その恋人以外は興味ないわ。」
そう言って僕に目を合わせた…これが原因か!キュルケのせいでピンクにもつっかかれたんだから後でキュルケにお仕置きしよう…
「人から奪うだけ奪って捨てる…?ふざけないで!!私がどれだけ彼のこと好きだったかわかるの?!」
気持ちはわからないでもない。人かや自分の大切なものを奪われたらいい気分ではない。理想の父親が変態になったりしたように…だけど僕には関係ないしお暇させて貰おう…
「努力不足ね。本当に彼のことが好きなら彼を振り向かせてみなさいよ!根性なし!」
キュルケは珍しく怒ってそう言った…本当に好きなら彼を振り向かせてみなさい…か。いい言葉だね。まだ少し残ってみようかな。
「そんなこと出来る訳ないじゃない!」
女子生徒はそう言って叫ぶがもうキュルケの罠に嵌っていた。
「なら彼のことはそれほど好きじゃなかったってことになるわ。本当に好きなら私の入る余地がない程ラブラブになっているわ。」
キュルケはそう言って切り捨てた…
「ううう…!わーんっ!!」
あ…泣いて逃げた。そう思っているとキュルケが僕に近づいて僕の身長に合わせてかがんだ。
「タバサ、そういう事だからプロポーズするわ…好きよタバサ。」
…どうしてだろう。僕が断ったらなんか悪者扱いされそうだ。
「ん…」
僕は承諾せざるを得なかった…だってキュルケのキューピッドの矢が僕のハートを貫通したんだから仕方ないよ。
「ありがとう。タバサ。んっ…」
そう言ってキュルケは僕にキスをした…キュルケのキスってこんなにも甘かったんだ…
~おまけ~
タバサとキュルケが恋人となった。翌日、タバサとキュルケは常に一緒におり、たまにキュルケが一人で歩いている時はタバサが学院内にいない時だけだ。しかしそれを不満に思う生徒もいた。
「これで全員集まったようだな…」
某所にて…覆面や仮面を被った生徒達が集まっていた。
「ええ…会議を始めましょ。」
そう言って女子生徒が促す。
「まあ待て。その前にこの資料を見て頂きたい…」
そして議長らしき生徒が出したのは…とある資料だった。
「なっ…議長、これをどこで手に入れたんですか!?」
そう言って一人の男子生徒が立ち上がる。
「まあ待ちたまえ。これから説明するところだ…」
そして議長は鼻血をダラダラと垂らし始めた。
「おっといかん。私とあろうものがっ!?」
そう言って鼻血を止めようとしたが資料を見てしまい再び鼻血をだしてしまった。
「議長ぉ~っ!!しっかりしてくだせえ!」
そして男子生徒が駆け寄る…資料にはこう書かれていた…
【タバサたんを愛する会、極秘資料タバサたんエロイラスト集】と…
「やっぱり男の娘いいわ…私も倒れそう…」
バタッ!
そう言って貧血で女子生徒が倒れ、保健室送りとなった。
「それにしてもあのゲルマニアンめ…我々のタバサたんを奪うとは何事だ!」
この男子生徒は顔も悪くはなく女に興味はあるのだが残念なことにタバサを見て一目惚れしてしまい、彼女なる者はいない。むしろタバサの告白の邪魔になる女子生徒のことをうっとしいく思っている。無論キュルケも例外ではない…
「おのれ〜っ!!」
ギリギリと歯を食いしばり、その資料を眺めて心を落ち着かせる…
「ふう…やっぱりタバサたんを見ると落ち着く…」
この場にタバサが居たならこう呟いただろう…
「どうしてこうなった?」
と…