オレ、Jokerになります。[凍結中]   作:fateplanet

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DX戦極ドライバー、無双セイバー、パイン、イチゴ、極ロックシード、火縄大橙DJ銃、中古ですが買いました。あとはゲネシスとソニックアロー、だいだいまる、ロックシード等々を揃えて行こうかと思っています。

めっちゃ音が楽しいですね。




毎度毎度の掃除当番

さて、新たなる脅威である美の四心(ビュー・ティフル・ハート)ではあるのだが、その尖兵があまりにも生理的嫌悪を催す奴だったのとの戦いから翌日。

今日も今日とて変態な友人達に囲まれて学生生活を送っているオレではあるのだが、今日は掃除当番だったので素直にその役目に徹していたりする。

 

「なぁなぁ、観束ー?」

 

「なんだよ、斎藤?」

 

急に話を振ってきたのは斎藤信二。うちのクラスではテイルジョーカーのファンであり、パンチラ――――ジョーカーの場合はスパッツチラか―――――に執念を燃やすまごうことなき変態である。

 

「実はな、ジョーカーさんのスパチラを収めた動画集があるんだけど、この後皆で見ないかい?」

 

「見ねーよ」

 

何を急に言っちゃってんだろうなぁ、コイツは。

 

「だ、だったらイエローの乳揺れかい?」

 

「いや、だから見ねーよ」

 

需要、本当にあったんだな、イエローの乳揺れに。お兄さん、びっくりだよ。

 

「ま、まさかレッドたんの脇チラをご所望なのかい!?」

 

「よくそんなもん用意できたな、お前!?」

 

何を用意してんだよ!?

 

「お?や、やっぱり君はレッドたん派なんだね?」

 

「いや、なんだよ、レッドたん派って?」

 

「そんなもの、ジョーカーさん派かレッドたん派かに決まっているじゃないか~」

 

「いや、どっちでもないからな?」

 

「「「なん……だと……」」」

 

「いやなんで全員BLEACHごっこしてんだよ?」

 

つーか、いつの間に現れた、篠塚に伊達。

 

「硬派を気取っているのかもしれんが!今やレッドたん、ジョーカーさんは全世界規模のヒロインなんだぞ!それなのにどっちにも興味を示さないだとぉぉぉおおおおおお!!」

 

「いや、別にいーだろ、それは」

 

「よくないな!今や全世界規模だが、もともとはこの街に現れたヒロインなんだぞ!地元民である俺達が好きにならなくてどうするというのだ!」

 

「いや、どうもせんだろうに」

 

「ど、どうして君はそこまできょ、興味を持たないんだいぃぃい!?」

 

「そんなこと言われてもなぁ……」

 

片方は実弟で、もう片方は自分ですなんて死んでも言えないしなぁ……。

 

「あれか!自分には可愛い彼女がいるからテレビの向こうにまでは興味持ちませんってか?!」

 

「いや、待て。オレには彼女なんておらんぞ?」

 

「ウソつくなよ!神堂がそうなんだろう!」

 

「いや、嘘なんぞ、ついてないが」

 

実際、慧理那とはそんな関係じゃないし。

 

「そのうえ、美人の年上幼馴染みまでいるらしいじゃないか!」

 

「あ、聞いてないのな。てか、いつ恋香さんのこと知ったんだよ?」

 

「そんなもんゴールデンウィークに仲良く歩いてるとこ見たんじゃゴラァ!」

 

あー、あの時か。

 

「ちょっと男子!」

 

あ、サボってるに気付いた女子が文句言いに来るぞ。ちゃんとやらないとダメだろ「その話詳しく教えなさい!」……はい?

 

「なんで森本にも教えなきゃいけないんだよ!」

 

「そんなの旦那が浮気してたことを慧理那ちゃんに教えてあげるために決まっているじゃない!こういうことはちゃんと正妻に報告しておかないといけないじゃない!」

 

「いや、だからいつ慧理那がオレの正妻になったっていうんだよ?」

 

「だから篠塚!キビキビ話しなさい!」

 

「あ、君も聞いてないんだな、分かってたわ」

 

なんでオレのクラスメイトはオレの話を聴いてくれないくれない人たちばっかりなんだろうなぁ……。

 

「オレが見たのはお袋に買い物を頼まれて大根やらの重たいものを持って帰っていた時だった‥…」

 

で、篠塚は語るのね。そこで語らないということには至らないんだね。わかってました。

 

「ふと気づくと視線の先には観束がいたんだ」

 

「ふむふむ」

 

「とりあえず声を掛けようとしたんだ。観束も重そうな荷物持っていたから、あ、観束もお使い頼まれたんだなぁ、って最初は思ったんだ」

 

「それで?」

 

あれ~、いつの間にか宮塚さんもやってきているぞ~?

 

「で、よく見ると、観束の隣にはなにやら大人の女性がいたんだよ!ストレートの髪に巨乳の女性が!」

 

えらい巨乳を力を込めて言い放ったな、コイツ。

 

「アンタの欲望はいいから続けなさい」

 

「ア、ハイ」

 

森本さんから、フォースの暗黒面を感じるぞ……!

※森本さんは慎ましやかな方なので愛香ちゃんほどではないがコンプレックスを持っていたりします。

 

「そ、それで気付かれないように尾行しながら、盗聴することに成功した俺は、彼女が幼馴染みの方であることを知ったのだ!」

 

「くそー!観束!俺の幼馴染みと交換してくれ!頼むから!俺の幼馴染みも年上だから!頼りになる男だから!」

 

「幼馴染みの交換なんぞ出来るか!?というより必死すぎるぞ!」

 

伊達の奴、人の脚に縋り付いてきて涙まで流してしまっている始末だった。

何がそこまでお前を駆り立てるんだよ!?

※一樹は知りませんが、彼の幼馴染みは厳ついホモォだったりします。

 

「それだけじゃまだ、動くには足りないわね……他には何かないの?」

 

「ハ!尾行し続けた結果家は隣同士、かなり親密な間柄だったようであります!」

 

なんで軍隊みたいになってるんだろうか、彼らは。

 

「そう……他には報告はないのかしら?」

 

「ハ!どうやら2人はご飯を作ってあげている間柄のようであります!」

 

確かに作っているな、オレが試食という名目で恋香さんはじめ愛香ちゃんや総二、母さんなんかに味見てもらうために。

ちゅーか、いい加減伊達は離れろよ!いつまで人の脚に縋り付いてるんだよ!!

 

「これは………(ギルティ)ね」

 

あれ~、なんか勝手にオレ、罪を着せられたんですけども……?

 

「よって、男子ども!観束くんを拘束しなさい!」

 

「「了解であります!サー!!」」

 

「マムと呼びなさい!」

 

「「マム!イエス!マム!」」

 

なんでこいつ等はオレの両腕を拘束するのかなぁ!?

 

「観束くん、貴方は罪を犯したわ」

 

「いや、なにもしてないと思うんだけど……?」

 

「1つは慧理那ちゃんというものがありながら、女性と一緒にいたこと」

 

「いや、幼馴染みだし」

 

「2つ、そのうえ他の女子にも優しくしている」

 

「いや、優しくはないぞ?手伝ったりはしてるけども」

 

「いや、観束、それを世間一般では優しい、っていうんだぞ?」

 

「え、そうなの?」

 

「あ、コイツ無自覚ヤローだったわ……」

 

「なんかイラッとするから、後で体育館裏な?」

 

「理不尽!」

 

「いや、今オレの方が理不尽だからな?」

 

「3つ、なんか巨乳の人と仲がいいとか死ね」

 

「最後に至っては私怨ですよねぇ!?」

 

「さぁ!貴方の罪を数えなさい!!」

 

「ちょっと!なんでそんなにも足を振りかぶっておられるのですか!?」

 

「必殺!一夫多妻去勢拳!!」

 

《ゴン!!》

 

「ホワオウッ!!」

 

《ドサッ》

 

「ふぅ……またつまらぬものを蹴ってしまった………あ、今までの中で一番大きい感触だったわ」

 

「咲!女の子が一番大きいとか言っちゃダメだって!」

 

お、おぉおおおおおおお………。

 

「み、観束、生きてるか……?」

 

「し、死にそう………」

 

「ま、まだ傷は浅いぞ!観束!」

 

「メディーック!メディーック!!」

 

そうしてオレはなんかいい感じの笑顔を浮かべている若い男を幻視しながら意識が闇に落ちていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

「なんだか騒いでいる奴らがいるらしいじゃないか。どれ、元気が有り余っているのならば、私がもらってやろう、そら、婚姻届だぞ!」

 

「う、うわぁぁぁぁああああ!!」

 

「また現れやがったぁぁぁぁぁああああああ!!」

 

「退避!退避―――!!」

 

「まて!何故逃げるのだ!?」

 

 

オマケおしまい

 

 

 




オマケの前に尊さんは原作であった総二達1年組に慧理那さんの相談を持って行ってます


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